真神ノ玉-雪原に爪二つ-

続セ廻(つづくせかい)

文字の大きさ
上 下
37 / 68
第四夜 心の在処

卅五 一番槍③※

しおりを挟む
「ひっ ぉほっ♡ お゙ぉお♡♡♡」

「は…はっ、くっ」

「らめ ひっ じゅうべ お゙♡ お゙ッ♡」

「駄目な、わけがッ…ふうっ うっ」

「ちんぽ♡ お、おくまで ぅ あ゙♡ しゅごいのきちゃ う♡」

 息が苦しい。一生懸命に呼吸しているのに頭がクラクラして、酸素が足りない。

「おまえの…尻孔が、食い絞めてくるんじゃ」

「ほ♡ ぉ♡ じゅーべ♡ へぅ♡ え♡ は♡」

 毛皮越しに汗の熱気がむわりと伝って、ぐちゃぐちゃに濡れた肌の上で擦れる。それに、弾むように胸が動いている様子が背中に押し当てられた分厚い胸筋から伝わる。

「しゅ、き♡ ひっ♡ あ♡ しゅきぃ♡」

「それは、儂をか、それとも」

 ぎゅぽっ♡ じゅぽっ♡ どちゅっ♡ ごちゅっ♡ ぐぷんっ♡

「んひいぅっ!」

「まぐわいが、か。ゆき」

「おっ、おぉ――ほ」

 頭の中が真っ赤に燃えて、手も足もガクガク震える。びゅうびゅう潮を吹き、一人で訳のわからない強すぎる刺激に涎も涙も垂らしていた。

 腹の中にはまるでこの腹の主人であるかのように腹の中に居座る十兵衛の剛直。

「……ゆき」

 ぐるるる…と獣のように喉を鳴らす彼に、篤実は四つん這いから胸を抱き支えて体を起こされた。自らの汗や体液で肌が滑る。それをいともせず十兵衛の大きな掌と太い腕が捕らえていた。

「はぁ…ゆき。…口吸いを――して、くれねえか」

「ふぁ…は…ぁ? う?」

 抱き起こされた篤実は、十兵衛に背を向けたまま胡座を掻いた彼の膝の上に引き寄せられている。

 体に力が入らず、ぐずぐずに爛れた媚肉管にさっきまでとは異なる方向に力が加わる。

 すると薄い腹のなかで太く熱い雄肉棒がずぬぬぬ…と更に深く肉壺を押し上げるのだ。

 そんな最中に、十兵衛はもう一度己の主に控えめに請うた。

「篤実殿の一番槍に…口吸いの褒美を頂けませぬか」

「くち…す…い……? ふぁ……あ……」

 十兵衛の腕の中は温かい。

 大きな十兵衛が、体を丸め小さくするようにして、四肢で篤実を腕の中に大切に抱えていた。

「よ……の……いちばんやり……」

 体を捻ると、中でまた雄杭の当たり方が変わる。ぎゅぷっ♡と恥ずかしい音を立ててひとりでに媚肉管がうねって魔羅をしゃぶってしまう。

 ぶるッと全身が震えて、手も覚束ない。

 顔のすぐ傍で息を吐く十兵衛の頬にどうにか触れて――。

「そなたが すき、だ」

 大きな唇に口付けた。

「ッ――――!」

「ひうあああっ」

 ビクンッ! と腹の中で大きく魔羅が肉壁を抉った。

「い、く……」

「んぅ、ひ♡ ぁ、あ゙♡ い、いかないれ♡ おれをおいていかないでぇ♡」

「ああ、行くわけないじゃろ、ゆき。お前の中に儂の――ッ」

 どぷっ♡ びゅゆるるっ♡ びゅっ♡ びゅうううううッ♡

「んうううっ♡ ふうぅ♡ ううううう♡」

 またそこから、十兵衛の射精が終わるまでたっぷりと一時間はかかっただろうか。

「は……ふぁ……あ……」

 十兵衛の種汁で腹を膨らませた篤実は、全身を汁という汁で汚して力尽きていた。



 翌日二人揃って風邪を引き、天目屋に白い目で見られたのは当然のことだった。
しおりを挟む
感想がほしいです(素直)
短くても!おいしい!!!元気が出ます!!!
Waveboxでお気軽にぽちぽち踏んでください!!!
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

催眠アプリ(???)

あずき
BL
俺の性癖を詰め込んだバカみたいな小説です() 暖かい目で見てね☆(((殴殴殴

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集

あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。 こちらの短編集は 絶対支配な攻めが、 快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす 1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。 不定期更新ですが、 1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 書きかけの長編が止まってますが、 短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。 よろしくお願いします!

ヤンデレBL作品集

みるきぃ
BL
主にヤンデレ攻めを中心としたBL作品集となっています。

いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜

きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員 Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。 そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。 初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。 甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。 第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。 ※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり) ※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り 初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

処理中です...