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171 我々はトゥームレイダー夫妻

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2024/10/27(日) PM1:28記 

昨朝,出勤前に納豆ご飯を掻き込む私。

キッチンで立ったまま。

タンクトップ一丁で。

洋服屋らしからぬ出立ち。

何ちゅう格好でメシ食っとんねん俺は。

1人きりのキッチンで自分に突っ込む。

声を上げずに。

ふと木曜のことを思い出した。

在宅勤務だった妻がキッチンでおにぎりを握っていた。

リビングでビリーズブートキャンプに勤しんでいる私に向かって一言。


「その格好暑くないの?」

確かにタートルニットに少し目の詰まったナイロンパンツ。


「汗かくし丁度洗濯するつもりだったから。」

「てゆーか何ちゅう格好でおにぎり握っとんねん。アンジェリーナ・ジョリーか何かですか?笑」

彼女はユニクロのブラトップ一丁で,逞しく巨大おにぎりを作っていた。

トレジャーハントにでも赴くつもりでしょうか笑

防御力がゼロに近い格好の人からすれば,大概の服装は暑そうに見えるだろうよ。

「私たちお互いの服装について言及してるね笑」

「うん。そうだね笑(アナタの格好が服装と呼べるか否かは触れないでおきます)」

そんなやり取りをした記憶が,昨日キッチンで蘇ったのである。

夫婦で歴史繰り返しとるやんけ。

我が家のララ・クラフトは,時代を先取るニューパワーだったのか。

そのように思うなどして,朝食後は防御力の高い装いに変更し,家を後にする私。

久しぶりにトゥームレイダー観ようという考えに至った朝でした。


以上,妻がトレジャーハンターの道を諦めますように。
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