7 / 7
007.少女と屋敷
しおりを挟む
「ここで住む場所を斡旋するのか・・・」
「不動産屋です。兎に角部屋を・・・」
「そこの人間、我に相応しき居住場所を寄こすのだ!」
「いきなり横暴な~!」
小娘が騒がしいが、これ以上人間共の目にさらされているのには耐えられぬ。
我には1人になる場所が必要なのだ。
「にいちゃん・・・その一国一城の主を求める気持ち、悪くないぜ! 久々に骨のある奴がきやがった! いいだろう! 腕が鳴らぁ!」
「その心意気やよし、人の身でありながらその気迫、期待しておるぞ!」
「うわ~・・・何この人達~。奇跡的に噛みあってるし・・・もう何が何やら」
「ところでにいちゃん、予算はあるのか?」
「金か・・・貴様等の使う金は持っておらぬが・・・」
「おいおい! 金を持ってねえのかよ!? もしかしてそっちの嬢ちゃんもか?」
「私は持っていますが・・・月に銅貨3~4枚くらいの所があれば・・・」
「それじゃあ雑魚寝の大部屋位しかねえが・・・。日雇いの荒い男連中の溜まり場だから、嬢ちゃんには危ねえと思うが」
「構いません。覚悟の上です」
「そうかい・・・」
今の会話から察するに、小娘も裕福という訳ではないのだろう。
問題は小娘は我が人間を屠る所を見た事である。
それは情報として価値があり、利用する事が出来るだろう。
そういった行為に走られては、我の今後の活動にとって不利にしかならぬ。
それに小娘は我の事を”恐らく私と目的を同じくしている人”と呼んだ。その件については、我も興味が湧いている。
小娘のこれまでの言動、我にも利用価値がある人間だと感じる以上、余計な人間共に荒らされる環境に送るよりは、側に置いておいた方が良いか。
元より合格とやらを得た暁には、我に小娘の全てを話す約束をさせておる。
それを違える事など許すはずもない。
だが金がない・・・。どうしたものであろう。
脅して無理やり家を奪うにも、殺して家を奪うにも、人間共は騒ぎにするであろう。
・・・そうであった。この手があったか。
「貴様、金の変りに貴金属ではどうか?」
「うちは質屋じゃないんだが・・・。だけどにんちゃんの頼みなら、それでもいいぜ」
「何でこの数分で、そんなに信頼関係が築けているんですか・・・」
「”ディフェント・エスパケス・デ・ストケージ”」
金のインゴットを5つほど、異空間収納の魔術を発動し取り出す。
「えええええ!? にいちゃんどういう事だ!?」
「またとんでもない事が~! 常識が仕事をしてない~!」
「これで良い居住場所をみつくろえるか?」
「この街1番の、屋敷が買えらぁ!」
「ほう・・・街1番屋敷であるか。それならば良かろう」
頭を抱える小娘と不動産の人間を引き連れ、我は街1番の屋敷とやらに案内される。
「10年前の戦火で死んだ貴族の屋敷だが、今更だがにいちゃん1人には広すぎるよな・・」
当然魔王城には遠く及ばないが、3階建ての白き屋敷は、そこいらの人間の家屋に住むよりは良いだろう。
魔王の我が住むには、少々清楚な面持ちだが気に入った。
「ここを貰おう。掃除や身の回りの世話は眷族を創り、其の者等にやらせれば良い」
「眷族?」
「おっと! 何でもありません! 不動産屋さん! 私の部屋に案内してください!」
「若い嬢ちゃんを、あの部屋に住まわすのには・・・やっぱり抵抗があるんだがな・・・」
「何を言っておる? 小娘もここに住まわす」
「ルキさん!?」
「にいちゃん! 良く言ったぜ!」
小娘は驚き、不動産の人間は喜んでいるようだが。なるほど、我の考えを伝えておらなかったからか。
人間の事など考えていないのでな。これは当然の結果ではあるか・・・。
「これは決定である。拒否する事は叶わぬと知れ」
「ルキさん・・・」
「にいちゃん・・・男だぜ!」
不動産の人間から門戸の鍵を受け取り、さっそく屋敷に入る。
「我が居城としては、随分と質素になったものだが、人間の価値基準にすれば上等であろうな」
「ルキさん」
小娘が俯きながら我に声をかけるが、よもやこの屋敷では不満だと申すか?
所詮は人間、我の用意した物に不満を零すのであれば、利用できようともここで灰にしてくれよう。
「本当に私も・・・一緒に住んでいいのですか?」
「良い悪いではない。我がそう決めたのだ」
「じゃあ・・・お言葉に甘えて。でも理由を教えてください」
「良かろう。貴様は我にとって、利用価値があると判断した。それと我を庇い、助力する理由を聞いておらぬ。貴様が理性の無い男に壊されては、利用も出来ぬし理由も聞けぬからな」
「正直・・・ここに住んで良いって言われて、安心したんです。私も・・・覚悟はしても、耐えられるとは思っていませんでしたから」
「本心を吐露した貴様を、少しは評価してやろう。だがここに住む以上、身の回りの世話はしてもらう」
「それはもちろんなのですが、その・・・夜の方もですか?」
「夜? なるほど・・・夜警であるか。それはしばらく必要なかろう。するにしても後に眷属を創り、其の者達に任せる方が好ましい」
「え~っと・・・そういう意味じゃないのですが、必要とされていない事は分かりました」
我は未だ人間の感情の揺らぎに疎いが、小娘が明らかに怒っている気がするな。
人間というのは全く、複雑な生物であるな。
「日も暮れてきたな。貴様の寝室を選ぶが良い」
「ルキさんは?」
「我は・・・恐らくこの体になっても、眠る必要がない」
「分かりました」
不動産の人間が言っておったが、この屋敷には以前の住人が使用していた物がそのまま残っている。
あの小娘も使える、人間の寝具が残っておるだろう。
屋敷を歩き回ると、長いテーブルが置かれた大広間を見つける。
調理場らしき物が隣にある所を見ると、どうやら人間が食事を取る部屋であるようだ。
「ルキさんここに居たんですか」
小娘が戻ってきたようだ。
「良い部屋は見つかったのか?」
「はい。大きなベッドがある部屋を見つけました」
「そうであるか・・・」
記憶の彼方、睡眠が必要な魔族に就寝部屋を用意した際、同じような会話をした。
我の栄光の時代、そして世界を手中に出来ると疑わなかった時代。
「どうしたんですか? ずいぶん落ち込んだ顔をしていましたが」
「ん? 我は落ち込んでいたか?」
「そういう感じに見えましたけど」
「そう見えたのであれば、我とて思い出に浸る時もあると、心得ておけ」
「分かりました。ところで、お腹すきませんか?」
「我は・・・食事も必要としない」
「そうですか」
小娘は椅子に座り、懐から固めたパンを取り出し、口に運びだす。
それを見て、我も向かいに座り小娘を見据えた。
「すいません・・・失礼でしたか?」
「そうではない。話をする良い機会と判断したまで。食べながらで構わん」
「ありがとうございます」
「話すが良い。我を庇い助力する理由を」
「そうですね・・・」
口の中に残る物を飲み込み、小娘は口を開いた。
「私と同じ、勇者を討とうとする方だと思ったからです」
「不動産屋です。兎に角部屋を・・・」
「そこの人間、我に相応しき居住場所を寄こすのだ!」
「いきなり横暴な~!」
小娘が騒がしいが、これ以上人間共の目にさらされているのには耐えられぬ。
我には1人になる場所が必要なのだ。
「にいちゃん・・・その一国一城の主を求める気持ち、悪くないぜ! 久々に骨のある奴がきやがった! いいだろう! 腕が鳴らぁ!」
「その心意気やよし、人の身でありながらその気迫、期待しておるぞ!」
「うわ~・・・何この人達~。奇跡的に噛みあってるし・・・もう何が何やら」
「ところでにいちゃん、予算はあるのか?」
「金か・・・貴様等の使う金は持っておらぬが・・・」
「おいおい! 金を持ってねえのかよ!? もしかしてそっちの嬢ちゃんもか?」
「私は持っていますが・・・月に銅貨3~4枚くらいの所があれば・・・」
「それじゃあ雑魚寝の大部屋位しかねえが・・・。日雇いの荒い男連中の溜まり場だから、嬢ちゃんには危ねえと思うが」
「構いません。覚悟の上です」
「そうかい・・・」
今の会話から察するに、小娘も裕福という訳ではないのだろう。
問題は小娘は我が人間を屠る所を見た事である。
それは情報として価値があり、利用する事が出来るだろう。
そういった行為に走られては、我の今後の活動にとって不利にしかならぬ。
それに小娘は我の事を”恐らく私と目的を同じくしている人”と呼んだ。その件については、我も興味が湧いている。
小娘のこれまでの言動、我にも利用価値がある人間だと感じる以上、余計な人間共に荒らされる環境に送るよりは、側に置いておいた方が良いか。
元より合格とやらを得た暁には、我に小娘の全てを話す約束をさせておる。
それを違える事など許すはずもない。
だが金がない・・・。どうしたものであろう。
脅して無理やり家を奪うにも、殺して家を奪うにも、人間共は騒ぎにするであろう。
・・・そうであった。この手があったか。
「貴様、金の変りに貴金属ではどうか?」
「うちは質屋じゃないんだが・・・。だけどにんちゃんの頼みなら、それでもいいぜ」
「何でこの数分で、そんなに信頼関係が築けているんですか・・・」
「”ディフェント・エスパケス・デ・ストケージ”」
金のインゴットを5つほど、異空間収納の魔術を発動し取り出す。
「えええええ!? にいちゃんどういう事だ!?」
「またとんでもない事が~! 常識が仕事をしてない~!」
「これで良い居住場所をみつくろえるか?」
「この街1番の、屋敷が買えらぁ!」
「ほう・・・街1番屋敷であるか。それならば良かろう」
頭を抱える小娘と不動産の人間を引き連れ、我は街1番の屋敷とやらに案内される。
「10年前の戦火で死んだ貴族の屋敷だが、今更だがにいちゃん1人には広すぎるよな・・」
当然魔王城には遠く及ばないが、3階建ての白き屋敷は、そこいらの人間の家屋に住むよりは良いだろう。
魔王の我が住むには、少々清楚な面持ちだが気に入った。
「ここを貰おう。掃除や身の回りの世話は眷族を創り、其の者等にやらせれば良い」
「眷族?」
「おっと! 何でもありません! 不動産屋さん! 私の部屋に案内してください!」
「若い嬢ちゃんを、あの部屋に住まわすのには・・・やっぱり抵抗があるんだがな・・・」
「何を言っておる? 小娘もここに住まわす」
「ルキさん!?」
「にいちゃん! 良く言ったぜ!」
小娘は驚き、不動産の人間は喜んでいるようだが。なるほど、我の考えを伝えておらなかったからか。
人間の事など考えていないのでな。これは当然の結果ではあるか・・・。
「これは決定である。拒否する事は叶わぬと知れ」
「ルキさん・・・」
「にいちゃん・・・男だぜ!」
不動産の人間から門戸の鍵を受け取り、さっそく屋敷に入る。
「我が居城としては、随分と質素になったものだが、人間の価値基準にすれば上等であろうな」
「ルキさん」
小娘が俯きながら我に声をかけるが、よもやこの屋敷では不満だと申すか?
所詮は人間、我の用意した物に不満を零すのであれば、利用できようともここで灰にしてくれよう。
「本当に私も・・・一緒に住んでいいのですか?」
「良い悪いではない。我がそう決めたのだ」
「じゃあ・・・お言葉に甘えて。でも理由を教えてください」
「良かろう。貴様は我にとって、利用価値があると判断した。それと我を庇い、助力する理由を聞いておらぬ。貴様が理性の無い男に壊されては、利用も出来ぬし理由も聞けぬからな」
「正直・・・ここに住んで良いって言われて、安心したんです。私も・・・覚悟はしても、耐えられるとは思っていませんでしたから」
「本心を吐露した貴様を、少しは評価してやろう。だがここに住む以上、身の回りの世話はしてもらう」
「それはもちろんなのですが、その・・・夜の方もですか?」
「夜? なるほど・・・夜警であるか。それはしばらく必要なかろう。するにしても後に眷属を創り、其の者達に任せる方が好ましい」
「え~っと・・・そういう意味じゃないのですが、必要とされていない事は分かりました」
我は未だ人間の感情の揺らぎに疎いが、小娘が明らかに怒っている気がするな。
人間というのは全く、複雑な生物であるな。
「日も暮れてきたな。貴様の寝室を選ぶが良い」
「ルキさんは?」
「我は・・・恐らくこの体になっても、眠る必要がない」
「分かりました」
不動産の人間が言っておったが、この屋敷には以前の住人が使用していた物がそのまま残っている。
あの小娘も使える、人間の寝具が残っておるだろう。
屋敷を歩き回ると、長いテーブルが置かれた大広間を見つける。
調理場らしき物が隣にある所を見ると、どうやら人間が食事を取る部屋であるようだ。
「ルキさんここに居たんですか」
小娘が戻ってきたようだ。
「良い部屋は見つかったのか?」
「はい。大きなベッドがある部屋を見つけました」
「そうであるか・・・」
記憶の彼方、睡眠が必要な魔族に就寝部屋を用意した際、同じような会話をした。
我の栄光の時代、そして世界を手中に出来ると疑わなかった時代。
「どうしたんですか? ずいぶん落ち込んだ顔をしていましたが」
「ん? 我は落ち込んでいたか?」
「そういう感じに見えましたけど」
「そう見えたのであれば、我とて思い出に浸る時もあると、心得ておけ」
「分かりました。ところで、お腹すきませんか?」
「我は・・・食事も必要としない」
「そうですか」
小娘は椅子に座り、懐から固めたパンを取り出し、口に運びだす。
それを見て、我も向かいに座り小娘を見据えた。
「すいません・・・失礼でしたか?」
「そうではない。話をする良い機会と判断したまで。食べながらで構わん」
「ありがとうございます」
「話すが良い。我を庇い助力する理由を」
「そうですね・・・」
口の中に残る物を飲み込み、小娘は口を開いた。
「私と同じ、勇者を討とうとする方だと思ったからです」
0
お気に入りに追加
17
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(1件)
あなたにおすすめの小説
神逆のクラウン~運命を狂わせた神をぶっ殺す!~
夜月紅輝
ファンタジー
一人の少年は目覚めると森の中にいた。その森の名は「アルディリア」、別名「死者の住む森」。
その森で少年は、自身の近くにある抉れた地面の跡を見て記憶の断片的な映像が流れる。自分を見つめる冷ややかな目をしたクラスメイト、嘲笑うかのような教皇。
そして、愉悦のために全てを奪った神
それを思い出した時、少年の中で何かが壊れた。同時に決意した。復讐をすると。普通に生きたかった運命を狂わせた神もろとも全てを。
※主人公は最初はかなり悪堕ちしてますが、仲間や周りの関りで少しずつ心が変化していく成長過程も楽しんでいただけたらと思います。
クラス転移させられた元魔王
華乃アオ
ファンタジー
どーも、前世は魔王だったオレ、結城マオです。もう人として生きていくので納得したはずが、クラス転移で前世の世界に召喚されてしまいまして……。
ま、テンプレ満載で魔王倒してくれって?困りますよ、流石に身内は倒せませんって。いや、ホントに。
でもクラスメイトにどうやって説明を?裏切る形でいなくなるってのも少しね……。
じゃあ、どっちにもつかないことにします。うまく敵味方両方を操作しますから、ええ。
勇者パーティーの仲間に裏切られたので、信頼できる仲間達と共に復讐したいと思います〜相反する2つの固有スキル【借用】と【奪取】が最凶だった件〜
赤星怜
ファンタジー
【精霊術師】であるライムは勇者パーティーの一員として魔王討伐を目指していた。
ところがある日、異質な力を持つライムに嫉妬をした勇者によってライムは仲間から裏切られ、森の奥深くで心臓を突き刺される。
手足は拘束されていて、魔力を使うこともできない。
その上、ライムの周りには血の匂いを嗅ぎつけたのか狼型の魔物が集まっていた。
絶望的な状況の中、ライムの前にある一人の女性が現れる。
その女性はライムに告げた。
「ねぇ、君は勇者君に復讐したい?」
勇者パーティーの仲間に裏切られ、殺されかけたライムの心はすでに決まっていた。
あいつらに復讐をする……と。
信頼している仲間からは力を借り、敵からは力を容赦なく奪う。
勇者への復讐を目論むライムの周りには次第に同じ野望を抱く仲間が集まっていた。
これは、ある一人の青年が仲間と共に勇者に復讐を果たす物語。
二章完結しました!
R15は念のためです。
コンテストに応募予定の作品です。
より良い小説に仕上げたいので些細な改善点や感想をお待ちしています!
お気に入り登録も是非よろしくお願いします!
増えれば作者のモチベが上がります!
〖完結〗その子は私の子ではありません。どうぞ、平民の愛人とお幸せに。
藍川みいな
恋愛
愛する人と結婚した…はずだった……
結婚式を終えて帰る途中、見知らぬ男達に襲われた。
ジュラン様を庇い、顔に傷痕が残ってしまった私を、彼は醜いと言い放った。それだけではなく、彼の子を身篭った愛人を連れて来て、彼女が産む子を私達の子として育てると言い出した。
愛していた彼の本性を知った私は、復讐する決意をする。決してあなたの思い通りになんてさせない。
*設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
*全16話で完結になります。
*番外編、追加しました。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
愛する人を失った少年は復讐者になり、そして、過去に戻る
今宵の花
ファンタジー
前世の記憶を持つノエルは、学院の入学試験のときある少女に一目ぼれをした。
その瞬間、運命の歯車が動き出す。
互いに惹かれていき、遂に結ばれるが、その日々は儚く崩れ落ちていく
「ノエル君は私を守ってくれる?」約束も守れず、自分の手の中で死にゆく少女を見ることしかできない、己の無力を嘆く少年はその先になにを求めるのか?
王子は婚約破棄をし、令嬢は自害したそうです。
七辻ゆゆ
ファンタジー
「アリシア・レッドライア! おまえとの婚約を破棄する!」
公爵令嬢アリシアは王子の言葉に微笑んだ。「殿下、美しい夢をありがとうございました」そして己の胸にナイフを突き立てた。
血に染まったパーティ会場は、王子にとって一生忘れられない景色となった。冤罪によって婚約者を自害させた愚王として生きていくことになる。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
続きを書くつもりはあるのだろうか?
ご記載有難うございます、現在アウトロー側の小説の執筆とリアルの仕事に忙殺されており、こちらの更新の目途は立っておりません。しかしながら、続きを書こうとは思っておりますので、気長に待って頂けると助かります。