朝靄に立つ牝犬 -改訂版-

翠乃古鹿

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……服従の牝犬

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 死にたい程の屈辱の中で、直腸内に埋め込まれた卵型のローターが、心地よい振動を与えているのが不思議だった。
(まるで、仰向けにひっくり返されたカエルみたい……)
 チンポお迎えポーズなどという、卑猥な姿を晒す知子は、まるで他人事のような感覚で呟いた。
 身体の柔らかさが災いし、知子の左右に陣取った小杉と日吉によって、これでもかという程、両脚を拡げられていた。
 執拗に知子の肉穴の秘密を探り続ける渋谷は、今まで見たことがない巨大なペリカン口の器具を手にしていた。
「これは家畜用のクスコでね。人間さまのモノよりも少し大きいけど、心配しなくても挿入口の先に潤滑用のゼリーローションを塗りますで、抵抗なく入ると思いますよ」
 少し大きいどころではない。
 信じられないほど巨大な膣鏡と知って、知子の身体は心底震えた。
 産婦人科医でもない渋谷が、産道の肉壁を極限まで広げ、奥に隠れた子宮まで覗こうというのだ。
 救いを求めるまなざしを大倉たちに向けた知子は、ニヤニヤと薄笑いを浮かべる男たちが本気なのだと悟った。
 本気であの金属製の巨大な器具を知子の中に入れ、膣口を広げようというのだ。
 知子の秘穴に、ローションがたっぷりと注入された。
「こんなに濡らしていれば、わざわざゼリーを注入しなくても大丈夫そうですね。でも、このゼリーには媚薬が混ぜてあるんですよ。フフフ」
 渋谷の嘲笑も、知子の耳には入らない。
 巨大なクチバシの先が、知子の股間にあてがわれた途端、
「ひっ! い、いやー」
 恐怖のあまり姿勢を崩し、体を丸めて股を閉じてしまった。
 それは、大倉たちの前では決して許されないことだった。
「バカヤロー。誰がポーズを崩していいと言った!」
 大倉の叱責が飛び、逃げようとする知子の髪が踏みつけられた。
「そんなものを使われたら知子は、知子の便器マンコは壊れてしまいます。お願い、大倉君……何でしますので……お願い、そんなものを使うのは、許して……」
 知子は尻を上げて、必死で男たちの喜ぶポーズで許しを願った。尻の穴から垂れるローターのコードが、卑猥に揺れた。
「心にもないことを言いやがる。本当は嬉しくてウズウズしているくせに。猿芝居はいい加減にしろ!」
「ひいっ」
 パシーンと勢い良く尻を叩かれ、思わず身をよじって後ずさりした知子を、背後から日吉が取り押さえて封じた。
 指の長い無骨な手が、たわわな乳房を鷲掴みにして握りしめた。
「僕も、これを知子の便器マンコに突っ込むと決めたら、必ずやりますよ。知子がどこまで淫乱な牝犬で、変態の便器女なのか、見せてもらおうか」
 知子の前に仁王立ちした渋谷は、芝居がかった口調で言い放った。
 知子は、改めて自分の置かれた絶望をかみしめた。
 何を言っても無駄なのだ……。
 だが、気持ちと裏腹に体が疼いた。
「でも、確かに今これを使ったら、知子さんの便器マンコが壊れてしまうかもしれませんね。僕も、そんなことは望んでいないので、知子さんの心がけ次第では、特別にこちらの小さい方を使ってもいいですよ」
 そう言って指し示した膣鏡は、家畜用の半分にも満たない大きさだ。
 一般的に使用される物よりは大きなサイズだが、知子には分かりようもない。
「良かったじゃないか知子。あんな小さい方でいいってさ。渋谷さんの好意に感謝しなくちゃな」
 大仰な言い方で肩をすくめた大倉が、知子の耳元で感謝の言葉を伝授する。
 諦観の色を浮かべた生贄は、操り人形のように股を大きく拡げ、授けられた屈辱の謝意を告げた。
「ありがとうございます渋谷さん。淫売牝の分際で、失礼なことを申しました。もっと素直で可愛い牝犬になりますので、どうか知子の拡げた便器マンコを、ご覧下さい……」
 知子の従順な態度に、男たちは満足顔で見合わせると、腹を抱えて笑った。
 渋谷の奸計に踊らされ、膣鏡を受け入れた知子は、支配される喜びに身を任せた自分を卑下していた。強い劣等感に支配されていたのだ。
 大倉の目配せで、日吉と小杉が、知子の脚を抱え込んだ。白いスラリとした両脚が真一文字に拡がった。
 天井を向いた秘穴に、二人の手が伸びる。
「な、何を……ひっ、痛い……」
 肉の花弁をつまんだ日吉と小杉が、無慈悲にも左右に引き伸ばした。女の秘密はもう何も隠すものがない。
 ぽっかりと口を開けた秘穴に、再びクチバシの先が当てがわれた。
「力を抜くんだ知子、入れるぞ」
「はい……」
 服従の返事と共に、知子は力を抜いた。
 四人の男たちの見守る中、秘密の肉壁が押し広げられた。
「す、すげえ……」
 日吉と小杉が、同時に感嘆の声を上げた。
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