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【 大火 】
女帝vsククルスト
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人馬騎兵が急斜面を登り、その巨大な長柄戦斧で射出槍の発射台を破壊する。その周辺を少し離れて、正規兵や民兵も山をよじ登っている。
ハルタール帝国軍も弓矢で防戦するが、ゼビアの勢い――特に人馬騎兵を止める術が無い。
だが突如として、人馬騎兵の一体、それの顔、首、手足の関節部分から、紅蓮の炎が噴き出すと、離れていた兵士達を巻き込むほどの大火球となって炸裂する。
体高12メートルの人馬騎兵が、10倍にも膨れ上がったかのような炎の塊。
爆風は兵士達を山の斜面から引きはがし、轟音は戦場全体に響くほど。そして、飛び散った破片や炎は、まるで燃え盛る流星雨の様に戦場に降り注ぐ。
その燃え上がる大地の中心に、オスピア女帝が立っている。周囲の大気は渦巻き、その姿は蜃気楼のように揺らめいていた。
静まり返るゼビア兵に対し、一斉に沸くハルタール兵。だがどちらも、彼女には近づけない。一方は恐怖で、もう一方は巻き込まれることを恐れたからだ。
そんな中、オスピアは優雅な歩みで山を下る。真っ直ぐに、ゼビア王の本陣を目指して。
「射掛けよ!」
だがゼビア兵もいつまでも動けないわけでは無い。すぐに体制を整えると、弓兵隊が一斉に矢の雨を降らせる。それは光を遮り、辺りを暗くするほどの密度と量。矢が風を切る音は唸りとなって、大気すら震わせる。
だが、それは渦巻く大気に触れると、まるで藁屑のように燃えて飛ばされて行く。
遅れて装甲騎兵隊が到着し、強力な射出槍を射掛けんとする。
――が、それは射程内に入る前、人馬騎兵がそうであったように紅蓮の炎を吹き上げると、周辺の装甲騎兵を巻き込み火球となって弾け飛んだ。
再びの爆風を受け、131センチの小さな体が宙を舞う。気流に巻かれるように山の下まで落ちるが、落下寸前でふわりと止まり、静かに着地する。
下はゼビア兵で埋め尽くされている。すぐに周辺の兵士達が群がるが――
「ぎゃああぁぁ!」
「ぐああああぁぁぁ!」
一斉に悲鳴が上がる。彼女の周囲を渦巻く灼熱の大気、その高温は飛来する矢さえ焼き落すもの。人が近づける物ではないのだ。
そして、彼女の体に光る銀の鎖が浮かび上がると同時に、無情にも兵士達の中に生まれる三度目の大火球。轟音と共に吹き荒れた爆風は、荒れた平野を走りながら兵士達を焼き、薙ぎ倒す。
爆風が消え去った後、戦場は静寂に包まれた。
敵はおろか、味方の歓声すら聞こえない。まるで世界が凍り付いたかのようだ。
そこに、オスピアの静かな声が響き渡る。
「「どうした、まだ始まったばかりであるぞ。この程度で臆した訳ではあるまい。お主等は魔王を倒すのであろう? そう考え生きて来たのだろう? 空を見よ、あの雲が魔王の魔力ぞ。何処からでも見える、世界全てを覆う魔力。わらわなぞ遠く及ばぬ、神にも匹敵する力。そんな存在を相手に戦うつもりだったのであろう」」
相和義輝が聞いていたら赤面しながら『ごめんなさい』するような物言いだが、彼女としては誇張しているわけでは無い。単に、彼女の知る魔王とは、そのような存在であったと言うだけの事だ。
そして言い終わるな否や、更に左右に展開中の部隊からも爆炎が上がる。吹き付ける爆風が互いにぶつかり、オスピアを中心線とするように幾つもの竜巻が巻き起こる。
その中心に、“無眼の隻腕”ククルスト・ゼビアが立つ。
「ヌグアァァァァ! オスピアァァァァァァァァ!」
五角形に五本爪の紋章が施さされた黄色く塗装された胸甲。そして右一本だけの腕には手甲。鎧はそれだけで、他は豪華なマントと軽素な軍服だけ。手には一本の杖を持ち、まるで理性の無い凶戦士の様に、一直線に女帝に迫る。
だが近づくことは出来無い。彼女を覆う灼熱の大気、それは生身で越え得るものでは無い。渦巻くそれに突入したククルストのマントが炎に包まれる。ただの自殺、無謀な特攻……誰もがそう思った――だが、
オスピアを中心に炎の柱が吹き上がり、彼女を覆っていた熱風の渦が吹き飛ばされた。
そこへ、杖を握りしめたままのゼビアの剛腕が炸裂する。
「その魔法は知らぬと思うたが、新しく覚えたか……重畳よの」
その剛腕を、ククルストの親指ほどしかない腕が軽々と受け止めていた。
「貴様をぉ! 倒すためだぁ!」
その姿勢のまま、ククルストは更に自らを巻き込み炎の柱を吹き上げる。天空をも焦がすかのように高々と上がる炎。互いがその中でじりじりと焼けていく。しかしその中で、オスピアは微笑みを浮かべていた……本当に、楽しそうに。
(狂戦士でありながらも、自我を保てるまでに成長したか……人とは、良いものだの)
その瞬間、6度目の火球が炸裂する。それは睨み合う互いの中心。飛び散る炎の中には、双方の姿があった。
ククルストは流星のように燃えながら五百メートルは吹き飛び、勢いで跳ねながらゴロゴロと転がって行く。
一方でオスピアは、再び灼熱の大気を纏いふわりと降り立つ。
「耐える事にかけては、お主よりも上と思うておる。さて、もう終わりか?」
真っ白かったドレスはあちこちが焼け落ちており、長かったスカート部分は腰から下が完全に千切れ飛んでいる。ティアラもどこかへ吹き飛んでしまっていたが、美しく艶やかな髪には焦げ目一つ付いていない。
一方のククルストの体は全身火傷で真っ赤に晴れ上がり、杖は粉々に砕けている。だが倒れたままの顔には凶悪な笑みが浮かんでいた。
「私もそれなりには自信がありましてね。ククク……それに、勝ち誇るのは早くはありませんか?」
言うなり、オスピアの足元に真っ黒な奈落が出現する。それは急速に周囲の小石や空気を吸い込み、彼女の周囲に張られた灼熱の大気もまた飲み込まれ消える。
立っている彼女が飲み込まれる様子はない。だがハイヒールは両方とも、そしてニーソックスも見えない何かが引っ張っているようにずるずると落ちて行く。
「これはまた……パンツまで持って行くつもりかの?」
本来は人間ごと奈落へと落とす必殺の魔法だ。だが女帝の体には効かなかった。しかしその衣服には効果を発揮している。別に下着など脱がされようが気にはしないが、彼の最後の業績に“女帝のパンツを脱がした”が追加されるのは、いささか気の毒に思う。
「いいえ、動けなくすれば十分ですよ」
ククルストの焼けた巨体がゆっくりと立ち上がる。そして再び全力でオスピアの元へと駆ける。
その背後から疾走してくる1騎の装甲騎兵。国王専用騎だ。
「陛下ぁー!」
「ぬあぁぁ!」
右手でそのタラップを掴むと、一人と一騎は一つとなって女帝へと特攻を仕掛ける。
「オースーーピーーーアァァァーーーーー!」
タラップを掴む腕に光の鎖が走る。同時にオスピアの体にもまた、呪文の詠唱を示す光る鎖が浮かぶ。
僅かにククルストの炎の柱が早く吹き上がった。それは天から闇へと吸い込まれる様に流れ、中心の女帝を焼き続ける
一方、僅かに遅れて炸裂した火球により装甲騎兵は内部から爆裂する。だがその炎も、また残骸も、黒い穴へ吸い込まれるようにオスピアへと襲来した。
ハルタール帝国軍も弓矢で防戦するが、ゼビアの勢い――特に人馬騎兵を止める術が無い。
だが突如として、人馬騎兵の一体、それの顔、首、手足の関節部分から、紅蓮の炎が噴き出すと、離れていた兵士達を巻き込むほどの大火球となって炸裂する。
体高12メートルの人馬騎兵が、10倍にも膨れ上がったかのような炎の塊。
爆風は兵士達を山の斜面から引きはがし、轟音は戦場全体に響くほど。そして、飛び散った破片や炎は、まるで燃え盛る流星雨の様に戦場に降り注ぐ。
その燃え上がる大地の中心に、オスピア女帝が立っている。周囲の大気は渦巻き、その姿は蜃気楼のように揺らめいていた。
静まり返るゼビア兵に対し、一斉に沸くハルタール兵。だがどちらも、彼女には近づけない。一方は恐怖で、もう一方は巻き込まれることを恐れたからだ。
そんな中、オスピアは優雅な歩みで山を下る。真っ直ぐに、ゼビア王の本陣を目指して。
「射掛けよ!」
だがゼビア兵もいつまでも動けないわけでは無い。すぐに体制を整えると、弓兵隊が一斉に矢の雨を降らせる。それは光を遮り、辺りを暗くするほどの密度と量。矢が風を切る音は唸りとなって、大気すら震わせる。
だが、それは渦巻く大気に触れると、まるで藁屑のように燃えて飛ばされて行く。
遅れて装甲騎兵隊が到着し、強力な射出槍を射掛けんとする。
――が、それは射程内に入る前、人馬騎兵がそうであったように紅蓮の炎を吹き上げると、周辺の装甲騎兵を巻き込み火球となって弾け飛んだ。
再びの爆風を受け、131センチの小さな体が宙を舞う。気流に巻かれるように山の下まで落ちるが、落下寸前でふわりと止まり、静かに着地する。
下はゼビア兵で埋め尽くされている。すぐに周辺の兵士達が群がるが――
「ぎゃああぁぁ!」
「ぐああああぁぁぁ!」
一斉に悲鳴が上がる。彼女の周囲を渦巻く灼熱の大気、その高温は飛来する矢さえ焼き落すもの。人が近づける物ではないのだ。
そして、彼女の体に光る銀の鎖が浮かび上がると同時に、無情にも兵士達の中に生まれる三度目の大火球。轟音と共に吹き荒れた爆風は、荒れた平野を走りながら兵士達を焼き、薙ぎ倒す。
爆風が消え去った後、戦場は静寂に包まれた。
敵はおろか、味方の歓声すら聞こえない。まるで世界が凍り付いたかのようだ。
そこに、オスピアの静かな声が響き渡る。
「「どうした、まだ始まったばかりであるぞ。この程度で臆した訳ではあるまい。お主等は魔王を倒すのであろう? そう考え生きて来たのだろう? 空を見よ、あの雲が魔王の魔力ぞ。何処からでも見える、世界全てを覆う魔力。わらわなぞ遠く及ばぬ、神にも匹敵する力。そんな存在を相手に戦うつもりだったのであろう」」
相和義輝が聞いていたら赤面しながら『ごめんなさい』するような物言いだが、彼女としては誇張しているわけでは無い。単に、彼女の知る魔王とは、そのような存在であったと言うだけの事だ。
そして言い終わるな否や、更に左右に展開中の部隊からも爆炎が上がる。吹き付ける爆風が互いにぶつかり、オスピアを中心線とするように幾つもの竜巻が巻き起こる。
その中心に、“無眼の隻腕”ククルスト・ゼビアが立つ。
「ヌグアァァァァ! オスピアァァァァァァァァ!」
五角形に五本爪の紋章が施さされた黄色く塗装された胸甲。そして右一本だけの腕には手甲。鎧はそれだけで、他は豪華なマントと軽素な軍服だけ。手には一本の杖を持ち、まるで理性の無い凶戦士の様に、一直線に女帝に迫る。
だが近づくことは出来無い。彼女を覆う灼熱の大気、それは生身で越え得るものでは無い。渦巻くそれに突入したククルストのマントが炎に包まれる。ただの自殺、無謀な特攻……誰もがそう思った――だが、
オスピアを中心に炎の柱が吹き上がり、彼女を覆っていた熱風の渦が吹き飛ばされた。
そこへ、杖を握りしめたままのゼビアの剛腕が炸裂する。
「その魔法は知らぬと思うたが、新しく覚えたか……重畳よの」
その剛腕を、ククルストの親指ほどしかない腕が軽々と受け止めていた。
「貴様をぉ! 倒すためだぁ!」
その姿勢のまま、ククルストは更に自らを巻き込み炎の柱を吹き上げる。天空をも焦がすかのように高々と上がる炎。互いがその中でじりじりと焼けていく。しかしその中で、オスピアは微笑みを浮かべていた……本当に、楽しそうに。
(狂戦士でありながらも、自我を保てるまでに成長したか……人とは、良いものだの)
その瞬間、6度目の火球が炸裂する。それは睨み合う互いの中心。飛び散る炎の中には、双方の姿があった。
ククルストは流星のように燃えながら五百メートルは吹き飛び、勢いで跳ねながらゴロゴロと転がって行く。
一方でオスピアは、再び灼熱の大気を纏いふわりと降り立つ。
「耐える事にかけては、お主よりも上と思うておる。さて、もう終わりか?」
真っ白かったドレスはあちこちが焼け落ちており、長かったスカート部分は腰から下が完全に千切れ飛んでいる。ティアラもどこかへ吹き飛んでしまっていたが、美しく艶やかな髪には焦げ目一つ付いていない。
一方のククルストの体は全身火傷で真っ赤に晴れ上がり、杖は粉々に砕けている。だが倒れたままの顔には凶悪な笑みが浮かんでいた。
「私もそれなりには自信がありましてね。ククク……それに、勝ち誇るのは早くはありませんか?」
言うなり、オスピアの足元に真っ黒な奈落が出現する。それは急速に周囲の小石や空気を吸い込み、彼女の周囲に張られた灼熱の大気もまた飲み込まれ消える。
立っている彼女が飲み込まれる様子はない。だがハイヒールは両方とも、そしてニーソックスも見えない何かが引っ張っているようにずるずると落ちて行く。
「これはまた……パンツまで持って行くつもりかの?」
本来は人間ごと奈落へと落とす必殺の魔法だ。だが女帝の体には効かなかった。しかしその衣服には効果を発揮している。別に下着など脱がされようが気にはしないが、彼の最後の業績に“女帝のパンツを脱がした”が追加されるのは、いささか気の毒に思う。
「いいえ、動けなくすれば十分ですよ」
ククルストの焼けた巨体がゆっくりと立ち上がる。そして再び全力でオスピアの元へと駆ける。
その背後から疾走してくる1騎の装甲騎兵。国王専用騎だ。
「陛下ぁー!」
「ぬあぁぁ!」
右手でそのタラップを掴むと、一人と一騎は一つとなって女帝へと特攻を仕掛ける。
「オースーーピーーーアァァァーーーーー!」
タラップを掴む腕に光の鎖が走る。同時にオスピアの体にもまた、呪文の詠唱を示す光る鎖が浮かぶ。
僅かにククルストの炎の柱が早く吹き上がった。それは天から闇へと吸い込まれる様に流れ、中心の女帝を焼き続ける
一方、僅かに遅れて炸裂した火球により装甲騎兵は内部から爆裂する。だがその炎も、また残骸も、黒い穴へ吸い込まれるようにオスピアへと襲来した。
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