記憶の中の伝説

❄️冬は つとめて

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戦闘、対女王蜂。

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「レスト、欲情している場合ではない。」
「欲情などするかーー!! 相手はゴッツいゴーレムだぞ!! 」
「ゴーレムじゃないわ、マナ蓄積管理システム『女王蜂』よ。」
床に張り付いて泣いているレストに、シンは冷たい目を向ける。ただのゴッツい見た目の塔のようなゴーレムに欲情するかとレストは叫んだ。すると、マリリンはゴーレムじゃないと訂正する。

「女王蜂と言うんだから、こう、なっ!! 」
レストは両手で凹凸のあるナイスバディの軌道を描く。

「名前負けだ!! 女王様に謝れ!! 」
レストはゴッツい塔のようなものを指差して叫んだ。

「『働き蜂』が逆塔型アレなら、親玉女王蜂もこんなもんだろ。」
「レストが変。妄想が変!! 」
働き蜂アレから、何故ナイスバディの女性型を想像できるのかとシンとマリリンは不思議に思う。

「うるさい!! 男とは、何時も夢の中住人なんだ!! 夢見てなにが悪い!! 」
「俺も男だが。」
「シンがおかしんだ!! オレはマトモだ!! 」
男は夢見る夢の住人だからと自分を肯定し、シンの方がおかしいと言い張るレスト。

「いや、お前がおかしい。」
「レストが、変。」
シンとマリリンは冷たい目で、レストを見て言った。

女王蜂お前が悪いんだ!! ウインドカッター!! 」
レストは八つ当たりに『女王蜂』に、風魔法を放った。

「勝手に妄想したお前が悪いだろ。」
「ちょっと、魔法なんて効かないわよ。」
八つ当たりをたしなめるシンに、魔法は効かないとマリリン。

マリリンが言うようにレストの魔法は、分散され吸収される。

「魔法は、効かないのか。」
「魔法はマナの塊のようなものでしょ。」
そう言えは此処まで『働き蜂』はレストが殴って、シンが急所を壊す。魔法の魔の字も使ってなかったなと、思い出す。

『働き蜂』にも魔法は効かない、なぜならば魔法マナ吸収装置なのだから。物理的攻撃が一番だ。

先程のレストの攻撃で、蜂の巣と言われる所から『働き蜂』が出てくる。『女王蜂』を守るようにシン達との間に浮かんでいる。

女王蜂アレを壊すと、働き蜂コレが止まるんだな。」
「そうよ。」
シンは目の前のものに目線を向けてマリリンに訪ねる。マリリンも応えて、『じゃこれで』と後ろに下がろうとした。何故なら、マリリンは戦闘力皆無なのだから。

エレベーターを盾に後ろに隠れようと後退する処を、

「いやあ゙あ゙あ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙~~!! 」
その部屋にマリリンの悲鳴が響き渡った。

「ラブリーちゃあ~ん!! 」
手を伸ばして、レストも叫んだ。

今、マリリンは空を飛んでいる。
空高く。いや、部屋高く。

女王蜂の頭頂部へと目掛けて、シンがマリリンを掴み投げ飛ばしたのである。

「何をするんだ、シン!! ラブリーちゃんに!! 」
「いや、働き蜂アレと同型だから急所が上にあるかと。」
シンは女王様を壊せば働き蜂が停まると思って、急所が有るであろうと頭上にマリリンを飛ばしたのである。
爆発的、火魔法を使って。

飛ばされたマリリンは猫のように空中で、くるりとバランスをとってと『女王蜂』の最頭部へ着地した。

「何すんのよ、のバカ!! 何時も雑にあっかって!! 乙女心が傷つくんだから!! 」
マリリンは怒りで興奮して、シンに向かって叫んだ。何時もマリリンは雑にいたのだ、ジン誰に

「急所、壊してくれ!! 」
襲い来る『働き蜂』をレストが槍をバットのようにカンカンと殴り飛ばし、何処かにぶつかって戻って来た所を急所に短剣を刺して停止させながらシンはマリリンに叫んだ。

「急所なんて、あるわけ無いでしょ!! バーガー、バーガー!! 」
上で叫ぶマリリン。

「そうか、下か。」
シンは『女王蜂』の下の部分を見る。少し凹んだ部分が見える。
同型である『働き蜂』を逆さまにしたらその部分が急所の場所と同じた。

ただ、

「ドラ○もん!! 降りてきて、潜ってくれ!! 」
子供なら潜れるが、大人の自分は潜れない大きさだった。

「誰が降りるか!! バーガー、バーガー!! のバカーー!! 」
マリリンは叫んだ。






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