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【 戦争 】
ティランド連合王国との戦い 前編
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ティランド連合王国軍本隊が姿を現したのは翌日の正午を過ぎた頃だった。
夜のうちに到着した魔人スースィリアは隠し、また魔人ヨーツケールは帰ってしまったので、今は俺の周囲は、魔人エヴィアと魔人 ウラーザムザザ、それに不死者軍団。それに対し……。
「なんと言うか、壮観過ぎるな。炎と石獣の領域を背にしていて良かったよ」
体が震える……どうしても気弱になってしまう。それはそうだろう、昨日とは数も威容も桁違いだ。
相和義輝から見て左側はまだ不死者で埋め尽くされているが、正面と右側の奥は遥か地平線の彼方まで赤紫の軍勢で覆い尽くされている。特に、密集している不死者に対して相手は十分な間隔をあけて隊列を組んでいるため、見た目的にはこちらの数倍、いや数十倍の戦力だ。
総勢72万人。カルター王率いる本隊の到着であった。
「あれが全部が歩いて来たわけでもないだろうな。騎馬と、やっぱり飛甲板か」
人類が持つ輸送用の浮遊移動手段。あれで途中まで運んでは下ろしのピストン輸送で運んだのだろう。部隊展開力はさすがと言うしかない。昨日の配置の様子から、今日集結するなら多くて40万程と心の中で見積もっていた甘さを猛反省だ。
「しかも空にはやっぱいるよな、アレ」
当然の様に飛甲騎兵も見える。高度300メートルほど上空、全部で100騎位だろうか。どれも隊列を組んで空中で静止している。飛甲板と同じ仕組みなら停止もできるだろうが、実際見るとかなりの脅威だ。無音で近づく垂直離陸機の相手はしんどいだろう。
正直に言えば、目の前に広がる敵の戦力を見ただけで気が滅入る。昨日の人間達はこんな気分で戦っていたのか。
昨日と同じように400人グループの長方形を幾つも並べるよう軍列を組み、今回は正面と右でこちらを半包囲する形だ。その全容は多すぎて、もはや人ではなく赤紫の長城だ。
そして遂に、正面にいる部隊がゆっくりと前進して来た。
「あれが前衛……いや先鋒ってやつかな。それにやっぱり結構混じってるよ、あのパワードスーツ」
正面部隊は横40列、奥行き8列。更にその後方には横2列、奥行き10列が4部隊。前が歩兵、後ろは騎馬隊だろうか。
おおよそ歩兵12万8千、騎兵3万2千の軍勢だ。
そしてその中にチラホラと3メートル近いオーガのような巨人が混ざる。人が扱うには異様な大型武器を抱え、ズシンズシンと地響きを立てるように前進する。
これまで投入されてこなかったのは、着用に時間がかかるのか、それとも起動に時間がかかるのか……。
今まで相和義輝は、魔力を使えばどれほど重くても棒切れの様に軽く振り回せるから、人間はデカい武器を使っているんだろうという認識だった。もしくは、ドラゴンのような大型魔族に対しての対策か。
確かに象相手にナイフでは戦えない。銃が無い世界では相応に武器も大きくならざるを得ない。100センチ程度の武器の重さに人間程度の力を足しても、龍の鱗は切れないし巨人の筋肉を断つ事も出来ない。だから大きくなったのだろうと。
それは正しかったが、少し違う。特殊な相手をする場合のみであれば、その時に用意すればいいだけだ。
だが人類はその長大な武器の方が使い慣れている。武器が魔力で軽く感じるように、鎧もまた魔力さえあれば重さを無視できるからだ。
結果、厚い部分では50ミリだの100ミリだのの分厚い鎧となり、もはや普通の武器では切れ込みを入れただけで金属と金属に挟まれて止まってしまう。
更に重甲鎧が投入されるに至り、それが扱うために、またそのセンチ単位の金属を断ち切るために武器は大型化していったのだった。
そしてそれに慣れていったのだ。自分達が最も多く戦う相手、同じ人類に対抗するために。
数的にはおそらく様子見と言った所だろうが、こちらはまともに当たったらアレ一つで全滅する恐れがある。
だがやるしかない。しかもまだこれが前哨戦。ここで切り札は切れない。
「不死者には、ギリギリまで襲い掛からないように厳命してくれ。アレに釣られると、右から一気に押されて終わってしまう」
相和義輝の命令でギリギリまで引き付け、ついに決戦が始まる!
――と思いきや、それはもう決戦と呼べるものでは無い。散々、コテンパン。成す術無し。まるで良い所なく不死者の群れは蹴散らされる。
相手は特に奇を衒った行動はしていない。ただ真っ直ぐ進んでくるだけだ。重大な負傷者が出ると、すぐにそいつを抱えて4人が後方に下がる。下がると後ろの隊から新たな5人が補充され、それを後ろの隊まで繰り返す。死者が出たら4人下がって5人が前に出る。
そうやって後ろで手空きの兵士が出ると、5人チームを組んでまた入ってゆく。
こうして前面は常に無傷の新品だ。
確か昔、それぞれの兵の上に直属の指揮官がいて、更に上がいてと言うように命令は一本化されていると友人から教わったが、あれはちょっと違う。新たに入った兵達は今までいた400人集団の指揮から、新たに入った400人集団の指揮下に移行している。誰が誰の部下では無く、そこにいるからそこの部下というシステムなのだろう。崩しにくいな。
と言うかもう崩すとかそういった次元じゃない。先鋒を任されるだけあって強いのだろう。だがそれにしたって強すぎる。そもそもパワードスーツ相手に不死者では、戦うどころか踏み潰されて終わっている。ここで早くも切り札を――
急にマントを引っ張られて思考が止まる。このマントは俺を引っ張るためにつけているのか!? だが理由は聞かなくても分かる。上から切断された槍が降ってきたからだ。
「もう来たのかよ! もう少し温存しとけよ、ちくしょう!」
周囲には切断されずに撃ち込まれた槍が十数本ある。だがそれよりも問題なのは、魔人ウラーザムザザにもかなりの数が突き刺さっている事だった。
「ウラーザムザザ!」
だが本人はいたって暢気なもので、突き刺さった槍はポリポリと音を立てて体内に吸い込まれていく。まるでポッキーを食べているようだ。あれなら大丈夫だろう。もしかして彼の収集品は買い置きのカップラーメン的な物なのだろうか。
しかしどうする? 高度があり過ぎてエヴィアも対処に困っている雰囲気だ。
相手に飛ぶ物がある事を知っていたのに、対処を考えていなかった事が悔やまれる。
「ふっふーん、お困りでしょうか、魔王様?」
ムフフ、という擬音が付きそうな笑顔の口を右掌で隠し、死霊のルリアが覗き込んでくる。何か秘策アリといった顔だ。もちろん代償は支払わねばならないのだろうが……。
「判った。策があるなら言ってみろ」
「人間はですねぇ、あまり魔族との戦いでは飛甲騎兵を使いたがらないのですわ。なぜだかお分かりかしら?」
くるりと回っていつものドヤ顔ポーズ。だが胸の反省中の看板が痛々しい。
「良いからっさっさと要件を話せ!」
先ほどから上空の飛甲騎兵からバシバシ槍が飛んでくる。エヴィアは当たるコースの分だけを落とすので、槍が鼻先を掠めたりして心臓に悪すぎる。
「要は、私達は墜とせるって事ですわ。ア・レ・を」
「判った。ただし支払いはエヴィアのいるところでだ」
ずっとホテルで引篭っていたはずのルリアが、そこら辺の事情に詳しい点も聞かないといけないしな。
夜のうちに到着した魔人スースィリアは隠し、また魔人ヨーツケールは帰ってしまったので、今は俺の周囲は、魔人エヴィアと魔人 ウラーザムザザ、それに不死者軍団。それに対し……。
「なんと言うか、壮観過ぎるな。炎と石獣の領域を背にしていて良かったよ」
体が震える……どうしても気弱になってしまう。それはそうだろう、昨日とは数も威容も桁違いだ。
相和義輝から見て左側はまだ不死者で埋め尽くされているが、正面と右側の奥は遥か地平線の彼方まで赤紫の軍勢で覆い尽くされている。特に、密集している不死者に対して相手は十分な間隔をあけて隊列を組んでいるため、見た目的にはこちらの数倍、いや数十倍の戦力だ。
総勢72万人。カルター王率いる本隊の到着であった。
「あれが全部が歩いて来たわけでもないだろうな。騎馬と、やっぱり飛甲板か」
人類が持つ輸送用の浮遊移動手段。あれで途中まで運んでは下ろしのピストン輸送で運んだのだろう。部隊展開力はさすがと言うしかない。昨日の配置の様子から、今日集結するなら多くて40万程と心の中で見積もっていた甘さを猛反省だ。
「しかも空にはやっぱいるよな、アレ」
当然の様に飛甲騎兵も見える。高度300メートルほど上空、全部で100騎位だろうか。どれも隊列を組んで空中で静止している。飛甲板と同じ仕組みなら停止もできるだろうが、実際見るとかなりの脅威だ。無音で近づく垂直離陸機の相手はしんどいだろう。
正直に言えば、目の前に広がる敵の戦力を見ただけで気が滅入る。昨日の人間達はこんな気分で戦っていたのか。
昨日と同じように400人グループの長方形を幾つも並べるよう軍列を組み、今回は正面と右でこちらを半包囲する形だ。その全容は多すぎて、もはや人ではなく赤紫の長城だ。
そして遂に、正面にいる部隊がゆっくりと前進して来た。
「あれが前衛……いや先鋒ってやつかな。それにやっぱり結構混じってるよ、あのパワードスーツ」
正面部隊は横40列、奥行き8列。更にその後方には横2列、奥行き10列が4部隊。前が歩兵、後ろは騎馬隊だろうか。
おおよそ歩兵12万8千、騎兵3万2千の軍勢だ。
そしてその中にチラホラと3メートル近いオーガのような巨人が混ざる。人が扱うには異様な大型武器を抱え、ズシンズシンと地響きを立てるように前進する。
これまで投入されてこなかったのは、着用に時間がかかるのか、それとも起動に時間がかかるのか……。
今まで相和義輝は、魔力を使えばどれほど重くても棒切れの様に軽く振り回せるから、人間はデカい武器を使っているんだろうという認識だった。もしくは、ドラゴンのような大型魔族に対しての対策か。
確かに象相手にナイフでは戦えない。銃が無い世界では相応に武器も大きくならざるを得ない。100センチ程度の武器の重さに人間程度の力を足しても、龍の鱗は切れないし巨人の筋肉を断つ事も出来ない。だから大きくなったのだろうと。
それは正しかったが、少し違う。特殊な相手をする場合のみであれば、その時に用意すればいいだけだ。
だが人類はその長大な武器の方が使い慣れている。武器が魔力で軽く感じるように、鎧もまた魔力さえあれば重さを無視できるからだ。
結果、厚い部分では50ミリだの100ミリだのの分厚い鎧となり、もはや普通の武器では切れ込みを入れただけで金属と金属に挟まれて止まってしまう。
更に重甲鎧が投入されるに至り、それが扱うために、またそのセンチ単位の金属を断ち切るために武器は大型化していったのだった。
そしてそれに慣れていったのだ。自分達が最も多く戦う相手、同じ人類に対抗するために。
数的にはおそらく様子見と言った所だろうが、こちらはまともに当たったらアレ一つで全滅する恐れがある。
だがやるしかない。しかもまだこれが前哨戦。ここで切り札は切れない。
「不死者には、ギリギリまで襲い掛からないように厳命してくれ。アレに釣られると、右から一気に押されて終わってしまう」
相和義輝の命令でギリギリまで引き付け、ついに決戦が始まる!
――と思いきや、それはもう決戦と呼べるものでは無い。散々、コテンパン。成す術無し。まるで良い所なく不死者の群れは蹴散らされる。
相手は特に奇を衒った行動はしていない。ただ真っ直ぐ進んでくるだけだ。重大な負傷者が出ると、すぐにそいつを抱えて4人が後方に下がる。下がると後ろの隊から新たな5人が補充され、それを後ろの隊まで繰り返す。死者が出たら4人下がって5人が前に出る。
そうやって後ろで手空きの兵士が出ると、5人チームを組んでまた入ってゆく。
こうして前面は常に無傷の新品だ。
確か昔、それぞれの兵の上に直属の指揮官がいて、更に上がいてと言うように命令は一本化されていると友人から教わったが、あれはちょっと違う。新たに入った兵達は今までいた400人集団の指揮から、新たに入った400人集団の指揮下に移行している。誰が誰の部下では無く、そこにいるからそこの部下というシステムなのだろう。崩しにくいな。
と言うかもう崩すとかそういった次元じゃない。先鋒を任されるだけあって強いのだろう。だがそれにしたって強すぎる。そもそもパワードスーツ相手に不死者では、戦うどころか踏み潰されて終わっている。ここで早くも切り札を――
急にマントを引っ張られて思考が止まる。このマントは俺を引っ張るためにつけているのか!? だが理由は聞かなくても分かる。上から切断された槍が降ってきたからだ。
「もう来たのかよ! もう少し温存しとけよ、ちくしょう!」
周囲には切断されずに撃ち込まれた槍が十数本ある。だがそれよりも問題なのは、魔人ウラーザムザザにもかなりの数が突き刺さっている事だった。
「ウラーザムザザ!」
だが本人はいたって暢気なもので、突き刺さった槍はポリポリと音を立てて体内に吸い込まれていく。まるでポッキーを食べているようだ。あれなら大丈夫だろう。もしかして彼の収集品は買い置きのカップラーメン的な物なのだろうか。
しかしどうする? 高度があり過ぎてエヴィアも対処に困っている雰囲気だ。
相手に飛ぶ物がある事を知っていたのに、対処を考えていなかった事が悔やまれる。
「ふっふーん、お困りでしょうか、魔王様?」
ムフフ、という擬音が付きそうな笑顔の口を右掌で隠し、死霊のルリアが覗き込んでくる。何か秘策アリといった顔だ。もちろん代償は支払わねばならないのだろうが……。
「判った。策があるなら言ってみろ」
「人間はですねぇ、あまり魔族との戦いでは飛甲騎兵を使いたがらないのですわ。なぜだかお分かりかしら?」
くるりと回っていつものドヤ顔ポーズ。だが胸の反省中の看板が痛々しい。
「良いからっさっさと要件を話せ!」
先ほどから上空の飛甲騎兵からバシバシ槍が飛んでくる。エヴィアは当たるコースの分だけを落とすので、槍が鼻先を掠めたりして心臓に悪すぎる。
「要は、私達は墜とせるって事ですわ。ア・レ・を」
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