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161 「好き」を言語化してみた
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2024/10/15(火) AM10:51記
昨朝,通勤電車でとある本を読み始めた。
radikoでよく聴いているラジオ番組のワンコーナーで紹介されていた本。
三宅 香帆さん著
「好き」を言語化する技術
元々,『推しを語りたいのに「やばい!」しかでてこない』というタイトルだった刊行本が改題の上,再発行されたものだ。
店頭やSNSで洋服という商品を紹介することを生業としているため,タイトルに惹かれてメルカリで購入。
人の意見や感想を見る前に,素直な自分の気持ちに向き合ってみよう的な事が書いてあったので,ここで当該書籍の紹介はしないでおこう。
というかまだ1章しか読んでいないので,できない。
今回は読破する前に,私の「好き」を自分なりに言語化してみようと思う。
そして読み終えた後,表現が変わるかどうかも考察してみよう。余裕があれば。
さて,私の「好き」は色々あるが,中でも私を転職までさせてしまった魔物,洋服に対する「好き」を言語化できるか試そう。
一口に好きと言っても様々だが,まずは何故好きなのか?好きになったのか?そこから深掘りしていく。
不適合事象が発生すると,原対を考えるためについて回った「なぜなぜ分析」という前職の嫌な思い出がチラつくが,もうちょいラフにやります。
源流を辿るために多感だった年頃まで時を戻そう。
好きか好きでないかもはっきりしていなかった中学生くらいまで。
お察しの通り長くなりますが,ご辛抱。
自分の物は自分で買え!
我が家はスパルタ王朝全盛期。
正確に言えば,提供物に異論があるなら自分で用意せよという方針だった。
母親のセンスに異議アリ!だったので,中学から私服を自分で買うようになった。
(まぁ,母親も格好いいと思って用意していた訳でなく,頻繁にサイズアウトする物にリソース割いてられるかという考えだろうことは今なら理解できるが)
父親の新聞配達の手伝いや年玉で貯めたお金で,当時は雑誌に掲載されていたお店に電話で注文していた。
時代遅れのB-BOYファッションも田舎では最先端。
雑誌のモデルや先輩を真似して,褒められたり貶されたり。
中学生の私の財力で実現可能な自己表現が,洋服で着飾るということだった。
モテたい。
までは行かずともダサいとは言われたくない。
洋服に興味を持った理由を端的に言えば,それに尽きる。
時間軸を進めて現在37歳おじさん。
基本的には変わらない。
洋服が好きな理由は,自分をよく見せるための手っ取り早い方法だからというのが1つ。
顔もスタイルも決して良くはない私だが,装いで印象を変えられることは,過去の実体験から学んでいる。
自分のパズルの組み合わせ次第で,出来上がりの絵を褒められたり,見向きもされなかったり。
人間は何で褒められたいのか?まで遡り出すとキリがないので追求しないが。
もう1つは,洋服その物が自分にもたらす知識。
洋服は必需品であり,高い安いはあれど現代では殆どの人が利用する道具だ。
自分のお金で買った洋服に目を凝らせば,色々な発見があり,時には企画・製造・販売に関わった方々の意志の断片を垣間見られるかもしれない。
また,工業製品や化学製品などとは趣が異なり,非効率だったり粗悪な物に価値が見出されるという,一般的には理解され難い不思議に遭遇することもある。
その背景を知りたいとなれば,学生の頃あれだけ嫌だった歴史や地理を,一時でも能動的に学ぼうとするのである。
つまり,洋服は知的好奇心を手っ取り早く満たしてくれるのだ。
1つ目も2つ目も手っ取り早いというのがミソ。
つらつらと回りくどく「好き」の理由を書いたが,語彙力ゼロで簡単に言えば,
① お手軽に自分をよく見せられて,褒められれば嬉しくなれるから。
② 簡単に雑学が増やせて,何か賢くなった気になれるから。
非常に薄っぺらいが以上である笑
①は「洋服が」というより「洋服を着ることが」好きな理由。
②は「洋服そのものが」好きな理由。
これを総じて私の「好き」としている。
とまぁ,ここまでは単にその辺の洋服屋のおじさんが好きな理由を自ら振り返って,ダラダラ述べているだけで,言語化できているのか怪しいところ。
「好き」を伝播したり,共感して貰えるプレゼンまで形にできて言語化と呼ぶに値するのだろう。
でも疲れたので,今回はここまで。
(私は本当に洋服が好きなのだろうか笑)
最後の力を振り絞って,したためた駄文が以下。
自身を高揚させられる,人を魅せられる可能性を秘めた着飾る行為のみにお金を費やしている訳ではなく,観察することで知識も増やせる機会を得られている。しかも,他の誰かに引き継げる。
なんと追加料金なしで。
商品のプライスにプライスレスも含まれている,身近な道具。
突然ドラスティックに自分を変えるなんて出来ない。
でもその導入,入り口になるやもしれない。
いつか転職しちゃうかもよ。
それが洋服です。
アナタも「好き」になってみては如何でしょう?
以上,完読後は濃い部分のみ分かりやすく抽出して言語化できますように。
昨朝,通勤電車でとある本を読み始めた。
radikoでよく聴いているラジオ番組のワンコーナーで紹介されていた本。
三宅 香帆さん著
「好き」を言語化する技術
元々,『推しを語りたいのに「やばい!」しかでてこない』というタイトルだった刊行本が改題の上,再発行されたものだ。
店頭やSNSで洋服という商品を紹介することを生業としているため,タイトルに惹かれてメルカリで購入。
人の意見や感想を見る前に,素直な自分の気持ちに向き合ってみよう的な事が書いてあったので,ここで当該書籍の紹介はしないでおこう。
というかまだ1章しか読んでいないので,できない。
今回は読破する前に,私の「好き」を自分なりに言語化してみようと思う。
そして読み終えた後,表現が変わるかどうかも考察してみよう。余裕があれば。
さて,私の「好き」は色々あるが,中でも私を転職までさせてしまった魔物,洋服に対する「好き」を言語化できるか試そう。
一口に好きと言っても様々だが,まずは何故好きなのか?好きになったのか?そこから深掘りしていく。
不適合事象が発生すると,原対を考えるためについて回った「なぜなぜ分析」という前職の嫌な思い出がチラつくが,もうちょいラフにやります。
源流を辿るために多感だった年頃まで時を戻そう。
好きか好きでないかもはっきりしていなかった中学生くらいまで。
お察しの通り長くなりますが,ご辛抱。
自分の物は自分で買え!
我が家はスパルタ王朝全盛期。
正確に言えば,提供物に異論があるなら自分で用意せよという方針だった。
母親のセンスに異議アリ!だったので,中学から私服を自分で買うようになった。
(まぁ,母親も格好いいと思って用意していた訳でなく,頻繁にサイズアウトする物にリソース割いてられるかという考えだろうことは今なら理解できるが)
父親の新聞配達の手伝いや年玉で貯めたお金で,当時は雑誌に掲載されていたお店に電話で注文していた。
時代遅れのB-BOYファッションも田舎では最先端。
雑誌のモデルや先輩を真似して,褒められたり貶されたり。
中学生の私の財力で実現可能な自己表現が,洋服で着飾るということだった。
モテたい。
までは行かずともダサいとは言われたくない。
洋服に興味を持った理由を端的に言えば,それに尽きる。
時間軸を進めて現在37歳おじさん。
基本的には変わらない。
洋服が好きな理由は,自分をよく見せるための手っ取り早い方法だからというのが1つ。
顔もスタイルも決して良くはない私だが,装いで印象を変えられることは,過去の実体験から学んでいる。
自分のパズルの組み合わせ次第で,出来上がりの絵を褒められたり,見向きもされなかったり。
人間は何で褒められたいのか?まで遡り出すとキリがないので追求しないが。
もう1つは,洋服その物が自分にもたらす知識。
洋服は必需品であり,高い安いはあれど現代では殆どの人が利用する道具だ。
自分のお金で買った洋服に目を凝らせば,色々な発見があり,時には企画・製造・販売に関わった方々の意志の断片を垣間見られるかもしれない。
また,工業製品や化学製品などとは趣が異なり,非効率だったり粗悪な物に価値が見出されるという,一般的には理解され難い不思議に遭遇することもある。
その背景を知りたいとなれば,学生の頃あれだけ嫌だった歴史や地理を,一時でも能動的に学ぼうとするのである。
つまり,洋服は知的好奇心を手っ取り早く満たしてくれるのだ。
1つ目も2つ目も手っ取り早いというのがミソ。
つらつらと回りくどく「好き」の理由を書いたが,語彙力ゼロで簡単に言えば,
① お手軽に自分をよく見せられて,褒められれば嬉しくなれるから。
② 簡単に雑学が増やせて,何か賢くなった気になれるから。
非常に薄っぺらいが以上である笑
①は「洋服が」というより「洋服を着ることが」好きな理由。
②は「洋服そのものが」好きな理由。
これを総じて私の「好き」としている。
とまぁ,ここまでは単にその辺の洋服屋のおじさんが好きな理由を自ら振り返って,ダラダラ述べているだけで,言語化できているのか怪しいところ。
「好き」を伝播したり,共感して貰えるプレゼンまで形にできて言語化と呼ぶに値するのだろう。
でも疲れたので,今回はここまで。
(私は本当に洋服が好きなのだろうか笑)
最後の力を振り絞って,したためた駄文が以下。
自身を高揚させられる,人を魅せられる可能性を秘めた着飾る行為のみにお金を費やしている訳ではなく,観察することで知識も増やせる機会を得られている。しかも,他の誰かに引き継げる。
なんと追加料金なしで。
商品のプライスにプライスレスも含まれている,身近な道具。
突然ドラスティックに自分を変えるなんて出来ない。
でもその導入,入り口になるやもしれない。
いつか転職しちゃうかもよ。
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アナタも「好き」になってみては如何でしょう?
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