異世界で闇落ちした俺は大好きだった彼女の宿敵(ラスボス)となりました。

悠木真帆

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魔王降臨

第67話「暗部」

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ウェルス王国の広場に馬車の一団が颯爽とやってくると、集まっていた王都の人たちが歓声をあげて出迎えてくれた。
一団を率いてきた僕、川南綾人と同級生の三好刹那 (みよし せつな)は、熱烈な歓迎に胸を熱くする。
握手を求めてきた王都の人たちは僕と三好に、口々に感謝の言葉を述べた。

「勇者様、ありがとうございます。皆、食糧が手の届く値段で買えると喜んでおります」

一団はフェンリファルト皇国から連れてきた行商人たち。
彼らは到着するなり、この広場に市場を開いた。
開始早々から予想を遥かに超える大盛況ぷりに僕は安堵する。
魔王軍との戦争がはじまって以来、ウェルス王国では物流が滞り、王都に物資が入り難くなってしまった。
そこにつけ込んできたのがヘカテル商会ーー
王都の人たちは、”暗部“と呼んでいる。
麻薬の密売から賭博、人身売買といった商売で、貴族や王政府の役人たちを相手にして、王国を裏から支配してきたんだ。
現に、僕たちがウェルス王国を滅ぼしたときなんか、貴族や役人の腐りぷりが目に余った。
その暗部は今、食糧からはじまるあらゆる物資を買い占めて貴族にしか手が出せないような高値で取引している。
それで困窮するのは一般の市民たちだ。
貴族は決して自分の金で買ったものを民に配ったりはしない。
自分たちのお腹さえ満たされればそれでよいのだ。
僕と三好さんは女王陛下からウィギレスに代わって王都の治安維持を任された勇者だ。
だからこそ、僕たちは”暗部“と対抗するために考えたのが、彼らの息がかかっていないフェンリファルト皇国の
行商人に市場を開いてもらうことだ。
フェンリファルトの行商人たちもウェルス王国でも商売ができるようになると快諾してくれた。

『アヤト嬉しそう』

そう言ってティアが地面から背中を伝って僕の肩にちょこんと乗った。
ティアはドラン族というドラゴン系の亜人だ。
一般的なドラゴンと違って鱗はなく、白いフサフサした毛に覆われていて
撫でるとモフモフして気持ちいい。
大きさはちょうどネコくらいで、このサイズはまだ子供らしい。
王都に向かう途中、通りかかった草むらの中で、ケガをして動けなくなっているティアを見つけた。
家族の群れからはぐれてしまったと話していたので、フェンリファルトに戻るときに村に送り届ける予定だ。

「そうだね。魔王軍も近づいてきて、生活に不安を抱いている人たちに希望を届けられて良かったよ」
隣にいた三好さんがからかうような表情で僕の顔を見る。
「本当、一生懸命だったよね川南は」
「いや、三好さんが手伝ってくれたおかげだよ」
「日本にいた頃は、地味なイメージがあってあんま話さなかったけど、今回のことで見直しちゃった。
これで瑠美花(るみか)にもいいアピールできるんじゃない?」
「ちょっと待ってよ。どうしてここで吉備津(きびつ)さんが出てくるのさ」
「どうしたの? 急に顔紅くしちゃって」
『アヤトの体熱いよ』
ティアまで~
「いや、それはその⋯⋯」
2人を撒くのに必死になっているとハッと僕に向けられる視線に気づいた。
「⁉︎」
見やると広場に植えられた一本の樹木の陰から薄汚れたローブを着てフードを目深に被った少女が
こちらを見ていた。
すると行商人のおじさんが駆け寄って来て僕に耳打ちをする。
「目を合わせてはいけません。 あの子供は乞食です。心苦しいですがここは情けはかけないようにお願いします」
分かっている⋯⋯
僕は黙って頷いた。

***
1日目が大盛況に終わり、その夜は行商人たちと宴会を開いて成功を喜んだ。
みんな、王都に到着してから休む間も無く働いたというのに疲れた表情ひとつ見せずにがんばってくれた。
開放感からかこの日は僕もおじさんたちに混じって歌ったり、踊ったりと柄にもなくはしゃいで盛り上がった。
三好さんが少し驚いた表情でそんな僕を見ている。
どうせ、いつもとキャラが違うなんて思っているのかな。

***
なんだか体が重い⋯⋯
パッとまぶたを開くと、おじさんたちが僕の上に折り重なっていびきをかいている。
いつのまにか寝てしまったようだ。
広場には太陽の光が差し込みはじめて、2日目の朝を迎えた。
市場ははじまる前からものすごく長い行列ができている。
「今日も忙しくなりそうだ」
ティアを肩に乗せて、三好さんと一緒に広場内を見廻りしながら僕は嬉しい悲鳴をあげた。
「!」
気づくとまたあの子の姿があった。
今日も樹木の陰から僕を見ている。
「何がしたいんだ⋯⋯」
すると突然、男の怒声が響く。
灯用の油を買い求めるお客の列からだ。
駆けつけると、腕にタトゥーを入れた男性2人組みがなだめに来た行商人のおじさんに詰め寄り、ひとりが胸ぐらを掴んでいた。
「てめぇ、誰の許可をもらって、ここで商売していやがる。ここはヘカテルのシマだぞ」
「その人を放せ!」
僕は男たちに迫った。
「なんだガキ!」
「この広場はお前たちだけの所有物じゃないだろ!」
「は? なんか言ったか。あん?」
暗部がちょっかいを出してくることは予想していたがここまで堂々と出てくるとは想定外だ。
「放さないなら、僕がその腕を斬り落とす」
そう言って、鞘から剣を引き抜いて構えた。
「俺たち相手に威勢がいいな」
抜刀した僕を見ても動じないか。
まぁ、そうだよな。
こんな屈強な男たちからしてみたら、僕のような小さい身体じゃ迫力を感じないか。
いまだに三好さんにからかわれているくらいだし。
「勇者様、はやくこいつらをやっつけちゃってください」
胸ぐらを掴まれていた行商人のおじさんが叫ぶと、男がすかさず「てめぇは黙ってろ!」と、重たい拳で顔面を殴りつけて黙らせた。
「そうかこのガキんちょが、この市場を主導しているっていう噂の勇者か。いいぜ。ヘカテルに喧嘩売ったこと後悔させてやる」
「それって、僕のいた世界じゃ、これから倒される奴が吐くセリフですよ」
「はぁ? ごちゃごちゃうるせー!」
すると奥の方から悲鳴が聞こえてくる。
男は不敵な笑みを浮かべている。
なんだ?
振り向くと一台の馬車が並んでいる人たちを跳ね飛ばしながらものすごいスピードでこちらに向かって来る。
飛び退がってよけると、暴走した馬車は屋台に突っ込んで炎をあげる。
「⁉︎⋯⋯」
「どうした? 後悔しただろ勇者様」
こいつらにはったりという概念はないのか?
今度はぞろぞろと体のあちこちにタトゥーを入れた仲間と思われる男たちが武器を手に出て来る。
「俺たちがちょっかいを出しに来たと思ったんだろうけど、端っからこの市場をぶっ壊しに来たんだよ!」
男は高笑いをあげながら仲間に「やれ!」と命令した。
仲間の男たちは近くにいた女性や子供を持っていた武器で躊躇なく斬る。
「やめろッ!」
辺りは悲鳴とその場から逃げ出す人たちで混乱する。
市場はもうめちゃくちゃだ。
三好さんが僕を見て叫ぶ。
「川南、うしろッ!」
振り向くと、僕の背後から男が鈍器を振り下ろそうとしている。
しまった⋯⋯
「おりゃあ!」
突然、横から現れた銀髪の男性が男を殴り飛ばした。
褐色の肌に三角形に尖った長い耳⋯⋯
銀髪の男性を見て、その場にいた人たちは
「ダークエルフ⋯⋯」「ダークエルフだ」
と、口々に溢す。

「俺? 俺ですか? 俺はトールっす」

ダークエルフの持っているイメージとは異なりずいぶんと陽気そうな人で驚いた。
「なんだかよくわからないけど、ありがとう⋯⋯」
「いいってことですよ。それよりここにいる怖い顔の奴らが暗部ですね」
そう言って意気揚々と手のひらにパチンと拳をぶつけてかまえた。
「ちょっと、危ないですよ」
「大丈夫。俺は魔王様のお腹に拳で一撃入れて『お前の勝ちだ』『お前は強い』と言われたんですから」
「魔王?」
なんだろうこの人。おそらく敵なんだろうけど、眩しい笑顔でさらりとすごいこと答えたな。
「亜人風情が調子にのるな」
トールさんは武器を持って襲いかかってきた3人の男たちを鮮やかに躱して拳だけであっという間に倒した。
なんという速さだ。
しかも、倒された方は吐血をしてほとんど息をしていない。
見た目以上に威力がある。
これが魔王軍のひとりか⋯⋯
すると三好さんが駆け寄ってきて僕に背中を預けた。
「いつまで見ているつもり? ここまでされて黙っているつもりじゃないでしょうね」
「もちろん。めちゃくちゃにされたんだからね」
三好さんは球体状の先端にトゲがついた鉄の棍棒を取り出した。
華奢な体からは想像もつかないけど彼女の紋章の能力は”怪力“
本人は女の子らしくないとあまりうれしそうにしていないけど。
どんなに重たいものでも軽々持ち上げて、どんなに硬いものでも一撃で粉砕する。
そして僕はーー

『ストームスラッシュ』

首筋にできた紋章を緑色に発光させながら剣を一太刀振り払う。
刀身から放たれた斬撃が7つに分離して竜巻をつくる。
竜巻は男たちを飲み込んで全身に切傷を与える。
男たちは地面にドサりと落ちて静かになった。
僕も三好さんも目の前で人が殺されて冷静さを失っていた。
威力を加減せず攻撃してしまったため、僕たちを罵ってきた男からも
言葉は返ってこない。
「しまったアジトを聞きそびれてしまった⋯⋯」
僕のポツリと溢した聞いてトールさんが頭を抱えながら叫んだ。
「そうかぁああ!」
「?」
「アジトのことすっかり忘れてた。おい起きろ! アジトはどこだ! そこに妹がいるはずなんだ」
トールさんは事切れた男を必死に揺さぶっていた。
「妹⋯⋯」

***
いつまた暗部の襲撃があるか分からない。
残念だけど市場は2日目で閉めることにした。
「ティア。ありがとうここで一旦お別れだね」
僕はフェンリファルトに戻る行商人のおじさんにティアを預けた。
『アヤトは一緒に来ないの?』
「ごめん。王都に残って暗部を倒すっていう目的ができた。じゃないとみんなが安心して市場が開けない。
落ち着いたらティアの村まで会いに行くよ」
『絶対だよアヤト。約束」
「約束」
僕はティアと指切りをした。
「これは?」
「僕が生まれた日本という国のおまじないだよ」
「おまじない」
「じゃあ勇者様、この子を無事に送り届けます」
「お願いします」
僕と三好さんは去ってゆく馬車の一団に手を振って見送った。
「また会おう。ティア⋯⋯」

***
僕たちが王都に残り、暗部の情報をかき集めて1週間が経った。
僕は三好さんと借りている宿屋の地下室に篭りアジトに乗り込む作戦を練る。
「ねぇ、川南。あのトールっていうダークエルフも敵でしょ?
どうしてそんな奴にせっかく掴んだ暗部のアジトの情報を流しているの」
バレてたか⋯⋯
「うーん⋯⋯妹を探すと言っていたし、悪い人ではなさそうーーだからかな。
それに彼が動くということは魔王である右条くんと魔王軍幹部が一緒にアジトに乗り込んでくるはずだ。
そしたら暗部とまとめて一網打尽にできるでしょ?」
「あっ! さっすが真面目メガネ君。クラスでも頭良かったもんね。まぁ陽宝院や鷲御門君たちがいるからあまり目立っちゃいなかったけどね」
「ハハ⋯⋯もうメガネやめてだいぶ経つけどね。自覚はしてたけど目立っていないことエグってくるね」
「ああ⋯⋯気にしてたんだ。メガネキャラのクセに成績中間くらいなの」
中間テストでこの人に負けた時は発狂しそうになったよ。
「うちのクラス、成績いい人が学年で偏って集まっているから⋯⋯」
自分で言ってて虚しい言い訳だ。悲しくなる。
「とりあえず今回の作戦は東坂君たちの協力を仰ぎたいかな⋯⋯」
「ウィギレスでしょ? 月野木さんが一緒にいて大丈夫?」
「ハハ⋯⋯今回は危ないから首を突っ込まないで貰いたいかな」

”チリン“

「「⁉︎」」
ドアが開くと鳴るベルが鳴った。
入口を見やると同級生の吉備津瑠美花(きびつ るみか)さんが入ってくる。
「ちぃーす」
「どうしたの瑠美花?」
「ちょっと話があって会いに来た」
「派閥が違う吉備津さんが僕たちに会いにくるなんて珍しいね」
「何? 会いに来ちゃダメなの」
「いや、違う! そういう意味じゃなくて」
三好さんが急に嗜めるような表情で僕に顔を近づけてくる。
「ふーん。川南くん急にしどろもどろしちゃってどうしたの?」
「いや、そんなことはないよ⋯⋯」
「てか、川南君。メガネやめたんだね」
「そ、そうなんだよ。紋章の力のせいか視力が良くなってね。ハハ⋯⋯」
「そっ」
「それより話って何?」
「待って、はじめに会わせたい人がいるの」
「え? ⋯⋯男?」
僕は思わず何を聞いているんだ!
「男」
「「えッ⁉︎」」
「入ってきて」

「こんにちわ~」と、物腰が柔らかそうに入ってきた男性は30代くらいで色黒。
腕の筋肉がボディビルダーのように逞しく、身を屈めないと入ってこれないほどの高身長。
髪型は見事なスキンヘッドで立派なタトゥーがあしらわれている⋯⋯

「ヴォルフ君」
「彼氏?」
「違う」
「だ、だよねぇ。安心した」
三好さんも隣で胸を撫で下ろしている。
「何が?」
「「いや、なんでもない」」
「仲良いね。2人とも」
「違う。瑠美花」
速攻で否定⁉︎ 興味なくても傷つくよ三好さん。
「ところでお隣だれ?」
「ヴォルフ君」
「それ、さっき聞いたかな」
「暗部のエラい人」
「「えッ⁉︎」」
「どうも~ヘカテル商会の頭(かしら)やっていますヴォルフです」
「暗部の人がどうして⋯⋯」
「川南君たち、ヴォルフ君のアジト攻撃しようとしているよね? アレやめてくれない」
「吉備津さん、その人がどうゆう人たちだかわかっているよね」
「知っているよ。だけど陽宝院派はこの人たちと手を組むこと決めたから」
「え?」
「だから攻撃しないでってお願いに来たの」
「瑠美花! 自分が言っていることわかっているの!」
「もち」
「ちょっと待って下さい。みなさん。仲良くしましょう」
「だね。ヴォルフ君が正解」
「勇者様、先日うちの部下の非礼のお詫びとお近づきの品です」
ヴォルフと名乗る暗部のトップが箱を開けて手渡してきたのは白い織物だった。
「勇者様にはお似合いの鎧に羽織るマントです。なんとその素材はレアアイテムの素材として
重宝されているドラン族の毛で作っております」
「⁉︎」
「勇者様がお連れになっていた馬車の一団が向かっていたところにたまたま、ドラン族の巣がありましてな。
運が良かったですよ。とくに子供のドラン族の毛なんかはとてもフサフサしていましてな。それでいて槍や剣、矢で射抜かれても
ダメージが貫通しないという優れものなんです」
「あああ⋯⋯」
「よかったね川南君。素敵なプレゼントじゃん。てか泣くほど?」
「ティアーッ!」

***
ドラン族の村

ヘカテル商会の男たちが木の棍棒を手に逃げ惑うドラン族を殴打して回っている。
「捕まえた」
「放せ、放せ人間」
男は抵抗するドラン族の首を鷲掴みにして、容赦無く頭の上に棍棒を振り下ろす。
そして硬いものが砕ける鈍い音と一緒に血液が飛び散る。
ドラン族の子供を胴体の部分から縄で縛って肩に引っさげたひとりの男が
得意げに男たちに見せびらかす。
「見ろよ。ドラン族の子供だ」
「おお! やっぱりいい毛並みだな」
「”アヤト“とがどうとか必死に騒いでいたけど、頭はしっかり潰したし、これから血抜きをするところだ。
こいつはいい毛皮が作れるぜ」

捕らえれたドラン族がそれを見て一斉に騒ぎ出す。
「ティア様ーッ!」「ティア姫様!」
「おい何やってんだ。騒がしいからささっとシメろよ」
「「ハイッ」」と、答えて男たちは棍棒を振り下ろした。

その光景を崖のてっぺんから見下ろしていた魔王軍一行。
クライム・ディオールはとなりに並んだガルードに声をかける。
「これが人間のおぞましさだ。それでもまだ人間を信じるか?」
「⋯⋯」
ガルードはドラン族の村を見つめたまま口を開くことはなかった。

***
夜の飲み屋街の路地を歩くトール。

”あとを託したトール“

トールは耳にアヤトの声がしたような気がして振り返る。
そこには広場で出会ったアヤトの姿はない。
「気のせいか⋯⋯」
すると暗がりから薄汚れたローブを着た少女が歩いてくる。
「なんだ?」
少女はおもむろにフードを外し、頭にちょこんと生えたバンビの耳をピクリと動かす。
「亜人?」
「ねぇ、妹に会わせてあげようか」

つづく

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