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第六夜 汝、守るべきは
四十七 鷹と虎の契り①※筋肉おっさん誘い受け 苦手な方は「五十 おトキへ」へどうぞ!
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「…しかし、我等と違い十兵衛とやらは、もう戦場に立てぬでしょう」
「いや、わからないぞ。戦場に立てぬからと言って…おい保紹」
「近いです叔父上」
保紹は距離を近付けてきた彰の額を押し返して、それ以上を許さない。しかし彰の方はズイッと身を乗り出して、保紹の手を捕らえた。
「久々に良いでは無いか」
「我等の話ではなくて、雪政達の話をしているのです」
「眉間に皺を寄せて。全く、我が総大将の麗しい顔に痕が残ってしまう」
「叔父上、蹴りますよ」
「ハッハッ。何処を蹴られても、お前にならばかえって心地良いぐらいだ」
「――然様にございますか」
布団を退け、保紹が身を起こし彰へと顔を寄せた。化粧を落としても、その面は彰に比べれば月のように白い。馬を駆り戦陣を切る彰が赤い虎ならば、保紹は空より急所を狙う白い鷹であろう。
それが翼を広げるように袖を捌き、彰の襟を掴むとグルリと一瞬で身体の位置を入れ替えた。黒い髪が輪を描き、乱れた胸元からは武人として必要十分、柔らかくも硬い肩の筋肉が覗いた。
「しかし、最初から叔父上に付き合っていては私の身が保ちませぬ」
「そう言うと思って、用意は済ませた」
「は……呆れました」
保紹は己の体格よりも二回りは逞しい彰に覆い被さり、足の間に身体を割り込ませた。手を膝から内腿へと滑らせていけば、熱く、圧し潰されそうな筋肉の間で、重たげな陰嚢を実らせた股座がある。褌を締めていてもその存在感は人並み以上だ。
布地の上から熱を撫で、更にその下の蒸れを感じる蟻の門渡りから菊座へと保紹が指先を進めた。
「総大将の熱を受け止めるのも、副大将の務めよ」
「私が何時叔父上に熱を上げましたか」
保紹は木の幹のような太い足を掴み、肩へ抱え上げる。膝から下に生えた赤い臑毛を指先で撫で、目を細め挑発的な笑みを零した。
「御前は俺しか知らないではないか」
「叔父上で手一杯なのです」
「俺に取り入ろうとして、他の青臭い餓鬼が色目を使うと、御前は裏でしょぼくれていただろう」
「叔父上の気のせいです」
保紹が褌をずらすと、半勃ち状態の彰の魔羅がぼろりと零れ出た。むわりと一際男のにおいが立ち上る。
開けた着物から覗く胸板から腹はまるで皮の座布団を敷き詰めたかのように厚みと凹凸があり、全体に赤みを帯びた体毛に覆われていた。
彰の呼吸と共に男の裸体は上下し、半勃起の魔羅もピクリと揺れて徐々に上を向く。赤黒い淫水焼けした、男の証に保紹が長い指を絡ませ、包皮を引き下げ、その皮ごとゆっくりと上下に扱いて刺激し始めた。
「素直でないのはまったく、童の頃から変わらぬな」
「……叔父上はすぐに調子に乗りますので」
「はは、否定出来ぬ」
日焼けした肌を更に酒で赤く火照らせた彰が、深く息を吐いた。そうして、ぬるく逸物を刺激する慶次の手に己の手を重ねて握り込む。
「ご自分でなされば良いのに」
「御前の手だから良いのだ」
「調子の良いことを言う…それで私が喜ぶと?」
「言わねば伝わらぬだろう」
「言わぬが花と言うでしょう」
「俺が奥ゆかしくなった日には、匙が三人ひっくり返るぞ。ああ、やはり御前の手、御前のにおいは良い…」
「――なら、手だけで満足して頂けませんか」
「それは無理な話だな」
くち、くち、にち…にち♡ 先走りを滲ませた彰の魔羅が次第に湿った音を立てる。重たく皺の多い陰嚢もひとりでに動く様が保紹の視界に入った。
「御前の魔羅で俺の尻を掘らねば、次に進まんぞ」
大きな口でニヤリと笑い、彰が自らの魔羅から手を離した。彼は甥の肩に片足を乗せたまま、更に脚を開き分厚い尻たぶの肉を掴んで割り開き、菊座を晒す。来い、と言わんばかりの姿。
「重い」
保紹は文句を言う。足を抱え上げた彰を、さらに屈ませるよう、前のめりになりながら自らも逸物を取り出し、彰の肉竿の裏から双嚢へ擦り合わせた。彰が甥の襟から覗く白い胸板に手を這わせると、保紹は眉を顰めながら「やめてください」と口で拒絶する。すると彰は意外にも大人しく手を引っ込めた。
「後で可愛がらせてくれるだろう」
「…好きにしてください、叔父上」
呆れたように溜め息を吐いて、保紹は彰の尻孔に鋒を沈め始めた。
「は…くぅ――」
分厚い尻や太腿は、彰の日頃からの鍛錬の賜物だ。馬に乗り、刀や槍を振るい、それらに振り回されぬようここぞと言うときに力を溜めるには、そこが強くないといけない。
その下肢の筋肉が、肉壺を犯す雄杭に絶妙な力加減で吸い付き、その先も肉の詰まった質量を感じさせる。
用意は済ませたという言葉の通り、彰の肉壺には膏が塗り込まれ、保紹が腰を沈めるとぬぷぬぷと飲み込まれていった。
「ああ…はっ――晴千代よ」
「ん…やすつぐ、です…あきらおじ…」
「いや、わからないぞ。戦場に立てぬからと言って…おい保紹」
「近いです叔父上」
保紹は距離を近付けてきた彰の額を押し返して、それ以上を許さない。しかし彰の方はズイッと身を乗り出して、保紹の手を捕らえた。
「久々に良いでは無いか」
「我等の話ではなくて、雪政達の話をしているのです」
「眉間に皺を寄せて。全く、我が総大将の麗しい顔に痕が残ってしまう」
「叔父上、蹴りますよ」
「ハッハッ。何処を蹴られても、お前にならばかえって心地良いぐらいだ」
「――然様にございますか」
布団を退け、保紹が身を起こし彰へと顔を寄せた。化粧を落としても、その面は彰に比べれば月のように白い。馬を駆り戦陣を切る彰が赤い虎ならば、保紹は空より急所を狙う白い鷹であろう。
それが翼を広げるように袖を捌き、彰の襟を掴むとグルリと一瞬で身体の位置を入れ替えた。黒い髪が輪を描き、乱れた胸元からは武人として必要十分、柔らかくも硬い肩の筋肉が覗いた。
「しかし、最初から叔父上に付き合っていては私の身が保ちませぬ」
「そう言うと思って、用意は済ませた」
「は……呆れました」
保紹は己の体格よりも二回りは逞しい彰に覆い被さり、足の間に身体を割り込ませた。手を膝から内腿へと滑らせていけば、熱く、圧し潰されそうな筋肉の間で、重たげな陰嚢を実らせた股座がある。褌を締めていてもその存在感は人並み以上だ。
布地の上から熱を撫で、更にその下の蒸れを感じる蟻の門渡りから菊座へと保紹が指先を進めた。
「総大将の熱を受け止めるのも、副大将の務めよ」
「私が何時叔父上に熱を上げましたか」
保紹は木の幹のような太い足を掴み、肩へ抱え上げる。膝から下に生えた赤い臑毛を指先で撫で、目を細め挑発的な笑みを零した。
「御前は俺しか知らないではないか」
「叔父上で手一杯なのです」
「俺に取り入ろうとして、他の青臭い餓鬼が色目を使うと、御前は裏でしょぼくれていただろう」
「叔父上の気のせいです」
保紹が褌をずらすと、半勃ち状態の彰の魔羅がぼろりと零れ出た。むわりと一際男のにおいが立ち上る。
開けた着物から覗く胸板から腹はまるで皮の座布団を敷き詰めたかのように厚みと凹凸があり、全体に赤みを帯びた体毛に覆われていた。
彰の呼吸と共に男の裸体は上下し、半勃起の魔羅もピクリと揺れて徐々に上を向く。赤黒い淫水焼けした、男の証に保紹が長い指を絡ませ、包皮を引き下げ、その皮ごとゆっくりと上下に扱いて刺激し始めた。
「素直でないのはまったく、童の頃から変わらぬな」
「……叔父上はすぐに調子に乗りますので」
「はは、否定出来ぬ」
日焼けした肌を更に酒で赤く火照らせた彰が、深く息を吐いた。そうして、ぬるく逸物を刺激する慶次の手に己の手を重ねて握り込む。
「ご自分でなされば良いのに」
「御前の手だから良いのだ」
「調子の良いことを言う…それで私が喜ぶと?」
「言わねば伝わらぬだろう」
「言わぬが花と言うでしょう」
「俺が奥ゆかしくなった日には、匙が三人ひっくり返るぞ。ああ、やはり御前の手、御前のにおいは良い…」
「――なら、手だけで満足して頂けませんか」
「それは無理な話だな」
くち、くち、にち…にち♡ 先走りを滲ませた彰の魔羅が次第に湿った音を立てる。重たく皺の多い陰嚢もひとりでに動く様が保紹の視界に入った。
「御前の魔羅で俺の尻を掘らねば、次に進まんぞ」
大きな口でニヤリと笑い、彰が自らの魔羅から手を離した。彼は甥の肩に片足を乗せたまま、更に脚を開き分厚い尻たぶの肉を掴んで割り開き、菊座を晒す。来い、と言わんばかりの姿。
「重い」
保紹は文句を言う。足を抱え上げた彰を、さらに屈ませるよう、前のめりになりながら自らも逸物を取り出し、彰の肉竿の裏から双嚢へ擦り合わせた。彰が甥の襟から覗く白い胸板に手を這わせると、保紹は眉を顰めながら「やめてください」と口で拒絶する。すると彰は意外にも大人しく手を引っ込めた。
「後で可愛がらせてくれるだろう」
「…好きにしてください、叔父上」
呆れたように溜め息を吐いて、保紹は彰の尻孔に鋒を沈め始めた。
「は…くぅ――」
分厚い尻や太腿は、彰の日頃からの鍛錬の賜物だ。馬に乗り、刀や槍を振るい、それらに振り回されぬようここぞと言うときに力を溜めるには、そこが強くないといけない。
その下肢の筋肉が、肉壺を犯す雄杭に絶妙な力加減で吸い付き、その先も肉の詰まった質量を感じさせる。
用意は済ませたという言葉の通り、彰の肉壺には膏が塗り込まれ、保紹が腰を沈めるとぬぷぬぷと飲み込まれていった。
「ああ…はっ――晴千代よ」
「ん…やすつぐ、です…あきらおじ…」
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