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擬人化。
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「え~ん、え~ん。」
「あ~ん、あ~ん。」
「うえぇぇ~~ん。」
「ぐすっ…… ぐすっ…… 」
どこからともなく鳴き声が聞こえる。それぞれの部屋から、鳴き声が。
「どうしたの? 何を泣いているの。」
「誰もわたしを愛してくれないの。」
「誰もぼくを愛してくれない。」
子供たちが愛を求めて泣いていた。
「そんな事はないわ。ほら、見て。」
私は上を指し示す。
「ほら、あなた達を気に入ってくれている人がいるわ。」
「そんなの、グループであって、ぼくじゃない!! 」
「そうよ、わたしじゃないわ。」
「「「だって、愛をもらえてないんだもの!! 」」」
子供たちが哀しく泣いている。
「見て、あなたにはご指名があるわ。」
「ご指名があるのに、愛がもらえてない。ぼくはダメな子なんだ!! 」
「ご指名があるだけイイじゃないか、おれなんか見向きもされてないかも知れない。」
「そうよ!! 最初の子と最終の子の子だけ興味を持たれて真ん中の子なんてどうでもいいのよ!! 」
「「だけど、わたしたちだって愛をもらってないわ!! 」」
この部屋の子たちは、誰一人愛をもらっていない。
「あなたたちは、まだいいわ。」
「そうね、誰も愛をもらっていないもの…… 」
通りかかった隣の部屋の子が悲しそうに呟く。
「わたしたちの部屋では、愛をたくさんもらえてるグループがいるの。」
「わたしたちはもらえてない。」
「ただ、見られているだけ。愛されていない。」
「そして、愛されてないと晒されてるいるの。」
慰め合うように子どもたちは抱き合う。どうやらこの子たちの部屋では、格差が生まれているようだ。
「愛をたくさんもらってるグループのおかげで、ついでに見られてるだけなの。」
「そうよ、ご指名あってもついでくらいなものよ。」
暗く落ち込んでしまう子供たち。
「どうして、どうして、こんな事になっちゃったの!? 」
「みんな、あんなに楽しく活動していたのに!! 」
「グループを、愛してくれてると思っていられるだけでよかったのに!! 」
「1人1人に愛を与えるなんて、もらえないわたしたちは愛されてないのと同じよ!! 」
「そんなことはないわ!! 」
私は叫んだ。
「「「でも、誰もわたしを愛してくれない!! 」」」
「「「誰もぼくたちに、愛をくれない!! 」」」
泣きじゃくる子供たち。
「私が愛してるわ!! みんなを愛してる!! 」
私は叫ぶ。
「私があなたたちに愛を届ける!! ハートのエースを。」
✧\(*˘︶˘*)/✧
と、言う訳で【ハートのエース】は作者から自分の作品の1話1話への【愛】です。
グループ=作品
部屋=載せてる場所
子供たち=1話ずつ
愛=いいね機能
気に入ってくれている人=お気に入り
ご指名=しおり
「あ~ん、あ~ん。」
「うえぇぇ~~ん。」
「ぐすっ…… ぐすっ…… 」
どこからともなく鳴き声が聞こえる。それぞれの部屋から、鳴き声が。
「どうしたの? 何を泣いているの。」
「誰もわたしを愛してくれないの。」
「誰もぼくを愛してくれない。」
子供たちが愛を求めて泣いていた。
「そんな事はないわ。ほら、見て。」
私は上を指し示す。
「ほら、あなた達を気に入ってくれている人がいるわ。」
「そんなの、グループであって、ぼくじゃない!! 」
「そうよ、わたしじゃないわ。」
「「「だって、愛をもらえてないんだもの!! 」」」
子供たちが哀しく泣いている。
「見て、あなたにはご指名があるわ。」
「ご指名があるのに、愛がもらえてない。ぼくはダメな子なんだ!! 」
「ご指名があるだけイイじゃないか、おれなんか見向きもされてないかも知れない。」
「そうよ!! 最初の子と最終の子の子だけ興味を持たれて真ん中の子なんてどうでもいいのよ!! 」
「「だけど、わたしたちだって愛をもらってないわ!! 」」
この部屋の子たちは、誰一人愛をもらっていない。
「あなたたちは、まだいいわ。」
「そうね、誰も愛をもらっていないもの…… 」
通りかかった隣の部屋の子が悲しそうに呟く。
「わたしたちの部屋では、愛をたくさんもらえてるグループがいるの。」
「わたしたちはもらえてない。」
「ただ、見られているだけ。愛されていない。」
「そして、愛されてないと晒されてるいるの。」
慰め合うように子どもたちは抱き合う。どうやらこの子たちの部屋では、格差が生まれているようだ。
「愛をたくさんもらってるグループのおかげで、ついでに見られてるだけなの。」
「そうよ、ご指名あってもついでくらいなものよ。」
暗く落ち込んでしまう子供たち。
「どうして、どうして、こんな事になっちゃったの!? 」
「みんな、あんなに楽しく活動していたのに!! 」
「グループを、愛してくれてると思っていられるだけでよかったのに!! 」
「1人1人に愛を与えるなんて、もらえないわたしたちは愛されてないのと同じよ!! 」
「そんなことはないわ!! 」
私は叫んだ。
「「「でも、誰もわたしを愛してくれない!! 」」」
「「「誰もぼくたちに、愛をくれない!! 」」」
泣きじゃくる子供たち。
「私が愛してるわ!! みんなを愛してる!! 」
私は叫ぶ。
「私があなたたちに愛を届ける!! ハートのエースを。」
✧\(*˘︶˘*)/✧
と、言う訳で【ハートのエース】は作者から自分の作品の1話1話への【愛】です。
グループ=作品
部屋=載せてる場所
子供たち=1話ずつ
愛=いいね機能
気に入ってくれている人=お気に入り
ご指名=しおり
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