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すいぞくかん ②
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すいぞくかんの大きなすいそうで、なっちゃんはいっしょうけんめいにイワシのむれを、おいかけていました。
あせびっしょりの、なっっちゃんにパパが、はなしかけます。
「そんなに、おいかけなくても、すぐになっちゃんのちかくまでくるよ」
ママが、ゆびをさしながら「大きなサメもいるよ」
でも、なっちゃんは、たのしそうにイワシたちをおいかけていました。
大きな、すいそうを出てソフトクリームをたべるなっちゃんにママが、ききました。
「なっちゃんは、小さなおさかなが、すきなのね」と。
「おさかなさんは、どれも大スキだよ」
「イワシのむれを、おいかけてあそんでいたのはなぜなの?」
すると、なっちゃんは、さみしそうなかおをして、こたえました。
「だっていっぱいあそんであげないと、あのおさかなさんたちは、すいぞくかんからおいだされて、おさかなやさんにかれるんでしょう?」
「そんなこと、ないよ」
ママは、おどろいて、こたえました。
「いいの、かくさなくても。人もほかの生きものも大きや、かわいらしさで、だいじにされかたがちがうんでしょう?」
「……」
なっちゃんのことばに、パパもママもおどろきました。
あせびっしょりの、なっっちゃんにパパが、はなしかけます。
「そんなに、おいかけなくても、すぐになっちゃんのちかくまでくるよ」
ママが、ゆびをさしながら「大きなサメもいるよ」
でも、なっちゃんは、たのしそうにイワシたちをおいかけていました。
大きな、すいそうを出てソフトクリームをたべるなっちゃんにママが、ききました。
「なっちゃんは、小さなおさかなが、すきなのね」と。
「おさかなさんは、どれも大スキだよ」
「イワシのむれを、おいかけてあそんでいたのはなぜなの?」
すると、なっちゃんは、さみしそうなかおをして、こたえました。
「だっていっぱいあそんであげないと、あのおさかなさんたちは、すいぞくかんからおいだされて、おさかなやさんにかれるんでしょう?」
「そんなこと、ないよ」
ママは、おどろいて、こたえました。
「いいの、かくさなくても。人もほかの生きものも大きや、かわいらしさで、だいじにされかたがちがうんでしょう?」
「……」
なっちゃんのことばに、パパもママもおどろきました。
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