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【 大火 】
先代魔王の死 前編
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コンセシール商国、キスカ商家工場。
巨大なサッカースタジアムのような楕円形の金属の建物の中には、大量生産を行うための上下ベルトコンベアーが綺麗なラインに沿って設置させている。
そこで慌ただしく働く多数の作業員の様子は、まるで働き蜂の様だ。
そんな中、開発主任であり工場長でもあるキスカ・キスカは、その作業を見守っていた。
「我ながら、これだけ並ぶと壮観だねぇー」
工場内では現在、60騎の人馬騎兵の組み立てが行われている真っ最中だ。
予想外の大量発注により他の商家からも人員を集めたが、まだまだ足りず従業員は徹夜続きの毎日を送っている。
しかも組み立ては起動テストの為であり、それが終わったらまた分解しなければならない。
発送は部品ごとに分けられて発送される。他国の領内を通るため、戦闘可能な状態での運送には色々と難があるためだった。
しかし、大型兵器を組み立て、稼働テストを行い、また分解する。これには相当な労力を必要とする。こんな余計な手間をかけなければ、もっと大量に作って送れるのに……そう考えるが、こればっかりは仕方がない。
「主任、海路に関してはどう致しましょう」
「そりゃ無理だわ。多少費用が掛かっても陸路を使うしかないね。まあリッツェルネールが売った相手が北が多くて助かったー」
そうは思うが、魔族領からの大規模撤退が決まっても尚、キャンセルしてくる国が無い。本来であれば在庫多寡の危険も考えねばならなかったが、それは幸いなのだろうか?
彼女からすれば売れれば何でもいいが、この兵器が自分達に牙を剥く事だけは考えたくはなかった。
「ああそう言えば、そのリッツェルネール殿から連絡が来ていましたよ」
これです――そう言って渡された内容を見て、キスカは少し眩暈がした。
一体何を考えているのだろう……内容だけ見れば、あの男は狂っているとしか思えない。
(ゼビア王国への発送は90機で打ち切り。残りは稼働テスト無しで指定の国へと大至急送るように……)
だが、既に入金が確認されている証明書が添えられており、決して冗談ではない事が示されている。
キスカには彼の考えは読めない。だがどうにも良からぬことが始まろうとしている。それだけは理解していた。
◇ ◇ ◇
「畏まりマシタ。タダその前に、これまでの状況を確認したいのデスガ」
そう言うと、エヴィアの元へとつツーと水平に移動する。今度明るい場所で、どうやって動いているんか見てみたいな。
そんな暢気に構えている時だった――
「ギエエエエエェェェギャアアァァァァァァ!」
突然、魔人ゲルニッヒが苦しみ悶え始める。その絶叫もそうだが、まるで陸に打ち上げられた魚のようにビッタンビッタン跳ねまわっている。
「お、おい、大丈夫なのか!?」
急な変化に驚いて、思わず玉座から立ち上がってしまう。
やった事は何時もの様に記憶のやり取りだ。
ゲルニッヒの指がエヴィアの肩にぷすりと刺さり、それを引っこ抜く。魔人達のそう言ったやり取りは何度も見ていたが、今まで危険はなかったはずだ。
「マ、魔力が……魔王の魔力が……我らの願いガ……キエェェェェェ!」
一方で、そんな様子を見ながら魔人スースィリア魔人とヨーツケールはなるほどと思っていた。
魔人同士は言葉も無ければリアクションも無い。いちいち伝える必要が無いからだ。
だから魔王の魔力喪失の重大さは理解していたが、それを魔王にどう伝えるかを知る術が無かった。
そういった意味で、人間に自分の考えを伝える動きを学んでいるゲルニッヒに、素直に感心していた。
「まあ事故は仕方がないかなー」
エヴィアの目が泳いでいる。あの様子なら、魔人の生命に問題のある事じゃないだろう。大げさすぎて焦ったが、あれはあれでゲルニッヒの持ち味と考えるべきか。
それにしても魔王の魔力かー。今改めて考えても重要だったんだろうな。
「まあそれは良いトシテ……」
うわっ、突然素に戻った! 今までのあれは、やっぱり演技みたいなものだったのか?
それにしても行動が読めない。やはり色々な意味で濃すぎる魔人だ。
「魔王の腕を早く繋ぎマショウ。話はそれからでも遅くは無いデショウ」
「え!? あの腕くっつくの?」
「え!? まおー腕無いのー!?」
……スースィリア、気が付いてなかったのか。
エヴィアがにゅるんとお腹から俺の腕を出すと、受け取ったゲルニッヒはしげしげとそれを見つめる。
それは蒸気こそ立てていないが、ぽたぽたと血が滴り落ちていた。
驚くほど新鮮で、まるでついさっき斬られたかのようだ。
一方でスースィリアはエヴィアから記憶を受け取ると、怒ったように顎肢でエヴィアを挟みビッタンビッタン床に叩きつける。
「いや、エヴィアは頑張ってくれたんだ。悪いのは俺だよ」
だがその辺りはスースィリアも理解している。ただ単に、魔王に対して感情のリアクションを試してみたかっただけであった。
だが魔王からすれば、巨大ムカデが少女を床に叩きつけるのは見ていて辛い。その感情を察し取り、エヴィアを解放すると再び魔王の元へと戻る。
「痛かったー? まおー、辛かったねー」
すぐに傷口をわしょわしょと甘咀嚼してくるスースィリア。
もそもそマッサージされている感覚で、全く痛くない。しかし、いつもと違い言葉があるので少しどぎまぎしてしまう。
「もうよいデスカ?」
「あ、ああ、すまない。大丈夫だ。それで戻せそうか?」
ゲルニッヒはスススと音も無く近づいてくる。結構不気味だ。
それに移動手段、どうも三角錐の先っぽから短い触手が何本も出ていて、それで移動しているようだ。器用だな……。
「大分部品が足りマセン。ケッソン……ソウ、欠損しています。鏃で焦げた部分デスネ」
「そうか、それじゃダメかな?」
「イエイエ、修復は可能デス。幸い他で使われている物と同じ部品デスカラ。全体として少し強度が落ちマスガ、人間は成長するのでやがて元に戻るデショウ」
――まるで機械修理みたいな言い方だ。
「では始めマス」
こちらの感傷には一切かかわらず、いきなりゲルニッヒの体ががばりと開く。頭と同じく、断面には何もない。粘土を切ったような状態だ。
そして、そのまま俺の右半身を体の中に取り込みむと、更にそこからにゅるりと体が伸び、両脇の傷口も包み込んでいく。
「うわ、なんか奇妙な感触だぞ!」
まるで全身、内部まで触られているような感覚。
エヴィアにお尻に入られた時も内蔵全部撫でられるような感触だったが、今回は血管の中まで触られている感触だ。
「少し時間がかかりますノデ、少し話でもしまショウカ」
「そうだな、先ずは……こうやって死者を生き返らせる事は出来るのか?」
魔人の感情は読み取れない。しかし今、微妙に何か動きがあった気がする。
「それが最初の質問デスカ? 魔王についてでは無かったのデスカ? なかなか変わった魔王ダ」
四本の腕を広げ、体を仰け反る仰々しいポーズ。
「やめろ引っ張るな。俺は今繋がっているんだ! ちょっと痛い! それに良いだろ。たった今、気になったんだよ」
今ゲルニッヒは俺の腕を繋いでいる。それも不足分は肉体の別の部分から動かしてだ。
なら、死んでも体を完全に再生すれば蘇るのではいだろうか?
「結論から言えば不可能デス。生き物の体は脆い。死ねばすぐに壊れてしまいマス。他の同種の生き物から部品を取ってキテモ、殆どの場合はまた壊れてしまいマス」
――免疫反応みたいなものだろうか……。
巨大なサッカースタジアムのような楕円形の金属の建物の中には、大量生産を行うための上下ベルトコンベアーが綺麗なラインに沿って設置させている。
そこで慌ただしく働く多数の作業員の様子は、まるで働き蜂の様だ。
そんな中、開発主任であり工場長でもあるキスカ・キスカは、その作業を見守っていた。
「我ながら、これだけ並ぶと壮観だねぇー」
工場内では現在、60騎の人馬騎兵の組み立てが行われている真っ最中だ。
予想外の大量発注により他の商家からも人員を集めたが、まだまだ足りず従業員は徹夜続きの毎日を送っている。
しかも組み立ては起動テストの為であり、それが終わったらまた分解しなければならない。
発送は部品ごとに分けられて発送される。他国の領内を通るため、戦闘可能な状態での運送には色々と難があるためだった。
しかし、大型兵器を組み立て、稼働テストを行い、また分解する。これには相当な労力を必要とする。こんな余計な手間をかけなければ、もっと大量に作って送れるのに……そう考えるが、こればっかりは仕方がない。
「主任、海路に関してはどう致しましょう」
「そりゃ無理だわ。多少費用が掛かっても陸路を使うしかないね。まあリッツェルネールが売った相手が北が多くて助かったー」
そうは思うが、魔族領からの大規模撤退が決まっても尚、キャンセルしてくる国が無い。本来であれば在庫多寡の危険も考えねばならなかったが、それは幸いなのだろうか?
彼女からすれば売れれば何でもいいが、この兵器が自分達に牙を剥く事だけは考えたくはなかった。
「ああそう言えば、そのリッツェルネール殿から連絡が来ていましたよ」
これです――そう言って渡された内容を見て、キスカは少し眩暈がした。
一体何を考えているのだろう……内容だけ見れば、あの男は狂っているとしか思えない。
(ゼビア王国への発送は90機で打ち切り。残りは稼働テスト無しで指定の国へと大至急送るように……)
だが、既に入金が確認されている証明書が添えられており、決して冗談ではない事が示されている。
キスカには彼の考えは読めない。だがどうにも良からぬことが始まろうとしている。それだけは理解していた。
◇ ◇ ◇
「畏まりマシタ。タダその前に、これまでの状況を確認したいのデスガ」
そう言うと、エヴィアの元へとつツーと水平に移動する。今度明るい場所で、どうやって動いているんか見てみたいな。
そんな暢気に構えている時だった――
「ギエエエエエェェェギャアアァァァァァァ!」
突然、魔人ゲルニッヒが苦しみ悶え始める。その絶叫もそうだが、まるで陸に打ち上げられた魚のようにビッタンビッタン跳ねまわっている。
「お、おい、大丈夫なのか!?」
急な変化に驚いて、思わず玉座から立ち上がってしまう。
やった事は何時もの様に記憶のやり取りだ。
ゲルニッヒの指がエヴィアの肩にぷすりと刺さり、それを引っこ抜く。魔人達のそう言ったやり取りは何度も見ていたが、今まで危険はなかったはずだ。
「マ、魔力が……魔王の魔力が……我らの願いガ……キエェェェェェ!」
一方で、そんな様子を見ながら魔人スースィリア魔人とヨーツケールはなるほどと思っていた。
魔人同士は言葉も無ければリアクションも無い。いちいち伝える必要が無いからだ。
だから魔王の魔力喪失の重大さは理解していたが、それを魔王にどう伝えるかを知る術が無かった。
そういった意味で、人間に自分の考えを伝える動きを学んでいるゲルニッヒに、素直に感心していた。
「まあ事故は仕方がないかなー」
エヴィアの目が泳いでいる。あの様子なら、魔人の生命に問題のある事じゃないだろう。大げさすぎて焦ったが、あれはあれでゲルニッヒの持ち味と考えるべきか。
それにしても魔王の魔力かー。今改めて考えても重要だったんだろうな。
「まあそれは良いトシテ……」
うわっ、突然素に戻った! 今までのあれは、やっぱり演技みたいなものだったのか?
それにしても行動が読めない。やはり色々な意味で濃すぎる魔人だ。
「魔王の腕を早く繋ぎマショウ。話はそれからでも遅くは無いデショウ」
「え!? あの腕くっつくの?」
「え!? まおー腕無いのー!?」
……スースィリア、気が付いてなかったのか。
エヴィアがにゅるんとお腹から俺の腕を出すと、受け取ったゲルニッヒはしげしげとそれを見つめる。
それは蒸気こそ立てていないが、ぽたぽたと血が滴り落ちていた。
驚くほど新鮮で、まるでついさっき斬られたかのようだ。
一方でスースィリアはエヴィアから記憶を受け取ると、怒ったように顎肢でエヴィアを挟みビッタンビッタン床に叩きつける。
「いや、エヴィアは頑張ってくれたんだ。悪いのは俺だよ」
だがその辺りはスースィリアも理解している。ただ単に、魔王に対して感情のリアクションを試してみたかっただけであった。
だが魔王からすれば、巨大ムカデが少女を床に叩きつけるのは見ていて辛い。その感情を察し取り、エヴィアを解放すると再び魔王の元へと戻る。
「痛かったー? まおー、辛かったねー」
すぐに傷口をわしょわしょと甘咀嚼してくるスースィリア。
もそもそマッサージされている感覚で、全く痛くない。しかし、いつもと違い言葉があるので少しどぎまぎしてしまう。
「もうよいデスカ?」
「あ、ああ、すまない。大丈夫だ。それで戻せそうか?」
ゲルニッヒはスススと音も無く近づいてくる。結構不気味だ。
それに移動手段、どうも三角錐の先っぽから短い触手が何本も出ていて、それで移動しているようだ。器用だな……。
「大分部品が足りマセン。ケッソン……ソウ、欠損しています。鏃で焦げた部分デスネ」
「そうか、それじゃダメかな?」
「イエイエ、修復は可能デス。幸い他で使われている物と同じ部品デスカラ。全体として少し強度が落ちマスガ、人間は成長するのでやがて元に戻るデショウ」
――まるで機械修理みたいな言い方だ。
「では始めマス」
こちらの感傷には一切かかわらず、いきなりゲルニッヒの体ががばりと開く。頭と同じく、断面には何もない。粘土を切ったような状態だ。
そして、そのまま俺の右半身を体の中に取り込みむと、更にそこからにゅるりと体が伸び、両脇の傷口も包み込んでいく。
「うわ、なんか奇妙な感触だぞ!」
まるで全身、内部まで触られているような感覚。
エヴィアにお尻に入られた時も内蔵全部撫でられるような感触だったが、今回は血管の中まで触られている感触だ。
「少し時間がかかりますノデ、少し話でもしまショウカ」
「そうだな、先ずは……こうやって死者を生き返らせる事は出来るのか?」
魔人の感情は読み取れない。しかし今、微妙に何か動きがあった気がする。
「それが最初の質問デスカ? 魔王についてでは無かったのデスカ? なかなか変わった魔王ダ」
四本の腕を広げ、体を仰け反る仰々しいポーズ。
「やめろ引っ張るな。俺は今繋がっているんだ! ちょっと痛い! それに良いだろ。たった今、気になったんだよ」
今ゲルニッヒは俺の腕を繋いでいる。それも不足分は肉体の別の部分から動かしてだ。
なら、死んでも体を完全に再生すれば蘇るのではいだろうか?
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