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【 滅び 】
血族の悲願
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魔導炉人工暴発――その後、この研究は魔導炉臨界研究と名を改める事になる。
だがそれもわずかの間。研究資料は全て焼かれ、資材も破壊。そして開発者は全員、海上の小島へと送られた。
ヘッケリオが開発していたのはただのグライダーであったため、この時彼は免責されている。
そしてそれが、姉と弟、二人の運命を分けた。
この世界の海は領域だ。利用するためにどれほど取り繕っても、その事実は変わらない。ましてや人間の都合など、そこに生きる生き物には何の関係も無い。
ペムンゾ島と呼ばれたそこは、島といっても緑は豊か。遠浅の海岸は豊かな畑となり、その先では多くの魚介類が採れる。住むにはとても良い環境だと言えただろう。
しかしここは、オバロスの血族が入植するまでは無人だった。
かつての島民は、皆この島を捨てたからだ。その理由を、ヘッケリオは知らなかった。
ザビエブも知っていたわけでは無い。彼は研究者たちを隔離し、技術の漏洩を防ごうとしたに過ぎない。
ただ、命令を受けた者が忖度しただけだ。
碧色の祝福に守られし栄光暦175年5月8日。数十年に一度の嵐が、その島を襲った。
この辺りは数十年から百年ほどの周期で大嵐が起きる。それ自体は、オバロスの一族も聞いていた。
だが嵐と共に魔族が上陸する可能性がある事を、彼等は知らされていなかった。
この島に入植したオバロスの血族は、およそ80人ほど。小さな島だ。全員が一か所に家を建てて暮らしていた。
そこに、数万の魔族が乱入した。
体長は2メートル程。上からの見た目はグレーのダンゴムシだろう。しかしその下からは細かな数百本の足が生え、動くたびにガチガチと耳障りな音を立てる。
たまたまの偶然。魔族からしてみれば、進路上に住んでいたというだけだ。しかし互いが出会った時、それは必ず殺し合いとなる。魔族は喰うために、また人は身を守るために……。
時は流れ、碧色の祝福に守られし栄光暦217年10月20日。
この年の10月12日、リアンヌの丘にて魔王が人類軍を相手に戦い勝利した。
時を同じくして、海に大量の魔族が現れる。船は襲われ、畑は荒れ、やがて病気が蔓延する。
ムーオス各地の役所は陳情の為に機能停止に陥り、その影響は各都市の中枢、そして帝国の中心へと波及。
もうその時点で、今後の状況は正確に把握されていた。海の喪失と、それに伴う社会の大混乱。そしてこの先起こりうる未来もまた、正しく予見されていた。
事態は海を失っただけには留まらない。農作物への影響は、やがて地上にまで広がるのは明らかだ。
それだけでも、人類の半分は失われよう。だが、それだけで済むのか? それは有り得ない。これほどの事をした魔王が、これだけの事で終えるわけがない。
もう魔王を倒す以外、人類に道は無い。そして倒した後も、今まで通りではいられない。
魔王を倒せなかったら? 倒したとしても、思ったよりも人間の数を減らせなかったら? 間違いなく人民は暴発する。それはここ、ムーオスだけではない。世界四大国、何処が暴発してもおかしくはない。
最悪の場合……いや、確実に世界大戦が起こる。そうなれば、もう人類は魔族に対抗する術を失うだろう。
人間を減らさなければいけない。だがただ単純に、無駄に殺す事を社会は容認しない。
意味を与えねばならない。道筋を示さなければならない。以前とは状況が大きく変わった。もう単純に魔族領へ送るだけでは、為政者として無能を示すだけだ。
ザビエブ皇帝の脳裏に浮かんだのは、かつてない超兵器。
そしてそれを運用し、明確でハッキリとした成果を収める。その上で、次々と人間を魔族領に送る。
人間は幾らでも死んで良い。いや、半分までは死んでくれた方がありがたい。
たとえそれが無理でも、希望の光さえ見せれば人は耐えられる。いつか夢見た未来の為に。
もう行くしかない。やるしかない。第九次魔族領侵攻戦。何処の国よりも早く、始めなければならない。
すぐさま、各地に特使が飛んだ。
中央へは魔族領侵攻計画の提出。各地域には情報統制と配給制の開始。そして肝心要の兵器、魔導炉臨界計画を再開すべくペムンゾ島へもだ。
だが皇帝の特使がその島に着いた時、生き残りは僅かに4名しかいなかった。ただ幸いな事に、ウェルン・オバロスは生きていた。
その報告を聞いた時、ザビエブ皇帝はこれこそが奇跡――天命なのだと感じたという。
一方で、ウェルンは首都へと護送された。
家族は全て失い、腹部にも重傷を負い、もはや子供は埋めない体。
そんな彼女の手に握らされたのは、新たな紙とペン。個人としては一万年かかっても使いきれない額の資金。そして数万人にも及ぶ“研究の為に消費して良い人間のリスト”。
招集されたヘッケリオが姉と合流した時、一瞬誰だか分からなかった。
かつてのウェルンは、誰もが羨む美貌の持ち主であった。長く美しい、炎のような髪。丸い大きな瞳と、研究者としては穏やかな顔つき。
過酷で非道な研究にも拘らず、その先に確かな未来を見つめていた。だからこそ、困難な道のりを到達できたのだと、ヘッケリオは考えていた。肉親である以上に、憧れの存在であった。
今回は途中で大きな寄り道をする事になってしまったが、再びその道に戻ったのだ。そう信じたかった。
しかし目の前に現れたのは、変わり果てた姉の姿。
42年間。帰ることは出来ず、魔族が徘徊する島での地獄のような生活。水を得るのも、食料を得るのも命がけ。時として、同じ血族の肉を喰らう事もあった。
皮膚は皺だらけになり、強い意志を湛えていた瞳は、まるでガラス玉の様に変わり果てていた。
それでも彼女が生き延びたのは、血族皆が守ったからだ。研究成果は全て彼女の頭の中にある。それは、オバロス血族の宝。たとえ認められぬ研究となろうとも、決して失う訳にはいかなかったのだ。
ヘッケリオは姉が生きていたと聞いた時、神に感謝した。
だが再開したこの日、聖印は捨てた。この日から、神は信じるに値するものではなくなったのだから。
不眠不休で揺り籠の開発に取り組み、ザビエフ皇帝に呼び出されたのは10月24日の事だった。
その時点で、もう要求される全ての問題点はクリアされていた。ヘッケリオらの残った血族は、いつか来るこの日の為に準備を怠っていなかったのだから。
すぐさま、臨界専用魔導炉の製造が始まった。
そしてまた、研究自体はヘッケリオに引き継がれる事となった。生存していたオバロスの血族の中で、最も近い位置にいたからだった。
碧色の祝福に守られし栄光暦218年8月23日。
白き苔の領域上空、重飛甲母艦の中に、ヘッケリオと姉ウェルンの姿があった。
研究はヘッケリオに引き継がれ、臨界専用魔導炉は落下姿勢安定用のグライダーと一体化。名を”揺り籠”と改められた。
そしてこの日は、第1回栄光への道作戦の日。その一発目の搭乗員に選ばれたのが、ウェルンであった。
正しくは志願だ。ヘッケリオには、それを止める事は出来なかった。
ウェルンもまた、
「やっと死ねる。ごめんね……」
ただその言葉だけを残し、地面に穴を開けて消えた。
この日初めて揺り籠を見た者達は、どのような感情を抱いたのだろうか?
歓喜か? それとも恐怖か?
これで魔族を殺せると思ったか? それとも、やがて自分達の頭に降ってくることに気づいたか?
だがどちらにせよ、どうでも良い事だと思う。
やがて眼下に、巨大な建造物が見えてくる。
玉虫色に輝く金属で作られた、浮かぶ巨大なピーナッツ。浮遊城エスチネルだ。
全高160メートル、奥行きもまた同様のサイズ。そして全幅は440メートルと横長の形。中央は少し窪み、左側前後に世界最大、80メートル級の浄化の光を2つ。右前後に60メートル級2つを装備した巨大城。
ムーオス自由帝国が建造した3つ目の浮遊城だ。
前後を浮遊式輸送板に搭乗した大軍勢に囲まれて、コンクリートで舗装された灰色の道を進む。
上空からは見えないが、あの周囲は鼓笛隊により騒々しく国歌や軍歌が鳴り響く。
それはまるで、さながら軍事パレードの様だ。
実際にこの様子は、世界中に報道されるだろう。
南方の軍事大国、自由帝国ムーオスが誇る、最新鋭にして世界最強の浮遊城。それが栄光への道《グロリアスロード》を通って、魔王を退治するために向かうのだと。
浮遊城を通り過ぎた先には、輝く白い線が見える。千年以上の年月を掛けて建設した、人類絶対の防衛線。
――全て死ねばいいのだ。
魔族を倒し、魔族を滅ぼすと誓いながら、実際はどうか。
奴等を倒すべき貴重なリソースをあんなものに使い、あげく自分達は安全だ、人類は勝利できるなどと夢物語を語る。
結局、何にもならなかった。こんな魔族の世界を壁で囲っても、誰も幸せになどならない。むしろ追い詰められているではないか。
本当に死ねば良い。全員死をもって責任を果たせ。今まで貪った惰眠のツケを、その命で支払うのだ。
今度こそ魔族を打ち滅ぼし、同時に人間も殺してやる。
だがその先――新たなる世代は、今度こそ正しく生きるべきだ。
魔族も愚か者も消え去った先。そこには必ず、本当に心から笑っていられる世界が待っている。
ただそれだけを信じて、血族の皆は耐えてきたのだから。
だがそれもわずかの間。研究資料は全て焼かれ、資材も破壊。そして開発者は全員、海上の小島へと送られた。
ヘッケリオが開発していたのはただのグライダーであったため、この時彼は免責されている。
そしてそれが、姉と弟、二人の運命を分けた。
この世界の海は領域だ。利用するためにどれほど取り繕っても、その事実は変わらない。ましてや人間の都合など、そこに生きる生き物には何の関係も無い。
ペムンゾ島と呼ばれたそこは、島といっても緑は豊か。遠浅の海岸は豊かな畑となり、その先では多くの魚介類が採れる。住むにはとても良い環境だと言えただろう。
しかしここは、オバロスの血族が入植するまでは無人だった。
かつての島民は、皆この島を捨てたからだ。その理由を、ヘッケリオは知らなかった。
ザビエブも知っていたわけでは無い。彼は研究者たちを隔離し、技術の漏洩を防ごうとしたに過ぎない。
ただ、命令を受けた者が忖度しただけだ。
碧色の祝福に守られし栄光暦175年5月8日。数十年に一度の嵐が、その島を襲った。
この辺りは数十年から百年ほどの周期で大嵐が起きる。それ自体は、オバロスの一族も聞いていた。
だが嵐と共に魔族が上陸する可能性がある事を、彼等は知らされていなかった。
この島に入植したオバロスの血族は、およそ80人ほど。小さな島だ。全員が一か所に家を建てて暮らしていた。
そこに、数万の魔族が乱入した。
体長は2メートル程。上からの見た目はグレーのダンゴムシだろう。しかしその下からは細かな数百本の足が生え、動くたびにガチガチと耳障りな音を立てる。
たまたまの偶然。魔族からしてみれば、進路上に住んでいたというだけだ。しかし互いが出会った時、それは必ず殺し合いとなる。魔族は喰うために、また人は身を守るために……。
時は流れ、碧色の祝福に守られし栄光暦217年10月20日。
この年の10月12日、リアンヌの丘にて魔王が人類軍を相手に戦い勝利した。
時を同じくして、海に大量の魔族が現れる。船は襲われ、畑は荒れ、やがて病気が蔓延する。
ムーオス各地の役所は陳情の為に機能停止に陥り、その影響は各都市の中枢、そして帝国の中心へと波及。
もうその時点で、今後の状況は正確に把握されていた。海の喪失と、それに伴う社会の大混乱。そしてこの先起こりうる未来もまた、正しく予見されていた。
事態は海を失っただけには留まらない。農作物への影響は、やがて地上にまで広がるのは明らかだ。
それだけでも、人類の半分は失われよう。だが、それだけで済むのか? それは有り得ない。これほどの事をした魔王が、これだけの事で終えるわけがない。
もう魔王を倒す以外、人類に道は無い。そして倒した後も、今まで通りではいられない。
魔王を倒せなかったら? 倒したとしても、思ったよりも人間の数を減らせなかったら? 間違いなく人民は暴発する。それはここ、ムーオスだけではない。世界四大国、何処が暴発してもおかしくはない。
最悪の場合……いや、確実に世界大戦が起こる。そうなれば、もう人類は魔族に対抗する術を失うだろう。
人間を減らさなければいけない。だがただ単純に、無駄に殺す事を社会は容認しない。
意味を与えねばならない。道筋を示さなければならない。以前とは状況が大きく変わった。もう単純に魔族領へ送るだけでは、為政者として無能を示すだけだ。
ザビエブ皇帝の脳裏に浮かんだのは、かつてない超兵器。
そしてそれを運用し、明確でハッキリとした成果を収める。その上で、次々と人間を魔族領に送る。
人間は幾らでも死んで良い。いや、半分までは死んでくれた方がありがたい。
たとえそれが無理でも、希望の光さえ見せれば人は耐えられる。いつか夢見た未来の為に。
もう行くしかない。やるしかない。第九次魔族領侵攻戦。何処の国よりも早く、始めなければならない。
すぐさま、各地に特使が飛んだ。
中央へは魔族領侵攻計画の提出。各地域には情報統制と配給制の開始。そして肝心要の兵器、魔導炉臨界計画を再開すべくペムンゾ島へもだ。
だが皇帝の特使がその島に着いた時、生き残りは僅かに4名しかいなかった。ただ幸いな事に、ウェルン・オバロスは生きていた。
その報告を聞いた時、ザビエブ皇帝はこれこそが奇跡――天命なのだと感じたという。
一方で、ウェルンは首都へと護送された。
家族は全て失い、腹部にも重傷を負い、もはや子供は埋めない体。
そんな彼女の手に握らされたのは、新たな紙とペン。個人としては一万年かかっても使いきれない額の資金。そして数万人にも及ぶ“研究の為に消費して良い人間のリスト”。
招集されたヘッケリオが姉と合流した時、一瞬誰だか分からなかった。
かつてのウェルンは、誰もが羨む美貌の持ち主であった。長く美しい、炎のような髪。丸い大きな瞳と、研究者としては穏やかな顔つき。
過酷で非道な研究にも拘らず、その先に確かな未来を見つめていた。だからこそ、困難な道のりを到達できたのだと、ヘッケリオは考えていた。肉親である以上に、憧れの存在であった。
今回は途中で大きな寄り道をする事になってしまったが、再びその道に戻ったのだ。そう信じたかった。
しかし目の前に現れたのは、変わり果てた姉の姿。
42年間。帰ることは出来ず、魔族が徘徊する島での地獄のような生活。水を得るのも、食料を得るのも命がけ。時として、同じ血族の肉を喰らう事もあった。
皮膚は皺だらけになり、強い意志を湛えていた瞳は、まるでガラス玉の様に変わり果てていた。
それでも彼女が生き延びたのは、血族皆が守ったからだ。研究成果は全て彼女の頭の中にある。それは、オバロス血族の宝。たとえ認められぬ研究となろうとも、決して失う訳にはいかなかったのだ。
ヘッケリオは姉が生きていたと聞いた時、神に感謝した。
だが再開したこの日、聖印は捨てた。この日から、神は信じるに値するものではなくなったのだから。
不眠不休で揺り籠の開発に取り組み、ザビエフ皇帝に呼び出されたのは10月24日の事だった。
その時点で、もう要求される全ての問題点はクリアされていた。ヘッケリオらの残った血族は、いつか来るこの日の為に準備を怠っていなかったのだから。
すぐさま、臨界専用魔導炉の製造が始まった。
そしてまた、研究自体はヘッケリオに引き継がれる事となった。生存していたオバロスの血族の中で、最も近い位置にいたからだった。
碧色の祝福に守られし栄光暦218年8月23日。
白き苔の領域上空、重飛甲母艦の中に、ヘッケリオと姉ウェルンの姿があった。
研究はヘッケリオに引き継がれ、臨界専用魔導炉は落下姿勢安定用のグライダーと一体化。名を”揺り籠”と改められた。
そしてこの日は、第1回栄光への道作戦の日。その一発目の搭乗員に選ばれたのが、ウェルンであった。
正しくは志願だ。ヘッケリオには、それを止める事は出来なかった。
ウェルンもまた、
「やっと死ねる。ごめんね……」
ただその言葉だけを残し、地面に穴を開けて消えた。
この日初めて揺り籠を見た者達は、どのような感情を抱いたのだろうか?
歓喜か? それとも恐怖か?
これで魔族を殺せると思ったか? それとも、やがて自分達の頭に降ってくることに気づいたか?
だがどちらにせよ、どうでも良い事だと思う。
やがて眼下に、巨大な建造物が見えてくる。
玉虫色に輝く金属で作られた、浮かぶ巨大なピーナッツ。浮遊城エスチネルだ。
全高160メートル、奥行きもまた同様のサイズ。そして全幅は440メートルと横長の形。中央は少し窪み、左側前後に世界最大、80メートル級の浄化の光を2つ。右前後に60メートル級2つを装備した巨大城。
ムーオス自由帝国が建造した3つ目の浮遊城だ。
前後を浮遊式輸送板に搭乗した大軍勢に囲まれて、コンクリートで舗装された灰色の道を進む。
上空からは見えないが、あの周囲は鼓笛隊により騒々しく国歌や軍歌が鳴り響く。
それはまるで、さながら軍事パレードの様だ。
実際にこの様子は、世界中に報道されるだろう。
南方の軍事大国、自由帝国ムーオスが誇る、最新鋭にして世界最強の浮遊城。それが栄光への道《グロリアスロード》を通って、魔王を退治するために向かうのだと。
浮遊城を通り過ぎた先には、輝く白い線が見える。千年以上の年月を掛けて建設した、人類絶対の防衛線。
――全て死ねばいいのだ。
魔族を倒し、魔族を滅ぼすと誓いながら、実際はどうか。
奴等を倒すべき貴重なリソースをあんなものに使い、あげく自分達は安全だ、人類は勝利できるなどと夢物語を語る。
結局、何にもならなかった。こんな魔族の世界を壁で囲っても、誰も幸せになどならない。むしろ追い詰められているではないか。
本当に死ねば良い。全員死をもって責任を果たせ。今まで貪った惰眠のツケを、その命で支払うのだ。
今度こそ魔族を打ち滅ぼし、同時に人間も殺してやる。
だがその先――新たなる世代は、今度こそ正しく生きるべきだ。
魔族も愚か者も消え去った先。そこには必ず、本当に心から笑っていられる世界が待っている。
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