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【 魔族と人と 】
領域の旅 中編
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中央にある軍事施設。そこには会議室の他に、簡単なショットバーが設けられている。
普通のバーではないのは、ボトルキープするような軍人は来ないからだ。
各国の軍人は、それぞれ自国のドームにあるバーで飲む。ここはあくまで、渉外を兼ねた小さな席だ。
そこでは今、二人の男と一人の女性が酒を飲んでいる最中だった。
いや、正確にはもう一人。リッツェルネールの側付き通信使であるリンダがいるが、こちらは酔い潰れ床でいびきをかいている最中だった。
「それで、なぜ君はムーオスが失敗すると踏んでいるのかね? 俺が見た限りでは、あの計画は見事なものだ。人命さえ無視すればな……」
「魔王がいることがぁー加味されていないからですよぉー。というかーマリクカンフドルフさん! もう少し詰めてください!」
2メートルを超える岩の様な巨漢の奥に、ぴょこぴょこと150センチ程度の小柄な女性が見える。
ハルタール帝国遠征軍を率いるマリクカンドルフ・ファン・カルクーツと、元ケールオイオン王国国王、ポレム・ハン・ケールオイオンだ。
「僕が席を変わろうか?」
そういったのはリッツェルネールだ。それぞれ所用で作戦の詳細を詰めに来た帰りに、バッタリと出くわしそのまま飲みに来たのだった。
「い、いえ、お気遣いなく」
ポレムとしては、リッツェルネールの隣は少し気後れする。ティランド連合王国の人間ではあるが、戦略家としての彼は尊敬している。
だが一方で、やはりあまり親しくするのは、連合王国の人間としては色々とマズイ。その為、マリクカンドルフを壁にするような形で座ったのだ。
「それで魔王がいることがそこまで問題かね。いや、実際に俺は戦い、敗れた。その事は痛いほど理解している。だが必ずしも魔王が出て来るとは限るまい。ましてやムーオスが敗北する多能性は低いと思うが」
マリクカンドルフはかなり飲んでいるが、その獅子のような顔は僅かな赤味も無く、静かなままだ。
「魔王なら必ず動きますよ。手段はそう……分かりませんけどね」
「それが分からないのに断言できるのかね。それは少し、ムーオスの人間に失礼ではないのかね?」
「ムーオス自由帝国はぁー、今まで魔王と戦ったことがありません。だから分からないんですよ、その危険度がー」
一方で、ポレムの顔は真っ赤っ赤。飲んだ量は彼とは比較にもならない程に少量だが、体の容積自体も比較にならないのだからある意味仕方がない。
彼女はいびつに伸ばしていた左側の髪もバッサリと切り、今では銀色のおかっぱ頭。童顔がさらに強調されてしまうが、これは国家が滅んだことに対して一つのけじめをつける為であった。
ケールオイオン王国の生き残りは、全部で三千人足らず。そして国土は、双方の条約によりジェルケンブール王国に割譲された。
もう国は無く、通常なら希望塚での殉職だ。だがカルターは、直結領に彼らを迎え入れた。
今回の戦いの功績いかんでは、爵位と領地が与えられる事も決まっている。
異例中の異例ともいえる好待遇。ただ勿論、それは生き残っての話ではあったが……。
そんな二人に対し、リッツェルネールは静かにグラスを傾けながら――、
「別にムーオス自由帝国が勝つなら問題ありません。僕が嘲笑される程度でしょう。だけど、おそらく魔王は何かしますよ」
――そう、いつもと変わらぬ調子で答えている。こちらも酒は入っているが、緋色の瞳の輝きは、それをあまり感じさせてはいない。
「何か……か。君にしては曖昧だね」
「リッツェルネール殿でしたら、なんかこうぶわーでドーン的な発想と作戦がおありかと思いましたがー……」
「はは、無いよ。だけど、今までのデーターから導き出される最悪の状態。それを超えてくると考えた方が良い」
「最悪かね……」
そう、魔族は強い。そして、魔王に導かれた彼らの強さは更に別格だ。
誰が、ティランド連合王国が不死者風情に敗れると思っただろうか。
誰が、ユーディザード王国が亜人ごときに敗れると予想できたのか。
――今後の僕の予想をより正確にするためにも、アイワヨシキよ……全力を見せてくれよ……。
そう考えながら、リッツェルネールとしては珍しく楽しそうに追加の酒を注文したのだった。
◇ ◇ ◇
「ここが魔障の沼……で良いんだよな」
目の前に広がるのは一面の沼。そして、白い霧のようなものが掛かっている。
全体的に薄暗く、この領域は光量も調節されているのだなと感心する。
俺も一つ作ってはみたが、やはりまだまだ練り込みが足りない。
「とりあえず……ヒドラたちはここで生活できそうか?」
「「「肉の匂いがする」」」
「「「大丈夫、大丈夫」」」
「「「じゃあね、魔王ー。またねー」」」
ここに来るまでに、ヒドラは3匹にまで増えていた。
全部、地面の下に隠れていた子供達だ。
オスが2匹にメスが1匹。ペットであれば良いかもしれないが、種の維持としてはどうにもならない。将来的に考えれば、新たなヒドラの召喚を考えないといけないだろう。
だがその為には、生贄となる魔人が必要になる。問題は山積みだ。
それに、別の領域から来た大型動物が、この領域に与える影響も心配になる。
繊細に作り込まれた世界は、同時に変化に脆いのだ。
余裕が出来たら彼らの生態を研究し、新たな領域をきちんと作り、仲間たちも召喚してあげたい。
そう考えた頭の隅に、ケーバッハの言葉がよぎる。
……『楽しかったですか? 魔族の動物園は』
あの時は、こいつは何を言っているんだ程度に考えていた。
だけどそうだ。100パーセント間違いという訳でもない。
ここは完全な自然ではない。管理された世界だ。
それに正確にはコピーだとは言うが、当の本人たちから見れば、間違いなく自分自身が本物だ。
そして、今まで住んでいたところから、この世界へと無理矢理移住させられるのだ。
新たに召喚されたヒドラたちは、それに納得するのだろうか? この世界を気に入ってくれるのだろうか?
やるからには、ここを召喚された者にとっての楽園にしなければいけない。
魔人達が無分別に人間の願いを叶えたのも、その気持ちからだったのではないだろうか……。
「さて、この領域の様子も見ておきたい。俺達も行こう」
「無理かな。ここは猛毒の世界だよ。あの霧を吸ったら、魔王死んじゃうよ」
「だからこれ以上先には進まないのであるぞー」
失敗した―! そうだよ、毒って手段があったんじゃないか。溶岩じゃなく毒にしておけば、それこそ防備とか考えなくて済んだのに!
だけど作ってしまったものは仕方がないか……。
「それじゃ、ここはパスして先に行こう」
せめて精霊には挨拶しておきたかったが、毒の世界じゃ魔王魔力拡散機まで行けないだろう。
だけど、将来的には供給してあげたい。
課題は山盛りだなー。
普通のバーではないのは、ボトルキープするような軍人は来ないからだ。
各国の軍人は、それぞれ自国のドームにあるバーで飲む。ここはあくまで、渉外を兼ねた小さな席だ。
そこでは今、二人の男と一人の女性が酒を飲んでいる最中だった。
いや、正確にはもう一人。リッツェルネールの側付き通信使であるリンダがいるが、こちらは酔い潰れ床でいびきをかいている最中だった。
「それで、なぜ君はムーオスが失敗すると踏んでいるのかね? 俺が見た限りでは、あの計画は見事なものだ。人命さえ無視すればな……」
「魔王がいることがぁー加味されていないからですよぉー。というかーマリクカンフドルフさん! もう少し詰めてください!」
2メートルを超える岩の様な巨漢の奥に、ぴょこぴょこと150センチ程度の小柄な女性が見える。
ハルタール帝国遠征軍を率いるマリクカンドルフ・ファン・カルクーツと、元ケールオイオン王国国王、ポレム・ハン・ケールオイオンだ。
「僕が席を変わろうか?」
そういったのはリッツェルネールだ。それぞれ所用で作戦の詳細を詰めに来た帰りに、バッタリと出くわしそのまま飲みに来たのだった。
「い、いえ、お気遣いなく」
ポレムとしては、リッツェルネールの隣は少し気後れする。ティランド連合王国の人間ではあるが、戦略家としての彼は尊敬している。
だが一方で、やはりあまり親しくするのは、連合王国の人間としては色々とマズイ。その為、マリクカンドルフを壁にするような形で座ったのだ。
「それで魔王がいることがそこまで問題かね。いや、実際に俺は戦い、敗れた。その事は痛いほど理解している。だが必ずしも魔王が出て来るとは限るまい。ましてやムーオスが敗北する多能性は低いと思うが」
マリクカンドルフはかなり飲んでいるが、その獅子のような顔は僅かな赤味も無く、静かなままだ。
「魔王なら必ず動きますよ。手段はそう……分かりませんけどね」
「それが分からないのに断言できるのかね。それは少し、ムーオスの人間に失礼ではないのかね?」
「ムーオス自由帝国はぁー、今まで魔王と戦ったことがありません。だから分からないんですよ、その危険度がー」
一方で、ポレムの顔は真っ赤っ赤。飲んだ量は彼とは比較にもならない程に少量だが、体の容積自体も比較にならないのだからある意味仕方がない。
彼女はいびつに伸ばしていた左側の髪もバッサリと切り、今では銀色のおかっぱ頭。童顔がさらに強調されてしまうが、これは国家が滅んだことに対して一つのけじめをつける為であった。
ケールオイオン王国の生き残りは、全部で三千人足らず。そして国土は、双方の条約によりジェルケンブール王国に割譲された。
もう国は無く、通常なら希望塚での殉職だ。だがカルターは、直結領に彼らを迎え入れた。
今回の戦いの功績いかんでは、爵位と領地が与えられる事も決まっている。
異例中の異例ともいえる好待遇。ただ勿論、それは生き残っての話ではあったが……。
そんな二人に対し、リッツェルネールは静かにグラスを傾けながら――、
「別にムーオス自由帝国が勝つなら問題ありません。僕が嘲笑される程度でしょう。だけど、おそらく魔王は何かしますよ」
――そう、いつもと変わらぬ調子で答えている。こちらも酒は入っているが、緋色の瞳の輝きは、それをあまり感じさせてはいない。
「何か……か。君にしては曖昧だね」
「リッツェルネール殿でしたら、なんかこうぶわーでドーン的な発想と作戦がおありかと思いましたがー……」
「はは、無いよ。だけど、今までのデーターから導き出される最悪の状態。それを超えてくると考えた方が良い」
「最悪かね……」
そう、魔族は強い。そして、魔王に導かれた彼らの強さは更に別格だ。
誰が、ティランド連合王国が不死者風情に敗れると思っただろうか。
誰が、ユーディザード王国が亜人ごときに敗れると予想できたのか。
――今後の僕の予想をより正確にするためにも、アイワヨシキよ……全力を見せてくれよ……。
そう考えながら、リッツェルネールとしては珍しく楽しそうに追加の酒を注文したのだった。
◇ ◇ ◇
「ここが魔障の沼……で良いんだよな」
目の前に広がるのは一面の沼。そして、白い霧のようなものが掛かっている。
全体的に薄暗く、この領域は光量も調節されているのだなと感心する。
俺も一つ作ってはみたが、やはりまだまだ練り込みが足りない。
「とりあえず……ヒドラたちはここで生活できそうか?」
「「「肉の匂いがする」」」
「「「大丈夫、大丈夫」」」
「「「じゃあね、魔王ー。またねー」」」
ここに来るまでに、ヒドラは3匹にまで増えていた。
全部、地面の下に隠れていた子供達だ。
オスが2匹にメスが1匹。ペットであれば良いかもしれないが、種の維持としてはどうにもならない。将来的に考えれば、新たなヒドラの召喚を考えないといけないだろう。
だがその為には、生贄となる魔人が必要になる。問題は山積みだ。
それに、別の領域から来た大型動物が、この領域に与える影響も心配になる。
繊細に作り込まれた世界は、同時に変化に脆いのだ。
余裕が出来たら彼らの生態を研究し、新たな領域をきちんと作り、仲間たちも召喚してあげたい。
そう考えた頭の隅に、ケーバッハの言葉がよぎる。
……『楽しかったですか? 魔族の動物園は』
あの時は、こいつは何を言っているんだ程度に考えていた。
だけどそうだ。100パーセント間違いという訳でもない。
ここは完全な自然ではない。管理された世界だ。
それに正確にはコピーだとは言うが、当の本人たちから見れば、間違いなく自分自身が本物だ。
そして、今まで住んでいたところから、この世界へと無理矢理移住させられるのだ。
新たに召喚されたヒドラたちは、それに納得するのだろうか? この世界を気に入ってくれるのだろうか?
やるからには、ここを召喚された者にとっての楽園にしなければいけない。
魔人達が無分別に人間の願いを叶えたのも、その気持ちからだったのではないだろうか……。
「さて、この領域の様子も見ておきたい。俺達も行こう」
「無理かな。ここは猛毒の世界だよ。あの霧を吸ったら、魔王死んじゃうよ」
「だからこれ以上先には進まないのであるぞー」
失敗した―! そうだよ、毒って手段があったんじゃないか。溶岩じゃなく毒にしておけば、それこそ防備とか考えなくて済んだのに!
だけど作ってしまったものは仕方がないか……。
「それじゃ、ここはパスして先に行こう」
せめて精霊には挨拶しておきたかったが、毒の世界じゃ魔王魔力拡散機まで行けないだろう。
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