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マリリン、大活躍。

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手に届かない場所から、罵詈雑言をシンに浴びせるマリリン。
日頃の鬱憤を叫び続ける。

「シン。ラブリーちゃんに、何をしたんだ? 」
「さあ? さっき会っただけだ。」
「だよな。」
あまりのマリリンの言葉にシンとレストも首を傾げる。

「そう言えば、シンがに似てると言ってたよな。」
「酷い奴なんだな、きっと。」
二人は納得して頷いた。

その間も『働き蜂』は小さな部屋から出て来て、二人を襲う。本体から紐のように繋がった針が、伸ばされる。それを弾き、レストは槍で野球のバットを振るように本体を打つ。バランスを崩した本体の上の部分の急所をシンが壊す。

「はやく降りて来い!! 」
「助けて~ドラ○もんラブリーちゃん!! 」
何体も相手にしていると、やはり疲れが出てくる。シンとレストはマリリンに助けを求める。

「誰が降りるもんですか!! バカ!! バーガー、バーガー!! 」
どうやら機嫌はなおってないようだ。ねこ耳は頭に引っ付き、しっぽは膨れている。

「ほら、シン謝れ。」
「悪かった。」
「誠意がたりない!! 口先ばっかり!! 何時もそう!! 」
マリリンは納得しない。

「それ、俺じゃないから。」
「ラブリーちゃん、パンツ見えてるよ。」
「どこみてるのよ、変態!! 」
女王蜂の上で仁王立ちしているマリリンに、レストは下着が見えてるよと教えてあげる。

「仕方がない。」
シンはため息をつくと、飛んだ。次々と、働き蜂を足場にして上へと飛びつく。あっと、言う間にマリリンの傍に降り立った。

高さとしては三階くらいである。

「ほれ、受け取れ。」
「いやあぁ゙ぁ゙ぁ゙~~!! 」
シンはマリリンの襟首を掴んで、ぽいっと投げた。手足を縮めて、ぽいっと投げられるマリリン。

「ラブリーちゃあ~ん!! 」
レストが手を広げてマリリンを受け止めようと、右往左往する。

やはりマリリンは猫のように空中でと、体制を変えて床にと着地する。

その後をシンも女王蜂の頭上から飛び降りた。

「また雑にあっかって!! 」
抗議しようと顔を上げると、降りてきたシンに後襟首と腰のベルトを捕まれそのまま持ち運ばれる。

「ちょつと、やだ!! 放して!! 」
「頼んだぞ、ドラ○もん。」
女王蜂の下の凹んだ所へとマリリンは抗議も虚しく押し込まれる。

「何時も、何時も、そうなんだから!! ジンのバカ!! 」
「いいから、はやく壊せ。」
言葉でせつっく。レストのように槍を持っていたら後ろから突っいてたかも知れない。

マリリンは四つん這で前に進む。女王蜂の真ん中辺りで、少し広い場所に出る。其処は機体を動かすエネルギーを運ぶ回路が張り巡らされていた。停めるのは簡単だ、回路を切断すればいい。

マリリンは手をかざした、指の先から鋭い爪が出る。

「ジンのバカーー!! 」
マリリン必殺の猫の爪が、回路に炸裂して切り刻んでいく。

女王蜂の点灯していた明かりが、回路を切断されて一つ一つ消えていく。

そして総ての回路を切断し女王蜂が機能停止をすれば、空に浮かんでいた働き蜂は。

「うおっ!! おおっ!! 」
レストは頭を押さえて落ちてくる働き蜂から逃げ回る。当たればたん瘤どころではない。其れを安全地帯女王蜂に張り付いてるシンは見ていた。 

最後の働き蜂が落ちて、辺りは静まり返った。

「くっすん、くっすん。ジンのバカ、ジンのバカ。」
泣きながら四つん這で凹みか出てくるマリリン。

「よくやった。」
シンは襟首を掴んで持ち上げた。

「ラブリーちゃん!! 」
レストも駆けつける。

「ジンの、バカーー!! 」
襟首を持たれながら、マリリンは必殺の猫パンチをシンの顔に食らわせたのは言うまでもない。

ついでに必殺の猫キックも、シンのお腹に食らわせていた。









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