上 下
124 / 174

124 寄合はおじさんの心の拠り所

しおりを挟む
2024/9/9(月) AM9:27記 

土曜は仕事を早退した。

町内の寄合があったからだ。

先月中旬に開催された納涼祭の反省会という名目。

集合場所の町内会館の扉を開けると,既に集まっていた。
来ていたのは15,6人だっただろうか。

結果を言おう(お食事中の方はスワイプしてください)。

飲み過ぎてグロッキーになりました。

久しぶりにキラキラしたリキッドが口から流れ出る様を肉眼で確認。

仕事終わり空きっ腹で参加したのが,運の尽き。

つまみになる惣菜か何か用意されていると鷹を括って,何も食べずに足を踏み入れてしまった。

地獄に。

反省会の内容も地獄だった。

地獄というか無法地帯というか。

それぞれ好き勝手言うだけ笑

集約しやすいように順番に意見を述べるなどはしない。

酒の入ったおじさんが集まれば,まぁ敗北は必至か。

到底,社会人同士の議論と呼べるようなものではない。

ただただ,ざっくばらん。あまり生産性はない。

本来の由来はさておき,寄合というのはこんなもんで良いのかもしれない。

あぁだこうだ話は続き夜も更けた頃,ようやく何か食べに行きますかと相なり,中華料理屋へ。

切り出すのが遅いよ。
若干,柿ピーとチー鱈で不本意な腹の満たされ方をしているよ。

この状態で脂っこい食べ物を胃に入れるのは少し危険な気がした。

音頭を取る青年会の会長さんは,カタギの人間とは思えない風貌。
断ったら刺されそうだ。

まぁラーメン食べられるなら良いか。

軽い気持ちでフラフラと着いていく。
席に着いたのは10人弱。

反省会の続きを話す人もいれば,これまでそしてこれからの町内を憂う思いを打ち明ける人も。

酒が進み,より攻撃的になるおじさんも。

そうこうしていると誰かと誰が口論になり,1人帰った。

カオス笑


でもまぁ他人事とは言え,理不尽な説教を聞く場面に出くわすことも少なくなってきた。

もしかしたら,会社では何者でもなく空気やロボットと化しているような人が,孤独にならないためには必要な集まりなのかもしれない。

精力的に行事に参加している方々のおかげで,町の人が楽しめる催しが行われているのだから。

キラキラしたものを感じた夜でした。体内外の両方で。


以上,乾き物以外のおつまみが充実しますように。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

後悔と快感の中で

なつき
エッセイ・ノンフィクション
後悔してる私 快感に溺れてしまってる私 なつきの体験談かも知れないです もしもあの人達がこれを読んだらどうしよう もっと後悔して もっと溺れてしまうかも ※感想を聞かせてもらえたらうれしいです

保健室の秘密...

とんすけ
大衆娯楽
僕のクラスには、保健室に登校している「吉田さん」という女の子がいた。 吉田さんは目が大きくてとても可愛らしく、いつも艶々な髪をなびかせていた。 吉田さんはクラスにあまりなじめておらず、朝のHRが終わると帰りの時間まで保健室で過ごしていた。 僕は吉田さんと話したことはなかったけれど、大人っぽさと綺麗な容姿を持つ吉田さんに密かに惹かれていた。 そんな吉田さんには、ある噂があった。 「授業中に保健室に行けば、性処理をしてくれる子がいる」 それが吉田さんだと、男子の間で噂になっていた。

体育教師に目を付けられ、理不尽な体罰を受ける女の子

恩知らずなわんこ
現代文学
入学したばかりの女の子が体育の先生から理不尽な体罰をされてしまうお話です。

始業式で大胆なパンチラを披露する同級生

サドラ
大衆娯楽
今日から高校二年生!…なのだが、「僕」の視界に新しいクラスメイト、「石田さん」の美し過ぎる太ももが入ってきて…

「日常の呟き(雑談)」

黒子猫
エッセイ・ノンフィクション
日常のことを綴ってます✨

鐘ヶ岡学園女子バレー部の秘密

フロイライン
青春
名門復活を目指し厳しい練習を続ける鐘ヶ岡学園の女子バレー部 キャプテンを務める新田まどかは、身体能力を飛躍的に伸ばすため、ある行動に出るが…

女ハッカーのコードネームは @takashi

一宮 沙耶
大衆娯楽
男の子に、子宮と女性の生殖器を移植するとどうなるのか? その後、かっこよく生きる女性ハッカーの物語です。 守護霊がよく喋るので、聞いてみてください。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

処理中です...