【日記】35歳で洋服屋に転職した37歳の日常

158 野外 屋外 ところ構わず ココロオドル娘！

2024/10/12(土) AM11:16記　

その娘，体調不良につき。

昨日も保育園をお休み。

1時間置きに外へ連れ出せとせがんでくる。

玄関へ続く異世界ゲートの開き方を覚えてしまった。

私にとっては魔界へ繋がる境界トンネルに等しい。

お気に入りの散歩コースは家の裏の用水路。

ダメだ。

そっちは。

戻ってこい。

私の声は届かない。

虚しく空に響くだけ。

無理に引き留めれば，魔族大隔世を引き起こしかねない。

仕方ない。

気は進まないが行くか。

魔回虫が蠢く側溝のコンクリロードへ。

一定間隔で排水パイプがブロック塀から突き出ている。

丁度良いアスレチック。

先端に止まる魔回虫（とんぼ型）を発見。


ちょーちょ！ちょーちょ！

歌い出す娘。

とんぼも蝶々も種類構わずちょーちょ。

あの……吾輩，実はとんぼです。

寂しげな複眼で訴えかけているようにすら，私の目には映った。

お構いなしに『ちょうちょう』をエンドレスリピート。

訂正されるまでガンとして動くまい！

意志の固いドラゴンフライがあまりに不憫だったので，せめて私だけでもと長渕 剛さんの代表曲を熱唱。

主旋律『ちょうちょう』（スペイン民謡）
副旋律『とんぼ』（長渕 剛）
会場：用水路脇（屋外）


カオス。
やはり此処は魔界だったのか。

ところ構わず大声で歌う奇人2名。

トンボひとつで踊る心が。

ココロオドル親子。

ENJOY　音楽は鳴り続ける

外でも何処でも歌う私の家系の血が，彼女にも受け継がれていた。

魔族大隔世の速効性，その片鱗を垣間見た側溝でのひと時でした。

IT'S JOIN！！


以上，娘が舌を出して笑いながら遠くへ飛んで行きませんように。