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再会
しおりを挟む(あ、あのね鳴海君・・・鳴海君にだけ私の秘密教えてあげる。私のねおしりに星の形をしたホクロがあるの・・・だから、離れ離れになっても私の事見つけてね。)
「・・・なる・・鳴海・・聞いているのか芦屋鳴海・・貴様を国家転覆罪の罪で無期懲役刑とする。」
久々に見た10年前の夢から目を覚ますと裁判長がそう告げていた…なんでこんなことになってしまったのか。5時間前にあんなことしていなければ・・・・・
俺の名前は芦屋成海。どこにでもいる平凡な高校2年生だ。今日もいつものように朝の5時から側溝の中から女性のスカートを覗いていた。
「女バレのエース大久保は今日は赤。セッターの魚住は今日もガーターベルトか。彼氏の趣味がうかがえるな…ん?」
この時間は朝練をしている強豪の女子バレー部しかいないはずにもかかわらず見覚えのない女子生徒がこちらに向かって歩いている。
「女バレ以外この時間にこの道を通る人はいないはずなのにな」
疑問を感じながらもスカートの中を覗くとそこには信じられない世界が広がっていた。
「ノ、ノーパンだと…イカれてやがる。・・・え? 星の形のホクロ・・・」
忘れもしないあの星の形のホクロは、10年間ずっと探し続けていたあの日引越しっていった彼女のものだ。
「ま、待ってくれ」
俺は側溝の中から話しかける。
「ぎゃー変態ぃぃぃぃ ぎゃーー」
彼女は悲鳴をあげ走り去って行く。この機会を逃せばもう二度とあの子に会えない気がする。俺は側溝から出て彼女を追いかけようと側溝の蓋を取り除くと
「あ、あんたなんでそんな所から出てくるのよ へ、変態」
外に出るとそこには中学生くらいの女の子が立っていた。金糸を編んだような美しい金髪を両サイドに結んだ少女に見とれてしまい、俺は立ち尽くしていた。
「な、なんか喋りなさいよ変態!」
俺はふと我に帰る。こんなロリガキに構ってる暇はない早くあの子を追いかけないと
「なぁ金髪ロリ。女の子が走っていかなかったか?どっち行った?」
俺は金髪のロリガキに質問する。
「見たけど。それよりなんでそんなとこにいたのかおし、」
「うるせぇはやく答えるぶち殺すぞ!」
俺は彼女の発言を途中で遮り怒鳴りつけた。
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