40 / 176
一章 異世界漂着
39話 帝都の極悪非道部隊
しおりを挟む
「選挙とかはあるのか?」
れっきとした独裁国家なので存在しないだろうが、一応質問してみた。
「あります」
意外にも選挙は行われるようだ。だが、機能しているかどうかは別問題だ。
重ねてその事も訊いてみると、
「機能なんてしていません。選挙には何人かの候補者が出場しますが、皇帝も出馬します。そして皇帝以外の人に票を入れてしまうと――――」
「粛清、だろ?」
「はい、その通りです」
選挙の体制が形骸化しているとは、これでは本当に北朝鮮みたいだ。
心が落ち着くと、椅子から腰を上げた。
「じゃあ、出るか」
病院の外へ出ると微かに冷たい風が肌を撫でた。
「結構冷えるもんだな」
長袖で丁度いいぐらいだ。半袖や半ズボンの通行人達は体を少し震わせている。
用は済んだのであとはそれぞれの住処へ帰るだけだが、あんな出来事があってはレベッカを1人にしておく訳にはいかない。
「隊舎まで、着いて行ってやるよ」
「そ、そんな、悪いです――――」
「こんな事されてもか?」
彼女の痛々しい跡が残る腕を掴み上げ、顔面の前まで持っていく。
「……気遣い、ありがとうございます」
「素直にそうしておけ」
治安の良い街なら1人で出歩いても安心だが、さっきの話を聞いてしまえばそれは危険行為だと分かる。
城の近くにある洒落たデザインの宿舎に到着。ここがレベッカが住んでいる場所だ。
「立派な所に住んでるなぁ」
個人的に兵士が寝泊まりする宿舎といえば粗末なテントかレンガや木材で組まれた古い建物のイメージがあるが、眼前に建つそれは古臭さや不快さを全く感じない最高の建造物だ。自分もこんな兵舎で過ごしたかった。
「確かにそうですが、ここに住んでいる人達は全員そこそこの階級ですよ?」
「それでいいじゃねえか。努力が実るのはいい事さ」
かくいう自分は何かのために努力をした事はほとんどない。成功か失敗かは別にして、1つの物事に本気で取り組める人は本当に尊敬できる。
「では、これで――――その前に、言う事が」
兵舎へ足を進めるレベッカだったが、途中で踵を返した。
「先程私を襲っていた集団についてですが、くれぐれも関わらないようにしてください」
「まあ確かにヤバそうだもんな」
レベッカが深刻そうな顔で話し始める。
「あの集団は通称『631部隊』、元の世界では日本軍という組織に所属していた人間です」
「日本軍か……」
旧日本軍は主に太平洋戦争で活躍したアジアの軍隊だ。アジアの至る所で戦闘を続けており、戦地の地元民が住む街を近代化したり残留日本兵が独立戦争に参加したりなど、数々の功績を残している反面、南京やマニラで虐殺事件も起こしているので、親日国も反日国も多いのだとか。もちろん、631部隊も例外ではない。80年も前の出来事だから全てが真実とは限らないが、捕虜への過激な人体実験は誰もが認める事実だ。まあ、それを言ったらアメリカやソビエトの戦争犯罪はさらに悲惨だが。
「その部隊は主に薬品を作って金銭を稼いでいるそうですが、はっきり言ってこれは単なる建前です。実際は捕虜の敵兵を人体実験に使い、時には帝都の騎士すらも拉致するような連中で、とても危険です」
戦争の歴史が詳しく記された辞典で得た情報とほぼ一致だ。
「……セルゲイ君は知らないでしょうが、実験だけではありません」
「おいおい、まだ何かあるのか……」
倫理が欠如している人体実験の話だけでも衝撃的だが、どうやらこれ以外にも悪行があるみたいだ。
「今から数か月前に、帝都の……ちょうどこの辺りで騎士に対する虐殺事件が起きました」
想像以上に凄惨な出来事だった。
「何でそんな事に?」
「部隊の言い分によると、『肩にぶつかって来たのに謝らなかった』だそうです」
「酷いな……」
吐きそうになってくる。
「あれは皆が寝静まった頃でした。部下の住まう兵舎に武装した631部隊が突入してきて、鉄砲や銃剣、サーベルで次々に殺しました」
淡々と説明しているが、彼女の瞳に涙が溜まっていて、それが今にも溢れそうになっていた。同僚が理不尽に殺害され、心の傷が癒えていないのだろう。
「もう言わなくていい」
トラウマの記憶を抉り返すのはいけないと、説明を強制的に止めた。
「また、気遣いされましたね」
微笑んでいるが、頬には一筋の涙。
「日本軍、恐ろしいな」
彼らは規律を重んじる軍隊だと思っていたが、現実は違った。
しかし、その考えをレベッカが否定する。
「恐ろしいのはあの部隊だけです。多くの日本兵は善良な方達ばかりで、市民や私達騎士団もよくお世話になっています。だから決して、全ての日本兵を差別しないでください」
「……! それも、そうだな」
心に強い衝撃が打ち込まれ、瞬時に浅はかな考えを正す。
規模は国によってまちまちだが、軍隊というのは大勢の人間が集まる組織だ。悪人も居れば、善人も居る。基本的には善人の数が多いが、悲しい事に少数の悪人の方が目立ってしまう。そして、悪いイメージを払拭するのは難しい。
「今の話は私達が被害者でしたが、逆に日本兵が市民や騎士に殺されかけた事もあります」
優しい日本人がかわいそうだ。
レベッカが涙を傷だらけの手で拭うと、強い眼差しでこう伝えて来た。
「今、帝都には日本、アメリカ、ドイツ、ロシアなど……異国の人達が沢山居ます。その方らは大変真面目で穏やかで、確実に街の役に立っています。しかし、一部の人間のせいで全員が悪者にされるのです」
「つまり、転生人へのイメージはよくないと?」
「そのような考えを持つ者も少なくありません。重要なのは、全員を一括りにせず、侮辱しない事です」
それだけを言うと、彼女は兵舎へ帰って行った。
声を掛ける気にはなれず、その姿をただ黙って眺めていた。
れっきとした独裁国家なので存在しないだろうが、一応質問してみた。
「あります」
意外にも選挙は行われるようだ。だが、機能しているかどうかは別問題だ。
重ねてその事も訊いてみると、
「機能なんてしていません。選挙には何人かの候補者が出場しますが、皇帝も出馬します。そして皇帝以外の人に票を入れてしまうと――――」
「粛清、だろ?」
「はい、その通りです」
選挙の体制が形骸化しているとは、これでは本当に北朝鮮みたいだ。
心が落ち着くと、椅子から腰を上げた。
「じゃあ、出るか」
病院の外へ出ると微かに冷たい風が肌を撫でた。
「結構冷えるもんだな」
長袖で丁度いいぐらいだ。半袖や半ズボンの通行人達は体を少し震わせている。
用は済んだのであとはそれぞれの住処へ帰るだけだが、あんな出来事があってはレベッカを1人にしておく訳にはいかない。
「隊舎まで、着いて行ってやるよ」
「そ、そんな、悪いです――――」
「こんな事されてもか?」
彼女の痛々しい跡が残る腕を掴み上げ、顔面の前まで持っていく。
「……気遣い、ありがとうございます」
「素直にそうしておけ」
治安の良い街なら1人で出歩いても安心だが、さっきの話を聞いてしまえばそれは危険行為だと分かる。
城の近くにある洒落たデザインの宿舎に到着。ここがレベッカが住んでいる場所だ。
「立派な所に住んでるなぁ」
個人的に兵士が寝泊まりする宿舎といえば粗末なテントかレンガや木材で組まれた古い建物のイメージがあるが、眼前に建つそれは古臭さや不快さを全く感じない最高の建造物だ。自分もこんな兵舎で過ごしたかった。
「確かにそうですが、ここに住んでいる人達は全員そこそこの階級ですよ?」
「それでいいじゃねえか。努力が実るのはいい事さ」
かくいう自分は何かのために努力をした事はほとんどない。成功か失敗かは別にして、1つの物事に本気で取り組める人は本当に尊敬できる。
「では、これで――――その前に、言う事が」
兵舎へ足を進めるレベッカだったが、途中で踵を返した。
「先程私を襲っていた集団についてですが、くれぐれも関わらないようにしてください」
「まあ確かにヤバそうだもんな」
レベッカが深刻そうな顔で話し始める。
「あの集団は通称『631部隊』、元の世界では日本軍という組織に所属していた人間です」
「日本軍か……」
旧日本軍は主に太平洋戦争で活躍したアジアの軍隊だ。アジアの至る所で戦闘を続けており、戦地の地元民が住む街を近代化したり残留日本兵が独立戦争に参加したりなど、数々の功績を残している反面、南京やマニラで虐殺事件も起こしているので、親日国も反日国も多いのだとか。もちろん、631部隊も例外ではない。80年も前の出来事だから全てが真実とは限らないが、捕虜への過激な人体実験は誰もが認める事実だ。まあ、それを言ったらアメリカやソビエトの戦争犯罪はさらに悲惨だが。
「その部隊は主に薬品を作って金銭を稼いでいるそうですが、はっきり言ってこれは単なる建前です。実際は捕虜の敵兵を人体実験に使い、時には帝都の騎士すらも拉致するような連中で、とても危険です」
戦争の歴史が詳しく記された辞典で得た情報とほぼ一致だ。
「……セルゲイ君は知らないでしょうが、実験だけではありません」
「おいおい、まだ何かあるのか……」
倫理が欠如している人体実験の話だけでも衝撃的だが、どうやらこれ以外にも悪行があるみたいだ。
「今から数か月前に、帝都の……ちょうどこの辺りで騎士に対する虐殺事件が起きました」
想像以上に凄惨な出来事だった。
「何でそんな事に?」
「部隊の言い分によると、『肩にぶつかって来たのに謝らなかった』だそうです」
「酷いな……」
吐きそうになってくる。
「あれは皆が寝静まった頃でした。部下の住まう兵舎に武装した631部隊が突入してきて、鉄砲や銃剣、サーベルで次々に殺しました」
淡々と説明しているが、彼女の瞳に涙が溜まっていて、それが今にも溢れそうになっていた。同僚が理不尽に殺害され、心の傷が癒えていないのだろう。
「もう言わなくていい」
トラウマの記憶を抉り返すのはいけないと、説明を強制的に止めた。
「また、気遣いされましたね」
微笑んでいるが、頬には一筋の涙。
「日本軍、恐ろしいな」
彼らは規律を重んじる軍隊だと思っていたが、現実は違った。
しかし、その考えをレベッカが否定する。
「恐ろしいのはあの部隊だけです。多くの日本兵は善良な方達ばかりで、市民や私達騎士団もよくお世話になっています。だから決して、全ての日本兵を差別しないでください」
「……! それも、そうだな」
心に強い衝撃が打ち込まれ、瞬時に浅はかな考えを正す。
規模は国によってまちまちだが、軍隊というのは大勢の人間が集まる組織だ。悪人も居れば、善人も居る。基本的には善人の数が多いが、悲しい事に少数の悪人の方が目立ってしまう。そして、悪いイメージを払拭するのは難しい。
「今の話は私達が被害者でしたが、逆に日本兵が市民や騎士に殺されかけた事もあります」
優しい日本人がかわいそうだ。
レベッカが涙を傷だらけの手で拭うと、強い眼差しでこう伝えて来た。
「今、帝都には日本、アメリカ、ドイツ、ロシアなど……異国の人達が沢山居ます。その方らは大変真面目で穏やかで、確実に街の役に立っています。しかし、一部の人間のせいで全員が悪者にされるのです」
「つまり、転生人へのイメージはよくないと?」
「そのような考えを持つ者も少なくありません。重要なのは、全員を一括りにせず、侮辱しない事です」
それだけを言うと、彼女は兵舎へ帰って行った。
声を掛ける気にはなれず、その姿をただ黙って眺めていた。
11
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者
哀上
ファンタジー
チートを貰い転生した。
何も成し遂げることなく35年……
ついに前世の年齢を超えた。
※ 第5回次世代ファンタジーカップにて“超個性的キャラクター賞”を受賞。
※この小説は他サイトにも投稿しています。
72時間ワンオペ死した元球児、女神の『ボッタクリ』通販と『絶対破壊不能』のノートPCで異世界最強のコンビニ・スローライフを始める
月神世一
ファンタジー
「剣? 魔法? いいえ、俺の武器は『鈍器になるノートPC』と『時速160kmの剛速球』です」
あらすじ
ブラックコンビニで72時間連続勤務の末、過労死した元甲子園優勝投手・赤木大地。
目覚めた彼を待っていたのは、コタツでソシャゲ三昧のダメ女神・ルチアナだった。
「手違いで死なせちゃった☆ 詫び石代わりにこれあげる」
渡されたのは、地球のAmazonもGoogleも使える『絶対破壊不能』のノートPC。
ただし、購入レートは定価の10倍という超ボッタクリ仕様!?
「ふざけんな! 俺は静かに暮らしたいんだよ!」
ブラック労働はもうこりごり。大地は異世界の緩衝地帯「ポポロ村」で、地球の物資とコンビニ知識、そして「うなる右腕(ジャイロボール)」を武器に、悠々自適なスローライフを目指す!
……はずが、可愛い月兎族の村長を助けたり、腹ペコのエルフ王女を餌付けしたり、気づけば村の英雄に!?
元球児が投げる「紅蓮の魔球」が唸り、女神の「ボッタクリ通販」が世界を変える!
異世界コンビニ・コメディ、開店ガラガラ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる