17 / 17
りそうの、おとこの子。
しおりを挟む
小学校にかよいだしたなっちゃんは、おうちにかえってくると、ふきげんな日がおおくてママはしんぱいになりました。
そして、ほとんどのふまんが、おとこの子のこと。
うるさいとか、むしんけいとか、はしゃぎすぎだとか。
ママは、なっちゃんがこのまま、おとこの子ぎらいな子になってしまうのではないかと、気が気ではありません。
そんなママのようすに、気がついたなっちゃんは、ある日ママにいいました。
「ママ、だいじょうぶだよ」って。
「でも、なっちゃんは、おとこの子が大きらいなんでしょう?」
「うん。それはそうだけど、わたしのせかいはこれからドンドンひろがっていくわ。だって小学校には、いろんなほいくえんや、ようちえんからきた子があつまっているでしょう」
「そうね」
「中学校になれば、またいろんな小学校からきた子があつまるわ」
「そうね」
「その中には、いいおとこの子もきっといるものよ」
「そうだといいね」
「そうよ。ママだって、そうやってパパとけっこんしたんでしょう?」
ママは、おしゃまななっちゃんのことばに、ホッとしました。
そして、ほとんどのふまんが、おとこの子のこと。
うるさいとか、むしんけいとか、はしゃぎすぎだとか。
ママは、なっちゃんがこのまま、おとこの子ぎらいな子になってしまうのではないかと、気が気ではありません。
そんなママのようすに、気がついたなっちゃんは、ある日ママにいいました。
「ママ、だいじょうぶだよ」って。
「でも、なっちゃんは、おとこの子が大きらいなんでしょう?」
「うん。それはそうだけど、わたしのせかいはこれからドンドンひろがっていくわ。だって小学校には、いろんなほいくえんや、ようちえんからきた子があつまっているでしょう」
「そうね」
「中学校になれば、またいろんな小学校からきた子があつまるわ」
「そうね」
「その中には、いいおとこの子もきっといるものよ」
「そうだといいね」
「そうよ。ママだって、そうやってパパとけっこんしたんでしょう?」
ママは、おしゃまななっちゃんのことばに、ホッとしました。
0
お気に入りに追加
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
ボクはスライム
バナナ男さん
絵本
こんな感じだったら楽しいなと書いてみたので載せてみましたઽ( ´ω`)ઽ
凄く簡単に読める仕様でサクッと読めますのでよかったら暇つぶしに読んでみて下さいませ〜・:*。・:*三( ⊃'ω')⊃
このせかいもわるくない
ふら(鳥羽風来)
絵本
以前書いた童話「いいとこ探し」を絵本にリメイクしました。
色んなソフトを使ったりすれば、もっと良い絵が描けそうだったり、未熟な点は多いですが、よろしくお願いします。
たったひとつの願いごと
りおん雑貨店
絵本
銀河のはてで、世界を見守っている少年がおりました。
その少年が幸せにならないと、世界は冬のままでした。
少年たちのことが大好きないきものたちの、たったひとつの願いごと。
それは…

アラシとナギのパンケーキ
くさなぎ秋良
絵本
広い海が見渡せる岬の上に、『うみのねこ』という料理店があります。
お店を切り盛りするのは、アラシとナギという双子の猫。
『うみのねこ』にはメニューがありません。
お客さんが食べたいものを作って出すのです。
さあ、いらっしゃい、いらっしゃい。
ここは海に住む猫の料理店。
ちょっと風変わりでほっこりする時間をどうぞ。
ベリーズカフェでも公開中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる