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第4章……グリエル奪還編
90話……巨大ムカデ
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「すごいじゃない! 【糸生成】なんて聞いた事ないわよ!」
「すごいですケイトさん!」
ウルトに乗り込むとすぐにみんなに褒められた。
同行して欲しいと言われた時にはそっと目を逸らしていたのに現金なものだ。
7階層安全地帯を抜け8階層へ、道中ケイトはずっと【糸生成】を試している。
見た感じ射出速度は結構早い。
早いのだが糸は1本しか出ていないし射出した糸を操れるわけでも無さそうだ。
裁縫とかするにはめちゃくちゃ便利かもしれないが正直戦闘には……使えそうに無いな……
「なんか……なんか……」
ケイトは検証を終えるとずっと隅っこで体育座りをしてブツブツ言っている。
まぁ勇気をだしてあんな巨大蜘蛛に挑んだのに手に入れたものがこれでは……同情するよ。
『間もなくボス部屋です』
ウルトからもうすぐボス部屋に到着するとのアナウンス、次はどうするんだろう?
「ケイト、どうする?」
「ぐすっ……この階層の魔物って」
「バッタとかカマキリだったな」
ならボスはデカいカマキリかな? バッタは3階層のボスで出たしね。
「見てから考える……」
「オーケー分かった。ウルト突入!」
『かしこまりました』
扉を開いて中に入ると予想通り大きなカマキリがこちらを見ていた。
予想と違うのは大きさだな、5メートルはあるぞこいつ……
『ケイト様、どうなさいますか?』
「これは……ちょっと無理じゃないかな?」
あまりにデカいカマキリを見てケイトは乾いた笑みを浮かべている。
「ねぇ、これケイトが一撃入れてからウルトが倒したんじゃダメかな?」
先程検証したいと思っていたことを口に出す。
みんなは不思議そうにこちらを見ている。
「さっきはケイトがトドメを刺してスキルを獲得してただろ? トドメを刺す必要があるのか一撃入れるだけでいいのか検証しとかないと」
「なるほどね……クリードよくそんなこと思いついたわね」
「そう? 普通に思いつきそうなことだと思うけど」
俺は頭は良くないからね。
「そっか……なら一撃だけ頑張ってみようかな」
「でもどうやって?」
カマキリって案外素早いよね? あれだけデカいなら俊敏性は多少難ありかもしれないけど……
やっぱりウルトの攻撃、動かなくなったところにケイトが攻撃、ウルトがトドメかな。
「よし、死なない程度に一撃頼むよ」
『かしこまりました』
ウルトは疾走する。
カマキリは近付いて来るウルトに向けてご自慢の鎌を振るうがあっさり回避、直撃の寸前に【変幻自在】を使用して車体を大きくして体当たり、巨大カマキリを簡単に吹き飛ばした。
さらに追撃とばかりに接近、投げ出されている足を丁寧に踏み潰して鎌も片方潰してから停車、ケイトに攻撃を促す。
「なんかズルしてるみたい。ごめんね?」
ケイトはウルトから飛び降りて【天翔閃】を放ちすぐに乗り込む、これなら安心安全だね。
ケイトの【天翔閃】はカマキリの足を1本斬り落とした。
ダメージを与えることが条件ならばこれでトドメを刺せばスキルを得られるはず……
直後ウルトの体当たりで巨大カマキリは息絶えた。
「ケイト、どう?」
「なにも聞こえないね……カマキリに得られるスキルが無いのか、やっぱりトドメを刺すことが条件なのかな」
まだまだ検証は必要だな……
得られなかったのなら仕方ない、9階層のボスで試せばいいさと進軍を続ける。
ちなみに階層の魔物で試さないのはこの迷宮は基本的に魔物の数がえげつないから。
1匹1匹は実はリバーク迷宮の同じ階層の魔物にはかなり劣る。
その分数が多いのでウルトから降りると数の暴力に晒されてしまうのだ。
強さはウルトが当たった感じで何となくわかるらしい。
9階層に降りるとケイトは絶望の表情を浮かべた。
「無理無理きもいきもい!」
9階層のフロアに居た魔物はムカデ……
地面や壁、天井に至るまでムカデパラダイスとなっていた。
確かにこれは気持ち悪い、ケイトの気持ちは凄くわかる。
ここのムカデたちはなんだかぬちゃあ……という感じで粘液的なものが反射しているように見える。
1匹2匹なら脱皮直後なのかと思えるが全てのムカデがテカってるいる。
ただでさえ1メートル級のムカデで気持ち悪いのが無駄にテカっているせいで気持ち悪さ5割増である。
ちなみにこの粘液、刃を滑らせ魔法を弾く特性がありクリードたちが降りて戦えば相当に苦戦すること間違いなしである。
実はめちゃくちゃ強くて厄介なムカデだが、ウルトにあっさり踏み潰され撥ね飛ばされ数を減らしていく。
飛びかかってくるムカデなど歯牙にもかけず突き進み1時間もしないうちにボス部屋の扉前までたどり着いた。
ケイトの方に視線をやるとバッチリ目が合いケイトは涙目で首を横に振った。
仕方ないのでそのまま突入、予想通り中には数十メートルはありそうな巨大ムカデが待ち構えていた。
リバーク迷宮でも思ったが9階層のボスはデカすぎるだろう……
これは本来攻略させる気は無いと見た。
さて、戦闘だがさすがはムカデ、ウルトの体当たりを体をくねらせることで衝撃を逃がすのでなかなか致命傷を与えることが出来ない。
だが逆に巨大ムカデも噛み付いたり巻きついたりしてくるがウルトの防御力を突破することは出来ずお互いに決定打を与えられない戦いが数分続いた。
これは長くなるな……そう思った時ウルトが動いた。
巨大ムカデの背を駆け上がり真ん中より少し上で停車、そのまま動かなくなった。
「ウルト、なにをしてるんだ?」
『はい、現在私とムカデを【変幻自在】を使用して固定しております。さらにタイヤにスパイクを生やしてムカデの外殻を削っております。時間がかかってしまい申し訳ありません』
こいつ……なかなかえぐい事やってるな……
体固定されて背中の上でトゲの生えたタイヤが高速回転するってなんて拷問だよ……
巨大ムカデは振り落とそうと上下左右暴れ回るがウルトはガッチリと固定しているようで振り落とされることは無い。
そして車内に居る俺たちにもなんの影響も無い。
これはもう衝撃とか慣性だけではなく重量やらなんやら全てを無視していると思う。
そんなことを考えながらサーシャの淹れてくれたお茶を飲んでいるとウルトが落下し始めたことに気がついた。
振り落とされた? 違うな、組み付いていた場所で巨大ムカデの体がちぎれている。
スパイク付きのタイヤとやらで削りきったのだろう。グロい。
ウルトは地に落ちてビクンビクン跳ねている巨大ムカデの頭に乗り先程と同じ手順で頭を潰して戦闘は終了した。
『大変お待たせしてしまい誠に申し訳ございません』
「いや……15分もかかってないよ?」
『マスターの愛車でありながらマスターをお待たせするなど……』
ちょっと何言ってるか分からない。
「まぁいいさ。進もう」
『かしこまりました』
安全地帯を抜けて10階層へ、やはりここの迷宮でも10階層には魔物は出現せずにすぐにボス部屋の扉の前へとたどり着いた。
「対話を求めてくれば応じるけど、基本的には即殺のつもりだけどそれでいいかな?」
「マンモン様のように理知的な方ならばお話してみたいですが、時間は有限です。私はそれで構いませんよ」
「あたしもいいわ」
「僕もそれでいいと思うよ」
サーシャ、リン、ケイトの3人は賛成の声を上げソフィアとアンナは頷いて肯定を示す。
全員の意見もまとまったので突入、さぁどんな奴が居るのかな?
「すごいですケイトさん!」
ウルトに乗り込むとすぐにみんなに褒められた。
同行して欲しいと言われた時にはそっと目を逸らしていたのに現金なものだ。
7階層安全地帯を抜け8階層へ、道中ケイトはずっと【糸生成】を試している。
見た感じ射出速度は結構早い。
早いのだが糸は1本しか出ていないし射出した糸を操れるわけでも無さそうだ。
裁縫とかするにはめちゃくちゃ便利かもしれないが正直戦闘には……使えそうに無いな……
「なんか……なんか……」
ケイトは検証を終えるとずっと隅っこで体育座りをしてブツブツ言っている。
まぁ勇気をだしてあんな巨大蜘蛛に挑んだのに手に入れたものがこれでは……同情するよ。
『間もなくボス部屋です』
ウルトからもうすぐボス部屋に到着するとのアナウンス、次はどうするんだろう?
「ケイト、どうする?」
「ぐすっ……この階層の魔物って」
「バッタとかカマキリだったな」
ならボスはデカいカマキリかな? バッタは3階層のボスで出たしね。
「見てから考える……」
「オーケー分かった。ウルト突入!」
『かしこまりました』
扉を開いて中に入ると予想通り大きなカマキリがこちらを見ていた。
予想と違うのは大きさだな、5メートルはあるぞこいつ……
『ケイト様、どうなさいますか?』
「これは……ちょっと無理じゃないかな?」
あまりにデカいカマキリを見てケイトは乾いた笑みを浮かべている。
「ねぇ、これケイトが一撃入れてからウルトが倒したんじゃダメかな?」
先程検証したいと思っていたことを口に出す。
みんなは不思議そうにこちらを見ている。
「さっきはケイトがトドメを刺してスキルを獲得してただろ? トドメを刺す必要があるのか一撃入れるだけでいいのか検証しとかないと」
「なるほどね……クリードよくそんなこと思いついたわね」
「そう? 普通に思いつきそうなことだと思うけど」
俺は頭は良くないからね。
「そっか……なら一撃だけ頑張ってみようかな」
「でもどうやって?」
カマキリって案外素早いよね? あれだけデカいなら俊敏性は多少難ありかもしれないけど……
やっぱりウルトの攻撃、動かなくなったところにケイトが攻撃、ウルトがトドメかな。
「よし、死なない程度に一撃頼むよ」
『かしこまりました』
ウルトは疾走する。
カマキリは近付いて来るウルトに向けてご自慢の鎌を振るうがあっさり回避、直撃の寸前に【変幻自在】を使用して車体を大きくして体当たり、巨大カマキリを簡単に吹き飛ばした。
さらに追撃とばかりに接近、投げ出されている足を丁寧に踏み潰して鎌も片方潰してから停車、ケイトに攻撃を促す。
「なんかズルしてるみたい。ごめんね?」
ケイトはウルトから飛び降りて【天翔閃】を放ちすぐに乗り込む、これなら安心安全だね。
ケイトの【天翔閃】はカマキリの足を1本斬り落とした。
ダメージを与えることが条件ならばこれでトドメを刺せばスキルを得られるはず……
直後ウルトの体当たりで巨大カマキリは息絶えた。
「ケイト、どう?」
「なにも聞こえないね……カマキリに得られるスキルが無いのか、やっぱりトドメを刺すことが条件なのかな」
まだまだ検証は必要だな……
得られなかったのなら仕方ない、9階層のボスで試せばいいさと進軍を続ける。
ちなみに階層の魔物で試さないのはこの迷宮は基本的に魔物の数がえげつないから。
1匹1匹は実はリバーク迷宮の同じ階層の魔物にはかなり劣る。
その分数が多いのでウルトから降りると数の暴力に晒されてしまうのだ。
強さはウルトが当たった感じで何となくわかるらしい。
9階層に降りるとケイトは絶望の表情を浮かべた。
「無理無理きもいきもい!」
9階層のフロアに居た魔物はムカデ……
地面や壁、天井に至るまでムカデパラダイスとなっていた。
確かにこれは気持ち悪い、ケイトの気持ちは凄くわかる。
ここのムカデたちはなんだかぬちゃあ……という感じで粘液的なものが反射しているように見える。
1匹2匹なら脱皮直後なのかと思えるが全てのムカデがテカってるいる。
ただでさえ1メートル級のムカデで気持ち悪いのが無駄にテカっているせいで気持ち悪さ5割増である。
ちなみにこの粘液、刃を滑らせ魔法を弾く特性がありクリードたちが降りて戦えば相当に苦戦すること間違いなしである。
実はめちゃくちゃ強くて厄介なムカデだが、ウルトにあっさり踏み潰され撥ね飛ばされ数を減らしていく。
飛びかかってくるムカデなど歯牙にもかけず突き進み1時間もしないうちにボス部屋の扉前までたどり着いた。
ケイトの方に視線をやるとバッチリ目が合いケイトは涙目で首を横に振った。
仕方ないのでそのまま突入、予想通り中には数十メートルはありそうな巨大ムカデが待ち構えていた。
リバーク迷宮でも思ったが9階層のボスはデカすぎるだろう……
これは本来攻略させる気は無いと見た。
さて、戦闘だがさすがはムカデ、ウルトの体当たりを体をくねらせることで衝撃を逃がすのでなかなか致命傷を与えることが出来ない。
だが逆に巨大ムカデも噛み付いたり巻きついたりしてくるがウルトの防御力を突破することは出来ずお互いに決定打を与えられない戦いが数分続いた。
これは長くなるな……そう思った時ウルトが動いた。
巨大ムカデの背を駆け上がり真ん中より少し上で停車、そのまま動かなくなった。
「ウルト、なにをしてるんだ?」
『はい、現在私とムカデを【変幻自在】を使用して固定しております。さらにタイヤにスパイクを生やしてムカデの外殻を削っております。時間がかかってしまい申し訳ありません』
こいつ……なかなかえぐい事やってるな……
体固定されて背中の上でトゲの生えたタイヤが高速回転するってなんて拷問だよ……
巨大ムカデは振り落とそうと上下左右暴れ回るがウルトはガッチリと固定しているようで振り落とされることは無い。
そして車内に居る俺たちにもなんの影響も無い。
これはもう衝撃とか慣性だけではなく重量やらなんやら全てを無視していると思う。
そんなことを考えながらサーシャの淹れてくれたお茶を飲んでいるとウルトが落下し始めたことに気がついた。
振り落とされた? 違うな、組み付いていた場所で巨大ムカデの体がちぎれている。
スパイク付きのタイヤとやらで削りきったのだろう。グロい。
ウルトは地に落ちてビクンビクン跳ねている巨大ムカデの頭に乗り先程と同じ手順で頭を潰して戦闘は終了した。
『大変お待たせしてしまい誠に申し訳ございません』
「いや……15分もかかってないよ?」
『マスターの愛車でありながらマスターをお待たせするなど……』
ちょっと何言ってるか分からない。
「まぁいいさ。進もう」
『かしこまりました』
安全地帯を抜けて10階層へ、やはりここの迷宮でも10階層には魔物は出現せずにすぐにボス部屋の扉の前へとたどり着いた。
「対話を求めてくれば応じるけど、基本的には即殺のつもりだけどそれでいいかな?」
「マンモン様のように理知的な方ならばお話してみたいですが、時間は有限です。私はそれで構いませんよ」
「あたしもいいわ」
「僕もそれでいいと思うよ」
サーシャ、リン、ケイトの3人は賛成の声を上げソフィアとアンナは頷いて肯定を示す。
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