39 / 64
*****Opération“Šahrzād”(シェーラザード作戦)*****
Miss Layla Hamdan Ⅰ(レイラ・ハムダン)
しおりを挟む
さすがに取り残された状況で、俺も帰るとは言いにくい。
まあ任務でもないのだから、今日は腹をくくってレイラと遊ぼう。
しかしそのときは、遊んだことにない俺にとって、遊ぶのは任務よりも難しいことなどとは思ってもいなかった。
「どこへ行く?」
早速レイラに聞かれて、どこへ行けばいいのか思い浮かばなくて焦る。
過去の楽しい思い出と言えば、入隊試験の初日ハンスに連れられてブッティックとレストランへ行ったことくらい。
そうだ、あの日をなぞれば何とかなるかも。
「ブティックを見て歩こう」
そう言ったあと“しまった”と後悔した。
遊びを誘ってきたのはレイラの方なのだから、先ずはレイラの希望を聞くのが先だ。
「あっ。で、でもレイラはどこに行きたかった?そっちを優先するけれど」
「うん。私もブティック行きたかったから行こう」
レイラにそう言ってもらい、二人で街に向かった。
ブティックに入るとレイラは楽しそうに服やスカーフを選びだしたのに、俺ときたら何にも楽しくなくて、ただ楽しそうに服を選んでいる客たちをボーと見ているだけ。
時折レイラが「これ似合う?」とか「アマルに、これ似合いそう」とか言ってくれるけれど、こんな時の俺ときたら、まるでニルアドミラリ。
なんの感動もない。
「つまらない?」
「いや、そんなことはない。感情を外に出すのが苦手なだけだ」
我ながら上手い事言ったと思ったが、その通りの部分もある。
同世代の他の子に比べると、俺は感情を出すことが苦手。
特に喜怒哀楽の四つの感情のうち、喜と楽は経験が乏しすぎるので、そのこと自体に先ずは戸惑う。
そして、今日のような遊びの日は、その苦手な感情の日になる。
せめてエマがいてくれたら、俺はその後ろでハラハラしながら着いて行くだけで済むのに、どうしてこんな日に……いや、これはひょっとしたら何かの作戦なのかもしれない。
昨夜あんなことが有ったものだから、私を泳がせておいて、それを監視する敵を逆に監視する。
エマは、ああ見えてもDGSEの優秀なエージェント。
ただ単にムサのお店を手伝う、なんてことはない。
つまり俺は“囮”。
レイラには、怖い思いをさせてしまうかもしれないけれど、囮は、おとりらしく普通の少女として立派に勤めてみせよう。
綺麗なブティックを出て、街をぶらついていると空爆で壊れたままの建物もまだあった。
「NATO軍の空爆のあとね」
レイラがポツリと言った。
「まだ残っているんだね」
「直せないのかも知れない。いいえ、直さないのかも」
「どういうこと?」
「んっ?なんとなくね。思い出が詰まっているとしたら、これ以上壊したくないかなって思って」
「でも、危ないよ。まるで――」
壁が抜けて突き出している梁が、まるで尖った牙のように思えた。
近づくものを威嚇して、己の身を崩す事でこの場所を守る哀れな戦士。
重傷を負いながらも、主が戻ってくるのを待ち続ける戦士。
昔から瓦礫と化した家を沢山見て来た。
空爆で力尽きて崩壊した建物たち。
そう。
彼らは力尽きて建物としての命は尽きていた。
でも、この建物は……。
「どうしたのアマル?」
「いや、なんとなく生きている気がして」
「生きて居るって、誰が?」
レイラが驚くように聞いてきた。
「人じゃなくて、この建物がさ」
一瞬間が開いて、レイラが笑い出した。
何が可笑しいのか分からないけれど、ナカナカ止まらない。
お腹を抱えるようにして俯せで、苦しいのか目から涙までうっすら見せている。
「どうしたレイラ。何が可笑しい?」
「だって、そうじゃない。古い歴史のある建物ならわかるけど、これはただのコンクリートで固めただけの建物よ。しかもまだ30年くらいしか経ってなさそうな」
確かに俺の話は飛躍しすぎていると自分でも思ったが、笑うほど可笑しなものでもないと思った。
それから二人で海辺へ向かった。
実はブティックを出てから誰かにつけられている気がしていたので、いちど見晴らしの好い所に出たいと思ってレイラを誘った。
見通しが好い所では、追跡者は非追跡者との間に距離を置く必要がある。
でなければ自分の正体を相手に晒すことになるから。
そして距離が離れると、追跡の手から逃げやすい。
「レイラは、よく海で泳ぐの?」
「そうね、昔は何度かホテル前のビーチで泳いだかな?」
「彼氏と?」
「そうね」
「いまは?」
「いまは、もう泳がないのよ。ホラもう、おばさんだから」
そう言って笑ったレイラの顔は、年よりも遥かに若々しく見えた。
まるで世間に出る前の、野心に燃えた少女のよう。
「風が強いな……戻ろうか」
「そうしましょう」
でも、実際は来た道を戻らず、その先の市街地に向かって進んだ。
そして、道を間違えた振りをして路地をジグザグに進みながら、追跡者から距離をとって行く。
通りの南側の二階にあるカフェを見つけたので、一緒に休もうと誘った。
チョッと遅いランチ。
窓際の席をとる。
ここならば、光の反射で追跡者からは見えなくて、こちらからは見やすい。
注文をした後、直ぐにアザーンが鳴ったので、レイラと二人でお店の礼拝室に入ってズフルの礼拝を済ませた。
席に戻ると、昨日の男たちが通りを掛け回っているのが見えた。
「どうしたの?」
レイラが聞いてきた。
「きのうの夜、エマと私を襲ってきた男たちに似ていると思って」
そう言って、通りを行ったり来たりする男たちを指さした。
「まあ。大変!それで怪我はなかったの?」
「うん。すごく怖かったけれど、バイト先の主人が助けに来てくれたから」
「よかったわね。でも夜道はお互い気を付けましょうね」
「うん」
レイラは注文が来る前にと言って化粧室に立った。
そして注文した料理が届けられ、それを食べ終わる頃には、もう昨夜の男たちは何処にも居なくなっていた。
レイラを連れてお店に戻ると、そこにはセバも来ていた。
「爺ちゃん、無茶すんなよ。そういう時には直ぐ俺に連絡してくれれば飛んでくるんだからさあ」
昨夜のことをどこからか聞きつけて、心配して様子を見に来たらしい。
能天気なように見えても、ナカナカお爺ちゃん思いの好い青年なのだと少し見直すが、セバ一人……いや、あの五人の仲間と一緒でも昨夜の男たちには敵わなかっただろう。
ムサが簡単に蹴散らしたように見えたけれど、あの6人は格闘技の訓練を受けている。
ただのチンピラとは訳が違う。
「あら、なにかあったのかしら?」
「ああ、昨日の夜。バーからの帰り道、アマルとエマがチンピラに絡まれたんだ」
「大変でしたわね、さっきアマルさんにお伺いしましたわ」
「大丈夫さ。アマルの悲鳴を聞きつけた爺ちゃんが、直ぐに駆け付けて6人のチンピラどもをあっという間に片付けたから」
「まあっ6人も!お爺様すごいわ」
“俺の悲鳴ではなく、それはエマの悲鳴だ” と言おうとしたが、レイラのほうが先に喋ったので、我慢した。
「そりゃ強いさ、だって俺の爺ちゃんは、もと――」
そこまで行ったときムサが大きな咳払いをして、話を止めさせた。
まあ任務でもないのだから、今日は腹をくくってレイラと遊ぼう。
しかしそのときは、遊んだことにない俺にとって、遊ぶのは任務よりも難しいことなどとは思ってもいなかった。
「どこへ行く?」
早速レイラに聞かれて、どこへ行けばいいのか思い浮かばなくて焦る。
過去の楽しい思い出と言えば、入隊試験の初日ハンスに連れられてブッティックとレストランへ行ったことくらい。
そうだ、あの日をなぞれば何とかなるかも。
「ブティックを見て歩こう」
そう言ったあと“しまった”と後悔した。
遊びを誘ってきたのはレイラの方なのだから、先ずはレイラの希望を聞くのが先だ。
「あっ。で、でもレイラはどこに行きたかった?そっちを優先するけれど」
「うん。私もブティック行きたかったから行こう」
レイラにそう言ってもらい、二人で街に向かった。
ブティックに入るとレイラは楽しそうに服やスカーフを選びだしたのに、俺ときたら何にも楽しくなくて、ただ楽しそうに服を選んでいる客たちをボーと見ているだけ。
時折レイラが「これ似合う?」とか「アマルに、これ似合いそう」とか言ってくれるけれど、こんな時の俺ときたら、まるでニルアドミラリ。
なんの感動もない。
「つまらない?」
「いや、そんなことはない。感情を外に出すのが苦手なだけだ」
我ながら上手い事言ったと思ったが、その通りの部分もある。
同世代の他の子に比べると、俺は感情を出すことが苦手。
特に喜怒哀楽の四つの感情のうち、喜と楽は経験が乏しすぎるので、そのこと自体に先ずは戸惑う。
そして、今日のような遊びの日は、その苦手な感情の日になる。
せめてエマがいてくれたら、俺はその後ろでハラハラしながら着いて行くだけで済むのに、どうしてこんな日に……いや、これはひょっとしたら何かの作戦なのかもしれない。
昨夜あんなことが有ったものだから、私を泳がせておいて、それを監視する敵を逆に監視する。
エマは、ああ見えてもDGSEの優秀なエージェント。
ただ単にムサのお店を手伝う、なんてことはない。
つまり俺は“囮”。
レイラには、怖い思いをさせてしまうかもしれないけれど、囮は、おとりらしく普通の少女として立派に勤めてみせよう。
綺麗なブティックを出て、街をぶらついていると空爆で壊れたままの建物もまだあった。
「NATO軍の空爆のあとね」
レイラがポツリと言った。
「まだ残っているんだね」
「直せないのかも知れない。いいえ、直さないのかも」
「どういうこと?」
「んっ?なんとなくね。思い出が詰まっているとしたら、これ以上壊したくないかなって思って」
「でも、危ないよ。まるで――」
壁が抜けて突き出している梁が、まるで尖った牙のように思えた。
近づくものを威嚇して、己の身を崩す事でこの場所を守る哀れな戦士。
重傷を負いながらも、主が戻ってくるのを待ち続ける戦士。
昔から瓦礫と化した家を沢山見て来た。
空爆で力尽きて崩壊した建物たち。
そう。
彼らは力尽きて建物としての命は尽きていた。
でも、この建物は……。
「どうしたのアマル?」
「いや、なんとなく生きている気がして」
「生きて居るって、誰が?」
レイラが驚くように聞いてきた。
「人じゃなくて、この建物がさ」
一瞬間が開いて、レイラが笑い出した。
何が可笑しいのか分からないけれど、ナカナカ止まらない。
お腹を抱えるようにして俯せで、苦しいのか目から涙までうっすら見せている。
「どうしたレイラ。何が可笑しい?」
「だって、そうじゃない。古い歴史のある建物ならわかるけど、これはただのコンクリートで固めただけの建物よ。しかもまだ30年くらいしか経ってなさそうな」
確かに俺の話は飛躍しすぎていると自分でも思ったが、笑うほど可笑しなものでもないと思った。
それから二人で海辺へ向かった。
実はブティックを出てから誰かにつけられている気がしていたので、いちど見晴らしの好い所に出たいと思ってレイラを誘った。
見通しが好い所では、追跡者は非追跡者との間に距離を置く必要がある。
でなければ自分の正体を相手に晒すことになるから。
そして距離が離れると、追跡の手から逃げやすい。
「レイラは、よく海で泳ぐの?」
「そうね、昔は何度かホテル前のビーチで泳いだかな?」
「彼氏と?」
「そうね」
「いまは?」
「いまは、もう泳がないのよ。ホラもう、おばさんだから」
そう言って笑ったレイラの顔は、年よりも遥かに若々しく見えた。
まるで世間に出る前の、野心に燃えた少女のよう。
「風が強いな……戻ろうか」
「そうしましょう」
でも、実際は来た道を戻らず、その先の市街地に向かって進んだ。
そして、道を間違えた振りをして路地をジグザグに進みながら、追跡者から距離をとって行く。
通りの南側の二階にあるカフェを見つけたので、一緒に休もうと誘った。
チョッと遅いランチ。
窓際の席をとる。
ここならば、光の反射で追跡者からは見えなくて、こちらからは見やすい。
注文をした後、直ぐにアザーンが鳴ったので、レイラと二人でお店の礼拝室に入ってズフルの礼拝を済ませた。
席に戻ると、昨日の男たちが通りを掛け回っているのが見えた。
「どうしたの?」
レイラが聞いてきた。
「きのうの夜、エマと私を襲ってきた男たちに似ていると思って」
そう言って、通りを行ったり来たりする男たちを指さした。
「まあ。大変!それで怪我はなかったの?」
「うん。すごく怖かったけれど、バイト先の主人が助けに来てくれたから」
「よかったわね。でも夜道はお互い気を付けましょうね」
「うん」
レイラは注文が来る前にと言って化粧室に立った。
そして注文した料理が届けられ、それを食べ終わる頃には、もう昨夜の男たちは何処にも居なくなっていた。
レイラを連れてお店に戻ると、そこにはセバも来ていた。
「爺ちゃん、無茶すんなよ。そういう時には直ぐ俺に連絡してくれれば飛んでくるんだからさあ」
昨夜のことをどこからか聞きつけて、心配して様子を見に来たらしい。
能天気なように見えても、ナカナカお爺ちゃん思いの好い青年なのだと少し見直すが、セバ一人……いや、あの五人の仲間と一緒でも昨夜の男たちには敵わなかっただろう。
ムサが簡単に蹴散らしたように見えたけれど、あの6人は格闘技の訓練を受けている。
ただのチンピラとは訳が違う。
「あら、なにかあったのかしら?」
「ああ、昨日の夜。バーからの帰り道、アマルとエマがチンピラに絡まれたんだ」
「大変でしたわね、さっきアマルさんにお伺いしましたわ」
「大丈夫さ。アマルの悲鳴を聞きつけた爺ちゃんが、直ぐに駆け付けて6人のチンピラどもをあっという間に片付けたから」
「まあっ6人も!お爺様すごいわ」
“俺の悲鳴ではなく、それはエマの悲鳴だ” と言おうとしたが、レイラのほうが先に喋ったので、我慢した。
「そりゃ強いさ、だって俺の爺ちゃんは、もと――」
そこまで行ったときムサが大きな咳払いをして、話を止めさせた。
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
甲斐ノ副将、八幡原ニテ散……ラズ
朽縄咲良
歴史・時代
【第8回歴史時代小説大賞奨励賞受賞作品】
戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。
永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。
信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。
この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。
*ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる