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【 魔族と人と 】
一つの戦いの終わり 前編
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炎と石獣の領域地下8000メートル。
広い空洞の中心に、魔人ヨーヌが佇んでいた。
もっとも、ここは真っ暗な闇に包まれた世界。影であるヨーヌの姿を確認することは出来ない。
既に、ゲルニッヒもエヴィアも自分の担当分はさっさと済ましている。
魔人は魔人の位置を確認できないが、ゲルニッヒは人間を押さえるため東南へ。エヴィアは魔王と合流するため西へ向かっただろうとぼんやり考えていた。
魔王が死んだことは、当然ヨーヌも感じている。
ここまでだろうか……初めて生命というものに触れてからここまで、長かったような気もするし短かった気もする。
魔王はどうするのだろうか。やはり、全てを捨てて消えてしまうのだろうか? それとも、この辛く苦しいであろう世界に残り続けるのだろうか?
もし残る事を決断したのであれば、もう魔人達は、今のような不誠実な対応は許されない――いや、許さない。
自分たち魔人も、もう一度この世界と向き合うべきだ。
そう考えながら、タイミングを待つ――待っていた。まだまだ大量にいる北方の人類軍が入ってくるのをだ。
だが何時まで経っても入ってくる様子がない。実はこの時、リッツェルネールは戦闘を魔王のいる地点に集約させ、他は下げていたからだった。
――シカタガナイ。
もういいか……そう感じたヨーヌは、空洞の中心に据えられたボタンを押した。
同時に周囲は揺れ、暗闇は赤い光に照らされる。
ここはマグマの吹き出し口。ここから更に魔人達が開いた安全弁を通過し、溶岩は外へと吹き上がるのだ。
◇ ◇ ◇
ゲルニッヒは、器用に溝の上を移動していた。
魔王が移動したことにより徹底的に破壊された西方と違い、東方の立体迷路の多くは健在だ。
だが坑道の中は入り組んでいるため、移動に時間が掛かる。そこでこうして外を移動しているという訳だ。
幅があまり長いと根が届かない。溝幅の狭い場所まで移動し、溝を越える。
端間から見れば、その動きは小さな蜘蛛の様だ。
多少は手間だが、それでもゲルニッヒは意外と早い。
昼過ぎにはもう、中央付近まで移動していた。この様子なら、日が沈む前に魔王の元へ行けるだろう。
そう考えていたゲルニッヒの足元の地面が揺れる。
「ソウですか。ヨーヌよ、後でなぜこのタイミングにシタノカ、記憶を頂く致しマショウ」
噴き出した溶岩がは溝の高さを悠々と超え、ゲルニッヒを襲う。
「ギエエエエエエエ」
そのまま真っ赤な濁流に飲まれ、ゲルニッヒの姿は消えていった。
◇ ◇ ◇
「リッツェルネール、炎と石獣の領域で異変だ!」
ケインブラが提出した資料は、ムーオス自由帝国の飛甲母艦が映し出した写真だった。
全部で12カ所。そこから溶岩が噴き出している。
――なるほど……こうなっていたのか。
噴き出した溶岩は溝を飲み込み、ゆっくりと山全体を飲み込んでいく。
噴出口の位置……間隔……検証しなくても分かる、これは自然現象などではあるまい。間違いなく、意図して設計されたものだ。
――今後も同じ位置から噴き出す可能性があるな……。
「坑道地図と照らし合わせ、噴火位置の予想を立てるように。それと針葉樹の森に入ったハルタール帝国軍の様子はどうだい?」
「一切の攻撃を受けず移動中とのことです」
「そうか……なら進路を炎と石獣領域に変えるように伝えてくれ。なに、竜巻は沈黙しているだろう? 僕もあそこを下って来たんだ。問題はないよ」
ましてや、魔王が安全を約束したのだ。わざわざ負傷兵を倒すのに、ここで騙し討ちにする理由がない。
まあ、したらしたで構わないだろう。どうせ、たいした数は生き残っていないのだ。
一方で、マリセルヌス王国軍駐屯地を襲った嵐は完全に消えていた。
だが土地の毒性があまりにも強く、当分立ち入りは出来なそうだ。
当分使用は出来ないだろうが、その必要も無いだろう。
「ここで炎と石獣の領域を眺めていても仕方がない。全軍を200キロ後退させてくれ」
そう言って、立ち上がる。
「どこへ行くのですか?」
そう声をかけたのは、護衛武官として後ろに控えていたマリッカ・アンドルスフだった。
「情報を纏めて報告書を書かないといけないからね。資料室だよ。ここの管理はミックマインセに任せるよ。しばらく戦闘は無いと思うが、何かあったら呼んでくれ」
そう言って、リッツェルネールとマリッカは艦橋を後にした。
◇ ◇ ◇
マリセルヌス王国軍は、壊滅……いや、消滅と言って良い有様であった。
原因は不明だが、国王であるロイと副官であるアスターゼンの両名は無事だ。
だが兵舎にいた者達は全滅。何とか後方に逃がした者たちも解毒は出来ず、次々と衰弱死を迎えていた。
このままでは、明日の夜明けを待たずして生き残りは二人だけとなるだろう。
国王であるロイ・ハン・ケールオイオンは、簡易ベッドの上に横たわるポレム・ハン・ケールオイオンの前にいた。
ここはハルタール帝国軍が用意した医療用テントだ。周囲には同様のベッドが5つ置いてあり、どれにも人が横たわっている。
「ケールオイオン王国の民の……事、どうぞ……よろしくお願いいたします」
ポレムの眼球は黄色く変色し、既に視力は無い。原因は不明だがじわりじわりと皮膚から血が滲みだしており、ベッドのシールは真っ赤に染まっていた。
「大丈夫だ、ポレム。祖国は俺がいつか取り返す。民の事も必ず何とかするさ」
一瞬だけ、彼女に安堵の表情が浮かぶ。
だがその両目からは、赤い筋が左右へと滴り落ちる。
「悔しい……こんな所で……こんな中途半端に……」
「大丈夫だ。全て任せて体を休めろ。こんな毒、すぐに効果は切れる。俺がそうだ。アスターゼンだってそうだ!」
「皆の為に、何も出来なかった。国も守れず……国民のみんなも……」
「俺が陛下に掛け合う。絶対にケールオイオンを再建するさ」
「力さえあれば……もっと強ければ……悔しい……悔しいよ……」
「ポレム……」
「成果を挙げなければいけなかったのに……国民の生活の為にも……死んでいった皆の為にも……まだ何にも……何にも出来ていないのに……」
ロイは、ただその手を握り続ける事しか出来ない。
碧色の祝福に守られし栄光暦218年10月15日。ケールオイオン王国最後の王がこの世を去った。
マリセルヌス王国代理王であるロイに、王座を継ぐ資格はない。そして、継ぐべき国土も既にない。
この日、ケールオイオン王国は名実ともに、完全に消滅した。
「どうだった?」
外に出ると、そこにはアスターゼンが待っていた。
真摯に見つめる彼に対し、ロイは首を振った。ポレムは、つい先ほど息を引き取ったのだった。
「そうか」
そう言いながら、ロイの後に続く。
ポレムはロイの娘の子であり、彼の孫に当たる。そして父親はアスターゼンの兄であった。
二人にとって、彼女の死は他人ごとではない。
しかし、今彼女の事だけに心を裂くことも出来ない。
第九次魔族領侵攻戦に際し、マリセルヌス王国軍は軍民合わせ50万人の大兵団で壁を越えた。
それが今や、二人である。たったの二人。正確に言えば、浮遊城や各駐屯地への伝令、補給隊等合わせれば数万人は生き残っている。だがそれだけ……現地にいてむざむざ生き残ったのは、この二人だけだ。
ロイもアスターゼンも、これ程の恥辱は初めてだった。かつてコンセシール商国との戦争で多くの部下を失った時であっても、これ程ひどくは無かった。
「奴の名前、聞いたって言ってたな」
アスターゼンはまだ完全には復調していない。だが眼光だけは刺すように鋭い。
「ああ、ゲルニッヒ……魔神ゲルニッヒだ。俺は一生忘れん。お前も忘れるな」
ロイもまた同じくだ。体は憔悴しきっている。毒の影響も完全には抜けていない。だがその瞳には、僅かの衰えも見られなかった。
広い空洞の中心に、魔人ヨーヌが佇んでいた。
もっとも、ここは真っ暗な闇に包まれた世界。影であるヨーヌの姿を確認することは出来ない。
既に、ゲルニッヒもエヴィアも自分の担当分はさっさと済ましている。
魔人は魔人の位置を確認できないが、ゲルニッヒは人間を押さえるため東南へ。エヴィアは魔王と合流するため西へ向かっただろうとぼんやり考えていた。
魔王が死んだことは、当然ヨーヌも感じている。
ここまでだろうか……初めて生命というものに触れてからここまで、長かったような気もするし短かった気もする。
魔王はどうするのだろうか。やはり、全てを捨てて消えてしまうのだろうか? それとも、この辛く苦しいであろう世界に残り続けるのだろうか?
もし残る事を決断したのであれば、もう魔人達は、今のような不誠実な対応は許されない――いや、許さない。
自分たち魔人も、もう一度この世界と向き合うべきだ。
そう考えながら、タイミングを待つ――待っていた。まだまだ大量にいる北方の人類軍が入ってくるのをだ。
だが何時まで経っても入ってくる様子がない。実はこの時、リッツェルネールは戦闘を魔王のいる地点に集約させ、他は下げていたからだった。
――シカタガナイ。
もういいか……そう感じたヨーヌは、空洞の中心に据えられたボタンを押した。
同時に周囲は揺れ、暗闇は赤い光に照らされる。
ここはマグマの吹き出し口。ここから更に魔人達が開いた安全弁を通過し、溶岩は外へと吹き上がるのだ。
◇ ◇ ◇
ゲルニッヒは、器用に溝の上を移動していた。
魔王が移動したことにより徹底的に破壊された西方と違い、東方の立体迷路の多くは健在だ。
だが坑道の中は入り組んでいるため、移動に時間が掛かる。そこでこうして外を移動しているという訳だ。
幅があまり長いと根が届かない。溝幅の狭い場所まで移動し、溝を越える。
端間から見れば、その動きは小さな蜘蛛の様だ。
多少は手間だが、それでもゲルニッヒは意外と早い。
昼過ぎにはもう、中央付近まで移動していた。この様子なら、日が沈む前に魔王の元へ行けるだろう。
そう考えていたゲルニッヒの足元の地面が揺れる。
「ソウですか。ヨーヌよ、後でなぜこのタイミングにシタノカ、記憶を頂く致しマショウ」
噴き出した溶岩がは溝の高さを悠々と超え、ゲルニッヒを襲う。
「ギエエエエエエエ」
そのまま真っ赤な濁流に飲まれ、ゲルニッヒの姿は消えていった。
◇ ◇ ◇
「リッツェルネール、炎と石獣の領域で異変だ!」
ケインブラが提出した資料は、ムーオス自由帝国の飛甲母艦が映し出した写真だった。
全部で12カ所。そこから溶岩が噴き出している。
――なるほど……こうなっていたのか。
噴き出した溶岩は溝を飲み込み、ゆっくりと山全体を飲み込んでいく。
噴出口の位置……間隔……検証しなくても分かる、これは自然現象などではあるまい。間違いなく、意図して設計されたものだ。
――今後も同じ位置から噴き出す可能性があるな……。
「坑道地図と照らし合わせ、噴火位置の予想を立てるように。それと針葉樹の森に入ったハルタール帝国軍の様子はどうだい?」
「一切の攻撃を受けず移動中とのことです」
「そうか……なら進路を炎と石獣領域に変えるように伝えてくれ。なに、竜巻は沈黙しているだろう? 僕もあそこを下って来たんだ。問題はないよ」
ましてや、魔王が安全を約束したのだ。わざわざ負傷兵を倒すのに、ここで騙し討ちにする理由がない。
まあ、したらしたで構わないだろう。どうせ、たいした数は生き残っていないのだ。
一方で、マリセルヌス王国軍駐屯地を襲った嵐は完全に消えていた。
だが土地の毒性があまりにも強く、当分立ち入りは出来なそうだ。
当分使用は出来ないだろうが、その必要も無いだろう。
「ここで炎と石獣の領域を眺めていても仕方がない。全軍を200キロ後退させてくれ」
そう言って、立ち上がる。
「どこへ行くのですか?」
そう声をかけたのは、護衛武官として後ろに控えていたマリッカ・アンドルスフだった。
「情報を纏めて報告書を書かないといけないからね。資料室だよ。ここの管理はミックマインセに任せるよ。しばらく戦闘は無いと思うが、何かあったら呼んでくれ」
そう言って、リッツェルネールとマリッカは艦橋を後にした。
◇ ◇ ◇
マリセルヌス王国軍は、壊滅……いや、消滅と言って良い有様であった。
原因は不明だが、国王であるロイと副官であるアスターゼンの両名は無事だ。
だが兵舎にいた者達は全滅。何とか後方に逃がした者たちも解毒は出来ず、次々と衰弱死を迎えていた。
このままでは、明日の夜明けを待たずして生き残りは二人だけとなるだろう。
国王であるロイ・ハン・ケールオイオンは、簡易ベッドの上に横たわるポレム・ハン・ケールオイオンの前にいた。
ここはハルタール帝国軍が用意した医療用テントだ。周囲には同様のベッドが5つ置いてあり、どれにも人が横たわっている。
「ケールオイオン王国の民の……事、どうぞ……よろしくお願いいたします」
ポレムの眼球は黄色く変色し、既に視力は無い。原因は不明だがじわりじわりと皮膚から血が滲みだしており、ベッドのシールは真っ赤に染まっていた。
「大丈夫だ、ポレム。祖国は俺がいつか取り返す。民の事も必ず何とかするさ」
一瞬だけ、彼女に安堵の表情が浮かぶ。
だがその両目からは、赤い筋が左右へと滴り落ちる。
「悔しい……こんな所で……こんな中途半端に……」
「大丈夫だ。全て任せて体を休めろ。こんな毒、すぐに効果は切れる。俺がそうだ。アスターゼンだってそうだ!」
「皆の為に、何も出来なかった。国も守れず……国民のみんなも……」
「俺が陛下に掛け合う。絶対にケールオイオンを再建するさ」
「力さえあれば……もっと強ければ……悔しい……悔しいよ……」
「ポレム……」
「成果を挙げなければいけなかったのに……国民の生活の為にも……死んでいった皆の為にも……まだ何にも……何にも出来ていないのに……」
ロイは、ただその手を握り続ける事しか出来ない。
碧色の祝福に守られし栄光暦218年10月15日。ケールオイオン王国最後の王がこの世を去った。
マリセルヌス王国代理王であるロイに、王座を継ぐ資格はない。そして、継ぐべき国土も既にない。
この日、ケールオイオン王国は名実ともに、完全に消滅した。
「どうだった?」
外に出ると、そこにはアスターゼンが待っていた。
真摯に見つめる彼に対し、ロイは首を振った。ポレムは、つい先ほど息を引き取ったのだった。
「そうか」
そう言いながら、ロイの後に続く。
ポレムはロイの娘の子であり、彼の孫に当たる。そして父親はアスターゼンの兄であった。
二人にとって、彼女の死は他人ごとではない。
しかし、今彼女の事だけに心を裂くことも出来ない。
第九次魔族領侵攻戦に際し、マリセルヌス王国軍は軍民合わせ50万人の大兵団で壁を越えた。
それが今や、二人である。たったの二人。正確に言えば、浮遊城や各駐屯地への伝令、補給隊等合わせれば数万人は生き残っている。だがそれだけ……現地にいてむざむざ生き残ったのは、この二人だけだ。
ロイもアスターゼンも、これ程の恥辱は初めてだった。かつてコンセシール商国との戦争で多くの部下を失った時であっても、これ程ひどくは無かった。
「奴の名前、聞いたって言ってたな」
アスターゼンはまだ完全には復調していない。だが眼光だけは刺すように鋭い。
「ああ、ゲルニッヒ……魔神ゲルニッヒだ。俺は一生忘れん。お前も忘れるな」
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