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【 滅び 】
人類からの使者
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碧色の祝福に守られし栄光暦219年3月27日。
相和義輝は新領域の生物設定を済ませると、そのまま南下。かつての戦場跡を外から望む場所まで来ていた。
そこは炎と石獣の領域と魔障の領域、そして腐肉喰らいの領域跡地に隣接する場所。かつてマリセルヌス王国軍が駐屯していた場所だ。
だが決して、感傷の為にここに来たわけでは無い。
ちなみに、炎と石獣の領域は溶岩に包まれており、今は立ち入り禁止だ。解除すれば入れるようになるが、それは同時に人間にここを攻める理由を与えてしまう。
まあ今そんな余裕があるとも思えないが、無用な刺激も良くないだろう。
「それじゃ行こうか。テルティルト、信じているぞ」
「わかってるってー。それじゃいきましょう」
「出発進行―」
プログワードの上に乗り、テルティルトを身に纏い、真っ白い瘴気が漂う沼へと入る。
以前来た時には、テルティルトがいなかったせいで入れなかった。
実はそのせいで、精霊がちょっとへそを曲げてしまった感じがしていたのだ。本当ならもっと早くに詫びを入れたいところだったが、忙しいのだから仕方が無い。
精霊は、入ってすぐに分かった。
耳を抜ける風の音。しかしそれは、言葉として翻訳される。彼らの声だ。
「何しに来たの? 魔力? 支払い? い・ま・さ・ら・何さ!」
囁くような感じもするが、はらんだ怒気は隠せない。うん、相当にお怒りだぞこれは。
白い瘴気が集まり、靄で巨大な人の上半身のような形を作る。まるで煙の巨人が、沼から這い出ようとしているかのようだ。
「まあそう怒らないでくれ。こちらにも大変な事情があったんだ。それよりも、魔王魔力拡散機は何処にある?」
「はー、何処にあるのですかーでしょ! なになに、最近の魔王ってそんな常識も知らないの?」
基本風の音だからだろうか、囁くようなか細い声にこの毒舌。更に目の前でゆらゆら揺れている白い靄の巨人とのギャップがすげえ。
「帰るぞ……」
「ほーら、やっぱりこんなものなのよ。約束なんて簡単に破る。魔王なんてみんなこう! そうよねー!」
「そーだそーだ!」
「魔王は酷い奴!」
「裏切り者めー!」
いつの間にか、ゆらゆら巨人に全方位を囲まれている。というか、よく見りゃ周りにかなり集まっているな。
それにしても、ツンデレ作戦は通じなかったか……面倒くさい連中だ。
「ほら、いいからさっさと本題に入るぞ! 魔王はこれでも忙しいんだ!」
「いけずー」
「ケチ―!」
ぶーたれながらも道を開ける様子を見て、ようやく理解した。
こいつらは寂しかったのだ。いや、退屈だったか。人の生気が好きな死霊や戦闘狂の首無し騎士など、精霊にも色々と性格みたいなものがある。
人間と近いようで微妙に違う彼らの価値観を完全に理解する事は難しいが、それでもなんとなく理解した。
ふと、北の境にあるという黒い大地――放射能汚染地域の事を思い出す。
聞いた時は絶対に行かないと思ったが、あそこにもいるのだろう、精霊たちが。
そして人間世界に残るという、解除を逃れた小さな領域。そこにも、精霊たちが残っているのだろうか。
正直に言えば気にはなる。だが、俺がその全てを回る日は、おそらく来ないだろう――そう、静かに考えたのだった。
◇ ◇ ◇
ざぶんざぶんと音を立て、ようやく沼から外へと出られそうだ。プログワードの沈みっぷりや足についた泥を見るに、ここは全体的にかなり深い。
それでも人間の軍隊は通ってきた。改めて、浮遊機関の凄さを感じる。
魔王魔力拡散機はかなりの深みに沈んでいたが、プログワードが掘り起こせたので問題無しだ。
「今回はありがとうございました」
「魔王、大好き」
「また来てねー」
そして魔力を供給すると、精霊たちの態度は一変した。うん、大した豹変ぶりだぞお前ら。
「それはですねぇ、空約束も多かったので……」
「魔王はここに来ないしね」
「ごめんねー」
まあこの環境では確かにきついだろう。場所も遠く、プログワードの速度が無ければ数日掛かりだ。こんな毒の世界で、無補給キャンプなどやってはいられない。
しかしまあ、これからはちょくちょく来ても良いだろう。なんといっても、この精霊たちは実は場所制限が緩い。そして目立たない。連れて歩くには問題無いだろう。
そんな事を考えていると、目の前から近づいてくる命を感じる。
いや、待て。それが誰かは遠くからでも感じとれる。それ故に分からない。なぜここにいるんだ? というよりどうやってここに来たんだ?
疑問はあるが、とりあえず挨拶だ。質問はそれからでも良いだろう。
そんな事を考えながら近づくが、声をかける寸前、沼から何かが飛び出し襲い掛かる。
それは10匹の大蛇……ではなく、10本の頭を持つ蛇――ヒドラだ。
「あ、馬鹿!」
しかしこちらが制止するよりも早く、その人間の鉄拳が鉄拳がヒドラに対して炸裂した。
「「「ぎゃああーーー」」」
「躾がなっていませんね」
ざっぱーんと音を立てて水面に沈むヒドラの先に、見知った一人の女性が立っていた。
「何でこんな所にいるんだ?」
腰から下は沈んでいるので分からないが、上は泥だらけになった青いジャケットに、胸甲や肩当が一体化した半身鎧。頭にはアヒルのくちばしのような形状をした青い軍帽……いや、あれは確か金属製。コンセシール商国の兜だ。
少し伸ばした銀色の前髪は斜めにカットしてあり、左目が隠れているが、強い意志を感じる碧色の右目はこちらを一直線に見据えている。後ろ髪は肩よりも長い。確か以前見た時はもっと短かった気がするが……まあ、年中同じ髪型と決まっているわけでもないか。
「貴方がここにいると、ヨーヌから聞きましたので」
涼しい顔で、マリッカ・アンドルスフは平然と言い切った。
「「「あ、あれー、なんでぇーー?」」」
ヒドラは状況が理解できないといった感じだが、まあ面倒なので説明は今度にしよう。
◇ ◇ ◇
マリッカは魔族領に来る前、イェア・アンドルスフに事の顛末を話していた。
いつもは優雅に構えているイェアだが、このところはさすがに疲れ切っている。商売が上手くいっていない……というより、社会がそれどころではない。
ゆったりとしたソファに沈みながら、丸々としたお腹を所在なさげにポンポンと叩く。
「リッツェルネールがねぇ……」
「彼は本気の様ですよ。どうするのですか?」
ぐでっているイェアに対し、こちらは直立不動の体制だ。私用であれば一緒になってソファに沈んでいただろうが、今は一応公務中だ。この辺りは、生粋の真面目さの所以であった。
だがそんな事は、イェアにとってはどうでもいい事だ。それよりも大切なのは、これからどうするかである。
選択肢はまだまだ多い。その中には、当然リッツェルネールの暗殺も含まれている。
いっそ殺してしまい、後の事は中央に任せるという手もある。
しかし――、
「アンドルスフに聞きたいところではあるけれど、多分こっちに丸投げするね。こういった案件に関しては、絶対に首を突っ込みゃしないねぇ」
立派な天井画の描かれた、少し丸みを帯びた天井を眺める。
そこに描かれているのは、人と魔族が争う絵。遥か太古から続いて来た人類史の一ページ……いや、そのものだ。
ここはアンドルスフ当主の家、その最上階にして中心部。イェアの私室。
そこそこに広く、特殊な客をもてなす為の部屋でもある。
商業国家のナンバー2。一般の人間はさぞかし豪華だろうと想像するが、実際はそんな事はない。
天井画は美しく、また立派なものだ。目の前に置かれた丸い木製の机やソファ、そして奥にあるベッドなど、家具も皆一級品。
しかしどれも金銀などの装飾は無く質素なものだ。物の価値が分からない一般人から見れば、まあまあ整った田舎の小部屋程度にしか映らない。
コンセシール商国の前ナンバーワン、ビルバックや現当主リッツェルネールもそうだが、この国の重鎮は過剰な華美を控える傾向にあった。
「それで、その肝心なアンドルスフは何処へ行ったんですか?」
マリッカは自分の判断では決断できないからここに来たわけだが、だからといってイェアも全知全能の神ではない。知らない事は知らないし、出来ないことは出来ないのだ。
「さあねぇ……まあリッツェルネールが魔王と交渉をしたいというのであれば、繋ぎくらいはとってやるといいさ」
「随分と簡単に言いますね。私にホテルまで行けと? そもそもいなかったらどうするんです?」
「その時はその時で何とかしてやっておくれよ。まあ、あんたが行けば魔人は直ぐに気がつくし、放っておかないよ」
ボケーっと天井を見つめるイェアを見ながら、“それを言ったらあなたも同じでしょう?”と思う。
しかし、『なら代わるかい?』と言われたら絶対にパスだ。イェアは恐ろしく多忙であり、それを完璧にこなす才女でもある。代わりをやれなどといわれても出来るはずがない。
下手をすれば、イェアが戻った時、アンドルスフ商家は潰れている事だろう。
「仕方ありませんね。それでは行ってくるとしましょう」
「人員はお主が選ぶと良い。なに、そいつらの家族に関してはこちらで面倒を見ようぞ」
当然ながら、同行した人間には余計なものを見せる事になる。
それを始末しろとイェアが言葉に含んだことくらいは、マリッカも理解していた。
相和義輝は新領域の生物設定を済ませると、そのまま南下。かつての戦場跡を外から望む場所まで来ていた。
そこは炎と石獣の領域と魔障の領域、そして腐肉喰らいの領域跡地に隣接する場所。かつてマリセルヌス王国軍が駐屯していた場所だ。
だが決して、感傷の為にここに来たわけでは無い。
ちなみに、炎と石獣の領域は溶岩に包まれており、今は立ち入り禁止だ。解除すれば入れるようになるが、それは同時に人間にここを攻める理由を与えてしまう。
まあ今そんな余裕があるとも思えないが、無用な刺激も良くないだろう。
「それじゃ行こうか。テルティルト、信じているぞ」
「わかってるってー。それじゃいきましょう」
「出発進行―」
プログワードの上に乗り、テルティルトを身に纏い、真っ白い瘴気が漂う沼へと入る。
以前来た時には、テルティルトがいなかったせいで入れなかった。
実はそのせいで、精霊がちょっとへそを曲げてしまった感じがしていたのだ。本当ならもっと早くに詫びを入れたいところだったが、忙しいのだから仕方が無い。
精霊は、入ってすぐに分かった。
耳を抜ける風の音。しかしそれは、言葉として翻訳される。彼らの声だ。
「何しに来たの? 魔力? 支払い? い・ま・さ・ら・何さ!」
囁くような感じもするが、はらんだ怒気は隠せない。うん、相当にお怒りだぞこれは。
白い瘴気が集まり、靄で巨大な人の上半身のような形を作る。まるで煙の巨人が、沼から這い出ようとしているかのようだ。
「まあそう怒らないでくれ。こちらにも大変な事情があったんだ。それよりも、魔王魔力拡散機は何処にある?」
「はー、何処にあるのですかーでしょ! なになに、最近の魔王ってそんな常識も知らないの?」
基本風の音だからだろうか、囁くようなか細い声にこの毒舌。更に目の前でゆらゆら揺れている白い靄の巨人とのギャップがすげえ。
「帰るぞ……」
「ほーら、やっぱりこんなものなのよ。約束なんて簡単に破る。魔王なんてみんなこう! そうよねー!」
「そーだそーだ!」
「魔王は酷い奴!」
「裏切り者めー!」
いつの間にか、ゆらゆら巨人に全方位を囲まれている。というか、よく見りゃ周りにかなり集まっているな。
それにしても、ツンデレ作戦は通じなかったか……面倒くさい連中だ。
「ほら、いいからさっさと本題に入るぞ! 魔王はこれでも忙しいんだ!」
「いけずー」
「ケチ―!」
ぶーたれながらも道を開ける様子を見て、ようやく理解した。
こいつらは寂しかったのだ。いや、退屈だったか。人の生気が好きな死霊や戦闘狂の首無し騎士など、精霊にも色々と性格みたいなものがある。
人間と近いようで微妙に違う彼らの価値観を完全に理解する事は難しいが、それでもなんとなく理解した。
ふと、北の境にあるという黒い大地――放射能汚染地域の事を思い出す。
聞いた時は絶対に行かないと思ったが、あそこにもいるのだろう、精霊たちが。
そして人間世界に残るという、解除を逃れた小さな領域。そこにも、精霊たちが残っているのだろうか。
正直に言えば気にはなる。だが、俺がその全てを回る日は、おそらく来ないだろう――そう、静かに考えたのだった。
◇ ◇ ◇
ざぶんざぶんと音を立て、ようやく沼から外へと出られそうだ。プログワードの沈みっぷりや足についた泥を見るに、ここは全体的にかなり深い。
それでも人間の軍隊は通ってきた。改めて、浮遊機関の凄さを感じる。
魔王魔力拡散機はかなりの深みに沈んでいたが、プログワードが掘り起こせたので問題無しだ。
「今回はありがとうございました」
「魔王、大好き」
「また来てねー」
そして魔力を供給すると、精霊たちの態度は一変した。うん、大した豹変ぶりだぞお前ら。
「それはですねぇ、空約束も多かったので……」
「魔王はここに来ないしね」
「ごめんねー」
まあこの環境では確かにきついだろう。場所も遠く、プログワードの速度が無ければ数日掛かりだ。こんな毒の世界で、無補給キャンプなどやってはいられない。
しかしまあ、これからはちょくちょく来ても良いだろう。なんといっても、この精霊たちは実は場所制限が緩い。そして目立たない。連れて歩くには問題無いだろう。
そんな事を考えていると、目の前から近づいてくる命を感じる。
いや、待て。それが誰かは遠くからでも感じとれる。それ故に分からない。なぜここにいるんだ? というよりどうやってここに来たんだ?
疑問はあるが、とりあえず挨拶だ。質問はそれからでも良いだろう。
そんな事を考えながら近づくが、声をかける寸前、沼から何かが飛び出し襲い掛かる。
それは10匹の大蛇……ではなく、10本の頭を持つ蛇――ヒドラだ。
「あ、馬鹿!」
しかしこちらが制止するよりも早く、その人間の鉄拳が鉄拳がヒドラに対して炸裂した。
「「「ぎゃああーーー」」」
「躾がなっていませんね」
ざっぱーんと音を立てて水面に沈むヒドラの先に、見知った一人の女性が立っていた。
「何でこんな所にいるんだ?」
腰から下は沈んでいるので分からないが、上は泥だらけになった青いジャケットに、胸甲や肩当が一体化した半身鎧。頭にはアヒルのくちばしのような形状をした青い軍帽……いや、あれは確か金属製。コンセシール商国の兜だ。
少し伸ばした銀色の前髪は斜めにカットしてあり、左目が隠れているが、強い意志を感じる碧色の右目はこちらを一直線に見据えている。後ろ髪は肩よりも長い。確か以前見た時はもっと短かった気がするが……まあ、年中同じ髪型と決まっているわけでもないか。
「貴方がここにいると、ヨーヌから聞きましたので」
涼しい顔で、マリッカ・アンドルスフは平然と言い切った。
「「「あ、あれー、なんでぇーー?」」」
ヒドラは状況が理解できないといった感じだが、まあ面倒なので説明は今度にしよう。
◇ ◇ ◇
マリッカは魔族領に来る前、イェア・アンドルスフに事の顛末を話していた。
いつもは優雅に構えているイェアだが、このところはさすがに疲れ切っている。商売が上手くいっていない……というより、社会がそれどころではない。
ゆったりとしたソファに沈みながら、丸々としたお腹を所在なさげにポンポンと叩く。
「リッツェルネールがねぇ……」
「彼は本気の様ですよ。どうするのですか?」
ぐでっているイェアに対し、こちらは直立不動の体制だ。私用であれば一緒になってソファに沈んでいただろうが、今は一応公務中だ。この辺りは、生粋の真面目さの所以であった。
だがそんな事は、イェアにとってはどうでもいい事だ。それよりも大切なのは、これからどうするかである。
選択肢はまだまだ多い。その中には、当然リッツェルネールの暗殺も含まれている。
いっそ殺してしまい、後の事は中央に任せるという手もある。
しかし――、
「アンドルスフに聞きたいところではあるけれど、多分こっちに丸投げするね。こういった案件に関しては、絶対に首を突っ込みゃしないねぇ」
立派な天井画の描かれた、少し丸みを帯びた天井を眺める。
そこに描かれているのは、人と魔族が争う絵。遥か太古から続いて来た人類史の一ページ……いや、そのものだ。
ここはアンドルスフ当主の家、その最上階にして中心部。イェアの私室。
そこそこに広く、特殊な客をもてなす為の部屋でもある。
商業国家のナンバー2。一般の人間はさぞかし豪華だろうと想像するが、実際はそんな事はない。
天井画は美しく、また立派なものだ。目の前に置かれた丸い木製の机やソファ、そして奥にあるベッドなど、家具も皆一級品。
しかしどれも金銀などの装飾は無く質素なものだ。物の価値が分からない一般人から見れば、まあまあ整った田舎の小部屋程度にしか映らない。
コンセシール商国の前ナンバーワン、ビルバックや現当主リッツェルネールもそうだが、この国の重鎮は過剰な華美を控える傾向にあった。
「それで、その肝心なアンドルスフは何処へ行ったんですか?」
マリッカは自分の判断では決断できないからここに来たわけだが、だからといってイェアも全知全能の神ではない。知らない事は知らないし、出来ないことは出来ないのだ。
「さあねぇ……まあリッツェルネールが魔王と交渉をしたいというのであれば、繋ぎくらいはとってやるといいさ」
「随分と簡単に言いますね。私にホテルまで行けと? そもそもいなかったらどうするんです?」
「その時はその時で何とかしてやっておくれよ。まあ、あんたが行けば魔人は直ぐに気がつくし、放っておかないよ」
ボケーっと天井を見つめるイェアを見ながら、“それを言ったらあなたも同じでしょう?”と思う。
しかし、『なら代わるかい?』と言われたら絶対にパスだ。イェアは恐ろしく多忙であり、それを完璧にこなす才女でもある。代わりをやれなどといわれても出来るはずがない。
下手をすれば、イェアが戻った時、アンドルスフ商家は潰れている事だろう。
「仕方ありませんね。それでは行ってくるとしましょう」
「人員はお主が選ぶと良い。なに、そいつらの家族に関してはこちらで面倒を見ようぞ」
当然ながら、同行した人間には余計なものを見せる事になる。
それを始末しろとイェアが言葉に含んだことくらいは、マリッカも理解していた。
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