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第四夜 心の在処
卅四 一番槍②※
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「あ、あっ ふ く、んっ♡」
ちゅ、ぴちゃ、と音を立てたかと思うとぬるぬると内側に入り込む十兵衛の舌。篤実は十兵衛の衣を握り締めながら、その端を噛んで尻の孔をキュンキュンと蠢かせる。
舌は肉孔だけでなく、蟻の門渡りや陰嚢もねぶる。さらには太腿の付け根や尻の谷間を行き来して、篤実の奥まった所は今やすっかり濡れそぼってしまった。
「ふ――ん」
かと思うと、十兵衛は不意に篤実の尻や太腿を軽く噛んでじっと動かなくなる。それが切なくなって焦れた声を溢すと、再び下肢を唾液塗れにされる。
「じゅうべ…おれ…とけて……しまう…とけてしまう♡」
「は…そうじゃ。溶けたお主を、儂が啜っている」
喉奥で十兵衛が笑った。
「じゅ、うべ…」
「どうした」
十兵衛は篤実の仕上がり具合を確かめるかのように、陽物の付け根から臍の下へ掛けて掌を這わせた。
「はぁ♡ は ぁお♡ お♡」
撫でられた腹の裏で何かがキュンと疼いて、また篤実の股座は熱い潮を噴き出してしまう。きっと十兵衛は音とにおいで察しているのだろう。
「儂には、お前が孕みたがっているように見える、ゆき」
「は はぇ♡ は♡ はりゃみ ぅ あ♡」
「びゅうびゅうと小便を噴いて、ここに孕みたい雌がいるぞと示す獣と似ている」
篤実の背に十兵衛の体温と重みが掛かる。同時に尻の谷間に熱い塊が当たり、火照り濡れた肌を削るように前後に揺れる。
「おれ…は…めすじゃ…にゃ、い」
「ああ。雌じゃあない。ゆきは立派な武士じゃ」
首筋に鼻息が触れてぞくぞくと背筋が甘く痺れた。次に十兵衛の唇が肩に触れ、先刻掛けられた衣を避けて甘く歯を立てられる。
「んぁ…あ…ひゃあ♡」
熱い口中に覆われた皮膚に、痛みを与えながらも傷を作らない程度の力が加えられた。その痛みに対して篤実が返したのは、腰を反らして尻を擦り付けることであっ た。
「儂ゃ、餓鬼に手を出す鬼畜じゃねえ。――お主が男として…儂と対等じゃから、抱いて……壊したいと、思っちまう」
強請る篤実を宥めるように、十兵衛の片腕が腰を抱いた。はぁ、と零れた十兵衛の吐息から、飲んだ唾液と同じにおいを感じる。
「それじゃ…ゆきの矜持を守ることにはならんか?」
十兵衛の声が耳元から、脳へと染みる。低く、少し掠れていて、股座の昂ぶりなど嘘のように穏やかだった。
「じゅうべえ…――十兵衛」
胸が苦しい。如何してか。
「こわれたら…おれは……どう、なって…しまう」
腹の奥が切ない。雄が欲しい。
十兵衛が欲しい。
「治るまで、儂が、傍に」
そして、ぷっくりと火照った粘膜の肉壺が押し拓かれた。
「んぁ♡ はぁ♡ ああぁ♡」
「息をッ…吐け、くぅ」
それは己と同じように熱くて、しかしずっと硬い。中へぐぷりと潜り込んで、馴染み一つになったかと思うとまた一段と奥へ進む。その度に腹の裏から脹ら脛までぞわぞわと冷たいのだか熱いのだかわからない感覚が広がって、目の前が白黒にちかちかする。
「ぉ、お゙♡ は♡ へぁ♡」
「ん、そうだ。は…ッ…くそっ」
十兵衛がぶるりと全身を震わせた。
「こんな、悦いなんて」
篤実の腰を抱いた十兵衛の腕が、徐にがしっと強張った。ふっと短く息を吐くと、彼は一息に己の雄根を尻肉壺へ打ち込んだ。
ちゅ、ぴちゃ、と音を立てたかと思うとぬるぬると内側に入り込む十兵衛の舌。篤実は十兵衛の衣を握り締めながら、その端を噛んで尻の孔をキュンキュンと蠢かせる。
舌は肉孔だけでなく、蟻の門渡りや陰嚢もねぶる。さらには太腿の付け根や尻の谷間を行き来して、篤実の奥まった所は今やすっかり濡れそぼってしまった。
「ふ――ん」
かと思うと、十兵衛は不意に篤実の尻や太腿を軽く噛んでじっと動かなくなる。それが切なくなって焦れた声を溢すと、再び下肢を唾液塗れにされる。
「じゅうべ…おれ…とけて……しまう…とけてしまう♡」
「は…そうじゃ。溶けたお主を、儂が啜っている」
喉奥で十兵衛が笑った。
「じゅ、うべ…」
「どうした」
十兵衛は篤実の仕上がり具合を確かめるかのように、陽物の付け根から臍の下へ掛けて掌を這わせた。
「はぁ♡ は ぁお♡ お♡」
撫でられた腹の裏で何かがキュンと疼いて、また篤実の股座は熱い潮を噴き出してしまう。きっと十兵衛は音とにおいで察しているのだろう。
「儂には、お前が孕みたがっているように見える、ゆき」
「は はぇ♡ は♡ はりゃみ ぅ あ♡」
「びゅうびゅうと小便を噴いて、ここに孕みたい雌がいるぞと示す獣と似ている」
篤実の背に十兵衛の体温と重みが掛かる。同時に尻の谷間に熱い塊が当たり、火照り濡れた肌を削るように前後に揺れる。
「おれ…は…めすじゃ…にゃ、い」
「ああ。雌じゃあない。ゆきは立派な武士じゃ」
首筋に鼻息が触れてぞくぞくと背筋が甘く痺れた。次に十兵衛の唇が肩に触れ、先刻掛けられた衣を避けて甘く歯を立てられる。
「んぁ…あ…ひゃあ♡」
熱い口中に覆われた皮膚に、痛みを与えながらも傷を作らない程度の力が加えられた。その痛みに対して篤実が返したのは、腰を反らして尻を擦り付けることであっ た。
「儂ゃ、餓鬼に手を出す鬼畜じゃねえ。――お主が男として…儂と対等じゃから、抱いて……壊したいと、思っちまう」
強請る篤実を宥めるように、十兵衛の片腕が腰を抱いた。はぁ、と零れた十兵衛の吐息から、飲んだ唾液と同じにおいを感じる。
「それじゃ…ゆきの矜持を守ることにはならんか?」
十兵衛の声が耳元から、脳へと染みる。低く、少し掠れていて、股座の昂ぶりなど嘘のように穏やかだった。
「じゅうべえ…――十兵衛」
胸が苦しい。如何してか。
「こわれたら…おれは……どう、なって…しまう」
腹の奥が切ない。雄が欲しい。
十兵衛が欲しい。
「治るまで、儂が、傍に」
そして、ぷっくりと火照った粘膜の肉壺が押し拓かれた。
「んぁ♡ はぁ♡ ああぁ♡」
「息をッ…吐け、くぅ」
それは己と同じように熱くて、しかしずっと硬い。中へぐぷりと潜り込んで、馴染み一つになったかと思うとまた一段と奥へ進む。その度に腹の裏から脹ら脛までぞわぞわと冷たいのだか熱いのだかわからない感覚が広がって、目の前が白黒にちかちかする。
「ぉ、お゙♡ は♡ へぁ♡」
「ん、そうだ。は…ッ…くそっ」
十兵衛がぶるりと全身を震わせた。
「こんな、悦いなんて」
篤実の腰を抱いた十兵衛の腕が、徐にがしっと強張った。ふっと短く息を吐くと、彼は一息に己の雄根を尻肉壺へ打ち込んだ。
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