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第一章 闘志に燃える赤い一等星
#紅き彗星__レッド・スター__#の暴走
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暴走アルファ「オリャァッ!」
ドッカーン!
父『行くなっ!』
暴走アルファ「なぜだ 行かなければ町が!」
父『まだお前は…本来の力を出してない!!体が力に追いついてない!!』
暴走アルファ「勝手に俺の限界を決めるな!限界は俺が決めるんだ!俺の選択は間違っている?知ったこっちゃねぇ!!お前の言いなりになんかなるか!!俺は強い!」
父『でもそのままだとお前の体が!』
暴走アルファ「目の前の命を見殺しにしろと?」
父『あっちはお前が死んだとは思っちゃいねーよ もし外で騒ぎを起こした場合死ぬのはお前だ』
暴走アルファ「うるさい!俺の選択だ!他人は口出し無用!判断は俺が決める!」
父『そうかお前も俺に言い返せるような立場になったのか じゃあ行ってこい 死んで帰ってきてもほっとくからな』
暴走アルファ「ああ!」
外
外は完全に廃れていた
暴走アルファ「……!!」
泣き出したくなるような感情の中、闘心が暴れている
その時ふと理性を取り戻した
アルファ「うっ……!!」
体の限界を超えて動いていたので一気にその痛みがのしかかった
アルファ(泣けないっ……逃げ出せないっ……)
痛みのせいで動けなかった
町人「あんた大丈夫か?」
アルファ「……大丈夫」
町人「大丈夫じゃなさそうなんだけど」
アルファ「大丈夫って聞かれたら大丈夫って返さないと」
町人「何そのルール」
アルファ「もしかしてその声は鶴辺さん?」
鶴辺「そうだよ名を知ってるって事は外の者じゃ無いね 誰だい?」
アルファ(本名を明かすべきか偽名を使うべきか……)
鶴辺「本名か偽名かで悩んでるでしょ?」
アルファ「なぜそれを」
鶴辺「ここに住む人間は生かすことを理由に混血されてるの」
アルファ「貴方は元の自分に戻りたいですか?」
鶴辺「出来ればね 心の読む能力は悪口でも入ってくるから気が滅入るんだよ」
アルファ「反逆しません?」
鶴辺「あんた何者だい?」
アルファ「ただの名も無き勇者さ」
鶴辺(紅き彗星か 強そうな人)
アルファ「まぁ貴方には偽名は通じませんね アルファ・グレデモート 通称アルファです」
鶴辺「分かりました アルファ、実はこちらでも反逆部隊を用意してまして しかし混血の者は皆、魔王により一撃で倒されるという契約があるんです」
アルファ「俺は混血じゃない 後、貴方たちは死ぬ覚悟はできてるんですか?」
鶴辺「死なないけど」
アルファ「え?」
鶴辺「私は心を読めるだけだから道案内ぐらいしか出来ない だから戦うつもりはない」
アルファ「それはちょっと」
鶴辺「とりあえず死ぬ気は無い」
獣人「おいそこ!男女の過度な接近は禁じられてるはずだよな?」
鶴辺「助けて」
アルファ「え、今は無理……」
鶴辺「はぁ!?」
アルファ「休みがないと殺ってられん」
獣人「オリャァッ!」
アルファ「仕方ね 10%開眼 オリャァッ!」
ドスッ!
獣人「グハッ…」吐血
アルファ「俺らのこと上層部に言うんじゃねぇぞ さもないと殺す」
鶴辺「助かったぁ…」
アルファ「お前何もしてないだろ」
鶴辺「いつからお前って言うようになったんだ?」
鶴辺からは怒りオーラがでている
アルファ「クローズ・アイ スイマセン開眼すると言葉みだれちゃうんですわ」
鶴辺「なんだそれ」
アルファ「うっ…無理矢理動かしすぎた」バタッ
冥郷
アルケイツ「異常な空間から人が帰ってきました」
魔王「ふむそうか やはりあいつは生きていたと」
ルビー・ローズ「紅き彗星を逃したとはおのれー!!」
次の日
どこかの部屋
鶴辺「…ァ!…ファ!…ルファ!アルファ!」
アルファ「鶴…辺…?鶴辺!?あの後どうなったんだ?後ここは?」
鶴辺「ここは秘密の隠れ家よ 私達、反逆部隊の」
アルファ「俺を含め五人しかいないんだな」
美鳥「元々沢山居た でも捕まった」
鴻「多分殺されたっ……」
アルファ「そう…なのか…」
碧翔「だからなんだよ……過去を悔やんだって仕方ねぇだろ!!」
鶴辺「碧翔はいつもそう言うね…」
アルファ「お前ら泣いて良いんだぞ?」
美鳥「泣くほど弱くはないから…」
鴻「そうだ……!」
碧翔「なんで上から目線に許可してるの?言っとくけど泣く気なんて……泣く気なんて…ない…から……!!」
アルファ「あっそ ならいらないね この部隊」
鶴辺「なんで」
アルファ「だって…町を取り戻したいから反逆したいんだろ?なのに泣けない…泣くことがない…どう思ってんだ君らは」
鶴辺「うっ…うえーん!」
美鳥「……!!鶴辺ちゃん泣かしちゃったじゃん……」
鴻「ああそうさ……泣きたいよ……」
碧翔「なんで上から目線で…泣きたいけど……」
みんなは目に涙を浮かべている
アルファ「確かに泣いたら無力かと思われるかもしれない でもいつでも泣いて良いんだぞ」
みんな「うん……」
アルファ「絶対にこの町を取り戻す!」
みんな「おー!!」
END
次回四話「反逆部隊」
ドッカーン!
父『行くなっ!』
暴走アルファ「なぜだ 行かなければ町が!」
父『まだお前は…本来の力を出してない!!体が力に追いついてない!!』
暴走アルファ「勝手に俺の限界を決めるな!限界は俺が決めるんだ!俺の選択は間違っている?知ったこっちゃねぇ!!お前の言いなりになんかなるか!!俺は強い!」
父『でもそのままだとお前の体が!』
暴走アルファ「目の前の命を見殺しにしろと?」
父『あっちはお前が死んだとは思っちゃいねーよ もし外で騒ぎを起こした場合死ぬのはお前だ』
暴走アルファ「うるさい!俺の選択だ!他人は口出し無用!判断は俺が決める!」
父『そうかお前も俺に言い返せるような立場になったのか じゃあ行ってこい 死んで帰ってきてもほっとくからな』
暴走アルファ「ああ!」
外
外は完全に廃れていた
暴走アルファ「……!!」
泣き出したくなるような感情の中、闘心が暴れている
その時ふと理性を取り戻した
アルファ「うっ……!!」
体の限界を超えて動いていたので一気にその痛みがのしかかった
アルファ(泣けないっ……逃げ出せないっ……)
痛みのせいで動けなかった
町人「あんた大丈夫か?」
アルファ「……大丈夫」
町人「大丈夫じゃなさそうなんだけど」
アルファ「大丈夫って聞かれたら大丈夫って返さないと」
町人「何そのルール」
アルファ「もしかしてその声は鶴辺さん?」
鶴辺「そうだよ名を知ってるって事は外の者じゃ無いね 誰だい?」
アルファ(本名を明かすべきか偽名を使うべきか……)
鶴辺「本名か偽名かで悩んでるでしょ?」
アルファ「なぜそれを」
鶴辺「ここに住む人間は生かすことを理由に混血されてるの」
アルファ「貴方は元の自分に戻りたいですか?」
鶴辺「出来ればね 心の読む能力は悪口でも入ってくるから気が滅入るんだよ」
アルファ「反逆しません?」
鶴辺「あんた何者だい?」
アルファ「ただの名も無き勇者さ」
鶴辺(紅き彗星か 強そうな人)
アルファ「まぁ貴方には偽名は通じませんね アルファ・グレデモート 通称アルファです」
鶴辺「分かりました アルファ、実はこちらでも反逆部隊を用意してまして しかし混血の者は皆、魔王により一撃で倒されるという契約があるんです」
アルファ「俺は混血じゃない 後、貴方たちは死ぬ覚悟はできてるんですか?」
鶴辺「死なないけど」
アルファ「え?」
鶴辺「私は心を読めるだけだから道案内ぐらいしか出来ない だから戦うつもりはない」
アルファ「それはちょっと」
鶴辺「とりあえず死ぬ気は無い」
獣人「おいそこ!男女の過度な接近は禁じられてるはずだよな?」
鶴辺「助けて」
アルファ「え、今は無理……」
鶴辺「はぁ!?」
アルファ「休みがないと殺ってられん」
獣人「オリャァッ!」
アルファ「仕方ね 10%開眼 オリャァッ!」
ドスッ!
獣人「グハッ…」吐血
アルファ「俺らのこと上層部に言うんじゃねぇぞ さもないと殺す」
鶴辺「助かったぁ…」
アルファ「お前何もしてないだろ」
鶴辺「いつからお前って言うようになったんだ?」
鶴辺からは怒りオーラがでている
アルファ「クローズ・アイ スイマセン開眼すると言葉みだれちゃうんですわ」
鶴辺「なんだそれ」
アルファ「うっ…無理矢理動かしすぎた」バタッ
冥郷
アルケイツ「異常な空間から人が帰ってきました」
魔王「ふむそうか やはりあいつは生きていたと」
ルビー・ローズ「紅き彗星を逃したとはおのれー!!」
次の日
どこかの部屋
鶴辺「…ァ!…ファ!…ルファ!アルファ!」
アルファ「鶴…辺…?鶴辺!?あの後どうなったんだ?後ここは?」
鶴辺「ここは秘密の隠れ家よ 私達、反逆部隊の」
アルファ「俺を含め五人しかいないんだな」
美鳥「元々沢山居た でも捕まった」
鴻「多分殺されたっ……」
アルファ「そう…なのか…」
碧翔「だからなんだよ……過去を悔やんだって仕方ねぇだろ!!」
鶴辺「碧翔はいつもそう言うね…」
アルファ「お前ら泣いて良いんだぞ?」
美鳥「泣くほど弱くはないから…」
鴻「そうだ……!」
碧翔「なんで上から目線に許可してるの?言っとくけど泣く気なんて……泣く気なんて…ない…から……!!」
アルファ「あっそ ならいらないね この部隊」
鶴辺「なんで」
アルファ「だって…町を取り戻したいから反逆したいんだろ?なのに泣けない…泣くことがない…どう思ってんだ君らは」
鶴辺「うっ…うえーん!」
美鳥「……!!鶴辺ちゃん泣かしちゃったじゃん……」
鴻「ああそうさ……泣きたいよ……」
碧翔「なんで上から目線で…泣きたいけど……」
みんなは目に涙を浮かべている
アルファ「確かに泣いたら無力かと思われるかもしれない でもいつでも泣いて良いんだぞ」
みんな「うん……」
アルファ「絶対にこの町を取り戻す!」
みんな「おー!!」
END
次回四話「反逆部隊」
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