神機妙算の神々

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滅星の章

スサノとメパトの運命は?

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スサノ「……川が見える」
そこは広い真っ白な空間
神力は消え解放されたようだ
スサノ「どういう事だ?閻魔」
死んだのにスサノは驚いていない
神だからなのかそれとも結果は見えてたからなのか
閻魔「大王をつけろ!大王を!全く須佐之男命はあの頃から変わってねぇ」
閻魔は呆れた
そうスサノは死んだ
肉体は燃え尽き焦がれ使えたとしても今までのように耐久をしていたらすぐ死ぬ
斬撃を食らえばすぐにスパッは間違いない
イザナギ「はぁこれだからスサノは」
スサノ「イザナギ?なんでこんなとこに?」
スサノは疑問に思う
閻魔がいるとしたらここは死界と呼ばれる冥界という場所
あの戦いで自分は死んだのだろう
イザナギ「復活させてやるって言ってんの 分かんない?」
イザナギはそう呆れながら言った
イザナギは生の神
しようと思えば輪廻転生は出来るはずだ
閻魔「しかしイザナギ様」
イザナギ「良いのです スサノ、君には未来がかかっている 君は悪魔の血族マジット共に奪われた草薙の剣の継承者なんだ 君が死んでしまったら草薙の剣は二度と神の元に帰らない」
イザナギはそうスサノに言った
スサノ「でも俺の死体はもう火葬されて」
イザナギ「魂は肉体に引っ張られるって訊いたことあるかな?例えば君の魂をあそこに居る死人を乗っ取るのはどうだろう?」
死人と言うのは今建物から落下しようとしている男の事だった
スサノ「そうだな 良いかも」
見た感じプログラミング系がうまそうな社会人かなと思う
まぁそんなのどうでも良いんだけど
イザナギ「魂近混っ!!」
閻魔「現代に落ちろ!」
二人のその力で俺はその人への受肉を果たした

スサノ「おお受肉完了って感じっすか?」
スサノは受肉元の首からそう言葉を発した
受肉元「誰ですかあんた」
受肉元は面倒そうにする
スサノ「俺には大いなる任務があるんだわ だからこの体明け渡してくんね?どうせ死ぬつもりだったんだろ?」
受肉元「まぁそうだけど……いきなりそんな」
スサノ「って事であんたには新しい転生先があるからさよなら」
スサノは受肉元の魂を天界に飛ばした
スサノ「って感じで再度復活したけどまだ能力が体に合わない感じか?」
受肉時に能力が最初から使えるわけじゃない
前肉体に戻すことは出来たが能力研磨量はすぐ再現できないらしい
また研磨を積み直し強くしてではないと魔血マジッドには勝てない
神としての俺は死んだ
今は一般人だ

その時、遠雷が降った 
スサノ「この雷、ゼウス?」 
雷が落ちたのは遠くの山だ
見渡すと近くの高い建物の上に人影が見えた
そして炎が舞う
スサノ「迦具土神カグツチ!?」
ヘルメース「君、神血ゴットバー?今ね、やってるんだ」
ヘルメースはそう話しかける
ヘルメース「大蛇オロチをやった君にも参加して欲しいんだけど」
スサノ「相手は?」
ヘルメース「悪霊だよ 神血ゴットバーの集会所がバレちゃったから風と熱風の魔神パズズの軍が襲ってきたんだ」
ヘルメースはそうスサノに説明した
スサノは少し考えこう言う
スサノ「参加するよ 存命状況は?」
ヘルメース「まだ全員生き残ってるはず」
スサノ「了解」
スサノはそう言うとすぐに対峙した

メパト「川が見える」
閻魔「スサノの仕えか 血は回収したんだっけな 堕魔血メパト」
メパト「その名はもう捨てた」
閻魔「イザナギ、受肉させてやれ」
メパト「一時的でいい」
イザナギ「死者蘇生はこれが最後だぞ」
イザナギはそう言うとメパトの受肉する肉体に魂近混を唱えた

END
次回「パズズの百鬼夜行」
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