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*****Opération“Šahrzād”(シェーラザード作戦)*****
Demon Sergeant Ⅰ(鬼軍曹)
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フランス軍駐屯地へ入ると、出迎えの兵士が大勢出ていた。
検問所を潜り抜けジープで通り過ぎると、出迎えていた兵士達もジープを追いかけるように付いて来る。
そのほとんどが後方支援の女性隊員。
黄色い歓声が、殺伐とした砂漠に似合わないくらい華やかで、まるでコンサート会場に入る人気スターを追いかけているように見える。
「外人部隊は人気があるな」
「そんなことは無い。いつも鼻つまみ者だ」
「でも、歓迎されているぞ」
俺が後ろを指さすと「俺たちじゃない、お前を歓迎しているんだ」と返された。
「なぜ?」
「おおかたテシューブが連絡したんだろう。“傭兵部隊に女性隊員が居るので、風紀の乱れが無いように”って」
なるほどテシューブなら、そんな連絡も入れそうだ。
そして、それが部隊に伝えられ騒ぎになる。
「逆効果って奴だな」
フッとハンスが笑顔をこぼす。
基地の中ほど。
司令部のテントの前でジープが止る。
現地司令官らしき人物がテントの奥から、こっちを覗いている。
ハンスとニルスはジープを降りると、直ぐにテントの中に入って行った。
俺は着任の挨拶をするため、皆を整列させなければならない。
「全員降車!」
トラックから降りたモンタナ達が直ぐに集合する。
「整列!」
俺の号令通りに素早い整列。
さすがエリート戦士達だ。
と、言いたいところだけれど、黄色い歓声を目の当たりにして、どいつもこいつも顔がニヤケていやがる。
整列したみんなの前を歩きながら「シャキッとしろ!」と小さな声で注意する。
「でもよぉ~……」
トーニがニヤけた顔のまま、不服そうに何か言おうとしたので、ギャラリーから見えない位置でズボンの上から思いっきりキン〇マを鷲掴みしてやる。
「シャキッとしないと、握り潰す!」
「りょ、了解です。軍曹殿!」
トーニが驚いたようにシャキッとして答えた。
「よし、それでいい」
他にニヤけた顔の奴はいないか、ひとりひとりチェックして歩き、一番端で俺も整列に加わる。
テントからハンスとニルス、それに司令官らしき人物が出て来た。
「気を付け!」
ザッっと足を揃える音が響く。
「敬礼!」
バッと敬礼をするために上げられた服の音がひとつになる。
さすがに最強傭兵部隊『LéMATリマット』の兵士、決める所はバッチリ決めてくる。
そう思い誇らしげにハンスの顔を見る。
しかし、ハンスの顔付きが少しおかしい。
渋い顔。
怒っているように見えるハンスとは対照的に、ニルスの方は笑いを堪えているように見えた。
そのうち、集まったギャラリーたちも何やらザワザワソワソワし出した。
そして司令官は、呆れ顔。
いったい何だろう?
ニルスが、笑ったままの目で俺に合図を送る。
なにかと思って、ニルスの目線を追う。
列も乱れてはいないし、皆、キッチリ引き締まった顔をしている。
しかも、いつもより緊張感が半端ない。
特に何も問題ないはず……。
そう思った矢先、目が点になった。
問題の原因が分かったのだ。
列の中ほど、丁度ズボンの股の辺りに、まるで横向きにテントを張ったような出っ張り。
トーニだ。
ハンスの苦い顔、ニルスの笑い顔、ギャラリーの騒めき、指令の呆れ顔に隊員の半端ない緊張した顔付き。
全てトーニが股に張ったテントが原因だ。
もう一度列を覗くと、その張本人の顔は真っ赤で、額から零れる程汗が落ちていた。
駐屯地入りの挨拶が終わり、分隊は割り当てられたテントに向かう。
もちろん俺も。
そう思って歩き始めたところで、ハンスに呼び止められ、司令部に誘われた。
俺たちの任務はトリポリに潜むバラクの捕獲。
特に現地指令と打ち合わせするようなことは無いと思っていたし、作戦の打ち合わせにしても下士官の俺が呼ばれるのはおかしい。
ニルスは司令部の地下にある情報処理室に降りて行く。
「じゃあな、俺はまた後で顔を出す」
俺を呼び出したハンスも、司令のテントの前まで俺を案内すると、小声でそう言ってテントを去った。
俺が呼ばれた訳は、作戦の打ち合わせでもないらしい。
”まさか、女だから呼ばれただけなのか?”
「失礼します!」
そう言って、指令の部屋に入ると紅茶の甘い香りと、苦い珈琲の香りがした。
「やあ、君が一世紀振りに復活した女性戦士かね。スーザンの国籍はイギリスだったけど、君は何処の出身かね?」
司令官はそう言うと「指令のアンドレ大佐だ」と握手を求めて来たので、こちらも手を差し出す。
「綺麗な手だ。ウチの補給部隊に居るどの女性兵士よりも、2等軍曹の手は綺麗で柔らかく、それに白い」
部隊内では、女性として扱うなと厳しいお達しがあり、それは国軍にも伝わってあるはず。
なのに、このアンドレ大佐の俺への態度は、まるで女性へ対する敬意そのものなので戸惑う。
“エロおやじか?”
こういう世界だから、ゲイもいればエロもいる。
だが、それが基地司令では示しがつくまい。
「まあ、腰掛けて紅茶でも飲んでくれ」
そう言って指令自身は珈琲のカップを持ち上げた。
「頂戴いたします」
紅茶を飲むときにアンドレ指令は腕時計に目をやり、時間を確認した。
俺がまだ出身地の質問に答えてないことよりも、時間が気になるらしい。
「2等軍曹、君の経歴書は読ませてもらったよ。出身地不明、女子、コルシカ空挺試験はトップの成績で卒業、筆記試験では士官試験もクリア、なかなか頭がいい。それにもまして射撃成績は群を抜いて抜群じゃないか、どこで習った? もとはテロ組織にでも居たのかね?」
ヤザと一緒に多国籍軍と闘っていた事がバレたら、なにかと面倒になるので養父が猟師だったので幼いころから習っていたと答える。
「養父に教わった……で、その養父は今どこに?」
「俺を置いてどこかへ消えた」
「なるほど、それは大変だったろう。それで、それ以降はどうして暮らしていた?」
赤十字難民キャンプだと答えると“どこの?”と聞き返してくるだろう。
しかし運の良い事に、この司令官と俺とは組織が違うから、クソ真面目に答える義務はない。
だから「尋問ですか?」と逆に聞き返した。
「いやぁ、つい美人を見ると興味が湧く性質で、気分を害されたのなら謝るよ。すまない」
アンドレ指令は、それから立ち入ったことは聞いてこなくなり、現地の情報などを俺に話した。
テントの奥からハンスの声がした。
「入りたまえ」
入って来たのは二人。
ハンスの隣にはニルスが居た。
「終わったかね」
「終わりました」とニルスが答えた。
その言葉を聞いて指令が席を立ったので、俺も立つ。
「いや、くだらない話に付き合わせて申し訳ない。この握手を最後に私の認識を改めさせてもらう。チャーミングな若いお嬢さんではなく、強く立派な兵士として歓迎するナトー2等軍曹。リビアへ、ようこそ!」
差し出された手に、迷うことなく自分の手を出して握手をした。
アンドレ指令は握手が未だ終わらないうちにニルスに尋ねた。
「使い方はウチの通信担当に?」
「ハイ。もう説明しました」
ニルスが答えると、指令は俺の方を向き「これで安心」と言った。
「それでは、失礼します!」
ハンスの号令で俺たち三人は一緒に指令のテントを出た。
「何をしていたのですか?」
ニルスに聞くと、通信の情報制限を掛けていたと答えた。
「何のために?」
俺が効くと、大勢のギャラリーたちが携帯をこっちに向けていた。
「写真!?」
そう、ここの通信網にウィルスを掛けた。
俺が不思議そうな顔をしているのに気が付いたハンスが、面倒臭そうに口を挟む。
「皆が、お前の写真を撮るからだ。写真が出回っては困る」
「それで、ナトちゃんの写真を撮影した場合に、送信できなくなるばかりか、削除してしまうスパムを入れたんだよ」
あとに続いて、ニルスが自慢げに答えたので、いつも現地入りしたら行う作業かと聞いた。
「まさか。言ったろ、いつも俺たちは鼻つまみ者だって」
「こうして写真を撮られる事なんてない」
「……そうか。すまない」
女性だということを申し訳なく思う一方、何だかほんの少しだけ甘く、くすぐったい気持ちになった。
検問所を潜り抜けジープで通り過ぎると、出迎えていた兵士達もジープを追いかけるように付いて来る。
そのほとんどが後方支援の女性隊員。
黄色い歓声が、殺伐とした砂漠に似合わないくらい華やかで、まるでコンサート会場に入る人気スターを追いかけているように見える。
「外人部隊は人気があるな」
「そんなことは無い。いつも鼻つまみ者だ」
「でも、歓迎されているぞ」
俺が後ろを指さすと「俺たちじゃない、お前を歓迎しているんだ」と返された。
「なぜ?」
「おおかたテシューブが連絡したんだろう。“傭兵部隊に女性隊員が居るので、風紀の乱れが無いように”って」
なるほどテシューブなら、そんな連絡も入れそうだ。
そして、それが部隊に伝えられ騒ぎになる。
「逆効果って奴だな」
フッとハンスが笑顔をこぼす。
基地の中ほど。
司令部のテントの前でジープが止る。
現地司令官らしき人物がテントの奥から、こっちを覗いている。
ハンスとニルスはジープを降りると、直ぐにテントの中に入って行った。
俺は着任の挨拶をするため、皆を整列させなければならない。
「全員降車!」
トラックから降りたモンタナ達が直ぐに集合する。
「整列!」
俺の号令通りに素早い整列。
さすがエリート戦士達だ。
と、言いたいところだけれど、黄色い歓声を目の当たりにして、どいつもこいつも顔がニヤケていやがる。
整列したみんなの前を歩きながら「シャキッとしろ!」と小さな声で注意する。
「でもよぉ~……」
トーニがニヤけた顔のまま、不服そうに何か言おうとしたので、ギャラリーから見えない位置でズボンの上から思いっきりキン〇マを鷲掴みしてやる。
「シャキッとしないと、握り潰す!」
「りょ、了解です。軍曹殿!」
トーニが驚いたようにシャキッとして答えた。
「よし、それでいい」
他にニヤけた顔の奴はいないか、ひとりひとりチェックして歩き、一番端で俺も整列に加わる。
テントからハンスとニルス、それに司令官らしき人物が出て来た。
「気を付け!」
ザッっと足を揃える音が響く。
「敬礼!」
バッと敬礼をするために上げられた服の音がひとつになる。
さすがに最強傭兵部隊『LéMATリマット』の兵士、決める所はバッチリ決めてくる。
そう思い誇らしげにハンスの顔を見る。
しかし、ハンスの顔付きが少しおかしい。
渋い顔。
怒っているように見えるハンスとは対照的に、ニルスの方は笑いを堪えているように見えた。
そのうち、集まったギャラリーたちも何やらザワザワソワソワし出した。
そして司令官は、呆れ顔。
いったい何だろう?
ニルスが、笑ったままの目で俺に合図を送る。
なにかと思って、ニルスの目線を追う。
列も乱れてはいないし、皆、キッチリ引き締まった顔をしている。
しかも、いつもより緊張感が半端ない。
特に何も問題ないはず……。
そう思った矢先、目が点になった。
問題の原因が分かったのだ。
列の中ほど、丁度ズボンの股の辺りに、まるで横向きにテントを張ったような出っ張り。
トーニだ。
ハンスの苦い顔、ニルスの笑い顔、ギャラリーの騒めき、指令の呆れ顔に隊員の半端ない緊張した顔付き。
全てトーニが股に張ったテントが原因だ。
もう一度列を覗くと、その張本人の顔は真っ赤で、額から零れる程汗が落ちていた。
駐屯地入りの挨拶が終わり、分隊は割り当てられたテントに向かう。
もちろん俺も。
そう思って歩き始めたところで、ハンスに呼び止められ、司令部に誘われた。
俺たちの任務はトリポリに潜むバラクの捕獲。
特に現地指令と打ち合わせするようなことは無いと思っていたし、作戦の打ち合わせにしても下士官の俺が呼ばれるのはおかしい。
ニルスは司令部の地下にある情報処理室に降りて行く。
「じゃあな、俺はまた後で顔を出す」
俺を呼び出したハンスも、司令のテントの前まで俺を案内すると、小声でそう言ってテントを去った。
俺が呼ばれた訳は、作戦の打ち合わせでもないらしい。
”まさか、女だから呼ばれただけなのか?”
「失礼します!」
そう言って、指令の部屋に入ると紅茶の甘い香りと、苦い珈琲の香りがした。
「やあ、君が一世紀振りに復活した女性戦士かね。スーザンの国籍はイギリスだったけど、君は何処の出身かね?」
司令官はそう言うと「指令のアンドレ大佐だ」と握手を求めて来たので、こちらも手を差し出す。
「綺麗な手だ。ウチの補給部隊に居るどの女性兵士よりも、2等軍曹の手は綺麗で柔らかく、それに白い」
部隊内では、女性として扱うなと厳しいお達しがあり、それは国軍にも伝わってあるはず。
なのに、このアンドレ大佐の俺への態度は、まるで女性へ対する敬意そのものなので戸惑う。
“エロおやじか?”
こういう世界だから、ゲイもいればエロもいる。
だが、それが基地司令では示しがつくまい。
「まあ、腰掛けて紅茶でも飲んでくれ」
そう言って指令自身は珈琲のカップを持ち上げた。
「頂戴いたします」
紅茶を飲むときにアンドレ指令は腕時計に目をやり、時間を確認した。
俺がまだ出身地の質問に答えてないことよりも、時間が気になるらしい。
「2等軍曹、君の経歴書は読ませてもらったよ。出身地不明、女子、コルシカ空挺試験はトップの成績で卒業、筆記試験では士官試験もクリア、なかなか頭がいい。それにもまして射撃成績は群を抜いて抜群じゃないか、どこで習った? もとはテロ組織にでも居たのかね?」
ヤザと一緒に多国籍軍と闘っていた事がバレたら、なにかと面倒になるので養父が猟師だったので幼いころから習っていたと答える。
「養父に教わった……で、その養父は今どこに?」
「俺を置いてどこかへ消えた」
「なるほど、それは大変だったろう。それで、それ以降はどうして暮らしていた?」
赤十字難民キャンプだと答えると“どこの?”と聞き返してくるだろう。
しかし運の良い事に、この司令官と俺とは組織が違うから、クソ真面目に答える義務はない。
だから「尋問ですか?」と逆に聞き返した。
「いやぁ、つい美人を見ると興味が湧く性質で、気分を害されたのなら謝るよ。すまない」
アンドレ指令は、それから立ち入ったことは聞いてこなくなり、現地の情報などを俺に話した。
テントの奥からハンスの声がした。
「入りたまえ」
入って来たのは二人。
ハンスの隣にはニルスが居た。
「終わったかね」
「終わりました」とニルスが答えた。
その言葉を聞いて指令が席を立ったので、俺も立つ。
「いや、くだらない話に付き合わせて申し訳ない。この握手を最後に私の認識を改めさせてもらう。チャーミングな若いお嬢さんではなく、強く立派な兵士として歓迎するナトー2等軍曹。リビアへ、ようこそ!」
差し出された手に、迷うことなく自分の手を出して握手をした。
アンドレ指令は握手が未だ終わらないうちにニルスに尋ねた。
「使い方はウチの通信担当に?」
「ハイ。もう説明しました」
ニルスが答えると、指令は俺の方を向き「これで安心」と言った。
「それでは、失礼します!」
ハンスの号令で俺たち三人は一緒に指令のテントを出た。
「何をしていたのですか?」
ニルスに聞くと、通信の情報制限を掛けていたと答えた。
「何のために?」
俺が効くと、大勢のギャラリーたちが携帯をこっちに向けていた。
「写真!?」
そう、ここの通信網にウィルスを掛けた。
俺が不思議そうな顔をしているのに気が付いたハンスが、面倒臭そうに口を挟む。
「皆が、お前の写真を撮るからだ。写真が出回っては困る」
「それで、ナトちゃんの写真を撮影した場合に、送信できなくなるばかりか、削除してしまうスパムを入れたんだよ」
あとに続いて、ニルスが自慢げに答えたので、いつも現地入りしたら行う作業かと聞いた。
「まさか。言ったろ、いつも俺たちは鼻つまみ者だって」
「こうして写真を撮られる事なんてない」
「……そうか。すまない」
女性だということを申し訳なく思う一方、何だかほんの少しだけ甘く、くすぐったい気持ちになった。
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