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第3章……迷宮攻略編
71話……誰も知らなかったこと
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再びウルトがテーブルと椅子に変化して全員分の席を用意する。
マンモンも無言で立ち上がり席に着いたので俺たちも席に着く。
「クリード様、お茶の用意を」
「あぁ、お願いします」
【無限積載】からお茶のセットを取り出してサーシャに渡す。
お湯はリンの魔法で用意してもらおう。
カップは7つ、俺たちパーティ6人とマンモンの分だ。
《我にも用意してもらえるのか?》
「さすがに敵意も見せずに大人しく座ってる奴に出さないのはね」
約束通り誰も殺さなかったし。
攻撃受けた俺はめちゃくちゃ痛かったけどな!
全員にお茶が配られマンモンを見る。
こいつはどんな会話を望んでいるのやら……
《まずは確認させてもらう。こちらから順にケイト、アンナ、サーシャ、クリード、リン、ソフィアで合っているか?》
マンモンは橋から順に俺たちの名前を呼んでいく。
「合ってる。けどなんで知ってるんだ?」
《我はこの迷宮の中での出来事は全て把握している。当然会話もな》
なんと……
《故にお前たちがここにたどり着くであろうことも分かっていた。ここまでたどり着いてくれたこと感謝する》
「感謝されてもさ……ここで死ぬって言われた俺たちからしたらふざけるなよとしかならないかな」
まぁ最悪ウルトでドンがあるから思い詰めては無いんだけどさ。
《ふむ、それでは会話をしようではないか! とはいえ我から出せる話題は無いのでな、先程の戦闘を振り返って気になったことを伝えようと思う》
「え?」
いやそれより聞きたいことが……
《まずはクリード、パワー、スピードは立派だ、技の引き出しもある、それにちょっと強めに殴ったのにあれだけのダメージに抑えた防御力は賞賛に値する。おそらく我が本気で殴っても一撃なら死なずに耐え切れるだろう》
「お、おぉ……」
え? 褒められるの?
《だが動きが直線的すぎる。アレではカウンターを狙ってくださいと言っているのと同義だ。それと我がケイトを投げ飛ばした時に心が乱れたな? いくら仲間の危機とはいえ戦闘中に心を乱すのはいかん》
「あ……はい……」
《次はサーシャ。お前の回復魔法を見たが既に人間として最上位の術士であると我は思う》
「ありがとうございます」
《だがクリードに駆け寄った時お前は周りを見ていなかったな? アレではクリードを回復する前に自分がやられてしまう。治癒士はパーティの要、常に警戒を忘れるな》
「はい……」
的確だな、俺も見ていたけどあの時アンナがカバーに入っていなければマンモンは何かしらの攻撃をしていたと思う。
《それについてはアンナ、良き判断であった。常に全体を見て最善の動きをしていたな》
「ど、どーもッス……」
《判断力は良し。だが殴っていないので技量についてはわからぬ》
だろうね。
アンナはマンモンから高評価っぽいな……
《続けてソフィア、上手く気配を殺して我の隙を突いたことは素晴らしい。だが威力が足りぬ》
「そうでしょうね……完全に隙を突いた攻撃でしたが全くの無傷とは……」
《そもそもその武器ではどうやっても我を傷付けることは出来ぬ。後で見繕ってやろう》
見繕う? 新しい槍を用意してくれるのか?
《次はケイトだな。技量は近接3人の中で1番高くパワーとスピードもある。隙も少ない。それに最後の一撃は良かったぞ。剣が折れなければ我もちょっと痛かったかもしれん》
「あれでもちょっと痛いくらいなんだね……」
《うむ。だがお前もクリードと同じだ。我がクリードを殴り飛ばした直後に心が乱れた。そのせいで隙だらけだったぞ》
「う……」
図星を突かれたみたいな顔してるな。
まぁケイトは今まで仲間を守る戦い方をしていたみたいだし染み付いてるのかもな。
《最後にリン、魔法の選択、速度は申し分ない。途中我の足を土魔法で固めたのもいい判断だ》
「問題は威力でしょ?」
《そうだ、感じる限りお前の魔力ならもっと威力のある魔法を使えるはず、なぜ使わん》
「制御し切れないのよ……」
リンは悔しそうに俯き唇を噛む。
《であろうな。これはリンだけでは無い。クリード、ソフィア、ケイトにも同じことが言える。アンナとサーシャに関してはまだわからぬがおそらく同じであろうな》
同じ? 俺たちが?
「急激なレベルアップに経験が着いてきていない」
《その通りだ。そこの神器、ウルトを利用して大量の魔物を倒し大幅なレベルアップをしただろう? その弊害だな》
そうか、そんな弊害が……それに……
「神器?」
《うむ。クリードお前は異世界から召喚された勇者だろう? そしてウルトはお前のスキルで召喚したのだろう?》
迷宮内でそんな話したっけな?
「あぁ、それで合ってる」
《ならばウルトは神器である》
「神器ってなんなんだ?」
ウルトが神器というのは分かったけど、そもそも神器って何さ?
《神器とは広義的にはこの世界には存在しないものだ。魔王がこの世界の存在では無いために魔王を討つために必要なものだ》
へぇ、そういう解釈なのか。
《ちなみにウルトであれば我を殺すことも可能だろうな。どうする? ここから早く出たいのであればそれしか無いぞ?》
やっぱりウルトでドンすれば勝てるのね。
「今はまだいい。時間は有限だけど余裕が全く無いわけじゃないし」
近々勇者は王都周辺での魔物狩りを開始するらしいし本格的に遠征を始めるのはまだ先だろう。
だから半月~1ヶ月くらいならマンモンに付き合ってもいいと思える。
訓練相手には最適だしね。
《ふふ、そうか。それは嬉しいな》
「少しの間だけどよろしく頼むよ」
《心得た。ではソフィアとケイトの武器を見繕うとしよう》
それはいいんだけどさ……
「なぁマンモン、俺はしばらくしたらお前を殺すって言ってるんだけど、それでいいのか?」
《構わぬ。倒されてもどうせ数十年もすれば蘇るからな》
蘇る? どういうこと? 不死ってことか?
《我はそう在れと創られている。我はここで瘴気を発生させ続けるだけの存在だ》
「瘴気を……?」
その言葉にサーシャが反応する。
俺は知らないけど、聖女的に許せないものなのだろうか?
《そうだ。この部屋で瘴気を発生させ続けること、それが我の存在理由である。何の因果か自我を得てしまったがな》
表情は変わらないが自虐しているような悲壮感を感じる。
《倒されたことは無い故確実とは言えぬ。だが倒されたとしても復活する、何故かそうだと分かるのだ》
「それは……誰に定められたのですか?」
《神》
マンモンは短く答えサーシャは絶句する。
あまり考えなかったし聞いてもいないがアルマン教国は名前的にも宗教国家なのだろう。
自分たちが信仰している神が瘴気を生み出させているというのが理解できないのだろう。
「神は……神はなぜ……」
《それは我にもわからぬ。だがなにか理由はあるはず》
「それはそうですが……」
《この迷宮を生み出したのも神である。そう在れとな》
迷宮も……か、
「では溢れ出しや大暴走も神が……?」
《否、それらは迷宮ではなく世界の瘴気濃度が濃くなった際に起こるものであり我や神の起こしているものでは無い》
「では……」
《魔王の発する瘴気であろうな》
なら原因は魔王ということか。
「では魔王とは?」
《この世界の外に存在する悪意の集合体である。それは実体があるようで無い、故に先程話した神器を用いないと滅することは出来ぬのだ》
「なるほど、だから異世界から勇者を召喚するのか」
《そうだ》
なるほどねぇ……
《聖女サーシャよ、思い悩んでいるようだが信仰は失うな。神が我のような存在を創り出したのにも必ず理由がある。神は人を、世界を愛しておられる。それだけは努努忘れるでないぞ》
「はい……分かっています」
《聖女の力は魔王を打ち倒す大きな力となる。ここで勇者クリードと共に力を付け世界を救え》
「わかりました。ありがとうございますマンモン様」
ちょっと待って?
「ここで力を付けて魔王を倒せって……マンモンお前最初はお前たちはここで死ぬとかここからは出られないとか言ってなかったっけ?」
《言ったな。それがどうかしたか?》
「どうかしたかじゃなくて……何だったんだよ」
《我の冗談に決まっておろう?》
冗談とか……そんな恐ろしい見た目でお前たちはここで死ぬとか言われて冗談に受止められるわけないだろ!?
マンモンも無言で立ち上がり席に着いたので俺たちも席に着く。
「クリード様、お茶の用意を」
「あぁ、お願いします」
【無限積載】からお茶のセットを取り出してサーシャに渡す。
お湯はリンの魔法で用意してもらおう。
カップは7つ、俺たちパーティ6人とマンモンの分だ。
《我にも用意してもらえるのか?》
「さすがに敵意も見せずに大人しく座ってる奴に出さないのはね」
約束通り誰も殺さなかったし。
攻撃受けた俺はめちゃくちゃ痛かったけどな!
全員にお茶が配られマンモンを見る。
こいつはどんな会話を望んでいるのやら……
《まずは確認させてもらう。こちらから順にケイト、アンナ、サーシャ、クリード、リン、ソフィアで合っているか?》
マンモンは橋から順に俺たちの名前を呼んでいく。
「合ってる。けどなんで知ってるんだ?」
《我はこの迷宮の中での出来事は全て把握している。当然会話もな》
なんと……
《故にお前たちがここにたどり着くであろうことも分かっていた。ここまでたどり着いてくれたこと感謝する》
「感謝されてもさ……ここで死ぬって言われた俺たちからしたらふざけるなよとしかならないかな」
まぁ最悪ウルトでドンがあるから思い詰めては無いんだけどさ。
《ふむ、それでは会話をしようではないか! とはいえ我から出せる話題は無いのでな、先程の戦闘を振り返って気になったことを伝えようと思う》
「え?」
いやそれより聞きたいことが……
《まずはクリード、パワー、スピードは立派だ、技の引き出しもある、それにちょっと強めに殴ったのにあれだけのダメージに抑えた防御力は賞賛に値する。おそらく我が本気で殴っても一撃なら死なずに耐え切れるだろう》
「お、おぉ……」
え? 褒められるの?
《だが動きが直線的すぎる。アレではカウンターを狙ってくださいと言っているのと同義だ。それと我がケイトを投げ飛ばした時に心が乱れたな? いくら仲間の危機とはいえ戦闘中に心を乱すのはいかん》
「あ……はい……」
《次はサーシャ。お前の回復魔法を見たが既に人間として最上位の術士であると我は思う》
「ありがとうございます」
《だがクリードに駆け寄った時お前は周りを見ていなかったな? アレではクリードを回復する前に自分がやられてしまう。治癒士はパーティの要、常に警戒を忘れるな》
「はい……」
的確だな、俺も見ていたけどあの時アンナがカバーに入っていなければマンモンは何かしらの攻撃をしていたと思う。
《それについてはアンナ、良き判断であった。常に全体を見て最善の動きをしていたな》
「ど、どーもッス……」
《判断力は良し。だが殴っていないので技量についてはわからぬ》
だろうね。
アンナはマンモンから高評価っぽいな……
《続けてソフィア、上手く気配を殺して我の隙を突いたことは素晴らしい。だが威力が足りぬ》
「そうでしょうね……完全に隙を突いた攻撃でしたが全くの無傷とは……」
《そもそもその武器ではどうやっても我を傷付けることは出来ぬ。後で見繕ってやろう》
見繕う? 新しい槍を用意してくれるのか?
《次はケイトだな。技量は近接3人の中で1番高くパワーとスピードもある。隙も少ない。それに最後の一撃は良かったぞ。剣が折れなければ我もちょっと痛かったかもしれん》
「あれでもちょっと痛いくらいなんだね……」
《うむ。だがお前もクリードと同じだ。我がクリードを殴り飛ばした直後に心が乱れた。そのせいで隙だらけだったぞ》
「う……」
図星を突かれたみたいな顔してるな。
まぁケイトは今まで仲間を守る戦い方をしていたみたいだし染み付いてるのかもな。
《最後にリン、魔法の選択、速度は申し分ない。途中我の足を土魔法で固めたのもいい判断だ》
「問題は威力でしょ?」
《そうだ、感じる限りお前の魔力ならもっと威力のある魔法を使えるはず、なぜ使わん》
「制御し切れないのよ……」
リンは悔しそうに俯き唇を噛む。
《であろうな。これはリンだけでは無い。クリード、ソフィア、ケイトにも同じことが言える。アンナとサーシャに関してはまだわからぬがおそらく同じであろうな》
同じ? 俺たちが?
「急激なレベルアップに経験が着いてきていない」
《その通りだ。そこの神器、ウルトを利用して大量の魔物を倒し大幅なレベルアップをしただろう? その弊害だな》
そうか、そんな弊害が……それに……
「神器?」
《うむ。クリードお前は異世界から召喚された勇者だろう? そしてウルトはお前のスキルで召喚したのだろう?》
迷宮内でそんな話したっけな?
「あぁ、それで合ってる」
《ならばウルトは神器である》
「神器ってなんなんだ?」
ウルトが神器というのは分かったけど、そもそも神器って何さ?
《神器とは広義的にはこの世界には存在しないものだ。魔王がこの世界の存在では無いために魔王を討つために必要なものだ》
へぇ、そういう解釈なのか。
《ちなみにウルトであれば我を殺すことも可能だろうな。どうする? ここから早く出たいのであればそれしか無いぞ?》
やっぱりウルトでドンすれば勝てるのね。
「今はまだいい。時間は有限だけど余裕が全く無いわけじゃないし」
近々勇者は王都周辺での魔物狩りを開始するらしいし本格的に遠征を始めるのはまだ先だろう。
だから半月~1ヶ月くらいならマンモンに付き合ってもいいと思える。
訓練相手には最適だしね。
《ふふ、そうか。それは嬉しいな》
「少しの間だけどよろしく頼むよ」
《心得た。ではソフィアとケイトの武器を見繕うとしよう》
それはいいんだけどさ……
「なぁマンモン、俺はしばらくしたらお前を殺すって言ってるんだけど、それでいいのか?」
《構わぬ。倒されてもどうせ数十年もすれば蘇るからな》
蘇る? どういうこと? 不死ってことか?
《我はそう在れと創られている。我はここで瘴気を発生させ続けるだけの存在だ》
「瘴気を……?」
その言葉にサーシャが反応する。
俺は知らないけど、聖女的に許せないものなのだろうか?
《そうだ。この部屋で瘴気を発生させ続けること、それが我の存在理由である。何の因果か自我を得てしまったがな》
表情は変わらないが自虐しているような悲壮感を感じる。
《倒されたことは無い故確実とは言えぬ。だが倒されたとしても復活する、何故かそうだと分かるのだ》
「それは……誰に定められたのですか?」
《神》
マンモンは短く答えサーシャは絶句する。
あまり考えなかったし聞いてもいないがアルマン教国は名前的にも宗教国家なのだろう。
自分たちが信仰している神が瘴気を生み出させているというのが理解できないのだろう。
「神は……神はなぜ……」
《それは我にもわからぬ。だがなにか理由はあるはず》
「それはそうですが……」
《この迷宮を生み出したのも神である。そう在れとな》
迷宮も……か、
「では溢れ出しや大暴走も神が……?」
《否、それらは迷宮ではなく世界の瘴気濃度が濃くなった際に起こるものであり我や神の起こしているものでは無い》
「では……」
《魔王の発する瘴気であろうな》
なら原因は魔王ということか。
「では魔王とは?」
《この世界の外に存在する悪意の集合体である。それは実体があるようで無い、故に先程話した神器を用いないと滅することは出来ぬのだ》
「なるほど、だから異世界から勇者を召喚するのか」
《そうだ》
なるほどねぇ……
《聖女サーシャよ、思い悩んでいるようだが信仰は失うな。神が我のような存在を創り出したのにも必ず理由がある。神は人を、世界を愛しておられる。それだけは努努忘れるでないぞ》
「はい……分かっています」
《聖女の力は魔王を打ち倒す大きな力となる。ここで勇者クリードと共に力を付け世界を救え》
「わかりました。ありがとうございますマンモン様」
ちょっと待って?
「ここで力を付けて魔王を倒せって……マンモンお前最初はお前たちはここで死ぬとかここからは出られないとか言ってなかったっけ?」
《言ったな。それがどうかしたか?》
「どうかしたかじゃなくて……何だったんだよ」
《我の冗談に決まっておろう?》
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