112 / 266
第5章……アルマン教国編
105話……勉強会
しおりを挟む
「勇者がすでに出発してる?」
緊急会議に呼ばれていたアンドレイさんとサーシャが戻ってきて俺たちに告げたのは2週間以上前に勇者が魔王を倒すために旅に出たという情報だった。
「2週間ってことは……ちょうどあたしたちと入れ違いになったのかしら?」
2週間前に王都を発ったとしてリバークまでおよそ1週間、俺たちがリバークを出たのが1週間と少し前だから、俺たちがリバークを出てすぐにリバークに到着してる計算かな?
王国から見て魔王の支配する領域、通称魔王領は北に位置する。
そしてリバークは王国でもかなり北にある都市、必ず立ち寄っているだろう。
「それで会議はどうなったんだ?」
「静観するとなりました。今から追いかけても追いつけないだろうと……国王陛下は苦虫を噛み潰したような顔をされていましたね」
「追いつけるって言わなかったのか?」
「言いましたが信じて貰えず……申し訳ありません」
「いや、サーシャが悪いわけじゃないよ。普通は信じられないと思うし」
ここから丸一日あればリバークまで行けるとか絶対信じて貰えないよな……
「魔王領ってどんな場所なんだ?」
「そうね……草木も生えない荒野がひたすら広がってるとは聞いた事あるけど……」
「眉唾だけど、僕の住んでた村では魔王領にはいくつか魔族の村があって僕たちと同じように生活してるって聞いたことがあるよ」
ケイトの生まれた村は王国北東部にあるらしくそこは魔王領との境に近い場所にあるらしい。
魔王領との境にはソイソスという城塞都市がありそこに収穫した農作物を運び込むそれなりの規模の農村でそんな場所にあるからこそ魔王領の情報も少しは入ってくるのだとか。
「ふぅん……なら今勇者たちはその城塞都市辺りかかしら?」
「ガーシュで聞いた話だとよく休むそうだし、まだ着いてないんじゃないか? 下手したらまだリバークに居るかもね」
「……有り得そうね」
あら? 冗談のつもりで言ったんだけどみんな苦笑いしてる……
まぁ俺もちょっとは有り得そうって思ったけどさ。
この日は時間もいい時間になっていたので解散、翌日からもまた待機だ。
サーシャやアンドレイさんを通じて2日もあれば魔王領まで行ける、追いつけると国や教会に伝えてもらったが結果は変わらずに待機命令だ。
さらにアンドレイさんからはまだ? という目で見られるし落ち着かない。
今では暇すぎてサーシャに本を借りて勉強までしている。
「こうして帝国は数十年前に教国と帝国の間にあった小国家群を併呑、それから長年にわたって教国帝国は国境を挟んで睨み合っています」
「へぇ……帝国ってやっぱり軍事に力入れてるものなんだね」
うん、小説とかRPGで見た帝国って感じだな。
「かなり力を入れていますね。帝国によって小国家群が滅ぼされてしまったので今この大陸にある国は北西の帝国、南西の教国、南東の王国、それと大陸中央にあるレイス商国ですね」
「北東は魔王領ってことだよね? レイス商国ってのは初めて聞いたな」
「国と言うより商人の街と言った方が正しいかもしれませんね。3カ国に囲まれた位置にありますから物流の要になっていますね」
なるほどね、でもそんな美味しい街帝国がすぐにでも食いつきそうなものだけど。
「なんで帝国は商国を狙わないんだ?」
「商国には各ギルドの本部が置かれていますからね。ほらリバークのギルドマスターが昇格の話を本部に……と言ってましたよね?」
「言ってたね、なるほど、だから狙われないってこと?」
「そうですね。商国を攻めた国からは商人ギルドや冒険者ギルドが撤退しますのでかなり国が荒れるかと」
「ふーん……」
色々あるんだなぁ……
「まぁ……そういった訳で教国は王国に対してあまり強く言えないのです。王国が暗黙の了解を破ったのもこの辺りの事情もあるのでしょう」
教国は王国に対して強く出れない……それは帝国と睨み合っている状態で王国から攻められでもしたら一気に崩壊するからか。
教国の国王陛下がこれ以上エルヴニエス王国の発言力を強くさせたくないのもこれが理由か?
うーん、なんとなく国際情勢は見えてきたけど……
それでも魔王なんていう人類の脅威が現れたのに一致団結出来ないのか。
未だかつて召喚された勇者が魔王を倒せなかったことが無いから甘く見てるのかな?
教会側の人も万が一勇者が負けたら……とは言ってたけど本当に負けるとは思ってないって顔してたし。
はぁ……これじゃ心配してる俺たちが馬鹿みたいな状況だな……
「よし、キリも良さそうだし訓練してくるよ。サーシャ今日もありがとう」
「いえいえ、お気になさらず。訓練頑張ってくださいね」
サーシャに礼を言って部屋を出る。
すれ違う使用人に軽く会釈しながら裏庭に出て【無限積載】から剣を取りだして素振りをする。
色々なことが頭に浮かんでは消える。
今は何も考えないようにして無心で剣を振れるようになるまでに少し時間がかかってしまった。
緊急会議に呼ばれていたアンドレイさんとサーシャが戻ってきて俺たちに告げたのは2週間以上前に勇者が魔王を倒すために旅に出たという情報だった。
「2週間ってことは……ちょうどあたしたちと入れ違いになったのかしら?」
2週間前に王都を発ったとしてリバークまでおよそ1週間、俺たちがリバークを出たのが1週間と少し前だから、俺たちがリバークを出てすぐにリバークに到着してる計算かな?
王国から見て魔王の支配する領域、通称魔王領は北に位置する。
そしてリバークは王国でもかなり北にある都市、必ず立ち寄っているだろう。
「それで会議はどうなったんだ?」
「静観するとなりました。今から追いかけても追いつけないだろうと……国王陛下は苦虫を噛み潰したような顔をされていましたね」
「追いつけるって言わなかったのか?」
「言いましたが信じて貰えず……申し訳ありません」
「いや、サーシャが悪いわけじゃないよ。普通は信じられないと思うし」
ここから丸一日あればリバークまで行けるとか絶対信じて貰えないよな……
「魔王領ってどんな場所なんだ?」
「そうね……草木も生えない荒野がひたすら広がってるとは聞いた事あるけど……」
「眉唾だけど、僕の住んでた村では魔王領にはいくつか魔族の村があって僕たちと同じように生活してるって聞いたことがあるよ」
ケイトの生まれた村は王国北東部にあるらしくそこは魔王領との境に近い場所にあるらしい。
魔王領との境にはソイソスという城塞都市がありそこに収穫した農作物を運び込むそれなりの規模の農村でそんな場所にあるからこそ魔王領の情報も少しは入ってくるのだとか。
「ふぅん……なら今勇者たちはその城塞都市辺りかかしら?」
「ガーシュで聞いた話だとよく休むそうだし、まだ着いてないんじゃないか? 下手したらまだリバークに居るかもね」
「……有り得そうね」
あら? 冗談のつもりで言ったんだけどみんな苦笑いしてる……
まぁ俺もちょっとは有り得そうって思ったけどさ。
この日は時間もいい時間になっていたので解散、翌日からもまた待機だ。
サーシャやアンドレイさんを通じて2日もあれば魔王領まで行ける、追いつけると国や教会に伝えてもらったが結果は変わらずに待機命令だ。
さらにアンドレイさんからはまだ? という目で見られるし落ち着かない。
今では暇すぎてサーシャに本を借りて勉強までしている。
「こうして帝国は数十年前に教国と帝国の間にあった小国家群を併呑、それから長年にわたって教国帝国は国境を挟んで睨み合っています」
「へぇ……帝国ってやっぱり軍事に力入れてるものなんだね」
うん、小説とかRPGで見た帝国って感じだな。
「かなり力を入れていますね。帝国によって小国家群が滅ぼされてしまったので今この大陸にある国は北西の帝国、南西の教国、南東の王国、それと大陸中央にあるレイス商国ですね」
「北東は魔王領ってことだよね? レイス商国ってのは初めて聞いたな」
「国と言うより商人の街と言った方が正しいかもしれませんね。3カ国に囲まれた位置にありますから物流の要になっていますね」
なるほどね、でもそんな美味しい街帝国がすぐにでも食いつきそうなものだけど。
「なんで帝国は商国を狙わないんだ?」
「商国には各ギルドの本部が置かれていますからね。ほらリバークのギルドマスターが昇格の話を本部に……と言ってましたよね?」
「言ってたね、なるほど、だから狙われないってこと?」
「そうですね。商国を攻めた国からは商人ギルドや冒険者ギルドが撤退しますのでかなり国が荒れるかと」
「ふーん……」
色々あるんだなぁ……
「まぁ……そういった訳で教国は王国に対してあまり強く言えないのです。王国が暗黙の了解を破ったのもこの辺りの事情もあるのでしょう」
教国は王国に対して強く出れない……それは帝国と睨み合っている状態で王国から攻められでもしたら一気に崩壊するからか。
教国の国王陛下がこれ以上エルヴニエス王国の発言力を強くさせたくないのもこれが理由か?
うーん、なんとなく国際情勢は見えてきたけど……
それでも魔王なんていう人類の脅威が現れたのに一致団結出来ないのか。
未だかつて召喚された勇者が魔王を倒せなかったことが無いから甘く見てるのかな?
教会側の人も万が一勇者が負けたら……とは言ってたけど本当に負けるとは思ってないって顔してたし。
はぁ……これじゃ心配してる俺たちが馬鹿みたいな状況だな……
「よし、キリも良さそうだし訓練してくるよ。サーシャ今日もありがとう」
「いえいえ、お気になさらず。訓練頑張ってくださいね」
サーシャに礼を言って部屋を出る。
すれ違う使用人に軽く会釈しながら裏庭に出て【無限積載】から剣を取りだして素振りをする。
色々なことが頭に浮かんでは消える。
今は何も考えないようにして無心で剣を振れるようになるまでに少し時間がかかってしまった。
13
お気に入りに追加
700
あなたにおすすめの小説

無能な勇者はいらないと辺境へ追放されたのでチートアイテム【ミストルティン】を使って辺境をゆるりと開拓しようと思います
長尾 隆生
ファンタジー
仕事帰りに怪しげな占い師に『この先不幸に見舞われるが、これを持っていれば幸せになれる』と、小枝を500円で押し売りされた直後、異世界へ召喚されてしまうリュウジ。
しかし勇者として召喚されたのに、彼にはチート能力も何もないことが鑑定によって判明する。
途端に手のひらを返され『無能勇者』というレッテルを貼られずさんな扱いを受けた上に、一方的にリュウジは凶悪な魔物が住む地へ追放されてしまう。
しかしリュウジは知る。あの胡散臭い占い師に押し売りされた小枝が【ミストルティン】という様々なアイテムを吸収し、その力を自由自在に振るうことが可能で、更に経験を積めばレベルアップしてさらなる強力な能力を手に入れることが出来るチートアイテムだったことに。
「ミストルティン。アブソープション!」
『了解しましたマスター。レベルアップして新しいスキルを覚えました』
「やった! これでまた便利になるな」
これはワンコインで押し売りされた小枝を手に異世界へ突然召喚され無能とレッテルを貼られた男が幸せを掴む物語。
~ワンコインで買った万能アイテムで幸せな人生を目指します~

スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜
東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。
ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。
「おい雑魚、これを持っていけ」
ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。
ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。
怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。
いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。
だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。
ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。
勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。
自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。
今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。
だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。
その時だった。
目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。
その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。
ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。
そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。
これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。
※小説家になろうにて掲載中

転生者は力を隠して荷役をしていたが、勇者パーティーに裏切られて生贄にされる。
克全
ファンタジー
第6回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門日間ランキング51位
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門週間ランキング52位

異世界で魔法が使えるなんて幻想だった!〜街を追われたので馬車を改造して車中泊します!〜え、魔力持ってるじゃんて?違います、電力です!
あるちゃいる
ファンタジー
山菜を採りに山へ入ると運悪く猪に遭遇し、慌てて逃げると崖から落ちて意識を失った。
気が付いたら山だった場所は平坦な森で、落ちたはずの崖も無かった。
不思議に思ったが、理由はすぐに判明した。
どうやら農作業中の外国人に助けられたようだ。
その外国人は背中に背負子と鍬を背負っていたからきっと近所の農家の人なのだろう。意外と流暢な日本語を話す。が、言葉の意味はあまり理解してないらしく、『県道は何処か?』と聞いても首を傾げていた。
『道は何処にありますか?』と言ったら、漸く理解したのか案内してくれるというので着いていく。
が、行けども行けどもどんどん森は深くなり、不審に思い始めた頃に少し開けた場所に出た。
そこは農具でも置いてる場所なのかボロ小屋が数軒建っていて、外国人さんが大声で叫ぶと、人が十数人ゾロゾロと小屋から出てきて、俺の周りを囲む。
そして何故か縄で手足を縛られて大八車に転がされ……。
⚠️超絶不定期更新⚠️

隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。

夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?

さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。
ヒツキノドカ
ファンタジー
誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。
そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。
しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。
身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。
そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。
姿は美しい白髪の少女に。
伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。
最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。
ーーーーーー
ーーー
閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります!
※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる