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【 儚く消えて 】
会食 後編
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――なるほど、とマリッカは思う。
胸をテーブルの上に置いたのはわざとだ。人間観察は商国では基本であり、様々な状態で相手が望む事、嫌がる事を観察する。
この席にいる男性の内、自分の胸に興味を抱いたのはリッツェルネールだけであった。
確か情報によると彼の以前の恋人はド貧乳で、今の恋人は男だという。
そっちの方は興味が無いと思っていたが、人並みにはあるらしい。
頭の中で、リッツェルネールのポジションを特殊性癖から好色へと少し動かす。
「興味と言えば噂の魔神、リッツェルネール殿に心当たりは? 2度も魔王討伐戦に参加しているのですし、何か情報があると助かるのですが」
そういったのは露出の多い真っ赤な派手なミニスカドレスに真っ赤な大きなリボン。
見るからに人目を惹く派手な衣装であり、普段は真っ赤な大きな帽子をかぶっているので更に目立つ。
髪は真紅のロングで、全身から情熱が溢れ出しているような鮮やかな印象を与えている。
ノースリーブの左肩に見える大きな傷は、戦闘で槍が貫通した跡だ。
だがそれ以上に、露出の高い衣装から覗く褐色の肌に見える筋肉の逞しさが目立つ。
特に、ミニスカートから覗く逞しい太腿は、リッツェルネールの胴くらいはありそうだ。
ドレスさえ着ていなければ、漢と書いて男と呼べそうな風体と言える。
コンセシール商国ナンバー4、ケインブラ・フォースノー。
リッツェルネールとは旧知の間柄であり、幾多の死線を共に潜った戦友でもある。
誰もが目を惹くケバい化粧、左目に付けている片眼鏡 から覗く大きな紅蓮の瞳。それに逞しい肉体を包む女装。しかし――、
「こちらも情報を集めてはいますが、なにせティランド連合王国軍から以外の情報はありませんので」
その野太い紳士的な声や口調に女性らしさは欠片も感じられない。
それはそうだ、普通の男なのだから。
共に戦場を駆けた頃から、彼のこの趣味は理解できないでいる。
「僕も白き苔の領域で見た物だけです。あの時は白い胞子が多かったため判別は出来ませんが、騎体から脱出する際に大きな生物がいたようには感じました」
リッツェルネールも情報は隠していない。だが、あの少女の姿をしたモノは人型の魔族としか報告していない。
あの少女の形態をした魔族も強かったが、はたして神の名を関するに値するかは判別できなかった。
何と言っても、兵士や飛甲騎兵を切り裂いた攻撃を、彼女がしたという確証が無い為だ。
「それでメリオの件なのですが、申し訳なかったと思っています」
少し間を置き、言葉を選ぶように切り出す。人の命は軽いとは言っても、それは社会全体からすればの話だ。
家族、恋人、友人、当然それら当事者たちにとって、命とはかけがえのないものには違い無い。
「いや、魔族領で戦って死ぬのは人類の務めだ。彼女はその責務を果たしたにすぎん。ましてや魔王討伐戦だ。私としてもあれ以上の死は望んではいない。気にするな」
その静かで諭すような、或いは自分を納得させるような物言いに嘘は感じられない。
本心からの言葉なのだろう。
「それよりも、随分と稼いだんじゃなくて? うちの新型も随分と売ってくれたみたいじゃない。それで、何処が一番買ったのよ」
上下に分けた純白のドレス。その分けられた間からでっぷりとした脂肪の塊がはみ出している。
コンセシール商国の人間としては肌は薄く、髪は金色で瞳は黒い。
だが別に珍しくはない。何処の国も純血主義なんてものはない。実際マリッカ・アンドルスフも髪は白銀、瞳は碧色だ。
「早く教えなさいよ。どうせこっちには注文票が来るんだから、数や地域自体は解っているのよ」
――こちらが頭で整理しているのに、それを待たずガンガン話を押し込んでくる。全く、千年以上生きているのに落ち着きを学ばなかったのか……。
「青の砂粒に銀の花、首輪のロバに蹄鉄の欠けた馬ですよ」
仕方ない……そう言いたげにテーブルを指で2回叩く様な仕草をし、ぼそりと小さな声で呟く。
ここは商国の息がかかった店だが、本来こう言う席で聞く事ではない。
この女性は兵器知識だけでなく、もう少し常識と言うものを学んで欲しいとリッツェルネールは思う。
――撤収中のゼビア王国に300騎!? それはまた随分と大きな火種を放り込んだものね。
白いドレスの女性、コンセシール商国ナンバー7、キスカ血族初代党首キスカ・キスカは少し意外であった。
もう少し慎重な男だと思っていたが、まさかあの人外に押し切られたわけでもあるまい。
「まあ売ってくれたなら作るけどね。それに貴方の事だから、先もちゃんと考えてあるんでしょ。よろしく頼むわ」
残る二人も、それぞれリッツェルネールの言葉の意味を考えていた。
――ゼビア王国が火種を放り込んだか……だがどちらに向けて火が起こる? それを間違えたら大損だ。そもそも、正しく鎮火する用意は出来ているのか?
ケインブラの血族、フォースノー商家は情報系が専門分野だ。そして、現在の主軸は宗主国であるティランド連合王国軍に向いている。
だがもう少し、ハルタール帝国の情報も集めておいた方が良いのかもしれない。
しかしそれこそが、リッツェルネールの策謀である可能性がある。
――ここで間違えた一手は、今度取り返しがつかなくなる可能性があるな……。
――ええと、砂粒と馬が200だったかしら? 2000? 銀とロバでマリセルヌス王国だったかしら? それとも銀と欠けたでアンスワール王国? まあいいわ、解った顔で座ってましょう。
マリッカ・アンドルスフは全く理解出来なかったが、何食わぬ顔で新しい料理を注文した。
三者の様子を見ながらリッツェルネールはそれぞれの変化を感じ取っていた。
おそらく明日……いや今夜にもゼビア王国やハルタール帝国に間者や商人が動くだろう。だが当然既に準備済みだ。同じ商国とは言え、この辺りは早い者勝ちである。
だがトップクラス二人の反応には微妙な違いがある。
ケインブラ・フォースノーは商売より情報収集を優先させるだろう。動き出しは鈍く商売敵にはなり得ないが、こちらの意図に気が付く可能性がある。
一方でキスカ・キスカの頭は生産のために人員と資材確保に向かっている。だが増産力に難があるわけではない。もっと売れば、それだけ色々な話も通しやすくなるだろう。
彼女は商家の人間としては珍しく、謀略には縁のない女性だった。金だけで繋がる明確な利害関係は、リッツェルネールとしてはありがたい間柄だ。
だがもう一人、マリッカ・アンドルスフの動じなさは不気味であった。
どんな人間でも、重要な情報には心が反応してしまう。それを見越して明かしたのだ。
だが彼女は心に僅かな動揺も見せなかった。この話に興味が無い……だがそれは商国の人間としてはあり得ない。ましてやナンバーツーのアンドルスフ家の人間だ。
――元々”お嬢様”だった人間だ。特殊な訓練を受けた、僕よりも上手な存在。その事を留意せねばならないだろう……。
そんな楽しいとは言えないような、微妙な空気の流れる食卓に、注文した料理をウエイターが運んでくる。そして小さく、4人にだけ聞こえるように告げた。
「魔族達がリアンヌの丘に攻め込んだそうです。状況から、魔王軍の可能性が高いと見られています」
魔王軍動く。
その報は各種の機関を通じ、瞬く間に中央都市の中を電流のように駆け巡った。
胸をテーブルの上に置いたのはわざとだ。人間観察は商国では基本であり、様々な状態で相手が望む事、嫌がる事を観察する。
この席にいる男性の内、自分の胸に興味を抱いたのはリッツェルネールだけであった。
確か情報によると彼の以前の恋人はド貧乳で、今の恋人は男だという。
そっちの方は興味が無いと思っていたが、人並みにはあるらしい。
頭の中で、リッツェルネールのポジションを特殊性癖から好色へと少し動かす。
「興味と言えば噂の魔神、リッツェルネール殿に心当たりは? 2度も魔王討伐戦に参加しているのですし、何か情報があると助かるのですが」
そういったのは露出の多い真っ赤な派手なミニスカドレスに真っ赤な大きなリボン。
見るからに人目を惹く派手な衣装であり、普段は真っ赤な大きな帽子をかぶっているので更に目立つ。
髪は真紅のロングで、全身から情熱が溢れ出しているような鮮やかな印象を与えている。
ノースリーブの左肩に見える大きな傷は、戦闘で槍が貫通した跡だ。
だがそれ以上に、露出の高い衣装から覗く褐色の肌に見える筋肉の逞しさが目立つ。
特に、ミニスカートから覗く逞しい太腿は、リッツェルネールの胴くらいはありそうだ。
ドレスさえ着ていなければ、漢と書いて男と呼べそうな風体と言える。
コンセシール商国ナンバー4、ケインブラ・フォースノー。
リッツェルネールとは旧知の間柄であり、幾多の死線を共に潜った戦友でもある。
誰もが目を惹くケバい化粧、左目に付けている片眼鏡 から覗く大きな紅蓮の瞳。それに逞しい肉体を包む女装。しかし――、
「こちらも情報を集めてはいますが、なにせティランド連合王国軍から以外の情報はありませんので」
その野太い紳士的な声や口調に女性らしさは欠片も感じられない。
それはそうだ、普通の男なのだから。
共に戦場を駆けた頃から、彼のこの趣味は理解できないでいる。
「僕も白き苔の領域で見た物だけです。あの時は白い胞子が多かったため判別は出来ませんが、騎体から脱出する際に大きな生物がいたようには感じました」
リッツェルネールも情報は隠していない。だが、あの少女の姿をしたモノは人型の魔族としか報告していない。
あの少女の形態をした魔族も強かったが、はたして神の名を関するに値するかは判別できなかった。
何と言っても、兵士や飛甲騎兵を切り裂いた攻撃を、彼女がしたという確証が無い為だ。
「それでメリオの件なのですが、申し訳なかったと思っています」
少し間を置き、言葉を選ぶように切り出す。人の命は軽いとは言っても、それは社会全体からすればの話だ。
家族、恋人、友人、当然それら当事者たちにとって、命とはかけがえのないものには違い無い。
「いや、魔族領で戦って死ぬのは人類の務めだ。彼女はその責務を果たしたにすぎん。ましてや魔王討伐戦だ。私としてもあれ以上の死は望んではいない。気にするな」
その静かで諭すような、或いは自分を納得させるような物言いに嘘は感じられない。
本心からの言葉なのだろう。
「それよりも、随分と稼いだんじゃなくて? うちの新型も随分と売ってくれたみたいじゃない。それで、何処が一番買ったのよ」
上下に分けた純白のドレス。その分けられた間からでっぷりとした脂肪の塊がはみ出している。
コンセシール商国の人間としては肌は薄く、髪は金色で瞳は黒い。
だが別に珍しくはない。何処の国も純血主義なんてものはない。実際マリッカ・アンドルスフも髪は白銀、瞳は碧色だ。
「早く教えなさいよ。どうせこっちには注文票が来るんだから、数や地域自体は解っているのよ」
――こちらが頭で整理しているのに、それを待たずガンガン話を押し込んでくる。全く、千年以上生きているのに落ち着きを学ばなかったのか……。
「青の砂粒に銀の花、首輪のロバに蹄鉄の欠けた馬ですよ」
仕方ない……そう言いたげにテーブルを指で2回叩く様な仕草をし、ぼそりと小さな声で呟く。
ここは商国の息がかかった店だが、本来こう言う席で聞く事ではない。
この女性は兵器知識だけでなく、もう少し常識と言うものを学んで欲しいとリッツェルネールは思う。
――撤収中のゼビア王国に300騎!? それはまた随分と大きな火種を放り込んだものね。
白いドレスの女性、コンセシール商国ナンバー7、キスカ血族初代党首キスカ・キスカは少し意外であった。
もう少し慎重な男だと思っていたが、まさかあの人外に押し切られたわけでもあるまい。
「まあ売ってくれたなら作るけどね。それに貴方の事だから、先もちゃんと考えてあるんでしょ。よろしく頼むわ」
残る二人も、それぞれリッツェルネールの言葉の意味を考えていた。
――ゼビア王国が火種を放り込んだか……だがどちらに向けて火が起こる? それを間違えたら大損だ。そもそも、正しく鎮火する用意は出来ているのか?
ケインブラの血族、フォースノー商家は情報系が専門分野だ。そして、現在の主軸は宗主国であるティランド連合王国軍に向いている。
だがもう少し、ハルタール帝国の情報も集めておいた方が良いのかもしれない。
しかしそれこそが、リッツェルネールの策謀である可能性がある。
――ここで間違えた一手は、今度取り返しがつかなくなる可能性があるな……。
――ええと、砂粒と馬が200だったかしら? 2000? 銀とロバでマリセルヌス王国だったかしら? それとも銀と欠けたでアンスワール王国? まあいいわ、解った顔で座ってましょう。
マリッカ・アンドルスフは全く理解出来なかったが、何食わぬ顔で新しい料理を注文した。
三者の様子を見ながらリッツェルネールはそれぞれの変化を感じ取っていた。
おそらく明日……いや今夜にもゼビア王国やハルタール帝国に間者や商人が動くだろう。だが当然既に準備済みだ。同じ商国とは言え、この辺りは早い者勝ちである。
だがトップクラス二人の反応には微妙な違いがある。
ケインブラ・フォースノーは商売より情報収集を優先させるだろう。動き出しは鈍く商売敵にはなり得ないが、こちらの意図に気が付く可能性がある。
一方でキスカ・キスカの頭は生産のために人員と資材確保に向かっている。だが増産力に難があるわけではない。もっと売れば、それだけ色々な話も通しやすくなるだろう。
彼女は商家の人間としては珍しく、謀略には縁のない女性だった。金だけで繋がる明確な利害関係は、リッツェルネールとしてはありがたい間柄だ。
だがもう一人、マリッカ・アンドルスフの動じなさは不気味であった。
どんな人間でも、重要な情報には心が反応してしまう。それを見越して明かしたのだ。
だが彼女は心に僅かな動揺も見せなかった。この話に興味が無い……だがそれは商国の人間としてはあり得ない。ましてやナンバーツーのアンドルスフ家の人間だ。
――元々”お嬢様”だった人間だ。特殊な訓練を受けた、僕よりも上手な存在。その事を留意せねばならないだろう……。
そんな楽しいとは言えないような、微妙な空気の流れる食卓に、注文した料理をウエイターが運んでくる。そして小さく、4人にだけ聞こえるように告げた。
「魔族達がリアンヌの丘に攻め込んだそうです。状況から、魔王軍の可能性が高いと見られています」
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