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【 それぞれの未来 】
謁見が終わり 後編
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では魔王が勝利したら?
太陽が輝き、海の恵みも再び甘受できる。あの狭い魔族領を奪うなど、それこそ意味を失うほどの恩恵であろう。
だがそれだけでは本質は変わらない。人は増え、やがて限界が来る。
その時、人は選択する。
魔王が再び恩恵を奪う事を恐れて人間同士で戦い続けるか、それとも魔王を打倒して未来永劫の安念を求めるか。
結局、過去の人類は後者を求めて失敗した。だがそれは教訓にはならないだろう。
散々に人間同士で殺し合い、和解し、人類一丸となって魔王を倒そうと団結する……それはもう、決まったサイクルなのだ。
だが今度の魔王は、そこに寿命という新たな概念を導入するという。
それは、誰もが等しく老い、そして死んでいく世界。
わざわざ死に方を考える必要は無い。魔王が殺してくれるという事なのだから。
当然、今より更に魔王への憎しみは募るだろう。なぜこの様な理不尽な死を迎えねばならぬのかと嘆くだろう。
だが――確かに戦争は終わる。
仮に何処かが始めたとしても、今よりも頻度も規模も桁違いに少なくなることは確実だろう。
人類社会を維持するためには、より多くの子供を産み、育て、そして働けない老人を養わねばならなくなるのだから。
しかも戦いで死ぬのは、若い働き手であり、同時に増えることが出来る繁殖期の人間だ。
それを今のように簡単に、何百万、何千万と殺していたら、人類社会自体の存亡にもかかわる。
とてもではないが、現在のような規模の戦争などやっている余裕は無い。
余力が無い故の平和……結局、人類に不老とは過ぎた願いだったのだろうか。
かつて、父やその仲間たちが願ったという。子供達に永遠の命をと。
魔神はそれを叶えた。だが、不死を与えることは出来なかった。
目を閉じ、考える……。
リッツェルネールが作る徹底した管理社会。
魔王が考えた、豊かだが寿命のある世界。
どちらも問題を内包しつつも、今よりは良い世界ではある。
だが、それは父や仲間が求めた楽園であるのだろうか。
「どちらにせよ……悪くは無い、それだけだの」
オスピアは静かに立ち上がり、小さな謁見室を後にする。
「滅びるならそれも良かろう。だが、天秤にかけるべき未来は、ちと物足りぬ。先代魔王よ、お主が言う結末とは、この程度であったのかの……」
扉が閉まり、そこには誰もいなくなった。
◇ ◇ ◇
「あれも買ってほしいかな。それと、あれもだよ。ユニカが欲しがっていたかな」
「魔王、砂糖も買って。沢山、大量に、積めるだけ全部」
一度中庭まで戻ると、そこには飛行騎兵は無かった。もう本来の発着場に移動したそうだ。
そんな訳で俺は観光も兼ねて買い物に来たのだが、こいつらかなり要求が多い。
料理のレシピ本、編み物の本、衣服のカタログ、どれも魔族領では手に入らないものだ。
もしかしたら無限図書館にはあるのかもしれないが、やはりこういった最新版は現地でしか手に入らない。
そしてテルティルトに要求された砂糖。
ケーキなら魔族領で作れるんじゃないか? と思ったのだが、どうにも砂糖が無いらしい。
代用品なら幾らでもありそうなのだが、残念ながらその辺りの知識は無いそうだ。
まあ、作るのが好きと食べるのが好きは違うから仕方ない。
「あのキメの細かい高級って書いてあるの! あれ買って!」
「分かったから興奮するな。バレたら大事なんだぞ」
買い物をしている金属ドームのような建物は、どうやら複合施設の様だ。ぐるりと回れば粗方の買い物は済んだ。
天井に輝くシャンデリアの光で眩しく照らされ、床はゴムのような感触だ。
そこら中にショーケースで区切られたブースが並ぶ当たり、デパートの様子を思わせる。
だが質実剛健とでも言えば良いのだろうか、あまりカラフルな感じは無い。商品が値段付きで並ぶだけで、少々味気ない感じもするな。
この世界の人間は、あまり過剰宣伝には興味が無いらしい。
砂糖に本に黒砂糖と高級砂糖、結構買い込んだが、それでも使った額は微々たるものだ。
今後も人間世界に来ることになるとは思うが、その時お金に困らないのは助かる。
用意してくれた人に、今度お礼を言いたいものだ。
「そうだ、マリッカは何か必要なものはあるか? これは経費みたいなものだから、必要なら言ってくれ」
「そうですね……ではこれをお願いします」
そう言った彼女の手には、いつの間にか紙箱が収まっている。
だんだんカラクリが分かってきたが、あれは擬態して透明になったアンドルスフが運んでいるんだな。たまには喧嘩もするようだが、いいコンビじゃないか。
「んー、アンドルスフが一方的に働かされているだけかな」
そうとも言うな……
「それで、それは何だ? ええと……精力増強、妊娠確実、スーパー媚薬エリキシル×80倍……へえ、人口抑制している世界なのに、こんなのもあるんだな」
薬用のようだし、それはそれで不妊治療などもあるのか。
増やす行為と増えてはいけない社会。矛盾はあるが、世の中とはそういうものだ……って違うわ。
「まだ諦めてなかったのか」
「諦めるとか、そういった次元の話では無いと思いますよ。本当に人類を守る気は有るんですか?」
そう言われると少し困ってしまうが、まあどちらにせよ――
「どうせ次の戦いには間に合わないだろ。そして、その戦いで終わらせる。悪いが、俺の子供を戦わせるような世界にはしないよ」
「そうですか。ですが、実際に世界がどう動くかは分かりません。貴方の予定通りにいかなかった場合、最終的には実力行使も辞さぬつもりです」
思いっきり逆レイプ発言だ。俺に愛ある営みが訪れる日は来るのだろうか……。
いつの間にか、彼女が手に持っていた紙箱も消えている。ああ、棚に戻しに行ったんだな。アンドルスフも大変だなー。
こうして重要な1日が終わり、俺達は用意された部屋へと移動した。
果たしてきちんと出来たのだろうか?
予想通り、今回で和平とはならなかった。と言うより、試練を課された感じだ。
これから数か月後に、人間の大規模攻撃が始まる。それを勝ち抜いた先に、ようやく和平……いや、和平への兆しが顕れる。
大変だが、やるしかないんだよな。
用意された部屋は複合施設の最上階。
目の前に設置された樫作りの豪華な扉を見れば、タダの一般客用で無い事が判る。
用意された資金といい、この部屋といい、それなにりに気を使わせているようだ。
小市民としては逆に息が詰まるが、まあ、魔王という立場だからと納得しよう。
そんな、呑気な気分で扉を開けると、そこは真っ暗な部屋。
だが、明かりを何とかしよう思わなかった。
なぜなら、そこに漂うのは薄緑の淡い光。
死霊のルリアが、中に居たからだっだ。
太陽が輝き、海の恵みも再び甘受できる。あの狭い魔族領を奪うなど、それこそ意味を失うほどの恩恵であろう。
だがそれだけでは本質は変わらない。人は増え、やがて限界が来る。
その時、人は選択する。
魔王が再び恩恵を奪う事を恐れて人間同士で戦い続けるか、それとも魔王を打倒して未来永劫の安念を求めるか。
結局、過去の人類は後者を求めて失敗した。だがそれは教訓にはならないだろう。
散々に人間同士で殺し合い、和解し、人類一丸となって魔王を倒そうと団結する……それはもう、決まったサイクルなのだ。
だが今度の魔王は、そこに寿命という新たな概念を導入するという。
それは、誰もが等しく老い、そして死んでいく世界。
わざわざ死に方を考える必要は無い。魔王が殺してくれるという事なのだから。
当然、今より更に魔王への憎しみは募るだろう。なぜこの様な理不尽な死を迎えねばならぬのかと嘆くだろう。
だが――確かに戦争は終わる。
仮に何処かが始めたとしても、今よりも頻度も規模も桁違いに少なくなることは確実だろう。
人類社会を維持するためには、より多くの子供を産み、育て、そして働けない老人を養わねばならなくなるのだから。
しかも戦いで死ぬのは、若い働き手であり、同時に増えることが出来る繁殖期の人間だ。
それを今のように簡単に、何百万、何千万と殺していたら、人類社会自体の存亡にもかかわる。
とてもではないが、現在のような規模の戦争などやっている余裕は無い。
余力が無い故の平和……結局、人類に不老とは過ぎた願いだったのだろうか。
かつて、父やその仲間たちが願ったという。子供達に永遠の命をと。
魔神はそれを叶えた。だが、不死を与えることは出来なかった。
目を閉じ、考える……。
リッツェルネールが作る徹底した管理社会。
魔王が考えた、豊かだが寿命のある世界。
どちらも問題を内包しつつも、今よりは良い世界ではある。
だが、それは父や仲間が求めた楽園であるのだろうか。
「どちらにせよ……悪くは無い、それだけだの」
オスピアは静かに立ち上がり、小さな謁見室を後にする。
「滅びるならそれも良かろう。だが、天秤にかけるべき未来は、ちと物足りぬ。先代魔王よ、お主が言う結末とは、この程度であったのかの……」
扉が閉まり、そこには誰もいなくなった。
◇ ◇ ◇
「あれも買ってほしいかな。それと、あれもだよ。ユニカが欲しがっていたかな」
「魔王、砂糖も買って。沢山、大量に、積めるだけ全部」
一度中庭まで戻ると、そこには飛行騎兵は無かった。もう本来の発着場に移動したそうだ。
そんな訳で俺は観光も兼ねて買い物に来たのだが、こいつらかなり要求が多い。
料理のレシピ本、編み物の本、衣服のカタログ、どれも魔族領では手に入らないものだ。
もしかしたら無限図書館にはあるのかもしれないが、やはりこういった最新版は現地でしか手に入らない。
そしてテルティルトに要求された砂糖。
ケーキなら魔族領で作れるんじゃないか? と思ったのだが、どうにも砂糖が無いらしい。
代用品なら幾らでもありそうなのだが、残念ながらその辺りの知識は無いそうだ。
まあ、作るのが好きと食べるのが好きは違うから仕方ない。
「あのキメの細かい高級って書いてあるの! あれ買って!」
「分かったから興奮するな。バレたら大事なんだぞ」
買い物をしている金属ドームのような建物は、どうやら複合施設の様だ。ぐるりと回れば粗方の買い物は済んだ。
天井に輝くシャンデリアの光で眩しく照らされ、床はゴムのような感触だ。
そこら中にショーケースで区切られたブースが並ぶ当たり、デパートの様子を思わせる。
だが質実剛健とでも言えば良いのだろうか、あまりカラフルな感じは無い。商品が値段付きで並ぶだけで、少々味気ない感じもするな。
この世界の人間は、あまり過剰宣伝には興味が無いらしい。
砂糖に本に黒砂糖と高級砂糖、結構買い込んだが、それでも使った額は微々たるものだ。
今後も人間世界に来ることになるとは思うが、その時お金に困らないのは助かる。
用意してくれた人に、今度お礼を言いたいものだ。
「そうだ、マリッカは何か必要なものはあるか? これは経費みたいなものだから、必要なら言ってくれ」
「そうですね……ではこれをお願いします」
そう言った彼女の手には、いつの間にか紙箱が収まっている。
だんだんカラクリが分かってきたが、あれは擬態して透明になったアンドルスフが運んでいるんだな。たまには喧嘩もするようだが、いいコンビじゃないか。
「んー、アンドルスフが一方的に働かされているだけかな」
そうとも言うな……
「それで、それは何だ? ええと……精力増強、妊娠確実、スーパー媚薬エリキシル×80倍……へえ、人口抑制している世界なのに、こんなのもあるんだな」
薬用のようだし、それはそれで不妊治療などもあるのか。
増やす行為と増えてはいけない社会。矛盾はあるが、世の中とはそういうものだ……って違うわ。
「まだ諦めてなかったのか」
「諦めるとか、そういった次元の話では無いと思いますよ。本当に人類を守る気は有るんですか?」
そう言われると少し困ってしまうが、まあどちらにせよ――
「どうせ次の戦いには間に合わないだろ。そして、その戦いで終わらせる。悪いが、俺の子供を戦わせるような世界にはしないよ」
「そうですか。ですが、実際に世界がどう動くかは分かりません。貴方の予定通りにいかなかった場合、最終的には実力行使も辞さぬつもりです」
思いっきり逆レイプ発言だ。俺に愛ある営みが訪れる日は来るのだろうか……。
いつの間にか、彼女が手に持っていた紙箱も消えている。ああ、棚に戻しに行ったんだな。アンドルスフも大変だなー。
こうして重要な1日が終わり、俺達は用意された部屋へと移動した。
果たしてきちんと出来たのだろうか?
予想通り、今回で和平とはならなかった。と言うより、試練を課された感じだ。
これから数か月後に、人間の大規模攻撃が始まる。それを勝ち抜いた先に、ようやく和平……いや、和平への兆しが顕れる。
大変だが、やるしかないんだよな。
用意された部屋は複合施設の最上階。
目の前に設置された樫作りの豪華な扉を見れば、タダの一般客用で無い事が判る。
用意された資金といい、この部屋といい、それなにりに気を使わせているようだ。
小市民としては逆に息が詰まるが、まあ、魔王という立場だからと納得しよう。
そんな、呑気な気分で扉を開けると、そこは真っ暗な部屋。
だが、明かりを何とかしよう思わなかった。
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