125 / 390
【 大火 】
それぞれの準備 後編
しおりを挟む
皇帝陛下への謁見の間だと言うのに何という態度か!
皇帝の左右に控える男、それに2名の衛兵が一斉に彼を睨めつける。
だが、その瞳に映る感情は無礼への怒りだけではない。異質の者、異常な者を見る目。憎悪と侮蔑に満ちた悪意の視線。だが、わずかに恐怖の感情も混じる。この国で、この男はそう評価されている人間だった。
だが、見られている当人は全く意に介さない。そんな事は慣れている、そう言いたげだ。
「例のモノはいつ仕上がる」
ザビエフ皇帝は静かに見下ろしながら訪ねる。
「いつ? いつでも、今すぐにでも! 陛下の覚悟さえあれば、今この瞬間にも飛び立ちましょう! 今更そんな事で呼び出したのですか?」
「貴様! 誰に対して物を申しているか分かっているのか!」
ヘッケリオの吐き捨てるような言葉に対し、左に控えていた男――ハイウェン国防将軍の怒声が響く。
246センチの長身は、ここにいる人間の中では最も高い。黒い肌に短く刈りあげた黒い髪、それに漆黒の瞳。体にぴったりと合わせた壮麗な軍服と、白、緑、青、黄の4つの三角を四角に纏めた図柄――ムーオス自由帝国の国旗をあしらったマントを身に纏っている。
「誰に? 皇帝陛下にで御座いましょう。貴方ではありません」
「よさぬかぁー!」
そんな両者のやり取りをザビエフ皇帝が一喝する。
ハイウェン国防将軍は恐縮し静かに一礼すると一歩引く。だがヘッケリオには変わりなしだ。
「それで、何人必要だ?」
両手を顔の前で組み、下を向きながら訪ねる。顔を見たくない……まるでそんな感情を表しているかのようだ。
「それはその専門家が考えることでしょう。一応、30万人程度だと試算されていますね」
謁見の間に沈黙が訪れる。誰も彼の言に応えない。
その様子に感情を害したのか、今まで冷静にふてぶてしい態度をとっていたヘッケリオの感情が顕わになった。
「たった30万ですよ、たったの! あの蟻ごときに1千万人殺されて、まだ30万程度を惜しむのですか? それとも金の問題ですか?」
ブチッと――何かが切れる音が聞こえるような幻聴と共に、ハイウェン国防将軍の怒声が謁見室に響き渡る。
「もう許せん! 衛兵、この狂犬をつまみ出せ!」
こうして不埒者――と言っても呼んだのは皇帝自身だが――が追い出されると、ようやく謁見の間には平穏が訪れた。
「コルキエント」
「ハッ!」
皇帝は静かに宰相の名を呼ぶと、右に控えていた男が一歩前に出る。
身長207センチ。黒い肌に、ツインテールにした艶やかな髪。切れ長の目に淡い赤色の瞳。それは赤い白目もあって、遠目には瞳が無いように見える。
僅かに模様が違うがハイウェン国防将軍とよく似た壮麗な衣装を纏い、同じマントを羽織っている。
「3年間もたせよ」
「畏まりました」
宰相のコルキエントは深々と礼をしながら短く答える。
「ハイウェン、あちらは予定通りだろうな?」
「はい、予定取り3ヶ月後に完成いたします。ただ完全を期するのなら2年は訓練を行いたいところであります」
「そこまで待っては、我が帝国はもたぬよ……」
これから夜まで、謁見の間は予約でいっぱいだ。全てが所属各国からの大使たち。皆、祖国の窮状を訴えに来ているのだ。ヘッケリオがこの時間に呼ばれたのも、他に開けられる時間が無いからだった。
ザビエフ皇帝は深く溜息をつくと、次の者を入れるよう衛兵に指示した。
◇ ◇ ◇
「そうか、引退するか」
ハルタール帝国ケルベムレンの街。石垣で囲まれた商業都市で、オスピア帝は一人の男と面会していた。
貴賓用の豪勢な部屋には、贅をつくした机や椅子、ベッドなどの家具やカーペットが敷かれ、窓にはレースの優雅なカーテンが風で揺れている。
だがオスピアは丈の長いTシャツに毛糸のジャンパースカートという、庶民に混じっても何の違和感も無い格好をして、床に胡坐をかいて座っている。
身長より長い淡い金色の髪は、踏まないようにするためだろうか、椅子の上に纏めて置いてあった。
そして目の前にいる男は、何もかもが彼女と対照的だ。
身長131センチのオスピアに対し、220センチの巨漢。大人と子供どころの比ではない。
丸いほっぺの童顔に対し、男は精悍な獅子の顔立ち。髪は同じ金髪だが、こちらは角刈りと言って良い程まで短く刈り揃えられていた。
そしてラフな格好で無造作に座る彼女に対し、こちらは白を基調とした立派な礼服を纏い、彼女の前で平伏している。
ユーディザード王国“歩く城塞”マリクカンドルフ・ファン・カルクーツ元国王は、主であるオスピア帝に退位の挨拶に来ていたのであった。
「ハッ、此度の失策を受け、自ら判断いたしました。今後は本来のユーディザード血族から新しい王が選ばれましょう。通例ならば希望塚へ行くのが筋というものでございますが、あの戦いで我らの血族の多くが失われました。今暫くは、血族の今後を見守りたいと存じます」
リアンヌの丘に参加していたファン・カルクーツ血族は422名。その内、 マリクカンドルフただ一人を除いた421名は戦死していた。
前代未聞の失態にして恥辱。それでも生きることを決めたのは、それよりも大切な用があったからだ。
「それで皇帝陛下、私めにいかなるご用命であらせられますでしょうか?」
「慣れぬ言い回しは良い。まるで出来ておらぬぞ。やはり宮廷作法は身につかなんだか」
見た目ではオスピアの変化は解らない。だがそれなりに付き合いの長いマリクカンドルフは、彼女が少し楽しそうなのを肌で感じ取っていた。
「用というのは簡単だの。この街を守ってもらいたい。実のところ、既に話は付けてあっての。今後ファン・カルクーツ血族はハルタール帝国所属とする」
「守る……ですか?」
精悍な獅子の顔と、生気溢れるオレンジの瞳に困惑の色が覗く。
ここはハルタール帝国内陸部であり、周囲全域は味方領で固められている。
一番近い魔族領との境界はノヴェスコーンの門までの500キロ程。ここから南に200キロ先には所属国のラッフルシルド王国。
さらに先には小国家群があり、その西は壁の内側にある魔族領周辺国、東はティランド連合王国。
地形的に考えれば、何かが攻めて来る場所では無い。
もし魔族がここまで攻めてくるのであれば、既に人類は絶望的な状況に追いやれられている事だろう。
また街自体も、規模はそれなりに大きな商業都市といった程度であり、特別何かの中心や重要拠点という訳でも無い。
左遷……そう言った考えも浮かぶが、わざわざ血族一つを引き抜いてこんな場所を守らせる意味が果たしてあるのだろうか?
「ここは要地である。よろしく頼むぞ」
だが敬愛するオスピア帝の命とあらば、断る理由が無い。だが敵前逃亡者である自分に将兵達はついて来るのだろうか? それだけが唯一の心配であった。
皇帝の左右に控える男、それに2名の衛兵が一斉に彼を睨めつける。
だが、その瞳に映る感情は無礼への怒りだけではない。異質の者、異常な者を見る目。憎悪と侮蔑に満ちた悪意の視線。だが、わずかに恐怖の感情も混じる。この国で、この男はそう評価されている人間だった。
だが、見られている当人は全く意に介さない。そんな事は慣れている、そう言いたげだ。
「例のモノはいつ仕上がる」
ザビエフ皇帝は静かに見下ろしながら訪ねる。
「いつ? いつでも、今すぐにでも! 陛下の覚悟さえあれば、今この瞬間にも飛び立ちましょう! 今更そんな事で呼び出したのですか?」
「貴様! 誰に対して物を申しているか分かっているのか!」
ヘッケリオの吐き捨てるような言葉に対し、左に控えていた男――ハイウェン国防将軍の怒声が響く。
246センチの長身は、ここにいる人間の中では最も高い。黒い肌に短く刈りあげた黒い髪、それに漆黒の瞳。体にぴったりと合わせた壮麗な軍服と、白、緑、青、黄の4つの三角を四角に纏めた図柄――ムーオス自由帝国の国旗をあしらったマントを身に纏っている。
「誰に? 皇帝陛下にで御座いましょう。貴方ではありません」
「よさぬかぁー!」
そんな両者のやり取りをザビエフ皇帝が一喝する。
ハイウェン国防将軍は恐縮し静かに一礼すると一歩引く。だがヘッケリオには変わりなしだ。
「それで、何人必要だ?」
両手を顔の前で組み、下を向きながら訪ねる。顔を見たくない……まるでそんな感情を表しているかのようだ。
「それはその専門家が考えることでしょう。一応、30万人程度だと試算されていますね」
謁見の間に沈黙が訪れる。誰も彼の言に応えない。
その様子に感情を害したのか、今まで冷静にふてぶてしい態度をとっていたヘッケリオの感情が顕わになった。
「たった30万ですよ、たったの! あの蟻ごときに1千万人殺されて、まだ30万程度を惜しむのですか? それとも金の問題ですか?」
ブチッと――何かが切れる音が聞こえるような幻聴と共に、ハイウェン国防将軍の怒声が謁見室に響き渡る。
「もう許せん! 衛兵、この狂犬をつまみ出せ!」
こうして不埒者――と言っても呼んだのは皇帝自身だが――が追い出されると、ようやく謁見の間には平穏が訪れた。
「コルキエント」
「ハッ!」
皇帝は静かに宰相の名を呼ぶと、右に控えていた男が一歩前に出る。
身長207センチ。黒い肌に、ツインテールにした艶やかな髪。切れ長の目に淡い赤色の瞳。それは赤い白目もあって、遠目には瞳が無いように見える。
僅かに模様が違うがハイウェン国防将軍とよく似た壮麗な衣装を纏い、同じマントを羽織っている。
「3年間もたせよ」
「畏まりました」
宰相のコルキエントは深々と礼をしながら短く答える。
「ハイウェン、あちらは予定通りだろうな?」
「はい、予定取り3ヶ月後に完成いたします。ただ完全を期するのなら2年は訓練を行いたいところであります」
「そこまで待っては、我が帝国はもたぬよ……」
これから夜まで、謁見の間は予約でいっぱいだ。全てが所属各国からの大使たち。皆、祖国の窮状を訴えに来ているのだ。ヘッケリオがこの時間に呼ばれたのも、他に開けられる時間が無いからだった。
ザビエフ皇帝は深く溜息をつくと、次の者を入れるよう衛兵に指示した。
◇ ◇ ◇
「そうか、引退するか」
ハルタール帝国ケルベムレンの街。石垣で囲まれた商業都市で、オスピア帝は一人の男と面会していた。
貴賓用の豪勢な部屋には、贅をつくした机や椅子、ベッドなどの家具やカーペットが敷かれ、窓にはレースの優雅なカーテンが風で揺れている。
だがオスピアは丈の長いTシャツに毛糸のジャンパースカートという、庶民に混じっても何の違和感も無い格好をして、床に胡坐をかいて座っている。
身長より長い淡い金色の髪は、踏まないようにするためだろうか、椅子の上に纏めて置いてあった。
そして目の前にいる男は、何もかもが彼女と対照的だ。
身長131センチのオスピアに対し、220センチの巨漢。大人と子供どころの比ではない。
丸いほっぺの童顔に対し、男は精悍な獅子の顔立ち。髪は同じ金髪だが、こちらは角刈りと言って良い程まで短く刈り揃えられていた。
そしてラフな格好で無造作に座る彼女に対し、こちらは白を基調とした立派な礼服を纏い、彼女の前で平伏している。
ユーディザード王国“歩く城塞”マリクカンドルフ・ファン・カルクーツ元国王は、主であるオスピア帝に退位の挨拶に来ていたのであった。
「ハッ、此度の失策を受け、自ら判断いたしました。今後は本来のユーディザード血族から新しい王が選ばれましょう。通例ならば希望塚へ行くのが筋というものでございますが、あの戦いで我らの血族の多くが失われました。今暫くは、血族の今後を見守りたいと存じます」
リアンヌの丘に参加していたファン・カルクーツ血族は422名。その内、 マリクカンドルフただ一人を除いた421名は戦死していた。
前代未聞の失態にして恥辱。それでも生きることを決めたのは、それよりも大切な用があったからだ。
「それで皇帝陛下、私めにいかなるご用命であらせられますでしょうか?」
「慣れぬ言い回しは良い。まるで出来ておらぬぞ。やはり宮廷作法は身につかなんだか」
見た目ではオスピアの変化は解らない。だがそれなりに付き合いの長いマリクカンドルフは、彼女が少し楽しそうなのを肌で感じ取っていた。
「用というのは簡単だの。この街を守ってもらいたい。実のところ、既に話は付けてあっての。今後ファン・カルクーツ血族はハルタール帝国所属とする」
「守る……ですか?」
精悍な獅子の顔と、生気溢れるオレンジの瞳に困惑の色が覗く。
ここはハルタール帝国内陸部であり、周囲全域は味方領で固められている。
一番近い魔族領との境界はノヴェスコーンの門までの500キロ程。ここから南に200キロ先には所属国のラッフルシルド王国。
さらに先には小国家群があり、その西は壁の内側にある魔族領周辺国、東はティランド連合王国。
地形的に考えれば、何かが攻めて来る場所では無い。
もし魔族がここまで攻めてくるのであれば、既に人類は絶望的な状況に追いやれられている事だろう。
また街自体も、規模はそれなりに大きな商業都市といった程度であり、特別何かの中心や重要拠点という訳でも無い。
左遷……そう言った考えも浮かぶが、わざわざ血族一つを引き抜いてこんな場所を守らせる意味が果たしてあるのだろうか?
「ここは要地である。よろしく頼むぞ」
だが敬愛するオスピア帝の命とあらば、断る理由が無い。だが敵前逃亡者である自分に将兵達はついて来るのだろうか? それだけが唯一の心配であった。
0
お気に入りに追加
62
あなたにおすすめの小説
豪華地下室チートで異世界救済!〜僕の地下室がみんなの憩いの場になるまで〜
自来也
ファンタジー
カクヨム、なろうで150万PV達成!
理想の家の完成を目前に異世界に転移してしまったごく普通のサラリーマンの翔(しょう)。転移先で手にしたスキルは、なんと「地下室作成」!? 戦闘スキルでも、魔法の才能でもないただの「地下室作り」
これが翔の望んだ力だった。
スキルが成長するにつれて移動可能、豪華な浴室、ナイトプール、釣り堀、ゴーカート、ゲーセンなどなどあらゆる物の配置が可能に!?
ある時は瀕死の冒険者を助け、ある時は獣人を招待し、翔の理想の地下室はいつのまにか隠れた憩いの場になっていく。
※この作品は小説家になろう、カクヨムにも投稿しております。
異世界転生してしまったがさすがにこれはおかしい
増月ヒラナ
ファンタジー
不慮の事故により死んだ主人公 神田玲。
目覚めたら見知らぬ光景が広がっていた
3歳になるころ、母に催促されステータスを確認したところ
いくらなんでもこれはおかしいだろ!
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中にいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出す。周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっており、自分だけ助かっていることにショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界魔王召喚〜オッサンが勇者召喚じゃなくて魔王召喚されてしまった件!人族と魔族の間で板挟みになってつらい〜
タジリユウ
ファンタジー
「どうか我々を助けてください魔王様!」
異世界召喚ものでよく見かける勇者召喚、しかし周りにいるのは人間ではなく、みんな魔族!?
こんなオッサンを召喚してどうすんだ!
しかも召喚したのが魔族ではないただの人間だ と分かったら、殺せだの実験台にしろだの好き勝手言いやがる。
オッサンだってキレる時はキレるんだぞ、コンチクショー(死語)!
魔族なんて助けるつもりはこれっぽっちもなかったのだが、いろいろとあって魔族側に立ち人族との戦争へと……
※他サイトでも投稿しております。
※完結保証で毎日更新します∩^ω^∩
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
底辺おっさん異世界通販生活始めます!〜ついでに傾国を建て直す〜
ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
学歴も、才能もない底辺人生を送ってきたアラフォーおっさん。
運悪く暴走車との事故に遭い、命を落とす。
憐れに思った神様から不思議な能力【通販】を授かり、異世界転生を果たす。
異世界で【通販】を用いて衰退した村を建て直す事に成功した僕は、国家の建て直しにも協力していく事になる。
Hしてレベルアップ ~可愛い女の子とHして強くなれるなんて、この世は最高じゃないか~
トモ治太郎
ファンタジー
孤児院で育った少年ユキャール、この孤児院では15歳になると1人立ちしなければいけない。
旅立ちの朝に初めて夢精したユキャール。それが原因なのか『異性性交』と言うスキルを得る。『相手に精子を与えることでより多くの経験値を得る。』女性経験のないユキャールはまだこのスキルのすごさを知らなかった。
この日の為に準備してきたユキャール。しかし旅立つ直前、一緒に育った少女スピカが一緒にいくと言い出す。本来ならおいしい場面だが、スピカは何も準備していないので俺の負担は最初から2倍増だ。
こんな感じで2人で旅立ち、共に戦い、時にはHして強くなっていくお話しです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる