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【 魔族と人と 】
第二次炎と石獣の領域戦
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碧色の祝福に守られし栄光暦218年10月6日。
魔王相和義輝は、急ぎ炎と石獣の領域内にある魔王の居城へと戻っていた。
玉座のあるホールは眩い光に包まれているが、今ここにユニカはいない。
彼女は無限図書館で待機。明かりをつけたのは、相和義輝自身の力だ。
彼女は付いて来たそうだったが、さすがに戦場は危険すぎる。
図書館の精霊は人に一切害は無いというし、あそこは動物も入らない。
今後の為にも、今はお留守番をしながら勉強を続けてもらおう。
魔人エヴィア、スースィリア、テルティルト、ゲルニッヒ、ヨーヌと、身近な魔人は全員こちらだ。
ユニカの元には、代わりに魔人ファランティアを派遣してもらう事になっている。
ファランティアであれば、いざという時は彼女を連れて移動できるはずだ。
「何とか間に合ったなー。ひやひやものだったよ」
「前と違って、人間は領域を囲もうとはしていないかな。もっと余裕があったと思うよ」
そうなのか。だが、余裕があるのは良い事だ。
つか待て、以前は囲もうとしたの? アホなの?
ここ炎と石獣の領域は、6ヶ所の領域に接している。正しく言えば、当時は5カ所だ。
北面が亜人の住処。人間が、迷宮の森と亜人の領域と呼んでいる場所になる。
ここから西へと進むと、火山帯にぶち当たる。
ここが灼熱の翼竜が生息している場所で、溶岩流れる灼熱地獄。首無し騎士達の拠点でもあるな。
こんな所に攻め込んだら、軽々と返り討ちにあうだろう。相当数の無駄死にが出たと思われる。
東側は、今は鉄花草の領域だ。当時は解除されていたが、今では一面の湿地となっている。
そこから下った南面の東側が腐肉喰らいの領域跡地。西側が魔障の沼だ。
領域跡地はただの荒れ地だが、魔障の沼は猛毒地域。そう簡単に突破できる場所でない。
そして西側はいつもの針葉樹の森。
ここから北へ行くと一周廻って火山帯、西に進めばホテル、南へ行けば白き苔の領域だ。
ようは針葉樹の森からホテルまで続くライフラインを、火山帯、炎と石獣の領域、魔障の沼、白き苔の領域で守っているような形といえる。
最初からそう考えて作ったというより、人間が対処出来ない領域が残った結果と言えるだろう。
ズバリ言えば、囲むとか不可能だ。人間が攻めてくる線は、鉄花草の領域と腐肉喰らいの領域跡地。そして、少し無理をして亜人の森を迂回して来るルートだろう。
それ以外の場所は、足を踏み入れることも躊躇われる不毛の地。
以前は知らなかったのかもしれないが、今はもう痛い目に合って分かっているはずだ。
囲もうとしていないって事は、まあそう言う事だろう。
「人類軍の配置とかは分かるか?」
「こんな感じデシね」
ヨーヌはそう言うと、ブワッと広がると同時に盛り上がる。まるで立体地図だ。
黒いので少し見難いが、その点は仕方がない。
出来上がった地図は、炎と石獣の領域を中心としたこの周辺図。
以前、人間爆弾による攻撃の様子を教えてくれたのと同じ手法だ。
「この辺りに浮遊城がいるデシ」
鉄花草の領域から更に西に行った所の荒れ地がズームアップされる。
そこに浮き上がるのは、かつて遠くから見た浮遊城ジャルプ・ケラッツァ。
細部まで表現されているのはこだわりの証か。
しかしよく見ると、下に黒い線が見える。さすがに体から切り離して浮かべる事は無理か。
「そしてこの辺りに、人間は布陣しているデシ」
次にクローズアップされたのは、これまた予定通り鉄花草の領域の淵ぎりぎりの外と、腐肉喰らいの領域跡地。
ズームされると、これまた見事に人間の部隊が再現されている。
全員が浮遊式輸送板に乗り込んで待機って所か。数が多すぎてさっぱり分からないが――
「総勢は3024572人デシ」
自分の体で再現しているだけあって、随分と正確な数を提示して来る。
まあ大体300万人。簡単に言うが、これは相当な数だ。
「領域内の様子はどうなっている?」
「石獣たちはいつもと同じかな。一部は外で日向ぼっこして、大部分は地下で寝ているよ」
来る途中で挨拶した火の精霊――いや、正確に言うのなら炎の竜巻の精霊だろう。
その様子に変化はなかった。いつも通りだ。
かつて人類軍はここに攻め込み、数百万の死傷者を出したという。
その中には囲もうとして失敗した数も含まれているのだろうが、多くはこの領域に突入した結果だ。
それだけここの護りは盤石だ。大丈夫……人類が何を考えていようが、ここなら戦える。
だが、それだけに分からない。
布陣を見る限り、向こうだってここの怖さは知っている。
なのになぜ攻めてきた?
その理由、そして勝算は何処にあるのだろうか……。
◇ ◇ ◇
浮遊城ジャルプ・ケラッツァ艦橋。
マリッカはふと、聞きそびれていた疑問を口にした。
「城主殿、本当に、ここに魔王が居るのですか?」
「居るんじゃない、来るんだよ。これからここを攻めるぞという姿勢を示せば、必ず魔王があの領域に入るという事さ」
そう、かつて中に入った時に見た廊下や部屋。
あの時沸いた最大の疑問。それは、あそこになぜ人間が生活するような様式の場所があったのか。
そして同時に思った。魔王とは二足歩行の、人間に近い存在なのではないかと。
その予想の正確さは分からない。だが確かに、あの領域に魔王はいたのだ。
それからティランド連合王国軍やリアンヌの丘の戦闘記録を見た。
そして、白磁の間で出会った魔王を名乗った男、アイワヨシキ。
それらを総合して導き出された結果は2つ。
あそこは魔王にとって、何か意味のある重要な場所であると言う事。
そしてもう一つ。アイワヨシキを名乗る魔王は、人間が攻めれば必ず迎撃に出てくるという事だ。
その2つが合わさった時、それはもはや予想というより確信であった。
だが勿論、目論見が外れる可能性は十分にある。
だがその場合でも、ここは元々魔王が発見された領域だ。ただそれだけでも、ここを攻略する理由としては十分だった。
◇ ◇ ◇
同時刻、上空4千メートル。
「こちらムーオス自由帝国103航空隊。目的地上空に到着した。これより行動を開始する」
遥か上空に現れた重飛甲母艦の大編隊。その数80機。
それが一斉に、炎と石獣の領域目がけて揺り籠を投下した。
勿論一度に全て同時投下ではない。そんな事をしたら、後続は乱気流に巻き込まれ魔力を送るどころではないからだ。
とはいえ、この領域は広大だ。全長206キロメートル、最大幅107キロメートル。
80機の重飛甲母艦は拡散し、広範囲に揺り籠を撒き散らす。
絶え間なく輝く閃光。立体迷路のような溝を吹き抜ける粉塵。そして幾つも立ち昇るキノコ雲。
領域に入らなければ、その音は聞こえない。
だがそれでも、それを眺める人々は、自らが持った力に対して驚愕と恐怖を感じざるを得なかった。
◇ ◇ ◇
突然、大ホールの明かりが明滅する。
だが音も振動も無い。なんだろう、この機械もいよいよ古くなってきたと言う事だろうか。
そんな事を考えるも、心に浮かんだ不安の影は拭えない。これは魔王としての本能なのだろうか。
「ヨーヌ!」
「今こんな感じデシ」
「ホホウ、コレハコレハ。人間の攻撃が始まったようデスネ」
ヨーヌの体を使った立体地図。
そこに表現された炎と石獣の領域には無数の穴が開き、中の坑道が剥き出しになっていた。
言葉も出ない。まさか、こういった手に出るとは夢にも思っていなかったのだ。
◇ ◇ ◇
「第一波の攻撃は成功。地表の層が剥がれました」
「各部隊突入用意。だがまだ焦る事は無い。最初の攻撃は坑道と溶岩道の確認が主だ。調査隊は予定通り突入させろ」
……4800人を空から落として、平然と確認の為だけだと言ってのける。
だがそれで得られる情報は、かつて無為に突入させた時とは比較にもならない。
通信士や観測員からの情報を束ねるケインブラは、改めて彼の考えに感銘していた。
今までの中央は、手ぬるすぎたのだ。いや、目的が違ったと言って良いだろう。
自分達が支配する世界の維持こそが大前提で、本気で魔族の討伐などは考えていなかった。
だから何千万人と殺しても、さしたる成果は得られなかったのだ。
だがこれからは違う。魔族を滅ぼすため、効率よく人が死ぬのだ。
彼ならば、本当にこの世から魔族を消し去るかもしれない。
――ならば……それならば全面的に協力しよう。この世から魔族を消し去るために、フォースノー商家の全てを賭けるぞ、リッツェルネール。
魔王相和義輝は、急ぎ炎と石獣の領域内にある魔王の居城へと戻っていた。
玉座のあるホールは眩い光に包まれているが、今ここにユニカはいない。
彼女は無限図書館で待機。明かりをつけたのは、相和義輝自身の力だ。
彼女は付いて来たそうだったが、さすがに戦場は危険すぎる。
図書館の精霊は人に一切害は無いというし、あそこは動物も入らない。
今後の為にも、今はお留守番をしながら勉強を続けてもらおう。
魔人エヴィア、スースィリア、テルティルト、ゲルニッヒ、ヨーヌと、身近な魔人は全員こちらだ。
ユニカの元には、代わりに魔人ファランティアを派遣してもらう事になっている。
ファランティアであれば、いざという時は彼女を連れて移動できるはずだ。
「何とか間に合ったなー。ひやひやものだったよ」
「前と違って、人間は領域を囲もうとはしていないかな。もっと余裕があったと思うよ」
そうなのか。だが、余裕があるのは良い事だ。
つか待て、以前は囲もうとしたの? アホなの?
ここ炎と石獣の領域は、6ヶ所の領域に接している。正しく言えば、当時は5カ所だ。
北面が亜人の住処。人間が、迷宮の森と亜人の領域と呼んでいる場所になる。
ここから西へと進むと、火山帯にぶち当たる。
ここが灼熱の翼竜が生息している場所で、溶岩流れる灼熱地獄。首無し騎士達の拠点でもあるな。
こんな所に攻め込んだら、軽々と返り討ちにあうだろう。相当数の無駄死にが出たと思われる。
東側は、今は鉄花草の領域だ。当時は解除されていたが、今では一面の湿地となっている。
そこから下った南面の東側が腐肉喰らいの領域跡地。西側が魔障の沼だ。
領域跡地はただの荒れ地だが、魔障の沼は猛毒地域。そう簡単に突破できる場所でない。
そして西側はいつもの針葉樹の森。
ここから北へ行くと一周廻って火山帯、西に進めばホテル、南へ行けば白き苔の領域だ。
ようは針葉樹の森からホテルまで続くライフラインを、火山帯、炎と石獣の領域、魔障の沼、白き苔の領域で守っているような形といえる。
最初からそう考えて作ったというより、人間が対処出来ない領域が残った結果と言えるだろう。
ズバリ言えば、囲むとか不可能だ。人間が攻めてくる線は、鉄花草の領域と腐肉喰らいの領域跡地。そして、少し無理をして亜人の森を迂回して来るルートだろう。
それ以外の場所は、足を踏み入れることも躊躇われる不毛の地。
以前は知らなかったのかもしれないが、今はもう痛い目に合って分かっているはずだ。
囲もうとしていないって事は、まあそう言う事だろう。
「人類軍の配置とかは分かるか?」
「こんな感じデシね」
ヨーヌはそう言うと、ブワッと広がると同時に盛り上がる。まるで立体地図だ。
黒いので少し見難いが、その点は仕方がない。
出来上がった地図は、炎と石獣の領域を中心としたこの周辺図。
以前、人間爆弾による攻撃の様子を教えてくれたのと同じ手法だ。
「この辺りに浮遊城がいるデシ」
鉄花草の領域から更に西に行った所の荒れ地がズームアップされる。
そこに浮き上がるのは、かつて遠くから見た浮遊城ジャルプ・ケラッツァ。
細部まで表現されているのはこだわりの証か。
しかしよく見ると、下に黒い線が見える。さすがに体から切り離して浮かべる事は無理か。
「そしてこの辺りに、人間は布陣しているデシ」
次にクローズアップされたのは、これまた予定通り鉄花草の領域の淵ぎりぎりの外と、腐肉喰らいの領域跡地。
ズームされると、これまた見事に人間の部隊が再現されている。
全員が浮遊式輸送板に乗り込んで待機って所か。数が多すぎてさっぱり分からないが――
「総勢は3024572人デシ」
自分の体で再現しているだけあって、随分と正確な数を提示して来る。
まあ大体300万人。簡単に言うが、これは相当な数だ。
「領域内の様子はどうなっている?」
「石獣たちはいつもと同じかな。一部は外で日向ぼっこして、大部分は地下で寝ているよ」
来る途中で挨拶した火の精霊――いや、正確に言うのなら炎の竜巻の精霊だろう。
その様子に変化はなかった。いつも通りだ。
かつて人類軍はここに攻め込み、数百万の死傷者を出したという。
その中には囲もうとして失敗した数も含まれているのだろうが、多くはこの領域に突入した結果だ。
それだけここの護りは盤石だ。大丈夫……人類が何を考えていようが、ここなら戦える。
だが、それだけに分からない。
布陣を見る限り、向こうだってここの怖さは知っている。
なのになぜ攻めてきた?
その理由、そして勝算は何処にあるのだろうか……。
◇ ◇ ◇
浮遊城ジャルプ・ケラッツァ艦橋。
マリッカはふと、聞きそびれていた疑問を口にした。
「城主殿、本当に、ここに魔王が居るのですか?」
「居るんじゃない、来るんだよ。これからここを攻めるぞという姿勢を示せば、必ず魔王があの領域に入るという事さ」
そう、かつて中に入った時に見た廊下や部屋。
あの時沸いた最大の疑問。それは、あそこになぜ人間が生活するような様式の場所があったのか。
そして同時に思った。魔王とは二足歩行の、人間に近い存在なのではないかと。
その予想の正確さは分からない。だが確かに、あの領域に魔王はいたのだ。
それからティランド連合王国軍やリアンヌの丘の戦闘記録を見た。
そして、白磁の間で出会った魔王を名乗った男、アイワヨシキ。
それらを総合して導き出された結果は2つ。
あそこは魔王にとって、何か意味のある重要な場所であると言う事。
そしてもう一つ。アイワヨシキを名乗る魔王は、人間が攻めれば必ず迎撃に出てくるという事だ。
その2つが合わさった時、それはもはや予想というより確信であった。
だが勿論、目論見が外れる可能性は十分にある。
だがその場合でも、ここは元々魔王が発見された領域だ。ただそれだけでも、ここを攻略する理由としては十分だった。
◇ ◇ ◇
同時刻、上空4千メートル。
「こちらムーオス自由帝国103航空隊。目的地上空に到着した。これより行動を開始する」
遥か上空に現れた重飛甲母艦の大編隊。その数80機。
それが一斉に、炎と石獣の領域目がけて揺り籠を投下した。
勿論一度に全て同時投下ではない。そんな事をしたら、後続は乱気流に巻き込まれ魔力を送るどころではないからだ。
とはいえ、この領域は広大だ。全長206キロメートル、最大幅107キロメートル。
80機の重飛甲母艦は拡散し、広範囲に揺り籠を撒き散らす。
絶え間なく輝く閃光。立体迷路のような溝を吹き抜ける粉塵。そして幾つも立ち昇るキノコ雲。
領域に入らなければ、その音は聞こえない。
だがそれでも、それを眺める人々は、自らが持った力に対して驚愕と恐怖を感じざるを得なかった。
◇ ◇ ◇
突然、大ホールの明かりが明滅する。
だが音も振動も無い。なんだろう、この機械もいよいよ古くなってきたと言う事だろうか。
そんな事を考えるも、心に浮かんだ不安の影は拭えない。これは魔王としての本能なのだろうか。
「ヨーヌ!」
「今こんな感じデシ」
「ホホウ、コレハコレハ。人間の攻撃が始まったようデスネ」
ヨーヌの体を使った立体地図。
そこに表現された炎と石獣の領域には無数の穴が開き、中の坑道が剥き出しになっていた。
言葉も出ない。まさか、こういった手に出るとは夢にも思っていなかったのだ。
◇ ◇ ◇
「第一波の攻撃は成功。地表の層が剥がれました」
「各部隊突入用意。だがまだ焦る事は無い。最初の攻撃は坑道と溶岩道の確認が主だ。調査隊は予定通り突入させろ」
……4800人を空から落として、平然と確認の為だけだと言ってのける。
だがそれで得られる情報は、かつて無為に突入させた時とは比較にもならない。
通信士や観測員からの情報を束ねるケインブラは、改めて彼の考えに感銘していた。
今までの中央は、手ぬるすぎたのだ。いや、目的が違ったと言って良いだろう。
自分達が支配する世界の維持こそが大前提で、本気で魔族の討伐などは考えていなかった。
だから何千万人と殺しても、さしたる成果は得られなかったのだ。
だがこれからは違う。魔族を滅ぼすため、効率よく人が死ぬのだ。
彼ならば、本当にこの世から魔族を消し去るかもしれない。
――ならば……それならば全面的に協力しよう。この世から魔族を消し去るために、フォースノー商家の全てを賭けるぞ、リッツェルネール。
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