197 / 390
【 それぞれの未来 】
謁見 リッツェルネール その3
しおりを挟む
人類が海を失うと同時に、リッツェルネールはゼビア王国を始めとした、反乱国家の全ての情報をハルタール帝国に売った。
同時に、オスピアに一つの要請を願い出た。
「まさか商国の重鎮から、自らの輸出規制を要請するように頼まれるとは思わなかったの」
「ゼビア王国へ送る予定の人馬騎兵、あれをジェルケンブール王国に売る必要がありましたからね。予想通り、カルタ―王はこちらの思う通りに動いてくれましたよ」
海に変調の兆しが見えた217年10月18日から、検閲が始まる218年1月17日の間に、230騎の人馬騎兵が部品のまま秘かに運ばれた。
単純にジェルケンブール王国に売っただけでは、当然ゼビア王国との契約は破棄となってしまう。だがこの貿易封鎖によって、この横流しは発覚しなかった。
しかもゼビア王国は敗れるが、契約は生きたままだ。今後、ゼビア王国はコンセシール商国に対して、契約不履行の違約金を払わねばならない。これだけでも、金銭的な利益は計り知れない額となるだろう。
「全ては計画通りに進みました」
「確かに、見事であったの」
つまり、ゼビア王国が反旗を翻した217年10月31日。これより以前から、オスピアは内乱が起こる事、そしてその内容まで全てを把握していた。そしてその対処法までも。
裏で糸を引いていたのはリッツェルネール。助言という形で反乱軍を誘導し、同時にオスピアを介して防衛隊の指示も行う。この内乱は、完全に彼の掌の上で踊らされていた形であったのだった。
「こちらも、随分と人口を削減できた。これで当分は国内も安定するであろう。最も、ティランドとジェルケンブールには迷惑だったがの」
オスピアがこの提案を受けたのはそれが理由だった。
海の利用は他の国に対して少ないが、それでも海と無関係ではいられない。
およそ4割の食料は、東の大国であるジェルケンブール王国からの輸入に頼っていたのだ。
それが停止したことは、国家の死活問題である。
国民全員で備蓄を消費すれば、そう遠からず帝国は破綻する。
食料が乏しくなったところから反乱の火の手が上がり、やがてその炎は全土を覆いつくすだろう。ならばいっその事、ここで大幅に人口を削減する事にしたのだ。
全容を知れば、為政者としての冷酷な判断を非難する者も出るかもしれない。
だがこの決定が、最も死者の数を減らし、なおかつ生存者の生活も圧迫しない方法だ。人道主義を捨て去れば、確かに最善手であることもまた、疑いようが無かった。
一方で、ジェルケンブール王国もまた、全ての国がそうであるように追い詰められていた。
海という巨大な食糧生産地を失い、隣に控えるのは軍事大国のティランド連合王国だ。
もし魔族領遠征が成功してしまったら、その連合王国を相手に戦争しなければならない。いや、更にムーオス自由帝国とハルタール帝国までもが加わるのだ。
だが、国土は連合王国の半分程度しかない。このまま弱体化すれば、最後には宗教を捨て領域をすべて解除するか、それとも勝ち目のない戦争に突入するか……どちらかを選ばねばならない。
そこにもたらされた、人馬騎兵という強大な兵器。
実用化されたばかりの新鋭機であり連合王国は保有していない。それどころか、まだ対策すら取られていない。
だがこのまま第九次魔族領遠征が行われれば、間違いなく人馬騎兵も投入される。
当然実戦の形で様々なデータが収拾され、対策法も色々と確立されてしまうだろう。
東の大国ジェルケンブール王国としては、もうここで戦う以外に生きる道は残されていなかったのである。
こうして東と中央、二つの大国は、リッツェルネールの思惑通り泥沼の戦争へと突入した。
そして今も戦いは続いており、この瞬間にも兵士達は戦い、民間人の虐殺は続いている。
これまでに億を超える人命が失われたが、ここまでに彼は一つも条約を犯さず、また契約不履行も行っていない。
不義と言われるのはゼビア王国の情報をハルタール帝国に流した事くらいだが、それすらも、別に軍事顧問として雇われていたわけではない。商人が武器を売り、また情報を売った、ただそれだけに過ぎない。
こうして自らは何一つ泥をかぶることなく、世界を業火に包み込んだ。
自らに与えられた権限を最大限利用し、また時世を完全に読み切った結果だ。
だが、もちろん一人だけの力ではない。
この動きには、コンセシール商国の商家がいくつも関わっていた。
その理由は、国家体制に対する不満である。
当主であるビルバックは、連合王国に言われるがままに資金を提供し、物資を提供し、連合王国内の商社に出資した。
それは、従属国としてはやむを得ないものであっただろう。
だがその資金は、商人達が汗水流し働いて得た金だ。提供した物資は、昼夜問わず働いて作った物だ。そして他国に作った工場製品は、すぐに自分達の商売敵となる。
各商家の忍耐にも限度があり、また生きる事にさほど価値を見出していない社会だ。こんな事ならいっそ、戦って散った方が良いと考えるのは自然な流れだった。
当初の独立戦争を目論んでいたアーウィン商家、マインハーゼン商家、キスカ商家、ペルカイナ商家に加え、この頃にはナンバー9、外商総括ズーニック商家。ナンバー10、商工会元締めコルホナイツ商家も加わった。
こうして、商国10家中6家がリッツェルネールに協力したのだった。
だが一方で、情報漏洩を抑えるために、商家同士は計画の全容は知らされていない。
誰が味方で誰が敵か、各商家が互いに牽制している内に、コンセシール商国は既にリッツェルネールの掌中に収まっていた。
「お主がコンセシールの独立を目指していたのは知っておった。だが少し妙ではある。お主は、その様な事に拘泥する男には見えなんでな。それが利益に絡むとも思えぬ。博打に手を出す性格でもあるまい。ならばなぜかの? 他の商家の者に絆されたか? まさかのう」
「私自身としては、確かにさほど興味はありません。一応は商人ですので、どのような立場であろうとも構わないと思っています。ですが、共に戦った戦友たちの願いでもありますので」
「ほぉ? それこそ意外だの。お主に、そんな人間らしい心があるとは思わなんだ」
人間らしい――そう言われても、自分では分からない。そんなものが、僕に残っているのだろうか……。
「いえ……死人には、違約金を支払って契約を反故にすることが出来ませんので。ただそれだけですよ」
「そうか。やはり、面白い男よ。それで、あの両国の争いは何処まで燃やし続ける気かの? ティランド連合王国が滅びるまでか?」
「放置しても良いのですが……必要なら動きましょう。勿論、独立後の事ですが。とはいえ、特に口を出す必要もないかと存じます。なにせ、魔族領侵攻戦の期日は迫っていますからね。その辺りは、女帝陛下の方がお判りでしょう」
「魔族領侵攻戦か……それを分かった上で始めたのであろう? お主の真意は何処にある? 独立だけの為とは、到底思えぬの」
「そうですね――」
お茶を一口含み、少しの間を置く。
「当然、魔族領侵攻戦の成功も目的に入っていますよ。その上で、両国の戦いが必要だったのです。より正確に言うのであれば、魔王を討伐した、その後の世界の為とも言えますね」
「……申してみよ」
「ハルタール帝国がそうであるように、どの国も今の人口を支えられるだけの食料はありません。こんな状況で魔族領へ兵を送った所で、満足に戦える状況にはなりません」
同時に、オスピアに一つの要請を願い出た。
「まさか商国の重鎮から、自らの輸出規制を要請するように頼まれるとは思わなかったの」
「ゼビア王国へ送る予定の人馬騎兵、あれをジェルケンブール王国に売る必要がありましたからね。予想通り、カルタ―王はこちらの思う通りに動いてくれましたよ」
海に変調の兆しが見えた217年10月18日から、検閲が始まる218年1月17日の間に、230騎の人馬騎兵が部品のまま秘かに運ばれた。
単純にジェルケンブール王国に売っただけでは、当然ゼビア王国との契約は破棄となってしまう。だがこの貿易封鎖によって、この横流しは発覚しなかった。
しかもゼビア王国は敗れるが、契約は生きたままだ。今後、ゼビア王国はコンセシール商国に対して、契約不履行の違約金を払わねばならない。これだけでも、金銭的な利益は計り知れない額となるだろう。
「全ては計画通りに進みました」
「確かに、見事であったの」
つまり、ゼビア王国が反旗を翻した217年10月31日。これより以前から、オスピアは内乱が起こる事、そしてその内容まで全てを把握していた。そしてその対処法までも。
裏で糸を引いていたのはリッツェルネール。助言という形で反乱軍を誘導し、同時にオスピアを介して防衛隊の指示も行う。この内乱は、完全に彼の掌の上で踊らされていた形であったのだった。
「こちらも、随分と人口を削減できた。これで当分は国内も安定するであろう。最も、ティランドとジェルケンブールには迷惑だったがの」
オスピアがこの提案を受けたのはそれが理由だった。
海の利用は他の国に対して少ないが、それでも海と無関係ではいられない。
およそ4割の食料は、東の大国であるジェルケンブール王国からの輸入に頼っていたのだ。
それが停止したことは、国家の死活問題である。
国民全員で備蓄を消費すれば、そう遠からず帝国は破綻する。
食料が乏しくなったところから反乱の火の手が上がり、やがてその炎は全土を覆いつくすだろう。ならばいっその事、ここで大幅に人口を削減する事にしたのだ。
全容を知れば、為政者としての冷酷な判断を非難する者も出るかもしれない。
だがこの決定が、最も死者の数を減らし、なおかつ生存者の生活も圧迫しない方法だ。人道主義を捨て去れば、確かに最善手であることもまた、疑いようが無かった。
一方で、ジェルケンブール王国もまた、全ての国がそうであるように追い詰められていた。
海という巨大な食糧生産地を失い、隣に控えるのは軍事大国のティランド連合王国だ。
もし魔族領遠征が成功してしまったら、その連合王国を相手に戦争しなければならない。いや、更にムーオス自由帝国とハルタール帝国までもが加わるのだ。
だが、国土は連合王国の半分程度しかない。このまま弱体化すれば、最後には宗教を捨て領域をすべて解除するか、それとも勝ち目のない戦争に突入するか……どちらかを選ばねばならない。
そこにもたらされた、人馬騎兵という強大な兵器。
実用化されたばかりの新鋭機であり連合王国は保有していない。それどころか、まだ対策すら取られていない。
だがこのまま第九次魔族領遠征が行われれば、間違いなく人馬騎兵も投入される。
当然実戦の形で様々なデータが収拾され、対策法も色々と確立されてしまうだろう。
東の大国ジェルケンブール王国としては、もうここで戦う以外に生きる道は残されていなかったのである。
こうして東と中央、二つの大国は、リッツェルネールの思惑通り泥沼の戦争へと突入した。
そして今も戦いは続いており、この瞬間にも兵士達は戦い、民間人の虐殺は続いている。
これまでに億を超える人命が失われたが、ここまでに彼は一つも条約を犯さず、また契約不履行も行っていない。
不義と言われるのはゼビア王国の情報をハルタール帝国に流した事くらいだが、それすらも、別に軍事顧問として雇われていたわけではない。商人が武器を売り、また情報を売った、ただそれだけに過ぎない。
こうして自らは何一つ泥をかぶることなく、世界を業火に包み込んだ。
自らに与えられた権限を最大限利用し、また時世を完全に読み切った結果だ。
だが、もちろん一人だけの力ではない。
この動きには、コンセシール商国の商家がいくつも関わっていた。
その理由は、国家体制に対する不満である。
当主であるビルバックは、連合王国に言われるがままに資金を提供し、物資を提供し、連合王国内の商社に出資した。
それは、従属国としてはやむを得ないものであっただろう。
だがその資金は、商人達が汗水流し働いて得た金だ。提供した物資は、昼夜問わず働いて作った物だ。そして他国に作った工場製品は、すぐに自分達の商売敵となる。
各商家の忍耐にも限度があり、また生きる事にさほど価値を見出していない社会だ。こんな事ならいっそ、戦って散った方が良いと考えるのは自然な流れだった。
当初の独立戦争を目論んでいたアーウィン商家、マインハーゼン商家、キスカ商家、ペルカイナ商家に加え、この頃にはナンバー9、外商総括ズーニック商家。ナンバー10、商工会元締めコルホナイツ商家も加わった。
こうして、商国10家中6家がリッツェルネールに協力したのだった。
だが一方で、情報漏洩を抑えるために、商家同士は計画の全容は知らされていない。
誰が味方で誰が敵か、各商家が互いに牽制している内に、コンセシール商国は既にリッツェルネールの掌中に収まっていた。
「お主がコンセシールの独立を目指していたのは知っておった。だが少し妙ではある。お主は、その様な事に拘泥する男には見えなんでな。それが利益に絡むとも思えぬ。博打に手を出す性格でもあるまい。ならばなぜかの? 他の商家の者に絆されたか? まさかのう」
「私自身としては、確かにさほど興味はありません。一応は商人ですので、どのような立場であろうとも構わないと思っています。ですが、共に戦った戦友たちの願いでもありますので」
「ほぉ? それこそ意外だの。お主に、そんな人間らしい心があるとは思わなんだ」
人間らしい――そう言われても、自分では分からない。そんなものが、僕に残っているのだろうか……。
「いえ……死人には、違約金を支払って契約を反故にすることが出来ませんので。ただそれだけですよ」
「そうか。やはり、面白い男よ。それで、あの両国の争いは何処まで燃やし続ける気かの? ティランド連合王国が滅びるまでか?」
「放置しても良いのですが……必要なら動きましょう。勿論、独立後の事ですが。とはいえ、特に口を出す必要もないかと存じます。なにせ、魔族領侵攻戦の期日は迫っていますからね。その辺りは、女帝陛下の方がお判りでしょう」
「魔族領侵攻戦か……それを分かった上で始めたのであろう? お主の真意は何処にある? 独立だけの為とは、到底思えぬの」
「そうですね――」
お茶を一口含み、少しの間を置く。
「当然、魔族領侵攻戦の成功も目的に入っていますよ。その上で、両国の戦いが必要だったのです。より正確に言うのであれば、魔王を討伐した、その後の世界の為とも言えますね」
「……申してみよ」
「ハルタール帝国がそうであるように、どの国も今の人口を支えられるだけの食料はありません。こんな状況で魔族領へ兵を送った所で、満足に戦える状況にはなりません」
0
お気に入りに追加
62
あなたにおすすめの小説
豪華地下室チートで異世界救済!〜僕の地下室がみんなの憩いの場になるまで〜
自来也
ファンタジー
カクヨム、なろうで150万PV達成!
理想の家の完成を目前に異世界に転移してしまったごく普通のサラリーマンの翔(しょう)。転移先で手にしたスキルは、なんと「地下室作成」!? 戦闘スキルでも、魔法の才能でもないただの「地下室作り」
これが翔の望んだ力だった。
スキルが成長するにつれて移動可能、豪華な浴室、ナイトプール、釣り堀、ゴーカート、ゲーセンなどなどあらゆる物の配置が可能に!?
ある時は瀕死の冒険者を助け、ある時は獣人を招待し、翔の理想の地下室はいつのまにか隠れた憩いの場になっていく。
※この作品は小説家になろう、カクヨムにも投稿しております。
異世界転生してしまったがさすがにこれはおかしい
増月ヒラナ
ファンタジー
不慮の事故により死んだ主人公 神田玲。
目覚めたら見知らぬ光景が広がっていた
3歳になるころ、母に催促されステータスを確認したところ
いくらなんでもこれはおかしいだろ!
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中にいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出す。周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっており、自分だけ助かっていることにショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
妻は異世界人で異世界一位のギルドマスターで世紀末覇王!~けど、ドキドキするのは何故だろう~
udonlevel2
ファンタジー
ブラック会社を辞めて親と一緒に田舎に引っ越して生きたカズマ!
そこには異世界への鏡が納屋の中にあって……異世界に憧れたけど封印することにする!!
しかし、異世界の扉はあちらの世界にもあって!?
突如現れた世紀末王者の風貌の筋肉女子マリリン!!
マリリンの一途な愛情にカズマは――!?
他サイトにも掲載しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界魔王召喚〜オッサンが勇者召喚じゃなくて魔王召喚されてしまった件!人族と魔族の間で板挟みになってつらい〜
タジリユウ
ファンタジー
「どうか我々を助けてください魔王様!」
異世界召喚ものでよく見かける勇者召喚、しかし周りにいるのは人間ではなく、みんな魔族!?
こんなオッサンを召喚してどうすんだ!
しかも召喚したのが魔族ではないただの人間だ と分かったら、殺せだの実験台にしろだの好き勝手言いやがる。
オッサンだってキレる時はキレるんだぞ、コンチクショー(死語)!
魔族なんて助けるつもりはこれっぽっちもなかったのだが、いろいろとあって魔族側に立ち人族との戦争へと……
※他サイトでも投稿しております。
※完結保証で毎日更新します∩^ω^∩
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
底辺おっさん異世界通販生活始めます!〜ついでに傾国を建て直す〜
ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
学歴も、才能もない底辺人生を送ってきたアラフォーおっさん。
運悪く暴走車との事故に遭い、命を落とす。
憐れに思った神様から不思議な能力【通販】を授かり、異世界転生を果たす。
異世界で【通販】を用いて衰退した村を建て直す事に成功した僕は、国家の建て直しにも協力していく事になる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる