239 / 266
積み残し編……もうちょっと続くんじゃよ
情報収集
しおりを挟む
「なに……これ」
ウルトに乗り込んだ先輩はウルトの内装を見て驚いている。
現在のウルトの内装は、一番前は通常の運転席と助手席。
本来寝台がある場所が消えて二列目のベンチシートとなっている。
その後ろ、荷台部分は両側に長椅子、真ん中にテーブルと食堂風になっている。
「これが俺のトラックっす」
「おかしくない? 俺のと違いすぎない?」
先輩が真顔で喋ってる。珍しいな。
「まぁ座ってくださいよ。茶くらいは出しますから」
「あ、どうもお気遣いなく……」
先輩を荷台部分の長椅子に座らせて、俺も対面に座る。
さて出発、と言おうとしたところで、助手席に座っていたイリアーナがやって来て俺の隣に座った。
「先輩、紹介しますね。俺の奥さんのイリアーナです」
「よろしく」
イリアーナはぺこりと小さく会釈する。先輩の顔がだんだんと般若のようになっていく。
「朝立勲です……レオっち、レオっちは俺を怒らせた。こんな西洋のお人形さんみたいな綺麗な子を奥さんにしてるなんて許すまじ!」
「お人形さん」
イリアーナは褒められたのが嬉しかったのか、満更でも無い顔をしている。
「この上美少女妹キャラにクール系美女、さらにミステリアスボクっ娘まで……羨ましいんだよぉぉぉおおお!!」
えっと、美少女妹キャラが兎斗で、クール系美女が佳奈、ミステリアスボクっ娘は瞳かな。
なんかウザイからトドメ刺しておこうか。
「あと5人居ます」
「え?」
「奥さん、あと5人居ます」
「レオっち……貴様……!!」
先輩はプルプル震え出した。態とらしいな。
「知ってたでしょ?」
「5人も居るとは思わないよ。イリアーナさんがどこかの聖女だとして、あと2人は聖女が居るとは思ってたけどね」
王国での俺の評価は三国の聖女を手篭めにした大悪党だからな。
「よっ! ハーレム王!」
「侯爵ですよ」
「ハーレム侯!」
なんだそれは……
「まぁあとで紹介してもらえるんだよね?」
「ええ。ちなみにイリアーナは元帝国の聖女です」
「元?」
「はい。先輩は聖女のことをどれくらい知ってます?」
「実はあんまり知らない」
王国はあまりまともに説明したりしないだろうし、知らなくても仕方ないか。
「説明めんどいんで帰ってからでいいです?」
「扱いが雑! まぁ恒例行事はこの辺にして、まだまだ聞かないことあるんでしょ?」
先輩はなんでも聞いてねと聞く姿勢をとる。
というかこのやり取り恒例行事になるの?
「わかりました。それで先輩は俺が消えてからどれくらいでこっちに召喚されたんです?」
ウルトに乗り込み領都へと戻る途中、俺は先輩を質問攻めにした。
その中には兎斗たちから聞いた話も混ぜており、両者の主張に齟齬がないかの確認も兼ねている。
「レオっちが消えてからは大変だったんだよ……俺も同じパーキングに居たからね。えっと、そのほとぼりが冷める前だったから、レオっちが消えてから丁度2週間くらいかな?」
これは兎斗たちが召喚された時期と一致するな。
「この世界に来てからどれくらい経ちました?」
「そこに居る妹尾さんとか矢場井さんから聞いてないの? こっちに来てまだ3ヶ月は経ってないくらいだよ」
これも一致する。嘘をつく気は無さそうだな。
「召喚された時、なにか言われました?」
「最初はなん 王国、ひいては世界を揺るがす大犯罪者の捕縛に協力してくれって言われたよ。その時はなんてふてえ野郎だ! そんな奴は俺様が成敗してくれる! と思ってたし、そいつを捕まえるためにレベル上げてた時は楽しかったよ」
「それでそれで?」
「レベルも上がってきて、ところでそいつ何したの? どんな奴なの? って話になって、話聞いてるうちに『これレオっちのことじゃね?』って気付いてからは一気にやる気無くしたね」
「なんで?」
「レオっちがやらかしたなら、やらかされた奴が悪いに決まってるから」
なんという信頼、キラキラしたとんでもなく澄んだ目で俺を見てきやがる!
まぁ俺も王国や先代勇者に対して悪かったという気持ちは微塵も無い。
勇者や王国に謝るくらいなら喋ってる途中にトドメを刺してしまった魔王に謝るね!
「いやね、俺も捕縛相手がレオっちじゃなかったら王国に協力してたかもしれないよ? けどレオっちじゃん? あの偉そうなデブが言うことなんて信用ならないじゃん?」
あのデブ……国王はマッチョだったから宰相だな。
「レオっちのことすげぇ悪く言うんだもん。俺はピンと来たね! これは嘘をついてるデブの顔だってね!」
「嘘をついてるデブの顔ってなんすか」
「分かるっしょ?」
「分かるけども」
うちの会社の専務みたいなやつでしょ? よく考えたら宰相と専務どこか似てるもんね。
「まぁ、だから話半分にしか聞いてないんだよね。【完全記憶】なんてスキルは持ってるけど、そもそも聞いてないから覚えるもクソも無いって言うね」
「マジ宝の持ち腐れ」
まぁその話は兎斗たちから聞いてるから別にいい。矛盾は無いし。
要は、布告文に書いてあった内容をこれでもかってくらいデコレーションした話をしていたらしい。
兎斗と佳奈は覚えてなかったけど瞳が覚えていた。
なんか瞳は先に召喚された人間でーって話の時点で俺の事だと気付いたらしい。
気付いた上で話を聞いていると、自分の好きな人のことを乏しめる内容だったので腸が煮えくり返る思いで聞いていたそうだ。
だから俺の捕縛に成功しても王国に差し出すつもりはサラサラなかったらしい。
俺を攫って、兎斗と佳奈を撒いてどこかの森の奥辺りで2人で生活していくつもりだったらしいよ。
……愛されてるね俺。
その気持ちには報いてやりたいと思うんだけど、アイツ男なんだよね。だからどうしたらいいのか分からない。
とりあえずは何とかするって豪語してたからその結果を待つけどね。
失敗したならそれはそれで仕方ない。
子供は作れないけどたまに一緒の布団で寝ることくらいはしてやろうと思う。それ以上の事はしないけど。
まぁ、話は逸れたが先輩の話と兎斗たちの話も概ね一致しているのでとりあえず先輩を疑うのは一時停止だ。
それより何より王国は俺や教国に対して殺意が強すぎない?
時間軸的にベラの後任の聖女が現れてすぐにレベリング、勇者召喚が出来るレベルになったら即召喚してるよ?
その召喚した勇者も2ヶ月程みっちりレベリングしてから戦争を仕掛けてくる……もう完全に計画的犯行だよな。
まぁ召喚した虎の子の勇者が全員寝返ったのはざまぁでしかないんだけど。
雑談混じりに先輩から色々と聞き出しながら俺たちは領都へと戻って行った。
ウルトに乗り込んだ先輩はウルトの内装を見て驚いている。
現在のウルトの内装は、一番前は通常の運転席と助手席。
本来寝台がある場所が消えて二列目のベンチシートとなっている。
その後ろ、荷台部分は両側に長椅子、真ん中にテーブルと食堂風になっている。
「これが俺のトラックっす」
「おかしくない? 俺のと違いすぎない?」
先輩が真顔で喋ってる。珍しいな。
「まぁ座ってくださいよ。茶くらいは出しますから」
「あ、どうもお気遣いなく……」
先輩を荷台部分の長椅子に座らせて、俺も対面に座る。
さて出発、と言おうとしたところで、助手席に座っていたイリアーナがやって来て俺の隣に座った。
「先輩、紹介しますね。俺の奥さんのイリアーナです」
「よろしく」
イリアーナはぺこりと小さく会釈する。先輩の顔がだんだんと般若のようになっていく。
「朝立勲です……レオっち、レオっちは俺を怒らせた。こんな西洋のお人形さんみたいな綺麗な子を奥さんにしてるなんて許すまじ!」
「お人形さん」
イリアーナは褒められたのが嬉しかったのか、満更でも無い顔をしている。
「この上美少女妹キャラにクール系美女、さらにミステリアスボクっ娘まで……羨ましいんだよぉぉぉおおお!!」
えっと、美少女妹キャラが兎斗で、クール系美女が佳奈、ミステリアスボクっ娘は瞳かな。
なんかウザイからトドメ刺しておこうか。
「あと5人居ます」
「え?」
「奥さん、あと5人居ます」
「レオっち……貴様……!!」
先輩はプルプル震え出した。態とらしいな。
「知ってたでしょ?」
「5人も居るとは思わないよ。イリアーナさんがどこかの聖女だとして、あと2人は聖女が居るとは思ってたけどね」
王国での俺の評価は三国の聖女を手篭めにした大悪党だからな。
「よっ! ハーレム王!」
「侯爵ですよ」
「ハーレム侯!」
なんだそれは……
「まぁあとで紹介してもらえるんだよね?」
「ええ。ちなみにイリアーナは元帝国の聖女です」
「元?」
「はい。先輩は聖女のことをどれくらい知ってます?」
「実はあんまり知らない」
王国はあまりまともに説明したりしないだろうし、知らなくても仕方ないか。
「説明めんどいんで帰ってからでいいです?」
「扱いが雑! まぁ恒例行事はこの辺にして、まだまだ聞かないことあるんでしょ?」
先輩はなんでも聞いてねと聞く姿勢をとる。
というかこのやり取り恒例行事になるの?
「わかりました。それで先輩は俺が消えてからどれくらいでこっちに召喚されたんです?」
ウルトに乗り込み領都へと戻る途中、俺は先輩を質問攻めにした。
その中には兎斗たちから聞いた話も混ぜており、両者の主張に齟齬がないかの確認も兼ねている。
「レオっちが消えてからは大変だったんだよ……俺も同じパーキングに居たからね。えっと、そのほとぼりが冷める前だったから、レオっちが消えてから丁度2週間くらいかな?」
これは兎斗たちが召喚された時期と一致するな。
「この世界に来てからどれくらい経ちました?」
「そこに居る妹尾さんとか矢場井さんから聞いてないの? こっちに来てまだ3ヶ月は経ってないくらいだよ」
これも一致する。嘘をつく気は無さそうだな。
「召喚された時、なにか言われました?」
「最初はなん 王国、ひいては世界を揺るがす大犯罪者の捕縛に協力してくれって言われたよ。その時はなんてふてえ野郎だ! そんな奴は俺様が成敗してくれる! と思ってたし、そいつを捕まえるためにレベル上げてた時は楽しかったよ」
「それでそれで?」
「レベルも上がってきて、ところでそいつ何したの? どんな奴なの? って話になって、話聞いてるうちに『これレオっちのことじゃね?』って気付いてからは一気にやる気無くしたね」
「なんで?」
「レオっちがやらかしたなら、やらかされた奴が悪いに決まってるから」
なんという信頼、キラキラしたとんでもなく澄んだ目で俺を見てきやがる!
まぁ俺も王国や先代勇者に対して悪かったという気持ちは微塵も無い。
勇者や王国に謝るくらいなら喋ってる途中にトドメを刺してしまった魔王に謝るね!
「いやね、俺も捕縛相手がレオっちじゃなかったら王国に協力してたかもしれないよ? けどレオっちじゃん? あの偉そうなデブが言うことなんて信用ならないじゃん?」
あのデブ……国王はマッチョだったから宰相だな。
「レオっちのことすげぇ悪く言うんだもん。俺はピンと来たね! これは嘘をついてるデブの顔だってね!」
「嘘をついてるデブの顔ってなんすか」
「分かるっしょ?」
「分かるけども」
うちの会社の専務みたいなやつでしょ? よく考えたら宰相と専務どこか似てるもんね。
「まぁ、だから話半分にしか聞いてないんだよね。【完全記憶】なんてスキルは持ってるけど、そもそも聞いてないから覚えるもクソも無いって言うね」
「マジ宝の持ち腐れ」
まぁその話は兎斗たちから聞いてるから別にいい。矛盾は無いし。
要は、布告文に書いてあった内容をこれでもかってくらいデコレーションした話をしていたらしい。
兎斗と佳奈は覚えてなかったけど瞳が覚えていた。
なんか瞳は先に召喚された人間でーって話の時点で俺の事だと気付いたらしい。
気付いた上で話を聞いていると、自分の好きな人のことを乏しめる内容だったので腸が煮えくり返る思いで聞いていたそうだ。
だから俺の捕縛に成功しても王国に差し出すつもりはサラサラなかったらしい。
俺を攫って、兎斗と佳奈を撒いてどこかの森の奥辺りで2人で生活していくつもりだったらしいよ。
……愛されてるね俺。
その気持ちには報いてやりたいと思うんだけど、アイツ男なんだよね。だからどうしたらいいのか分からない。
とりあえずは何とかするって豪語してたからその結果を待つけどね。
失敗したならそれはそれで仕方ない。
子供は作れないけどたまに一緒の布団で寝ることくらいはしてやろうと思う。それ以上の事はしないけど。
まぁ、話は逸れたが先輩の話と兎斗たちの話も概ね一致しているのでとりあえず先輩を疑うのは一時停止だ。
それより何より王国は俺や教国に対して殺意が強すぎない?
時間軸的にベラの後任の聖女が現れてすぐにレベリング、勇者召喚が出来るレベルになったら即召喚してるよ?
その召喚した勇者も2ヶ月程みっちりレベリングしてから戦争を仕掛けてくる……もう完全に計画的犯行だよな。
まぁ召喚した虎の子の勇者が全員寝返ったのはざまぁでしかないんだけど。
雑談混じりに先輩から色々と聞き出しながら俺たちは領都へと戻って行った。
0
お気に入りに追加
693
あなたにおすすめの小説
777番目に転生した俺の職業はチャラ男でした! -隠しスキル777で俺は理想の彼女をゲットし大商人になり上がる-
菅原みやび
ファンタジー
【これはチャラくない真面目なチャラ男の物語……】
現世にてIT企業に勤めていた主人公の真面目 杉尾(まじめ すぎお)。
名前の通りその生真面目さが災いし、過労の心臓マヒで死んでしまうことに……。
だがしかし、そんな彼に異世界の女神は救いの手を伸べる。
杉尾はその真面目さが故に異世界にて777番目に転生し魂。
女神は杉尾に最強武器及びチートスキルを与えようとするが……。
杉尾はそれをキッパリと断ってしまう……。
そう、彼には生前したかった事があったから……。
「魔王討伐とかどうでもいいので、その願いを叶えたい……」
杉尾の言葉に静かに頷く、女神。
「せめて貴方がなりたい職業に……」
女神が天に祈る中……杉尾は大草原に……真正面に町が見える場所に飛ばされてしまう……。
異世界を満喫すべく勇んで町に入る杉尾。
現代のスーツ姿が不審がられ、職業安定所に連れられて行く杉尾。
職業の水晶にて、職業を鑑定される杉尾。
そこで、表示された職業はなんと【チャラ男】だった⁉
そう、彼はチャラ男として異世界に転生してしまったのだ……。
戸惑うチャラ男、もとい杉尾……。
「チャラ男って職業だっけ?」そう思いつつも、女神とのやり取りを思い出してしまう杉尾……。
「そ、そうか、思い出したぞ! 俺は異世界で自由気ままに彼女を作りたかったんだ! 魔王? 世界の平和? 知らね!」
どうなる異世界! どうなる杉尾! どうなるチャラ男!
これは理想の彼女を探すため、隠しスキル777などを駆使し、真面目なチャラ男が仲間達と努力し、成長し、大商人になり上がっていく物語。
今、ここに適当にチャラ男の冒険がゆるーく開幕っ!
この作品はカクヨム様等にも投稿しております。
※この作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
当然チャラ男という職業は現在にはありません!
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
ごめんみんな先に異世界行ってるよ1年後また会おう
味噌汁食べれる
ファンタジー
主人公佐藤 翔太はクラスみんなより1年も早く異世界に、行ってしまう。みんなよりも1年早く異世界に行ってしまうそして転移場所は、世界樹で最強スキルを実でゲット?スキルを奪いながら最強へ、そして勇者召喚、それは、クラスのみんなだった。クラスのみんなが頑張っているときに、主人公は、自由気ままに生きていく
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
勇者に闇討ちされ婚約者を寝取られた俺がざまあするまで。
飴色玉葱
ファンタジー
王都にて結成された魔王討伐隊はその任を全うした。
隊を率いたのは勇者として名を挙げたキサラギ、英雄として誉れ高いジークバルト、さらにその二人を支えるようにその婚約者や凄腕の魔法使いが名を連ねた。
だがあろうことに勇者キサラギはジークバルトを闇討ちし行方知れずとなってしまう。
そして、恐るものがいなくなった勇者はその本性を現す……。
無能テイマーと追放されたが、無生物をテイムしたら擬人化した世界最強のヒロインたちに愛されてるので幸せです
青空あかな
ファンタジー
テイマーのアイトは、ある日突然パーティーを追放されてしまう。
その理由は、スライム一匹テイムできないから。
しかしリーダーたちはアイトをボコボコにした後、雇った本当の理由を告げた。
それは、単なるストレス解消のため。
置き去りにされたアイトは襲いくるモンスターを倒そうと、拾った石に渾身の魔力を込めた。
そのとき、アイトの真の力が明らかとなる。
アイトのテイム対象は、【無生物】だった。
さらに、アイトがテイムした物は女の子になることも判明する。
小石は石でできた美少女。
Sランクダンジョンはヤンデレ黒髪美少女。
伝説の聖剣はクーデレ銀髪長身美人。
アイトの周りには最強の美女たちが集まり、愛され幸せ生活が始まってしまう。
やがてアイトは、ギルドの危機を救ったり、捕らわれの冒険者たちを助けたりと、救世主や英雄と呼ばれるまでになる。
これは無能テイマーだったアイトが真の力に目覚め、最強の冒険者へと成り上がる物語である。
※HOTランキング6位
誰かを気持ちよくさせるお仕事です
浅葱
恋愛
旧題:男性を気持ちよくさせるお仕事です
人間から精気(ごはん)をもらうことで生活するサキュバス(女性淫魔)
インキュバス(男性淫魔)から手ほどきを受けてとうとう迎えた初仕事の日、相手をした男性は師であるインキュバスとうりふたつだった。
もしかして彼なの? でも確かに人間だし……。
困惑しながらも一晩中抱かれた翌日、手ほどきを受けたインキュバスから衝撃的な事実を聞かされて。
大好きな男たちに溺愛されまくる新米サキュバスのお話。3Pあります。ご注意ください。
安定のラブエロハッピーエンドです。
エロが書きたかった。後悔はしていない(ぉぃ
「プチプリ、憧れ職業Love?お仕事TL短編小説コンテスト」で入選した作品です(プチプリは6/30閉鎖予定です)
異世界で総菜屋始めます
むむ
恋愛
久遠 沙羅 26歳
女神アンジェリカによるくじ引きで刻跨ぎ人として
異世界に転移しました!
素敵な加護いっぱい、幸せに暮らせそう!
そんな風に思ってたのにご飯が不味い(食べれなくはないけど)
美味しいを広めるために総菜屋始めます!
ーーーーーーーーーー
2018.12.15 HOTランキング1位
2018.12.15 人気ランキング5位
ありがとうございます╰(*´︶`*)╯
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる