記憶の中の伝説

❄️冬は つとめて

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プロローグ。

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世界は一度壊れた。

海は干からび、大地はひび割れ。山は怒り、火の雨を世界に振らせた。

数多くの人間は、滅びた世界に残された。残された彼らは閉鎖された空間に閉じこもった。

絶望した世界に賢者が現れた。
賢者は新たな人類を生み出す。世界に耐えられる人間を、世界を動かすエネルギーを。

獣と融合した人類と、マナと言うエネルギー《魔法》を。

世界が再生し、平穏になった時。空から聖女が現れた。

再生した大地と魔力マナを狙い、大王が現れると。
 
誰もが聖女の言葉を信じなかった。ただ一人の若者だけが彼女の言葉を信じ、共に旅立つ。

のちに勇者と呼ばれる者。

空から降りそそぐ大王を倒し、平和をもり戻した者。
聖女と勇者と、仲間たち。


平穏を取り戻した世界。

しかし聖女と勇者はその戦いが終わった後、姿を消した。

此れは、数千年前の伝説である。








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