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現
相談
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会社での仕事は日に日に増えていく。それでも定時で帰ることになっている。最近は伝票の処理も始まった。梨咲自身の仕事に振り込み業務があるわけではないが、伝票内の項目のチェックはある。全ての項目のチェックが終わったらハンコを押して回覧する。午後からの仕事もなんとか頑張れそうだと思って気合を入れようとしたところでチャイムがなる。定時のチャイムだった。
「あ、あれ?」
「梨咲ちゃん、終わりよ」
「今から気合を入れようと思ってたんですけど」
「残念だわ…今日は終わっちゃった」
「お、お疲れ様です」
「はい、お疲れ様です」
先輩に挨拶をしてから自分の机の片付けをする。大して物を広げずに仕事をするタイプの梨咲は直ぐに席を立つ。更衣室に向かって歩いていたところで足音が聞こえる。後ろを振り向くと先輩がいた。
「お、お疲れ様です」
「お疲れ様でした。今日一緒に帰らない?」
「えぇ、大丈夫ですけど」
先輩と並んで更衣室へと歩く。梨咲は最近抱えている悩みを先輩に話してみるべきか悩んだ。最近の二人の関係における変化についてだった。悩んでいると、そんな顔に気づいたのか先輩に先手を打たれる。
「どうしたの。なんかあったの」
「まぁ、そんな感じです」
「彼氏がどうかしたの?」
「まぁ、まぁ。はい」
一発で当てられたことに動揺したが、思えばこの先輩とは彼氏と食べ物の話しかしていないような気もする。動揺をひたすら隠しながらドアノブを捻り更衣室へと入る。着替え始めてからもその話は続く。
「最近彼氏の返事が上の空なんです」
「返事が適当なの?」
「なんかそんな感じです」
「うーん、色々考えてるんじゃないかしら」
「そうなんでしょうか」
「彼氏も仕事で色々あるでしょうし、将来のこともあるでしょうし」
「まぁ、それはそうですけど」
「じっくり話したり考えたりしてみるといいわよ。じゃあ、私は帰るわ」
「あ、お疲れ様です」
着替え終わった先輩は更衣室から出ていく。梨咲も着替え終わってから更衣室を出る。考えをまとめてから、できることをやってみる。それだけが頭の中で回っていた。
「あ、あれ?」
「梨咲ちゃん、終わりよ」
「今から気合を入れようと思ってたんですけど」
「残念だわ…今日は終わっちゃった」
「お、お疲れ様です」
「はい、お疲れ様です」
先輩に挨拶をしてから自分の机の片付けをする。大して物を広げずに仕事をするタイプの梨咲は直ぐに席を立つ。更衣室に向かって歩いていたところで足音が聞こえる。後ろを振り向くと先輩がいた。
「お、お疲れ様です」
「お疲れ様でした。今日一緒に帰らない?」
「えぇ、大丈夫ですけど」
先輩と並んで更衣室へと歩く。梨咲は最近抱えている悩みを先輩に話してみるべきか悩んだ。最近の二人の関係における変化についてだった。悩んでいると、そんな顔に気づいたのか先輩に先手を打たれる。
「どうしたの。なんかあったの」
「まぁ、そんな感じです」
「彼氏がどうかしたの?」
「まぁ、まぁ。はい」
一発で当てられたことに動揺したが、思えばこの先輩とは彼氏と食べ物の話しかしていないような気もする。動揺をひたすら隠しながらドアノブを捻り更衣室へと入る。着替え始めてからもその話は続く。
「最近彼氏の返事が上の空なんです」
「返事が適当なの?」
「なんかそんな感じです」
「うーん、色々考えてるんじゃないかしら」
「そうなんでしょうか」
「彼氏も仕事で色々あるでしょうし、将来のこともあるでしょうし」
「まぁ、それはそうですけど」
「じっくり話したり考えたりしてみるといいわよ。じゃあ、私は帰るわ」
「あ、お疲れ様です」
着替え終わった先輩は更衣室から出ていく。梨咲も着替え終わってから更衣室を出る。考えをまとめてから、できることをやってみる。それだけが頭の中で回っていた。
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