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【 滅び 】
年越しパーティー その3
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左右で結んだ長い銀髪に、どこか幼さの残る童顔。
この世界……いや、相和義輝がいた世界でも、華奢な少女という表現が似合うだろう。
しかし、その優雅な姿勢からは子供らしさは感じられず、力強い鈍色の瞳は見る物を圧倒する光を放っていた。
160センチほどの小柄で淡い褐色の体を飾るのは、殆ど透けている緑のレオタードに金銀プラチナや宝石で飾った首輪に指輪、腕輪《アームレット》や足輪《アンクッレット》などの美しい装飾品だ。
まるでどこかの痴女的なお姫様を思わせる装いだが、衣装も装飾も魔力ブースターと呼ばれる器具だ。
といっても、魔力の総量をドーピングする技術やアイテムはこの世界には存在しない。
強化できるのは放出量。いわば蛇口を広げるためのアイテムであり、人によっては付ければ付けるほどマイナスになりかねない。
通常はよほどの魔力差のある相手に対抗するか、そこを凌がねば後が無い時に使う。それも精々1個か2個が限度だろう。
それを大量に、しかも常時付けっ放し。膨大な魔力の保有者だからこそ出来る無茶であり、その姿は、ただそれだけで羨望の的だ。
靴は麻のサンダルで、ここだけ少し清楚な印象を与えている。
「これはこれは、司祭殿。こちらへどうぞ」
リンバードが代表して挨拶を交わすと、グレスノームやユベントも続く。
護衛達も緊張を解き、再び周囲に意識を向ける。
彼等からすれば、ナルナウフ教と敵対する理由は何一つない。
ナルナウフ教は、対不死者のみに特化した宗教だ。
この世界では、死者が不死者となる事は決して珍しい事ではない。死体が希望塚で徹底的に焼かれるのも、その辺りが所以である。
なぜ人は死後、不死者になってしまうのだろうか?
それをナルナウフ教では、悪魔の仕業として教えている。
曰く、生前悪魔に魅入られてしまった者は、死後魂が迷い現世を彷徨う事となる。
それは当人には自覚できない事。不死者となってしまった者には、何の罪もない。
だから信者たちは、死者に哀悼の意を持って叩き潰すのだ。
そんな信徒たちは国家のような纏まった拠点を持たず、世界各地を巡礼している。
行き倒れや、希望塚に送られる前に不死者と化してしまった人々の魂に安息を与えつつ、元凶である悪魔を探し続けているのだ。
過酷な魔族領巡礼も行われており、日々多くの信者が命を落としている。
元々世界中に多くの信徒を抱えていたが、魔族領で大規模な不死者軍団が現れてからはその規模は拡大の一途だ。
しかしこの宗教に、政治的な野心は皆無と言える。
拠点は中央都市に隣接する聖都エファール。名前は仰々しいが、人口は300人程度。纏まった戦力はサイアナ率いる突撃騎兵隊のみで、また財政はお世辞にも潤っているとは言い難い。
自ら生産活動をしない信者たちを生かすには、相当に費用が掛かるためだ。
その代わり、信者は何処の国にもいる。まるで草の根のように。
害は一切無いが、敵対すれば何が起こるか分からない。そういった意味から、何処の国も表面上は信者を歓迎している。
それは宗教国家である東の大国ジェルケンブール王国でさえ、出入りの自由を認めているほどであった。
「それで皆さまは、何のお話をしていらしたのかしら?」
特に意味は無く、単にただ近かったという理由だけでサイアナはユベントの隣に座った。
一瞬ユベントはドキリとするが、副官であるパナーリアがじろりと睨んでいたため気を引き締める。
別に男女の仲ではないが、そこはかとなく気にはされている様だ。
「先の戦闘の事ですよ、司祭殿。それ以外にありますまい」
そんな体裁を整えている間に、グレスノームが先に応えていた。
同時に新品のグラスをサイアナの手元に差し出すと、新しく封を切った酒を注ぐ。
養子に出されたとはいえ、現国王の直系子孫。更にはティランド連合王国総軍を任された事があるほどの男だが、こういった時の手際の良さもまた洗練されている。
脳筋だの軍事馬鹿だの言われているティランド連合王国トップの中では、異例の人物といえるだろう。
「確かにそうですわね。今回はティランド連合王国も相当に活躍なさったとか。おめでとうございます」
別に嫌味ではない。十分に戦い十分に死んだ。そして戦果もしっかりと残している。
壊滅自体は、この世界ではマイナス要因には当たらない。むしろ人類の規範として、また理想的な死に方として推奨されているのだから。
「いえ、我等は何もしておりませんよ。全てはアルダシルとロイ王の奮戦によるものです」
とはいえ、グレスノームや他2名としては、少々居心地が悪いのも事実だ。
本当に、雁首揃えて何もしていない。その理由がリッツェルネールとの不和に起因するとなれば尚更だ。
「そのロイ陛下は、今はどちらに?」
なるほど……と、ユベントは思った。
単なる挨拶に来たわけでは無い。司祭として、情報収集に来たのだ。
「ロイは祖国へ帰還した。おそらく、当分は復帰できまい」
「そうでしたか……少し残念ですね」
サイアナは憂いた瞳を泳がせ、グラスに注がれた酒に口をつける。
この世界では決して美しくない容姿のはずだが、その仕草は男たちを自然と惹きつける。
しかし、さすがに国家の重責を担う者達は別の事を考えていた。
残念……それはどちらの意味であろうかと。
ロイに会えなかったことに対する感想なのか、あれほどの恥辱を受けたにも関わらず、直ぐに再戦できないロイの気持ちを代弁したのか。だがそれを確認する意味は無いだろう。
「司祭殿は、マリセルヌス王国駐屯地に現れた魔神――いや、ナルナウフ教では悪魔でしたな。それであると思いますか?」
リンバートとしては、かのゲルニッヒと名乗った魔族が果たして魔神なのか、少し興味があった……のだが、
「残念ながら、分かりかねますわ。もう少し早く連絡していただければ、すぐさま全員で馳せ参じたでしょうに」
サイアナは向かっただけで、現場には到着していない。正しくは、到着した時点ではもう終わっていたというべきか。
彼女が率いる突撃騎馬軍団は、信者の中でもトップクラスの実力者たちだ。何処の国の精鋭と比較しても、決して劣る事は無い。
一方で、特定の国家軍には所属せず、あくまで中央から情報を貰って独自に動く立場だ。
遊撃隊といえばそれに近いが、それは戦場を好き勝手にうろついていいという事ではない。
毒の嵐という異常事態が発生した時、この部隊は浮遊城近くに配置されていた。やる事が無かったからだ。
そして、そこに魔神が現れたらしいと連絡を受け出陣した矢先、嵐は完全に消えてしまった。発見できたのは、かろうじて生きていた二名と大量の死体、それに猛毒に侵された土地や備品だけだ。
悪魔を滅する事こそが使命であるサイアナとしては、この一件は実に不本意だった。
「頼ってくれとは言いませんが、一応、わたくしたちは対不死者の専門家ですのよ。」
そう言って、空になったグラスを置く。
「もし我々の部隊が発見しましたら、いち早くご連絡いたしましょう」
ごく自然な動きで新たな酒を注ぎながら、グレスノームはそう答えた。
そして思う。マリセルヌス軍がもっと早くに連絡していれば、魔神ゲルニッヒと戦っていたのはサイアナだったかもしれない。
その時、どちらが勝利したのか……。
この世界……いや、相和義輝がいた世界でも、華奢な少女という表現が似合うだろう。
しかし、その優雅な姿勢からは子供らしさは感じられず、力強い鈍色の瞳は見る物を圧倒する光を放っていた。
160センチほどの小柄で淡い褐色の体を飾るのは、殆ど透けている緑のレオタードに金銀プラチナや宝石で飾った首輪に指輪、腕輪《アームレット》や足輪《アンクッレット》などの美しい装飾品だ。
まるでどこかの痴女的なお姫様を思わせる装いだが、衣装も装飾も魔力ブースターと呼ばれる器具だ。
といっても、魔力の総量をドーピングする技術やアイテムはこの世界には存在しない。
強化できるのは放出量。いわば蛇口を広げるためのアイテムであり、人によっては付ければ付けるほどマイナスになりかねない。
通常はよほどの魔力差のある相手に対抗するか、そこを凌がねば後が無い時に使う。それも精々1個か2個が限度だろう。
それを大量に、しかも常時付けっ放し。膨大な魔力の保有者だからこそ出来る無茶であり、その姿は、ただそれだけで羨望の的だ。
靴は麻のサンダルで、ここだけ少し清楚な印象を与えている。
「これはこれは、司祭殿。こちらへどうぞ」
リンバードが代表して挨拶を交わすと、グレスノームやユベントも続く。
護衛達も緊張を解き、再び周囲に意識を向ける。
彼等からすれば、ナルナウフ教と敵対する理由は何一つない。
ナルナウフ教は、対不死者のみに特化した宗教だ。
この世界では、死者が不死者となる事は決して珍しい事ではない。死体が希望塚で徹底的に焼かれるのも、その辺りが所以である。
なぜ人は死後、不死者になってしまうのだろうか?
それをナルナウフ教では、悪魔の仕業として教えている。
曰く、生前悪魔に魅入られてしまった者は、死後魂が迷い現世を彷徨う事となる。
それは当人には自覚できない事。不死者となってしまった者には、何の罪もない。
だから信者たちは、死者に哀悼の意を持って叩き潰すのだ。
そんな信徒たちは国家のような纏まった拠点を持たず、世界各地を巡礼している。
行き倒れや、希望塚に送られる前に不死者と化してしまった人々の魂に安息を与えつつ、元凶である悪魔を探し続けているのだ。
過酷な魔族領巡礼も行われており、日々多くの信者が命を落としている。
元々世界中に多くの信徒を抱えていたが、魔族領で大規模な不死者軍団が現れてからはその規模は拡大の一途だ。
しかしこの宗教に、政治的な野心は皆無と言える。
拠点は中央都市に隣接する聖都エファール。名前は仰々しいが、人口は300人程度。纏まった戦力はサイアナ率いる突撃騎兵隊のみで、また財政はお世辞にも潤っているとは言い難い。
自ら生産活動をしない信者たちを生かすには、相当に費用が掛かるためだ。
その代わり、信者は何処の国にもいる。まるで草の根のように。
害は一切無いが、敵対すれば何が起こるか分からない。そういった意味から、何処の国も表面上は信者を歓迎している。
それは宗教国家である東の大国ジェルケンブール王国でさえ、出入りの自由を認めているほどであった。
「それで皆さまは、何のお話をしていらしたのかしら?」
特に意味は無く、単にただ近かったという理由だけでサイアナはユベントの隣に座った。
一瞬ユベントはドキリとするが、副官であるパナーリアがじろりと睨んでいたため気を引き締める。
別に男女の仲ではないが、そこはかとなく気にはされている様だ。
「先の戦闘の事ですよ、司祭殿。それ以外にありますまい」
そんな体裁を整えている間に、グレスノームが先に応えていた。
同時に新品のグラスをサイアナの手元に差し出すと、新しく封を切った酒を注ぐ。
養子に出されたとはいえ、現国王の直系子孫。更にはティランド連合王国総軍を任された事があるほどの男だが、こういった時の手際の良さもまた洗練されている。
脳筋だの軍事馬鹿だの言われているティランド連合王国トップの中では、異例の人物といえるだろう。
「確かにそうですわね。今回はティランド連合王国も相当に活躍なさったとか。おめでとうございます」
別に嫌味ではない。十分に戦い十分に死んだ。そして戦果もしっかりと残している。
壊滅自体は、この世界ではマイナス要因には当たらない。むしろ人類の規範として、また理想的な死に方として推奨されているのだから。
「いえ、我等は何もしておりませんよ。全てはアルダシルとロイ王の奮戦によるものです」
とはいえ、グレスノームや他2名としては、少々居心地が悪いのも事実だ。
本当に、雁首揃えて何もしていない。その理由がリッツェルネールとの不和に起因するとなれば尚更だ。
「そのロイ陛下は、今はどちらに?」
なるほど……と、ユベントは思った。
単なる挨拶に来たわけでは無い。司祭として、情報収集に来たのだ。
「ロイは祖国へ帰還した。おそらく、当分は復帰できまい」
「そうでしたか……少し残念ですね」
サイアナは憂いた瞳を泳がせ、グラスに注がれた酒に口をつける。
この世界では決して美しくない容姿のはずだが、その仕草は男たちを自然と惹きつける。
しかし、さすがに国家の重責を担う者達は別の事を考えていた。
残念……それはどちらの意味であろうかと。
ロイに会えなかったことに対する感想なのか、あれほどの恥辱を受けたにも関わらず、直ぐに再戦できないロイの気持ちを代弁したのか。だがそれを確認する意味は無いだろう。
「司祭殿は、マリセルヌス王国駐屯地に現れた魔神――いや、ナルナウフ教では悪魔でしたな。それであると思いますか?」
リンバートとしては、かのゲルニッヒと名乗った魔族が果たして魔神なのか、少し興味があった……のだが、
「残念ながら、分かりかねますわ。もう少し早く連絡していただければ、すぐさま全員で馳せ参じたでしょうに」
サイアナは向かっただけで、現場には到着していない。正しくは、到着した時点ではもう終わっていたというべきか。
彼女が率いる突撃騎馬軍団は、信者の中でもトップクラスの実力者たちだ。何処の国の精鋭と比較しても、決して劣る事は無い。
一方で、特定の国家軍には所属せず、あくまで中央から情報を貰って独自に動く立場だ。
遊撃隊といえばそれに近いが、それは戦場を好き勝手にうろついていいという事ではない。
毒の嵐という異常事態が発生した時、この部隊は浮遊城近くに配置されていた。やる事が無かったからだ。
そして、そこに魔神が現れたらしいと連絡を受け出陣した矢先、嵐は完全に消えてしまった。発見できたのは、かろうじて生きていた二名と大量の死体、それに猛毒に侵された土地や備品だけだ。
悪魔を滅する事こそが使命であるサイアナとしては、この一件は実に不本意だった。
「頼ってくれとは言いませんが、一応、わたくしたちは対不死者の専門家ですのよ。」
そう言って、空になったグラスを置く。
「もし我々の部隊が発見しましたら、いち早くご連絡いたしましょう」
ごく自然な動きで新たな酒を注ぎながら、グレスノームはそう答えた。
そして思う。マリセルヌス軍がもっと早くに連絡していれば、魔神ゲルニッヒと戦っていたのはサイアナだったかもしれない。
その時、どちらが勝利したのか……。
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