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脱衣の交差点
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夏の差しが眩しく照りつけていた。
綱島知子は、青い水玉模様のワンピースに白いサンダルシューズという軽装で、駅前の交差点に立っていた。
生地の薄いワンピースは、知子の身体をシルエットにして浮き上がらせていた。
「初めて先生に会った時のように、清楚で純情そうな女に見えるぜ」
煙草をくゆらせながら、大倉が囁いた。
「今じゃ、数え切れないほどの男をくわえ込んだ淫売だがな」
「そんな女にしたのは……大倉くん、あなたたちじゃない……」
「そうさ。処女だった先生を、こんな恥知らずな牝犬にしたのは俺たちさ」
大倉は知子の抗議など歯牙にもかけず、せせら笑っている。
一足先に道路の反対側に渡った小杉と日吉がビデオカメラを構え、OKのサインを送ってきた。
「信号が青になったら、露出狂の淫売女らしく、ケツを振って歩くんだぜ。歩道を渡り終わったら、犬のように片足を上げて小便だ。いつも俺たちの前でやっていたようにな」
知子はコクリとうなずいた。
信号が青に変わり、人々がいっせいに歩道を渡りはじめた。
サラリーマンや制服姿の若いOLたちが知子の前を通り過ぎて行く。
背中のファスナーが無造作に引き降ろされた。裏地の無いワンピースが、肩から足下に滑り落ちた。
下着類は一切許されていない。知子は、生まれたままの全裸を白昼の路上で晒した。
(ああっ……夢なら覚めて……)
知子は心からそう願った。
突然の裸女の出現に、通行人たちはギョッとしたように立ち止まる。
小さな風にも飛ばされそうなワンピースをその場に残し、知子は歩き始めた。
「きゃーッ」
「ちょっとォ、やだ」
「なあにィ、あれ」
人々のざわめきの中を、知子は尻を振りながらゆっくりと横断歩道を渡る。
膝がガクガクと震えだすのを必死で押さえていた。
「見ろよ。あの女パイパンだぜ」
「おかしんじゃなーい」
「みてぇ、背中に何か書いてあるわよ」
「私は露出狂の淫乱ですって」
「ばっかみたい」
通行人たちの声が、知子の耳に飛び込む。
わずか二十メートル足らずの歩道が、永遠に続く道のように思えた。
蔑みの視線と嘲笑の中で知子は歩道を渡り切った。しかし、この卑猥な見せ物は終わりではなかった。
知子はガードレールの上に片足をのせ、尻を路上に突き出すようにして脚を拡げた。
女の恥部が公衆の面前に晒された。
「すげえ。丸見えじゃん」
「なんか、あそこ濡れてるぜ」
「変態よ」
「やーだ」
(早くオシッコをしなくっちゃ……)
下半身の力を緩めようとするが、あまりの緊張に体がいうことをきかない。
知子を中心に、人の輪ができはじめた。
歩行者用の信号が点滅し、緑から赤に変わっても、最後の命令は実行できなかった。
ふいに腕を取られ、知子は引きずられるようにワゴン車の中に押し込められた。
ドアが閉まると同時に車が走り出す。
知子はガタガタと震えていた。
あまりの羞恥と屈辱感に、身体の震えが止まらないのだ。
「なぜあそこで小便をしなかった」
大倉がドスのきいた声で詰問する。
「ご、ごめんなさい……恥ずかしくて……どうしても……出なかったの……」
「みんなに見られて、マンコをこんなにべちょべちょに濡らしている変態女が、恥ずかしくて小便ができなかっただと。いいかげんなことを言うな!」
不意に大倉の指が、知子の割れ目に侵入してきた。
「ひっ! ご、ごめんなさい……次は、この次は必ずオシッコしますから……許してください」
「当たり前だ。公衆の面前で小便姿の恥を晒すまで、何度でもやらせるからな」
憮然とした顔で大倉が宣言した。
「は、はい……よろしくお願いします」
服従の言葉が自然と口をついた。
「ハハハ。よろしくお願いしますだってよ」
「まだまだやりたりないらしいな。とんでもない変態女だせ」
小杉と日吉の嘲笑に、知子はハッと顔を赤らめ唇を噛んだ。
夢ではない……。
これは知子が受け入れた現実なのだ。
卒業した教え子たちに再会し、彼らの姦計に堕とされた知子は、訴える事も逃げる事もできなかった。
流されるまま、言われるままにセックスの相手を務めてきた。
今、自分がしている事は、高校教師として許されない背徳行為だと分かっている。
だが、知子の中で目覚めた被虐の悦びが、麻薬のように心と身体に浸食していくのを止めようがなかった。
(次は、言いつけ通りにオシッコしてみせるわ……そうすれば、きっとあの人も……)
愛されたいと願う、男の顔が浮かんだ。
肉壷を探る大倉の指が、どうやら快感と共に尿意も引き寄せてきたようだ。
綱島知子は、青い水玉模様のワンピースに白いサンダルシューズという軽装で、駅前の交差点に立っていた。
生地の薄いワンピースは、知子の身体をシルエットにして浮き上がらせていた。
「初めて先生に会った時のように、清楚で純情そうな女に見えるぜ」
煙草をくゆらせながら、大倉が囁いた。
「今じゃ、数え切れないほどの男をくわえ込んだ淫売だがな」
「そんな女にしたのは……大倉くん、あなたたちじゃない……」
「そうさ。処女だった先生を、こんな恥知らずな牝犬にしたのは俺たちさ」
大倉は知子の抗議など歯牙にもかけず、せせら笑っている。
一足先に道路の反対側に渡った小杉と日吉がビデオカメラを構え、OKのサインを送ってきた。
「信号が青になったら、露出狂の淫売女らしく、ケツを振って歩くんだぜ。歩道を渡り終わったら、犬のように片足を上げて小便だ。いつも俺たちの前でやっていたようにな」
知子はコクリとうなずいた。
信号が青に変わり、人々がいっせいに歩道を渡りはじめた。
サラリーマンや制服姿の若いOLたちが知子の前を通り過ぎて行く。
背中のファスナーが無造作に引き降ろされた。裏地の無いワンピースが、肩から足下に滑り落ちた。
下着類は一切許されていない。知子は、生まれたままの全裸を白昼の路上で晒した。
(ああっ……夢なら覚めて……)
知子は心からそう願った。
突然の裸女の出現に、通行人たちはギョッとしたように立ち止まる。
小さな風にも飛ばされそうなワンピースをその場に残し、知子は歩き始めた。
「きゃーッ」
「ちょっとォ、やだ」
「なあにィ、あれ」
人々のざわめきの中を、知子は尻を振りながらゆっくりと横断歩道を渡る。
膝がガクガクと震えだすのを必死で押さえていた。
「見ろよ。あの女パイパンだぜ」
「おかしんじゃなーい」
「みてぇ、背中に何か書いてあるわよ」
「私は露出狂の淫乱ですって」
「ばっかみたい」
通行人たちの声が、知子の耳に飛び込む。
わずか二十メートル足らずの歩道が、永遠に続く道のように思えた。
蔑みの視線と嘲笑の中で知子は歩道を渡り切った。しかし、この卑猥な見せ物は終わりではなかった。
知子はガードレールの上に片足をのせ、尻を路上に突き出すようにして脚を拡げた。
女の恥部が公衆の面前に晒された。
「すげえ。丸見えじゃん」
「なんか、あそこ濡れてるぜ」
「変態よ」
「やーだ」
(早くオシッコをしなくっちゃ……)
下半身の力を緩めようとするが、あまりの緊張に体がいうことをきかない。
知子を中心に、人の輪ができはじめた。
歩行者用の信号が点滅し、緑から赤に変わっても、最後の命令は実行できなかった。
ふいに腕を取られ、知子は引きずられるようにワゴン車の中に押し込められた。
ドアが閉まると同時に車が走り出す。
知子はガタガタと震えていた。
あまりの羞恥と屈辱感に、身体の震えが止まらないのだ。
「なぜあそこで小便をしなかった」
大倉がドスのきいた声で詰問する。
「ご、ごめんなさい……恥ずかしくて……どうしても……出なかったの……」
「みんなに見られて、マンコをこんなにべちょべちょに濡らしている変態女が、恥ずかしくて小便ができなかっただと。いいかげんなことを言うな!」
不意に大倉の指が、知子の割れ目に侵入してきた。
「ひっ! ご、ごめんなさい……次は、この次は必ずオシッコしますから……許してください」
「当たり前だ。公衆の面前で小便姿の恥を晒すまで、何度でもやらせるからな」
憮然とした顔で大倉が宣言した。
「は、はい……よろしくお願いします」
服従の言葉が自然と口をついた。
「ハハハ。よろしくお願いしますだってよ」
「まだまだやりたりないらしいな。とんでもない変態女だせ」
小杉と日吉の嘲笑に、知子はハッと顔を赤らめ唇を噛んだ。
夢ではない……。
これは知子が受け入れた現実なのだ。
卒業した教え子たちに再会し、彼らの姦計に堕とされた知子は、訴える事も逃げる事もできなかった。
流されるまま、言われるままにセックスの相手を務めてきた。
今、自分がしている事は、高校教師として許されない背徳行為だと分かっている。
だが、知子の中で目覚めた被虐の悦びが、麻薬のように心と身体に浸食していくのを止めようがなかった。
(次は、言いつけ通りにオシッコしてみせるわ……そうすれば、きっとあの人も……)
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