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戦うとみぃ
68話。好都合
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「早朝戻った商隊の話では間違いないようですね」
「そうですか」
「ええ。戦乙女様にはお辛いかもしれませんが……」
「別に問題ありませんわ。むしろ……好都合ですわ」
自分の父親や国王がおかしくなってしまったというのに、アイリスは心配するどころか好都合だと喜んでいる。
「なにが好都合なの?」
ちょっと怖いんだけど……
でも、そんなアイリスもいいよね!
「それは帰ってから説明しますわ」
今は教えて貰えないらしい。
気になるけど、教えてくれるならそのくらいは待てる。
「陛下とお父様に関してですが、おそらく闇属性魔法の影響下にあると思われますわ」
「どうしてそう思うの?」
「お父様は例え陛下のご命令であったとしても道理にそぐわないことは致しませんわ。そんなお父様がこんなことをするなんて、闇属性魔法による洗脳以外考えられませんわ」
国王の命令でもって……普通絶対ダメだよね。
ファミマト王国筆頭公爵家という立場があるからのそなのかな?
「何一つ安心出来なくない?」
「安心は出来ませんが、わたくしかトミーが陛下とお父様に接触すれば解決しますもの」
「と言いますと?」
「トミーもわたくしも光属性が扱えますから。接触して光属性魔法で照らせば洗脳くらい簡単に祓えますわ」
詳しい説明を聞くと、闇属性魔法の【契約】は光属性魔法でも簡単には解除不能なのだが、状態異常系の魔法は簡単に解除可能らしい。
【洗脳】も状態異常の一種らしいので、光属性魔法が使える俺とアイリス、それとティリアなら簡単に解除出来るとのことらしい。
「殿下を通じて陛下に接触して洗脳、陛下を操ってお父様を呼び出して洗脳したものと考えられますわ」
「なるほど……そのメ……メ……メル……ピンクは魔法の成績は良かったの?」
名前が思い出せない。
歳食うとこれがあるから困る。
「座学は下の上、魔法実技は中の下というところでしたわね。まさかあのピンクにこんな大それたことを実行出来る力があったなんて、思いもしませんでしたわ」
「なら実力を隠していたのかな?」
「そうだと思いますわ。あんなバカっぽいピンクにしてやられたと思うと……屈辱ですわ」
アイリスはかなり嫌そうな表情を浮かべている。
余程ピンクはバカっぽいのだろう。ちょっと見てみたい。
「この話はこれくらいにしておきましょう。ボッター様、他に何かございますか?」
「いえ、特にありませんね」
ならボッター氏も忙しいだろうし、そろそろお暇しようか。
「ではボッター氏、俺たちはこれで」
「わかりました。また街を出る際はお声かけください」
ボッター氏と別れの挨拶を交わして店を出る。
あとは帰ってアイリスの話を聞くだけなので、帰宅途中にある店や露店で支援物資になりそうなものを適当に購入しながらのんびりと帰宅した。
支援物資の件もボッター氏にお願いしてもよかったのだが、俺が個人でやるとアイリスと約束しているので頼るのをやめたのだ。
「さて、それではお話致しますわ」
家に到着し、メアリさんにお茶の用意をしてもらって俺とアイリスはリビングのテーブルに向かい合って座った。
「トミーが聞きたいのは、わたくしが好都合だと思った理由ですわよね?」
「うん。親父さんと国王がおかしくなってアイリスにとって都合が良くなることなんてあるの?」
俺には皆目見当もつかない。
「もちろんありますわ。それはトミーにも関係することですの」
「俺にも?」
ファミマト王国の上層部がおかしくなってアイリスが得をすること……それには俺も関係している……
ダメだ、考えてもサッパリわからない。
どうせ考えても答えは出ないのだから、アイリスの答えをちゃんと聞こう。
「わたくしの境遇は以前話した通りですわ。殿下の命令でファミマト王国から追放され、イルドラース家からもなんの音沙汰もなく放置されていましたわ」
「うん」
「放置というのが一番厄介でして、宙ぶらりんな状態でしたの」
何故か頭の中に鉄棒で逆上がりの練習をしているアイリスの姿が浮かんできた。
大変に可愛らしいのだが、今はそんなことを考えている場合ではない。
「放置されていたとはいえ、勘当されたわけではありませんので、わたくしはイルドラース公爵家の一員として行動していましたわ」
「よく『貴族として』って言ってたよね」
「ええ。ですが状況が変わりましたわ」
イルドラース公爵家は聖女ピンクを支持、王太子との婚約も認める方針らしいからね。
「ピンクを聖女と認め、殿下の婚約者に推挙する……つまりわたくしは最早存在しない娘扱いと言っても過言ではありません」
「それは過言じゃない? 洗脳されてるからそうなってるんでしょ?」
さすがに本心からの行動では無いと思うんだ。
「わたくしもそう思いますわ。けれど、洗脳されていようとされていまいと行動を起こしたことは事実ですの」
「そりゃそうだけど」
「貴族の行動には責任が伴いますわ。つまり、後から『洗脳されていたから無効』とは簡単には言えませんの」
それは中々手厳しい。
「そもそも貴族なのに洗脳されるとは何事かという話ですの」
「なるほど」
金持ってるんだから対策しとけって話か。
洗脳されたのなら対策を怠ったその貴族の落ち度ってことね。
「えっと……つまり?」
「わたくしはイルドラース公爵家から完全に切り捨てられたということですわ。切り捨てられたということは、わたくしはもう『イルドラース公爵家の娘』として行動する必要が無くなりますの」
アイリスはイルドラースの家名すら名乗るつもりはもう無いのだと続ける。
「すごい無理やりじゃない?」
「解釈なんて人それぞれですわ。わたくしがこう受け取ったならわたくしにとってこれが真実ですの」
まぁ……言ってることはわかるけど……
「というわけで、返事をしたいと思っていますの」
「返事? なんの?」
「トミーからの……その……男女交際の申し込みですわ」
ああ、悪魔を全滅させてアイリスの両親に認めさせてからって話だったものね。
今の話を統合すると、その両親の許可すら必要無くなったってアイリスは解釈してるってことだよね。
よし……なら……
「アイリス、結婚を前提に俺と付き合ってください」
「喜んでお受け致しますわ」
エンダァァァァアアアイアァァァアアアア!!!
そういえばこれって別れの曲って聞いたんだけどホントかな?
「トミーくん、アイリスちゃん、おめでとう」
「ティファ……」
「ティファリーゼ、今日は一日出掛けるって……」
顔には出さないように必死に表情筋を引き締めながら脳内テンション爆上げ状態になっていると、冷水を浴びせかけるかのようにティファリーゼがリビングの扉から姿を現した。
今日は一日シルフィエッタとお出かけするって言ってたのに……どうして?
よくよく見れば、扉の影からちょこんと顔の右半分だけを覗かせているシルフィエッタの姿も発見できた。かわいい。
つまり俺はティファリーゼとシルフィエッタの見ている前で公開告白をしてしまったわけか。
「どうだっていいじゃない! 今日はお祝いよ! 宴会よ!」
「コップ2杯で潰れるくせに……」
こうして俺とアイリスは正式にお付き合いをすることになり、その日はティファリーゼ、シルフィエッタ、メアリさんに盛大にお祝いしてもらい、楽しい時間を過ごした。
ティファリーゼは秒で潰れていた。
彼女の最後の言葉は「あたしも彼氏欲しい……」だったそうだ。
「そうですか」
「ええ。戦乙女様にはお辛いかもしれませんが……」
「別に問題ありませんわ。むしろ……好都合ですわ」
自分の父親や国王がおかしくなってしまったというのに、アイリスは心配するどころか好都合だと喜んでいる。
「なにが好都合なの?」
ちょっと怖いんだけど……
でも、そんなアイリスもいいよね!
「それは帰ってから説明しますわ」
今は教えて貰えないらしい。
気になるけど、教えてくれるならそのくらいは待てる。
「陛下とお父様に関してですが、おそらく闇属性魔法の影響下にあると思われますわ」
「どうしてそう思うの?」
「お父様は例え陛下のご命令であったとしても道理にそぐわないことは致しませんわ。そんなお父様がこんなことをするなんて、闇属性魔法による洗脳以外考えられませんわ」
国王の命令でもって……普通絶対ダメだよね。
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「何一つ安心出来なくない?」
「安心は出来ませんが、わたくしかトミーが陛下とお父様に接触すれば解決しますもの」
「と言いますと?」
「トミーもわたくしも光属性が扱えますから。接触して光属性魔法で照らせば洗脳くらい簡単に祓えますわ」
詳しい説明を聞くと、闇属性魔法の【契約】は光属性魔法でも簡単には解除不能なのだが、状態異常系の魔法は簡単に解除可能らしい。
【洗脳】も状態異常の一種らしいので、光属性魔法が使える俺とアイリス、それとティリアなら簡単に解除出来るとのことらしい。
「殿下を通じて陛下に接触して洗脳、陛下を操ってお父様を呼び出して洗脳したものと考えられますわ」
「なるほど……そのメ……メ……メル……ピンクは魔法の成績は良かったの?」
名前が思い出せない。
歳食うとこれがあるから困る。
「座学は下の上、魔法実技は中の下というところでしたわね。まさかあのピンクにこんな大それたことを実行出来る力があったなんて、思いもしませんでしたわ」
「なら実力を隠していたのかな?」
「そうだと思いますわ。あんなバカっぽいピンクにしてやられたと思うと……屈辱ですわ」
アイリスはかなり嫌そうな表情を浮かべている。
余程ピンクはバカっぽいのだろう。ちょっと見てみたい。
「この話はこれくらいにしておきましょう。ボッター様、他に何かございますか?」
「いえ、特にありませんね」
ならボッター氏も忙しいだろうし、そろそろお暇しようか。
「ではボッター氏、俺たちはこれで」
「わかりました。また街を出る際はお声かけください」
ボッター氏と別れの挨拶を交わして店を出る。
あとは帰ってアイリスの話を聞くだけなので、帰宅途中にある店や露店で支援物資になりそうなものを適当に購入しながらのんびりと帰宅した。
支援物資の件もボッター氏にお願いしてもよかったのだが、俺が個人でやるとアイリスと約束しているので頼るのをやめたのだ。
「さて、それではお話致しますわ」
家に到着し、メアリさんにお茶の用意をしてもらって俺とアイリスはリビングのテーブルに向かい合って座った。
「トミーが聞きたいのは、わたくしが好都合だと思った理由ですわよね?」
「うん。親父さんと国王がおかしくなってアイリスにとって都合が良くなることなんてあるの?」
俺には皆目見当もつかない。
「もちろんありますわ。それはトミーにも関係することですの」
「俺にも?」
ファミマト王国の上層部がおかしくなってアイリスが得をすること……それには俺も関係している……
ダメだ、考えてもサッパリわからない。
どうせ考えても答えは出ないのだから、アイリスの答えをちゃんと聞こう。
「わたくしの境遇は以前話した通りですわ。殿下の命令でファミマト王国から追放され、イルドラース家からもなんの音沙汰もなく放置されていましたわ」
「うん」
「放置というのが一番厄介でして、宙ぶらりんな状態でしたの」
何故か頭の中に鉄棒で逆上がりの練習をしているアイリスの姿が浮かんできた。
大変に可愛らしいのだが、今はそんなことを考えている場合ではない。
「放置されていたとはいえ、勘当されたわけではありませんので、わたくしはイルドラース公爵家の一員として行動していましたわ」
「よく『貴族として』って言ってたよね」
「ええ。ですが状況が変わりましたわ」
イルドラース公爵家は聖女ピンクを支持、王太子との婚約も認める方針らしいからね。
「ピンクを聖女と認め、殿下の婚約者に推挙する……つまりわたくしは最早存在しない娘扱いと言っても過言ではありません」
「それは過言じゃない? 洗脳されてるからそうなってるんでしょ?」
さすがに本心からの行動では無いと思うんだ。
「わたくしもそう思いますわ。けれど、洗脳されていようとされていまいと行動を起こしたことは事実ですの」
「そりゃそうだけど」
「貴族の行動には責任が伴いますわ。つまり、後から『洗脳されていたから無効』とは簡単には言えませんの」
それは中々手厳しい。
「そもそも貴族なのに洗脳されるとは何事かという話ですの」
「なるほど」
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洗脳されたのなら対策を怠ったその貴族の落ち度ってことね。
「えっと……つまり?」
「わたくしはイルドラース公爵家から完全に切り捨てられたということですわ。切り捨てられたということは、わたくしはもう『イルドラース公爵家の娘』として行動する必要が無くなりますの」
アイリスはイルドラースの家名すら名乗るつもりはもう無いのだと続ける。
「すごい無理やりじゃない?」
「解釈なんて人それぞれですわ。わたくしがこう受け取ったならわたくしにとってこれが真実ですの」
まぁ……言ってることはわかるけど……
「というわけで、返事をしたいと思っていますの」
「返事? なんの?」
「トミーからの……その……男女交際の申し込みですわ」
ああ、悪魔を全滅させてアイリスの両親に認めさせてからって話だったものね。
今の話を統合すると、その両親の許可すら必要無くなったってアイリスは解釈してるってことだよね。
よし……なら……
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「喜んでお受け致しますわ」
エンダァァァァアアアイアァァァアアアア!!!
そういえばこれって別れの曲って聞いたんだけどホントかな?
「トミーくん、アイリスちゃん、おめでとう」
「ティファ……」
「ティファリーゼ、今日は一日出掛けるって……」
顔には出さないように必死に表情筋を引き締めながら脳内テンション爆上げ状態になっていると、冷水を浴びせかけるかのようにティファリーゼがリビングの扉から姿を現した。
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