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【 それぞれの未来 】
魔王とマリッカの夜
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夜……とはいっても、太陽は殆ど沈まない。極地のこの時期は白夜に近い。
一応はベッドに横になるが、体は疲れているのに考える事が多すぎて寝付けない。
というより、マリッカが「支度をしてきます」と言って、奥の部屋に行ったまま戻ってきていないのがちょっと気になる。味方であるのは間違いないと思いたいが、人類と魔族、最終的にどちらに付くのかとなったら、彼女はどうするのだろうか?
「お待たせしました」
「ん……? いや、特に待っていたわけでは――」
そう言って頭だけ動かすと、その先にはマリッカが立っている。
体から立ち昇る白い湯気、そして体にはタオル一枚を巻いているだけだ。それもバスタオルの様な厚手の物ではなく、粗末な薄い布一枚。
ゴクリ……意識しないのに唾を飲み込んでしまう。
同時に、横で寝ていたエヴィアが素早く起き出してメモを開始した……こいつめ!
「少し大事な話をしましょうか」
そう言って、ベッドの脇に腰を掛ける。淡い光に照らされた肌は白く輝き、濡れた髪はいやがおうにも情欲を掻き立てる。
大事な話――その響きに、心臓もまたドキドキと激しく脈打ってしまう。
だが大丈夫、今は体にテルティルトが張り付いていている。どんなことがあっても間違いは起こらない……はずだ。
「父の話です」
その言葉を聞いて、急に冷静になって行く自分を感じる。
がっかりしたわけではない。浮ついた心が、急激に現実に引き戻された――そんな感じだ。
「先代魔王だったよな。俺も僅かな時間だったけど、会ったよ。どんな人だったんだ?」
「一言でいえば自堕落な変人でした。一方で、魔王としての力は貴方とは比較にならない程に強大でしたね」
「強い人だってのは分かるけど変人は酷いな。父親だろう?」
「確かに父とは呼べるのでしょう。ですが、実感はありません。そういった程度の関係です」
淡々と言葉を紡ぐ彼女の心理は分からない。だが、あまり良い関係では無かったのだろうか。
そう言えば、魔王の子供は人間界で生活すると聞いたが、彼女の場合は何歳くらいで人間界に送られたのだろうか。
「それに、私は目的があって作られた存在です」
そう言うと、ばさりと体に巻いていた薄布を取る。
上は完全にトップレス。上向きの、豊かな双丘がこれでもかと主張している。
下は薄く布面積の少ない白い下着。そしてその上にはベルトが巻かれ、両脇には2本の短剣が装着されている。
最初判らなかったのは、乳カーテンでシルエットが隠されていたからだ。巨乳恐るべし。
普段なら、俺はもっと慌てて別の思考や行動を行っただろう。だが今は、冷静にこの状況を観察している。
元々の性格だけではない。今なら分かる、この冷静さは歴代魔王の経験からだ。この程度の事は窮地ではない、そう心が理解しているのだ。
確かに死の予感はしないし魔人もいる。だが、実際の俺は普通の人間。パニクらないのはありがたいが、ちょっと分不相応だとも思い苦笑する。
「さすがは魔王、冷静ですね。父は性質上、多くの未来を視てきました。それを元に彼なりに未来を考え、いくつかの手を打った……その一つが私です」
そう言いながらベッドに上がり、俺の上にまたがってくる。
ギシッ――新たな荷重を受けたベッドが軋む。
手は俺の頭に横に置かれ、視界の殆どを占めるのは大きな乳房。
風呂上がりの彼女の、ぬくもりと共に降りてきた甘い香りが鼻腔をくすぐる。
やばい、色々とマズい!
今は歴代魔王の意志が俺を鎮めているが、本当の俺はもう爆破寸前だ。
初心な俺には刺激が強すぎる! がんばれ歴代魔王!
「大きなおっぱいを見つめた魔王が色々とマズいかなと……」
くそー、エヴィアめ! 後で絶対に、あのメモの検閲をせねばなるまい!
「思ったよりも冷静ですね。それが、真の貴方という訳ですか」
「真の……とかはやめてくれ。俺は俺、いつでも変わりはないさ」
そう言いながらも、頭は沸騰、心臓はパニック!
ユニカの時は薬で全身痺れていたが、今は素だ。
触りたい! 掴みたい! いやでもそれはダメだ!
「父は言いました。次の魔王は人類を滅ぼすだろうと。そしてもう、魔人はこの世界に二度と人類を召喚しないとも」
ファランティアから聞いた話に近い。最近決まった話ではなく、先代魔王の時から決まっていたのか。
だが前提がおかしい。俺は人類を――いや、これはもしや……。
「ですが、防ぐために手段も講じていました。それが、私と魔王との間に子供を作る事です」
「俺との間に?」
真面目な方向に向かい始めた思考のゲージが、一気にエロ方面に舵を切る。
いやイカン! 流されるな俺!
「私はそのために、父が作り出した道具です。私達の子供達は、その強大な力で人類と争い続けるでしょう、未来永劫に渡って。そうしてバランスを取る事で、人類は生きながらえることが出来るのだと」
「永遠に争い続ける未来か……」
「もし拒否をするのであれば、私はここで貴方を殺します。私としても、もう少し人類に生きる時間が欲しいと考えていますからね。さて、どうします? 貴方が人類を滅ぼすつもりであれば、ここで私を殺すしかありませんよ」
なるほど、そんなやり取りがどこかであったのか。
殺すという言葉に刺激され、思考がようやく落ち着きを取り戻す。だがしかし――
「最後の結論は君の考えだな、マリッカ。そこは本質的に間違っている。俺が人類を滅ぼすんじゃない。俺が死ぬと人類が滅びるんだ。だから俺を殺すという結論は無しだ」
「……アンドルスフ」
「本当だよー。魔王が死んだら魔人は人類を滅ぼすよ。もう眠いからおやすみー」
辺りから急速に緊張感が失われ、マリッカが上半身を起こす。
「めんどうくさい魔王ですね、貴方は」
そう言うと、彼女は何事も無かったかのように上のベッドへと昇って行った。
「こうして魔王は据え膳食わずに逃げられたのであった。ヘタレ……かな」
「それ絶対に後で黒塗りするからな!」
深夜、エヴィアもテルティルトも寝たようだ。上から感じる気配も静かで、彼女も寝たと考えて良いだろう。
俺は静かに、テルティルトをそーっと剥がす。
まるで張っていたシップを剥がすようでちょっと痛いが、剥がれた端から元の尺取虫の体へと戻って行く様子は面白い。
いや、今はそんな事を考えている場合ではない。
全て剥がし終わってマッパになった俺は、ベッドに腰を掛ける。これから大事な仕事があるのだ。
「レトゥーナ、オゼット」
「お呼びでしょうか、魔王様」
「お呼びでとあらば、即参上」
俺の静かな呼びかけに答えて、二人のサキュバスが現れる。
やっぱりこいつらも簡単に壁を越えてくるな。
「すまんが頼みだ。一発抜いてくれ」
「魔王の劣情は収まってはいなかった。マリッカに手を出す勇気は無かったが、代わりにサキュバスたちに、その滾る獣欲を処理させようとしたのであった、かな」
すぐさま起き出してメモを始めるエヴィア。お前寝起き良すぎだろ!
つか絶対にそのメモ破棄してやる!
「人の下で何をやっているんですか? その気があるのなら、呼んでもらって大丈夫ですよ」
ほぼ同時に、逆さまになったマリッカの顔が上のベッドから覗き込んでくる。お前もかよ!
「違うよ、そういったのじゃないんだ。マリッカは……いや、知らないか。今までの魔王は、常に普通に魔王だったからな」
逆さまなので、前髪で邪魔されない彼女の目が見える。
理解できないが、様子を推し量っている。そんな興味に満ちた瞳だ。
「俺の場合は少し特殊でね。魔力を消費しないと、段々と本来の魔王になっていくんだよ。人間との謁見は俺として行いたい。だから、移動中に貯まった魔力を消費しておきたいのさ」
「それでしたらお任せくださいませ!」
「一滴残らず全部搾り取ってあげる♪」
レトゥーナとオゼットはやる気満々だ。エヴィアはじーっとこっちを見ているが、これは俺の心を調べているのだろう。
大丈夫だ、やましいことなど1ミリくらいしかない。ルリアを呼ばなかったのは、あいつは既にホテルでごっそり魔力を持って行ったからだ。
シャルネーゼじゃないのは、彼女たち首無し騎士には魔王魔力拡散機がないと供給できないからだ。
決して、どうせ消費するのならエッチな方が良いとか、マリッカの肢体を見てムラムラしたとかではない。
「まあいいかな。魔王の考えは判ったよ」
「用が無いなら私は寝ますね。魔王も、あまり夜更かしはしないように。寒冷地の移動は体力を消費しますよ」
よし! よし! よし! 許可が出た!
遂にこの日がやって来たのだ!
「よし、じゃあお願いします」
ドキドキしてついつい敬語になってしまった。彼女達とは既に一回しているとはいえ、あれはノーカンだ。
大体、意識も記憶も無いのだから当然だ。俺自身が積極的にする行為は今度が初めて。
どんなふうにすればいいんだろう。服は俺が脱がすのかな? いきなり二人同時というのも、俺の人生想定にはないパターンだ。ちょっと恥ずかしいが、ここは身を委ねるべきか……。
「じゃあ、寝てくださいね」
「そうしたら抜いてあげる」
え、寝る? 取敢えず横になるが、これはマグロという奴だろうか?
「いえ、ぐっすり寝てくださいね」
「明日の朝には、もうスッキリよ」
「いやいや、サキュバスだろ? 超絶テクニックでよろしく頼むよ」
「え? でもわたくしたちは」
「サキュバスだよ? あれ?」
……あれ? じゃねーよ。
一応はベッドに横になるが、体は疲れているのに考える事が多すぎて寝付けない。
というより、マリッカが「支度をしてきます」と言って、奥の部屋に行ったまま戻ってきていないのがちょっと気になる。味方であるのは間違いないと思いたいが、人類と魔族、最終的にどちらに付くのかとなったら、彼女はどうするのだろうか?
「お待たせしました」
「ん……? いや、特に待っていたわけでは――」
そう言って頭だけ動かすと、その先にはマリッカが立っている。
体から立ち昇る白い湯気、そして体にはタオル一枚を巻いているだけだ。それもバスタオルの様な厚手の物ではなく、粗末な薄い布一枚。
ゴクリ……意識しないのに唾を飲み込んでしまう。
同時に、横で寝ていたエヴィアが素早く起き出してメモを開始した……こいつめ!
「少し大事な話をしましょうか」
そう言って、ベッドの脇に腰を掛ける。淡い光に照らされた肌は白く輝き、濡れた髪はいやがおうにも情欲を掻き立てる。
大事な話――その響きに、心臓もまたドキドキと激しく脈打ってしまう。
だが大丈夫、今は体にテルティルトが張り付いていている。どんなことがあっても間違いは起こらない……はずだ。
「父の話です」
その言葉を聞いて、急に冷静になって行く自分を感じる。
がっかりしたわけではない。浮ついた心が、急激に現実に引き戻された――そんな感じだ。
「先代魔王だったよな。俺も僅かな時間だったけど、会ったよ。どんな人だったんだ?」
「一言でいえば自堕落な変人でした。一方で、魔王としての力は貴方とは比較にならない程に強大でしたね」
「強い人だってのは分かるけど変人は酷いな。父親だろう?」
「確かに父とは呼べるのでしょう。ですが、実感はありません。そういった程度の関係です」
淡々と言葉を紡ぐ彼女の心理は分からない。だが、あまり良い関係では無かったのだろうか。
そう言えば、魔王の子供は人間界で生活すると聞いたが、彼女の場合は何歳くらいで人間界に送られたのだろうか。
「それに、私は目的があって作られた存在です」
そう言うと、ばさりと体に巻いていた薄布を取る。
上は完全にトップレス。上向きの、豊かな双丘がこれでもかと主張している。
下は薄く布面積の少ない白い下着。そしてその上にはベルトが巻かれ、両脇には2本の短剣が装着されている。
最初判らなかったのは、乳カーテンでシルエットが隠されていたからだ。巨乳恐るべし。
普段なら、俺はもっと慌てて別の思考や行動を行っただろう。だが今は、冷静にこの状況を観察している。
元々の性格だけではない。今なら分かる、この冷静さは歴代魔王の経験からだ。この程度の事は窮地ではない、そう心が理解しているのだ。
確かに死の予感はしないし魔人もいる。だが、実際の俺は普通の人間。パニクらないのはありがたいが、ちょっと分不相応だとも思い苦笑する。
「さすがは魔王、冷静ですね。父は性質上、多くの未来を視てきました。それを元に彼なりに未来を考え、いくつかの手を打った……その一つが私です」
そう言いながらベッドに上がり、俺の上にまたがってくる。
ギシッ――新たな荷重を受けたベッドが軋む。
手は俺の頭に横に置かれ、視界の殆どを占めるのは大きな乳房。
風呂上がりの彼女の、ぬくもりと共に降りてきた甘い香りが鼻腔をくすぐる。
やばい、色々とマズい!
今は歴代魔王の意志が俺を鎮めているが、本当の俺はもう爆破寸前だ。
初心な俺には刺激が強すぎる! がんばれ歴代魔王!
「大きなおっぱいを見つめた魔王が色々とマズいかなと……」
くそー、エヴィアめ! 後で絶対に、あのメモの検閲をせねばなるまい!
「思ったよりも冷静ですね。それが、真の貴方という訳ですか」
「真の……とかはやめてくれ。俺は俺、いつでも変わりはないさ」
そう言いながらも、頭は沸騰、心臓はパニック!
ユニカの時は薬で全身痺れていたが、今は素だ。
触りたい! 掴みたい! いやでもそれはダメだ!
「父は言いました。次の魔王は人類を滅ぼすだろうと。そしてもう、魔人はこの世界に二度と人類を召喚しないとも」
ファランティアから聞いた話に近い。最近決まった話ではなく、先代魔王の時から決まっていたのか。
だが前提がおかしい。俺は人類を――いや、これはもしや……。
「ですが、防ぐために手段も講じていました。それが、私と魔王との間に子供を作る事です」
「俺との間に?」
真面目な方向に向かい始めた思考のゲージが、一気にエロ方面に舵を切る。
いやイカン! 流されるな俺!
「私はそのために、父が作り出した道具です。私達の子供達は、その強大な力で人類と争い続けるでしょう、未来永劫に渡って。そうしてバランスを取る事で、人類は生きながらえることが出来るのだと」
「永遠に争い続ける未来か……」
「もし拒否をするのであれば、私はここで貴方を殺します。私としても、もう少し人類に生きる時間が欲しいと考えていますからね。さて、どうします? 貴方が人類を滅ぼすつもりであれば、ここで私を殺すしかありませんよ」
なるほど、そんなやり取りがどこかであったのか。
殺すという言葉に刺激され、思考がようやく落ち着きを取り戻す。だがしかし――
「最後の結論は君の考えだな、マリッカ。そこは本質的に間違っている。俺が人類を滅ぼすんじゃない。俺が死ぬと人類が滅びるんだ。だから俺を殺すという結論は無しだ」
「……アンドルスフ」
「本当だよー。魔王が死んだら魔人は人類を滅ぼすよ。もう眠いからおやすみー」
辺りから急速に緊張感が失われ、マリッカが上半身を起こす。
「めんどうくさい魔王ですね、貴方は」
そう言うと、彼女は何事も無かったかのように上のベッドへと昇って行った。
「こうして魔王は据え膳食わずに逃げられたのであった。ヘタレ……かな」
「それ絶対に後で黒塗りするからな!」
深夜、エヴィアもテルティルトも寝たようだ。上から感じる気配も静かで、彼女も寝たと考えて良いだろう。
俺は静かに、テルティルトをそーっと剥がす。
まるで張っていたシップを剥がすようでちょっと痛いが、剥がれた端から元の尺取虫の体へと戻って行く様子は面白い。
いや、今はそんな事を考えている場合ではない。
全て剥がし終わってマッパになった俺は、ベッドに腰を掛ける。これから大事な仕事があるのだ。
「レトゥーナ、オゼット」
「お呼びでしょうか、魔王様」
「お呼びでとあらば、即参上」
俺の静かな呼びかけに答えて、二人のサキュバスが現れる。
やっぱりこいつらも簡単に壁を越えてくるな。
「すまんが頼みだ。一発抜いてくれ」
「魔王の劣情は収まってはいなかった。マリッカに手を出す勇気は無かったが、代わりにサキュバスたちに、その滾る獣欲を処理させようとしたのであった、かな」
すぐさま起き出してメモを始めるエヴィア。お前寝起き良すぎだろ!
つか絶対にそのメモ破棄してやる!
「人の下で何をやっているんですか? その気があるのなら、呼んでもらって大丈夫ですよ」
ほぼ同時に、逆さまになったマリッカの顔が上のベッドから覗き込んでくる。お前もかよ!
「違うよ、そういったのじゃないんだ。マリッカは……いや、知らないか。今までの魔王は、常に普通に魔王だったからな」
逆さまなので、前髪で邪魔されない彼女の目が見える。
理解できないが、様子を推し量っている。そんな興味に満ちた瞳だ。
「俺の場合は少し特殊でね。魔力を消費しないと、段々と本来の魔王になっていくんだよ。人間との謁見は俺として行いたい。だから、移動中に貯まった魔力を消費しておきたいのさ」
「それでしたらお任せくださいませ!」
「一滴残らず全部搾り取ってあげる♪」
レトゥーナとオゼットはやる気満々だ。エヴィアはじーっとこっちを見ているが、これは俺の心を調べているのだろう。
大丈夫だ、やましいことなど1ミリくらいしかない。ルリアを呼ばなかったのは、あいつは既にホテルでごっそり魔力を持って行ったからだ。
シャルネーゼじゃないのは、彼女たち首無し騎士には魔王魔力拡散機がないと供給できないからだ。
決して、どうせ消費するのならエッチな方が良いとか、マリッカの肢体を見てムラムラしたとかではない。
「まあいいかな。魔王の考えは判ったよ」
「用が無いなら私は寝ますね。魔王も、あまり夜更かしはしないように。寒冷地の移動は体力を消費しますよ」
よし! よし! よし! 許可が出た!
遂にこの日がやって来たのだ!
「よし、じゃあお願いします」
ドキドキしてついつい敬語になってしまった。彼女達とは既に一回しているとはいえ、あれはノーカンだ。
大体、意識も記憶も無いのだから当然だ。俺自身が積極的にする行為は今度が初めて。
どんなふうにすればいいんだろう。服は俺が脱がすのかな? いきなり二人同時というのも、俺の人生想定にはないパターンだ。ちょっと恥ずかしいが、ここは身を委ねるべきか……。
「じゃあ、寝てくださいね」
「そうしたら抜いてあげる」
え、寝る? 取敢えず横になるが、これはマグロという奴だろうか?
「いえ、ぐっすり寝てくださいね」
「明日の朝には、もうスッキリよ」
「いやいや、サキュバスだろ? 超絶テクニックでよろしく頼むよ」
「え? でもわたくしたちは」
「サキュバスだよ? あれ?」
……あれ? じゃねーよ。
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