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河川敷の性女③
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大倉の宣言に、浮浪者たちは歓喜した。
「おー、早速やらせてくれるのかい」
「ありがとよ、兄ちゃん」
男たちの興奮の中、呆然と立ち尽くす知子に目をやると、乳首も女の割れ目も透けて見えていた妖艶な下着は濡れて肌に貼り着き、益々透明度を上げていた。
「順番はくじ引きだ。恨みっこなしだぜ」
用意されたくじに殺到した男たちから、獣のような咆吼が上がった。
「うおー、やったぞ! 一番だ!」
一番先に知子の下着を脱がす権利を得た男が、嬉しそうに黄色い歯をむき出しにして配られた避妊具を握りしめ、テントの中に知子を連れ込んだのだ。
五番の札を持ったザンギリ頭の中年男が、一番札の男に引かれて行く知子の横顔を凝視していた。
その男は、知子を犯す時も六人の中でただ一人、犬の交尾のような後背位であったことも大倉は見逃さなかった。
高架下で騒ぐ浮浪者たちの声はキャンプ場にいた人たちにも届いていたが、誰一人として感心を寄せる者はいなかった。
浮浪者たちの存在は、彼らにとっていないのと同じなのだ。
その時橋脚の後ろでは、強制的に排出を促す薬液を直腸内に流し込まれた知子が、腸の煽動に耐えていた。
括約筋に力を入れ、強烈な脳のシグナルに抵抗する器官を新たな異物が押し広げた。
「あっ、いや!」
本流を止める栓が深奥に侵入し、出口を塞いだのだ。
「や、約束が、約束が違うわ!」
知子は思わず抗議の声を上げた。
自分の意思で出すことができなくなった知子に、更なる試練が訪れていた。
移動中にワゴン車の中で飲まされた大量のアイスコーヒーが効果を現し、知子の膀胱を圧迫し始めていたのだ。
排出の苦しみと戦う知子には、限界を迎えた尿意まで押さえる事は不可能だった。
欲情を隠そうとしない浮浪者の集団に虚ろな目を向けた知子は、耳元で囁く大倉の操り人形となった。
「ウンチをする前に、おじさまたちに、知子のオシッコを見て欲しいの。オシッコがどこの穴から出てくるのか、お見せしますわ。ウンチは、その後でね……」
浮浪者たちの間から、喜びとも嘲笑ともつかない笑いが起こった。
「いいぜ、お嬢ちゃん。見ていてやるよ」
「もっとガバッと股を開けよ」
「ハマグリの開きが足りないぞ」
祈るように天を仰いだ知子は、男たちのリクエストに応えて膀胱の制御を緩めた。
歯止めの利かない水流がほとばしり出た。
放出の解放感と腸動の苦しみの板挟みで、被虐の悦楽に襲われた知子は崩れ落ちた。
二股の根元から噴水のように弧を描いた水流が男たちに降り注いだが、誰一人その場を動こうとしなかった。
すると大倉が動いた。
「イヤーっ!」
唐突に栓が抜かれ、固形物を含んだ濁流が激しく地面を叩いた。
サイクリングロードをジョギングしていた数人が、女性の悲鳴のような声が聞こえ立ち止まったが、奇声を発して飛び出してきた浮浪者たちの姿を見て眉をひそめると、何事もなかったように再び走り去っていった。
獣欲に囚われた男たちは、知子が話に聞いた通りの変態女だと確信した。
百人を超える男とセックスをした淫乱女だということも、もはや疑う余地がない。
遠慮のない二度目の交わりが始まった。
知子の嬌声が、あたりをはばかることなくテントの中に響いていた。
大倉がザンギリ頭の中年男に声をかけた。
「ありがとよ、おっさん。おかげでいい絵が撮れたぜ」
この無精ひげの男が、変態女の便秘解消を叶えたのだ。
「女に浣腸なんて、初めてだぜ……」
ボソリと言った男に、大倉は知子の卑猥な写真を渡した。笑顔を浮かべた大股開きで、女の全てを晒した写真だ。
「記念に、おっさんに進呈するよ」
男はまじまじとその写真を見ると、小さなため息をついてポケットにしまった。
「あの知子って女、どういう……」
「女のことが気になるようだな、おっさん」
「いや……そういうわけじゃ……」
「へへへ、あんたの昔の女に似てたかい?」
すると男は驚いたように顔を上げたが、
「あんな美人じゃねえよ」
と小さく手を振った。
「図星のようだな。何だったら、順番が来るまで話を聞かせてくれねえか」
大倉はカップ酒を差し出した。
「いいのかい、あんちゃん。ありがとよ」
男はうまそうに一口飲むと、テントに目を向けた。ゆっくりと腰を動かす一番札の男の尻が見えた。
五番の札を持ったその男は、チッと舌打ちをすると、おもむろに口を開いた。
「昔、世話になった女によく似ているのさ。不義理をして、合わせる顔がないがな……」
「へー、その女に惚れてたんだ」
すると男はカップ酒を一気に飲んだ。
「ふー、バカ言うじゃねえよ、兄ちゃん。女といったって、俺の姉貴さ。年はだいぶな離れているけどな」
「ほう、もう少し詳しく話してくれよ」
ニヤリと笑った大倉は、もう一本カップ酒を差し出した。
「おー、早速やらせてくれるのかい」
「ありがとよ、兄ちゃん」
男たちの興奮の中、呆然と立ち尽くす知子に目をやると、乳首も女の割れ目も透けて見えていた妖艶な下着は濡れて肌に貼り着き、益々透明度を上げていた。
「順番はくじ引きだ。恨みっこなしだぜ」
用意されたくじに殺到した男たちから、獣のような咆吼が上がった。
「うおー、やったぞ! 一番だ!」
一番先に知子の下着を脱がす権利を得た男が、嬉しそうに黄色い歯をむき出しにして配られた避妊具を握りしめ、テントの中に知子を連れ込んだのだ。
五番の札を持ったザンギリ頭の中年男が、一番札の男に引かれて行く知子の横顔を凝視していた。
その男は、知子を犯す時も六人の中でただ一人、犬の交尾のような後背位であったことも大倉は見逃さなかった。
高架下で騒ぐ浮浪者たちの声はキャンプ場にいた人たちにも届いていたが、誰一人として感心を寄せる者はいなかった。
浮浪者たちの存在は、彼らにとっていないのと同じなのだ。
その時橋脚の後ろでは、強制的に排出を促す薬液を直腸内に流し込まれた知子が、腸の煽動に耐えていた。
括約筋に力を入れ、強烈な脳のシグナルに抵抗する器官を新たな異物が押し広げた。
「あっ、いや!」
本流を止める栓が深奥に侵入し、出口を塞いだのだ。
「や、約束が、約束が違うわ!」
知子は思わず抗議の声を上げた。
自分の意思で出すことができなくなった知子に、更なる試練が訪れていた。
移動中にワゴン車の中で飲まされた大量のアイスコーヒーが効果を現し、知子の膀胱を圧迫し始めていたのだ。
排出の苦しみと戦う知子には、限界を迎えた尿意まで押さえる事は不可能だった。
欲情を隠そうとしない浮浪者の集団に虚ろな目を向けた知子は、耳元で囁く大倉の操り人形となった。
「ウンチをする前に、おじさまたちに、知子のオシッコを見て欲しいの。オシッコがどこの穴から出てくるのか、お見せしますわ。ウンチは、その後でね……」
浮浪者たちの間から、喜びとも嘲笑ともつかない笑いが起こった。
「いいぜ、お嬢ちゃん。見ていてやるよ」
「もっとガバッと股を開けよ」
「ハマグリの開きが足りないぞ」
祈るように天を仰いだ知子は、男たちのリクエストに応えて膀胱の制御を緩めた。
歯止めの利かない水流がほとばしり出た。
放出の解放感と腸動の苦しみの板挟みで、被虐の悦楽に襲われた知子は崩れ落ちた。
二股の根元から噴水のように弧を描いた水流が男たちに降り注いだが、誰一人その場を動こうとしなかった。
すると大倉が動いた。
「イヤーっ!」
唐突に栓が抜かれ、固形物を含んだ濁流が激しく地面を叩いた。
サイクリングロードをジョギングしていた数人が、女性の悲鳴のような声が聞こえ立ち止まったが、奇声を発して飛び出してきた浮浪者たちの姿を見て眉をひそめると、何事もなかったように再び走り去っていった。
獣欲に囚われた男たちは、知子が話に聞いた通りの変態女だと確信した。
百人を超える男とセックスをした淫乱女だということも、もはや疑う余地がない。
遠慮のない二度目の交わりが始まった。
知子の嬌声が、あたりをはばかることなくテントの中に響いていた。
大倉がザンギリ頭の中年男に声をかけた。
「ありがとよ、おっさん。おかげでいい絵が撮れたぜ」
この無精ひげの男が、変態女の便秘解消を叶えたのだ。
「女に浣腸なんて、初めてだぜ……」
ボソリと言った男に、大倉は知子の卑猥な写真を渡した。笑顔を浮かべた大股開きで、女の全てを晒した写真だ。
「記念に、おっさんに進呈するよ」
男はまじまじとその写真を見ると、小さなため息をついてポケットにしまった。
「あの知子って女、どういう……」
「女のことが気になるようだな、おっさん」
「いや……そういうわけじゃ……」
「へへへ、あんたの昔の女に似てたかい?」
すると男は驚いたように顔を上げたが、
「あんな美人じゃねえよ」
と小さく手を振った。
「図星のようだな。何だったら、順番が来るまで話を聞かせてくれねえか」
大倉はカップ酒を差し出した。
「いいのかい、あんちゃん。ありがとよ」
男はうまそうに一口飲むと、テントに目を向けた。ゆっくりと腰を動かす一番札の男の尻が見えた。
五番の札を持ったその男は、チッと舌打ちをすると、おもむろに口を開いた。
「昔、世話になった女によく似ているのさ。不義理をして、合わせる顔がないがな……」
「へー、その女に惚れてたんだ」
すると男はカップ酒を一気に飲んだ。
「ふー、バカ言うじゃねえよ、兄ちゃん。女といったって、俺の姉貴さ。年はだいぶな離れているけどな」
「ほう、もう少し詳しく話してくれよ」
ニヤリと笑った大倉は、もう一本カップ酒を差し出した。
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