173 / 264
【 それぞれの未来 】
開戦 前編
しおりを挟む
碧色の祝福に守られし栄光暦218年3月24日。
ティランド連合王国外周に位置する国、バラント王国首都ヨンネル。
外周およそ63キロメートルを、高さ15メートルの金属製の防壁が囲む。
世界でも名の知られた城塞都市であり、その威容は巨大な要塞の様だ。
都市中央には高さ200メートルを超す螺旋状の王城が聳え立っており、その白い輝きは国家のシンボルとして国民に親しまれていた。
深夜、その尖塔の先から白いドレスの少女が飛び降りる。バラント血族、その最後の一人……。
夜の街は炎に包まれ、その中を漆黒に塗装され、幾何学的な水色のラインを施された鋼鉄のケンタウロスが行軍し、蹂躙する。ジェルケンブール王国の人馬騎兵隊だ。
この国は、元々政治的な混乱の中にあった。
本来の王位資格者であるケスターマン・バラントが魔属領への遠征中に、国内に残ったシェルズアニー・バラントが王位を継承してしまったのだ。
その為国内は双方の派閥に分かれて対立。ケスターマンが戦死しカルタ―が本国に戻った事で少しは落ち着いたが、一度分裂した国家の軋轢はそう簡単に修復できるものでは無い。
だが一方で、防備は完璧であった。
首都同様の城塞都市を4つ配し、その連携により他国の侵略を打ち破る。その為に歴史とも言える程の長い時間をかけ、土魔法で根本的な国土の地形すら変えた。
更にこの国は重甲鎧の運用に長けており、防衛戦においてはティランド連合王国でも上位に位置する国家だ。
もしあの日、相和義輝が奇襲という選択をしなければ、いきなり200以上の重甲鎧に追い返され全ての歴史は変わっていただろう。
だがそれでもやはり、その用兵は人間を相手にする事を前提に考えられてきた。
碧色の祝福に守られし栄光暦218年3月13日。
ジェルケンブール王国先鋒隊が140万人の正規兵と200万人の民兵。それに30騎の人馬騎兵がバラント王国の国境を越えた。
その圧倒的な進軍を止める術は無く、国境沿いの街、そして2つの城塞都市はその日の内に陥落した。
そして2日後、3つ目の城塞都市が陥落する頃になって、ようやくバラント王国は防衛の支度を整え始める。
どの城塞都市も、本来なら数十倍の数を相手にしても1か月以上は耐えられる計算だ。政治の対立による遅れがあったとはいえ、バラント王国の動きは決して遅くは無い。だが人馬騎兵が相手では遅すぎた。
218年3月15日、何一つ戦う支度が整わないまま王都は戦場になった。
それでも9日間、人馬騎兵の猛攻を耐えた事は称賛に価する。王都守備軍であるバラント重甲鎧500人、そして正規兵20万。そして急ぎ搔き集められた数十万の民兵隊。あらん限りの知恵と力と勇気を振り絞り、絶望的な戦力を相手に奮戦した。
だが結局、それだけであった。
城門が破られると同時に、黒き殺戮者達は都市内部へと突入した。
バリケードを破壊し、金属ドームの建物に大穴を開け、そこへジェルケンブール王国の兵士が雪崩れ込む。
それはもう、戦闘と呼べるような状態では無かった。
国王であるシェルズアニー・バラントは王宮で最後の抵抗を試みるが、圧倒的な数のジェルケンブール兵を相手に討ち死に。残った者達も、戦死か自害により果てた。
◇ ◇ ◇
闇の中、赤々と燃え上がる炎と立ち昇る煙。一つの国が亡びるさまを、援軍として到着した”死神の列を率いる者”ユベント・ニッツ・カイアン・レトー公爵は装甲騎兵の指令塔から眺めていた。
「陥ちるのが早すぎだろう、話にならねえな」
「将軍、どういたしますか?」
淡い金髪の髪を掻きながら業火に包まれた街を見つめる彼に対して、一人の女性が話しかけた。
見た目の年齢は20より少し下位だろうか。長い栗色の髪は後ろに束ねて留めてあり、右目には水晶の方眼鏡を装着。その奥に光る茶色い瞳と固く引き締まった美貌からは、いかにもお堅い切れ者といった印象を受ける。
紫色の軍用コートに白の軍服。下はコートと同じ紫の、動きやすいミニのスカートを履いている。コートの両肩には金のフレンジがあしらわれ、襟と胸元の階級章は、ハーノノナート公国公爵家血族であり、同時に将軍職である事を表していた。
パナーリア・アル・ハーノノナート。公国血族の人間であり、同時にユベントと同じ将軍だ。
ユベントは本来の公爵家の人間に“公爵閣下”と呼ばれることを嫌ったため、自分の事は将軍と呼ばせていた。それは同時に、政治には関わらないという意思表明でもあった。
一方で、パナーリアは将軍としては二流だが、政治家としては一流であった。この二人が夫婦にでもなればと周囲は考えていたが、実際はそう簡単な話ではない。
ユベントは今年で197歳。死別した3人の妻との間に9人の子をもうけ、直系子孫は47人になる。またパナーリアは305歳。先立たれた8人の夫との間に13人の子をもうけており、直系子孫は97人。互いに、自分の子や孫、ひ孫達ら子孫の為にも、自分達の子供はこれ以上増やしたくない立場であった。
「どうもこうも無いな。俺達じゃ、あの数相手に手は出せない。お前には策があるのか?」
「いいえ、ありません。私は人馬騎兵を見るのは初めてですが、それほど厄介なのですか?」
現在のユベント軍の装甲騎兵は四千騎。本国の防衛隊まで全てかき集めての数であり、魔族領での損失は全く埋まっていない。
それでも、歩兵を相手にするだけなら十分だ。浮遊しながら高速で移動し、しかも全面重装甲の機動兵器。例え何十万人の兵がいようと、恐れる要素は飛甲騎兵くらいなものだった。
だが人馬騎兵はこれより早く、また強さも圧倒的だ。装甲騎兵の射出槍では当たり所が良くない限りは倒せないし、ボウガンなどかすり傷も付けられない。
一方で、あちらの兵装は一撃で装甲騎兵を破壊できる。倒せる可能性がある分”蟹”よりマシだが、そもそもの数が違う。受ける被害は同等と予想されるだろう。
「厄介なんてレベルの相手じゃないな。一応、外に出て来れば戦いようはある。だがそれも、損失を無視すればの話だ。市街戦では、どうあがいたって歯が立たんよ」
「ユベント将軍でもそうなのですか……それでは、出るのを待つしかありませんね。ですが……」
パナーリアが言葉を止めるのは珍しかった。彼女は、常に全ての事は考えてから話すタイプであった。結果として時に無口にはなるが、口ごもることはめったに無い。
「ですが、どうした?」
「いえ、彼らの保有する人馬騎兵です。報告によれば、各戦線合わせて60騎を超える数が確認されています。一体いつ、どのようにして揃えたのでしょう?」
「そうだな……」
幸い当面の戦闘は無い。ユベントは熟考し、状況を精査する。
おそらく――、
ティランド連合王国外周に位置する国、バラント王国首都ヨンネル。
外周およそ63キロメートルを、高さ15メートルの金属製の防壁が囲む。
世界でも名の知られた城塞都市であり、その威容は巨大な要塞の様だ。
都市中央には高さ200メートルを超す螺旋状の王城が聳え立っており、その白い輝きは国家のシンボルとして国民に親しまれていた。
深夜、その尖塔の先から白いドレスの少女が飛び降りる。バラント血族、その最後の一人……。
夜の街は炎に包まれ、その中を漆黒に塗装され、幾何学的な水色のラインを施された鋼鉄のケンタウロスが行軍し、蹂躙する。ジェルケンブール王国の人馬騎兵隊だ。
この国は、元々政治的な混乱の中にあった。
本来の王位資格者であるケスターマン・バラントが魔属領への遠征中に、国内に残ったシェルズアニー・バラントが王位を継承してしまったのだ。
その為国内は双方の派閥に分かれて対立。ケスターマンが戦死しカルタ―が本国に戻った事で少しは落ち着いたが、一度分裂した国家の軋轢はそう簡単に修復できるものでは無い。
だが一方で、防備は完璧であった。
首都同様の城塞都市を4つ配し、その連携により他国の侵略を打ち破る。その為に歴史とも言える程の長い時間をかけ、土魔法で根本的な国土の地形すら変えた。
更にこの国は重甲鎧の運用に長けており、防衛戦においてはティランド連合王国でも上位に位置する国家だ。
もしあの日、相和義輝が奇襲という選択をしなければ、いきなり200以上の重甲鎧に追い返され全ての歴史は変わっていただろう。
だがそれでもやはり、その用兵は人間を相手にする事を前提に考えられてきた。
碧色の祝福に守られし栄光暦218年3月13日。
ジェルケンブール王国先鋒隊が140万人の正規兵と200万人の民兵。それに30騎の人馬騎兵がバラント王国の国境を越えた。
その圧倒的な進軍を止める術は無く、国境沿いの街、そして2つの城塞都市はその日の内に陥落した。
そして2日後、3つ目の城塞都市が陥落する頃になって、ようやくバラント王国は防衛の支度を整え始める。
どの城塞都市も、本来なら数十倍の数を相手にしても1か月以上は耐えられる計算だ。政治の対立による遅れがあったとはいえ、バラント王国の動きは決して遅くは無い。だが人馬騎兵が相手では遅すぎた。
218年3月15日、何一つ戦う支度が整わないまま王都は戦場になった。
それでも9日間、人馬騎兵の猛攻を耐えた事は称賛に価する。王都守備軍であるバラント重甲鎧500人、そして正規兵20万。そして急ぎ搔き集められた数十万の民兵隊。あらん限りの知恵と力と勇気を振り絞り、絶望的な戦力を相手に奮戦した。
だが結局、それだけであった。
城門が破られると同時に、黒き殺戮者達は都市内部へと突入した。
バリケードを破壊し、金属ドームの建物に大穴を開け、そこへジェルケンブール王国の兵士が雪崩れ込む。
それはもう、戦闘と呼べるような状態では無かった。
国王であるシェルズアニー・バラントは王宮で最後の抵抗を試みるが、圧倒的な数のジェルケンブール兵を相手に討ち死に。残った者達も、戦死か自害により果てた。
◇ ◇ ◇
闇の中、赤々と燃え上がる炎と立ち昇る煙。一つの国が亡びるさまを、援軍として到着した”死神の列を率いる者”ユベント・ニッツ・カイアン・レトー公爵は装甲騎兵の指令塔から眺めていた。
「陥ちるのが早すぎだろう、話にならねえな」
「将軍、どういたしますか?」
淡い金髪の髪を掻きながら業火に包まれた街を見つめる彼に対して、一人の女性が話しかけた。
見た目の年齢は20より少し下位だろうか。長い栗色の髪は後ろに束ねて留めてあり、右目には水晶の方眼鏡を装着。その奥に光る茶色い瞳と固く引き締まった美貌からは、いかにもお堅い切れ者といった印象を受ける。
紫色の軍用コートに白の軍服。下はコートと同じ紫の、動きやすいミニのスカートを履いている。コートの両肩には金のフレンジがあしらわれ、襟と胸元の階級章は、ハーノノナート公国公爵家血族であり、同時に将軍職である事を表していた。
パナーリア・アル・ハーノノナート。公国血族の人間であり、同時にユベントと同じ将軍だ。
ユベントは本来の公爵家の人間に“公爵閣下”と呼ばれることを嫌ったため、自分の事は将軍と呼ばせていた。それは同時に、政治には関わらないという意思表明でもあった。
一方で、パナーリアは将軍としては二流だが、政治家としては一流であった。この二人が夫婦にでもなればと周囲は考えていたが、実際はそう簡単な話ではない。
ユベントは今年で197歳。死別した3人の妻との間に9人の子をもうけ、直系子孫は47人になる。またパナーリアは305歳。先立たれた8人の夫との間に13人の子をもうけており、直系子孫は97人。互いに、自分の子や孫、ひ孫達ら子孫の為にも、自分達の子供はこれ以上増やしたくない立場であった。
「どうもこうも無いな。俺達じゃ、あの数相手に手は出せない。お前には策があるのか?」
「いいえ、ありません。私は人馬騎兵を見るのは初めてですが、それほど厄介なのですか?」
現在のユベント軍の装甲騎兵は四千騎。本国の防衛隊まで全てかき集めての数であり、魔族領での損失は全く埋まっていない。
それでも、歩兵を相手にするだけなら十分だ。浮遊しながら高速で移動し、しかも全面重装甲の機動兵器。例え何十万人の兵がいようと、恐れる要素は飛甲騎兵くらいなものだった。
だが人馬騎兵はこれより早く、また強さも圧倒的だ。装甲騎兵の射出槍では当たり所が良くない限りは倒せないし、ボウガンなどかすり傷も付けられない。
一方で、あちらの兵装は一撃で装甲騎兵を破壊できる。倒せる可能性がある分”蟹”よりマシだが、そもそもの数が違う。受ける被害は同等と予想されるだろう。
「厄介なんてレベルの相手じゃないな。一応、外に出て来れば戦いようはある。だがそれも、損失を無視すればの話だ。市街戦では、どうあがいたって歯が立たんよ」
「ユベント将軍でもそうなのですか……それでは、出るのを待つしかありませんね。ですが……」
パナーリアが言葉を止めるのは珍しかった。彼女は、常に全ての事は考えてから話すタイプであった。結果として時に無口にはなるが、口ごもることはめったに無い。
「ですが、どうした?」
「いえ、彼らの保有する人馬騎兵です。報告によれば、各戦線合わせて60騎を超える数が確認されています。一体いつ、どのようにして揃えたのでしょう?」
「そうだな……」
幸い当面の戦闘は無い。ユベントは熟考し、状況を精査する。
おそらく――、
0
お気に入りに追加
57
あなたにおすすめの小説
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします
*
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃんでした。
実際に逢ってみたら、え、おじいちゃん……!?
しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが吃驚して憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です!
めちゃくちゃかっこいー伴侶がいますので!
おじいちゃんと孫じゃないよ!
もふもふ相棒と異世界で新生活!! 神の愛し子? そんなことは知りません!!
ありぽん
ファンタジー
[第3回次世代ファンタジーカップエントリー]
特別賞受賞 書籍化決定!!
応援くださった皆様、ありがとうございます!!
望月奏(中学1年生)は、ある日車に撥ねられそうになっていた子犬を庇い、命を落としてしまう。
そして気づけば奏の前には白く輝く玉がふわふわと浮いていて。光り輝く玉は何と神様。
神様によれば、今回奏が死んだのは、神様のせいだったらしく。
そこで奏は神様のお詫びとして、新しい世界で生きることに。
これは自分では規格外ではないと思っている奏が、規格外の力でもふもふ相棒と、
たくさんのもふもふ達と楽しく幸せに暮らす物語。
子爵家の長男ですが魔法適性が皆無だったので孤児院に預けられました。変化魔法があれば魔法適性なんて無くても無問題!
八神
ファンタジー
主人公『リデック・ゼルハイト』は子爵家の長男として産まれたが、検査によって『魔法適性が一切無い』と判明したため父親である当主の判断で孤児院に預けられた。
『魔法適性』とは読んで字のごとく魔法を扱う適性である。
魔力を持つ人間には差はあれど基本的にみんな生まれつき様々な属性の魔法適性が備わっている。
しかし例外というのはどの世界にも存在し、魔力を持つ人間の中にもごく稀に魔法適性が全くない状態で産まれてくる人も…
そんな主人公、リデックが5歳になったある日…ふと前世の記憶を思い出し、魔法適性に関係の無い変化魔法に目をつける。
しかしその魔法は『魔物に変身する』というもので人々からはあまり好意的に思われていない魔法だった。
…はたして主人公の運命やいかに…
(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅
あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり?
異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました!
完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる