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【 戦争 】
魔王の居城
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ここが魔王の居城か……へえ。
そこは巨大なホールであった。ドーム状の壁や床は、石とも金属とも言えぬ滑らかな鏡面に加工され、中央奥にはそれなりに豪華な大きな椅子がある。
ドームの各所には大小様々、床どころか上の方にまで坑道の穴がいくつも空いている。
広さは野球場くらいだろうか? かなりの広さだ。
「考えてみれば地下なんだから、如何にも城ってのがあるわけじゃないんだな」
とことこ歩いていると、坑道よりは音が響く。ここなら玉座から全体まで音が響きそうだ。
「それにしても、なんだいこれ」
少し大きな玉座。黄金で作られたそれには宝石が輝き、美しい装飾が施されてた豪華な造りだが、決して趣味が良いとは言えない野暮さがある。
後ろには人間が使う魔道炉が一つ設置されていたが、今の俺には使えない。
「どんな趣味だよ。それに硬いし痛いし」
実際に座ってみると、硬い金の上に直なのだからすぐに尻が痛くなる。使うにはクッションが必要だろう。
「魔王、こちらが魔王の私室と倉庫かな」
「ああ、行く行く。それが本命だ。スーパー兵器とまでは言わないが、役に立つものがあってくれよ」
しかし――、
「ここが魔王の私室? いくらなんでも質素というか……」
そこは6畳ほどの小さない部屋。地下だから窓は無く、小さな机と椅子、それに本棚。どれも木製で、手作り感満載の粗末なものだ。
本棚には魔術、薬学、生態学、工学の専門書から小説、詩集など様々な種類の古本が雑多に並ぶ。
机の引き出しには羽ペンとインクが入っていたが、日記の様な書かれたものは一切置いてはいなかった。
「こんな処で何千何万年と暮らしていたのかよ……」
それはあまりにも質素というか、みすぼらしいというか、思っていたのとは全く違う生活だった。別に自分が贅沢しようと思っていたわけではない。だが先任者のこの境遇はさすがに想定外だ。
それに生活感が無さ過ぎて、人となりを知るような材料もない。
いや、長くは居なかったかもしれない。いつも戦っていたんだったな。
だがここに戻って来た時、あんた何を考えていたんだよ!
部屋はもう一つ、本当に倉庫であった。
食堂や浴槽などは無く、本当に生活感も欠片もないところだ。
もしここで百年間じっとしていろと言われたら気が狂ってしまうかもしれない。
そして倉庫なのだが……。
「なあ、これは何だと思う?」
「旗に見えるかな? 魔王には他の何かに見えてるの?」
それは旗だ、解るよ。
周囲に金のフレンジがたっぷりと付いた、優勝旗より大きな三角旗。
内側は黒と赤の斜線取りで中央には引き拍の金糸で、キラキラと輝く魔王の文字が刺繍されている。
「なんだよ! 魔王ってみんなこんなイメージなのかよ! この世界の魔王どうなってんだ!」
こんな旗が合計で1244枚。
でもまあ、欲しかったものだ。実際これから必要になるが、時間の問題で実行できなかった。それがここで手に入ったのは良しとしよう。
「あとは旗用のポールと墨の入った壺、これは立て看板か……何に使うのかねこんな物。それとボロボロの布が一山。全部麻の衣類だが本当にボロ布で着れそうにはない。それとホテル地下にもあった柱が一本ね。」
これだけか……逆にある意味凄いよ。
金の玉座の上に麻のボロ布を敷いて座って休憩。
本当に……本当に何もない、何も判らない場所だったなー。
死霊のルリアの淡い灯りにぼんやりと照らされながら考える。
柱は炎の精霊に魔力を与えるための物だろう。
あの謎の旗は何だろう、発注したけど恥ずかしくて使えなかったものか?
この尻に敷いているボロ布は前魔王の私服だろうか。そういえばこんな感じのを着ていた気がする。
謎の立て看板は……きっと何か利用法があったのだろうが今の自分にはゴミも同然だ。
そんなことを考えていると……
「魔王様、魔王様、エヴィアさんがどっかへ行ってしまいましたわ。チャンスです! チャンスですよー!!」
ああ、そういえばエヴィアは他の坑道の様子を見て来るとか言ってたな。何かあればいいんだけど。
「それでルリア、何がチャンスなんだ?」
目の前少し上に浮かんでこちらを覗き込んでいるので、ちょっと視線を下げると透き通った白い乳房が目の前に飛び込んでくる。
「約束ですよ、約束♪ あの時お願いを聞いてくれるって言ったじゃないですか。」
引率と伝令をお願いした代償として要求されたのは特別魔力。
死霊達へのボーナスを、ルリアが代表でちょこっと頂くというものだった。
「ああ、確かにな。約束は守る。少し位なら良いぞ。」
「ホントですね!? では頂きますわよー♪」
なんだか大はしゃぎで回りを飛び回る。まあ喜んでくれるのは良い事だ。
しかし、いつも子供っぽい仕草をするのに、こんな時はなんか妖艶だな。
近くに寄って触れそうなギリギリで少し離れ、またギリギリまで寄ってくる。
動くたびにルリアの大きな乳房が服から零れ落ちそうになり、メイド服のスカートの裾からは艶めかしい太ももがチラチラと顔をのぞかせる。
その踊るような仕草が異様に魂を刺激する……触っていいよね?
だが触れようとしてもスカッとすり抜けて触れない。
「ふふふ、踊り子にはお手を触れないようにお願いします。」
「エヴィアと…いい……お前と……いい、なんで…そんな……言葉……」
あれ? なんかおかしい。頭がボーっとする。意識が…………。
「コラー!」
――エヴィア!?
突然声がしたと思った瞬間、目の前を妖艶に飛んでいたルリアの後頭部に、絶妙な角度でエヴィアの回し蹴りが炸裂する。
さすが魔人だ、死霊にも触れるのか。ちょっと羨ましい。
蹴られたルリアは勢いよく壁面の中へと消えていったが、あれは大丈夫なのだろうか。
「魔王は馬鹿かな?」
はにかむような微笑みをしながら怒気をはらむ声で言い放つ。
怖いよエヴィア。
いきなりの言われようだが多分間違っていない。生きるか死ぬかのギリギリまで吸われた感じがするよ。死霊を甘く見過ぎていた……。
翌日、全ての魔人が魔王の居城に集まった。
俺の目の前には三人の魔人。
そして俺の横には立て看板。そこには“魔王反省会“と書かれている。
議題は昨日の一件と、俺自身が魔力をコントロールして過剰に吸われないようにするって事だ。
――すげーよ先代魔王! あんたの用意したもの結局全部使うことになったよ!!
血涙が出そうなほどに悔しい。
だが魔力のコントロールに関しては、付け焼刃ではあまり意味は無いという事で今後の課題として残ることになった。
戦いが終わったら、じっくり学んでいこう。
「それで、今回もこれで良いのか?」
前と同じように、柱に両手を当てて立つ。
「それでいいかな。今回も魔力の調節はエヴィアがやるね。それじゃ出すよ。」
横ではルリアが“反省中”と書かれた看板を首に掛け正座している。あれ誰が用意したんだろう? そんなことを考えながら炎の精霊たちに魔力を分け与える。
結局本来の待機時間に加え、魔力回復のため五日も余分に滞在することになってしまった。
食べ物が無いならないで済む不死者軍団だったからよかったが、食べ物が必要な生物を連れていたら危ないところだ。
ルリアにはもうしばらく反省してもらおう。
◇ ◇ ◇
夜、夢を見た。
目の前には小さな丸い窓。その向こうで俺が戦っている。
革の様な金属の様な、生物的な鎧を着て戦っている。
手には金属の様な、或いは生物の様な剣を持って戦っている。
全身が血に染まり、腰まで浸かる血の池の中を、必死に剣を振り戦っている。
後ろにも小さな丸い窓。そこから誰かが聞いてくる。
――幸せかい?
アレがか? どうかな。だけどあれで良いんだよ。ああやって進むしかないんだ。
それにさ、今の俺は幸せなんだ。心を許せる、命を預けられる仲間がいるんだ。
だから……頑張るよ。
振り向くと、そこには窓は無かった。
そこは巨大なホールであった。ドーム状の壁や床は、石とも金属とも言えぬ滑らかな鏡面に加工され、中央奥にはそれなりに豪華な大きな椅子がある。
ドームの各所には大小様々、床どころか上の方にまで坑道の穴がいくつも空いている。
広さは野球場くらいだろうか? かなりの広さだ。
「考えてみれば地下なんだから、如何にも城ってのがあるわけじゃないんだな」
とことこ歩いていると、坑道よりは音が響く。ここなら玉座から全体まで音が響きそうだ。
「それにしても、なんだいこれ」
少し大きな玉座。黄金で作られたそれには宝石が輝き、美しい装飾が施されてた豪華な造りだが、決して趣味が良いとは言えない野暮さがある。
後ろには人間が使う魔道炉が一つ設置されていたが、今の俺には使えない。
「どんな趣味だよ。それに硬いし痛いし」
実際に座ってみると、硬い金の上に直なのだからすぐに尻が痛くなる。使うにはクッションが必要だろう。
「魔王、こちらが魔王の私室と倉庫かな」
「ああ、行く行く。それが本命だ。スーパー兵器とまでは言わないが、役に立つものがあってくれよ」
しかし――、
「ここが魔王の私室? いくらなんでも質素というか……」
そこは6畳ほどの小さない部屋。地下だから窓は無く、小さな机と椅子、それに本棚。どれも木製で、手作り感満載の粗末なものだ。
本棚には魔術、薬学、生態学、工学の専門書から小説、詩集など様々な種類の古本が雑多に並ぶ。
机の引き出しには羽ペンとインクが入っていたが、日記の様な書かれたものは一切置いてはいなかった。
「こんな処で何千何万年と暮らしていたのかよ……」
それはあまりにも質素というか、みすぼらしいというか、思っていたのとは全く違う生活だった。別に自分が贅沢しようと思っていたわけではない。だが先任者のこの境遇はさすがに想定外だ。
それに生活感が無さ過ぎて、人となりを知るような材料もない。
いや、長くは居なかったかもしれない。いつも戦っていたんだったな。
だがここに戻って来た時、あんた何を考えていたんだよ!
部屋はもう一つ、本当に倉庫であった。
食堂や浴槽などは無く、本当に生活感も欠片もないところだ。
もしここで百年間じっとしていろと言われたら気が狂ってしまうかもしれない。
そして倉庫なのだが……。
「なあ、これは何だと思う?」
「旗に見えるかな? 魔王には他の何かに見えてるの?」
それは旗だ、解るよ。
周囲に金のフレンジがたっぷりと付いた、優勝旗より大きな三角旗。
内側は黒と赤の斜線取りで中央には引き拍の金糸で、キラキラと輝く魔王の文字が刺繍されている。
「なんだよ! 魔王ってみんなこんなイメージなのかよ! この世界の魔王どうなってんだ!」
こんな旗が合計で1244枚。
でもまあ、欲しかったものだ。実際これから必要になるが、時間の問題で実行できなかった。それがここで手に入ったのは良しとしよう。
「あとは旗用のポールと墨の入った壺、これは立て看板か……何に使うのかねこんな物。それとボロボロの布が一山。全部麻の衣類だが本当にボロ布で着れそうにはない。それとホテル地下にもあった柱が一本ね。」
これだけか……逆にある意味凄いよ。
金の玉座の上に麻のボロ布を敷いて座って休憩。
本当に……本当に何もない、何も判らない場所だったなー。
死霊のルリアの淡い灯りにぼんやりと照らされながら考える。
柱は炎の精霊に魔力を与えるための物だろう。
あの謎の旗は何だろう、発注したけど恥ずかしくて使えなかったものか?
この尻に敷いているボロ布は前魔王の私服だろうか。そういえばこんな感じのを着ていた気がする。
謎の立て看板は……きっと何か利用法があったのだろうが今の自分にはゴミも同然だ。
そんなことを考えていると……
「魔王様、魔王様、エヴィアさんがどっかへ行ってしまいましたわ。チャンスです! チャンスですよー!!」
ああ、そういえばエヴィアは他の坑道の様子を見て来るとか言ってたな。何かあればいいんだけど。
「それでルリア、何がチャンスなんだ?」
目の前少し上に浮かんでこちらを覗き込んでいるので、ちょっと視線を下げると透き通った白い乳房が目の前に飛び込んでくる。
「約束ですよ、約束♪ あの時お願いを聞いてくれるって言ったじゃないですか。」
引率と伝令をお願いした代償として要求されたのは特別魔力。
死霊達へのボーナスを、ルリアが代表でちょこっと頂くというものだった。
「ああ、確かにな。約束は守る。少し位なら良いぞ。」
「ホントですね!? では頂きますわよー♪」
なんだか大はしゃぎで回りを飛び回る。まあ喜んでくれるのは良い事だ。
しかし、いつも子供っぽい仕草をするのに、こんな時はなんか妖艶だな。
近くに寄って触れそうなギリギリで少し離れ、またギリギリまで寄ってくる。
動くたびにルリアの大きな乳房が服から零れ落ちそうになり、メイド服のスカートの裾からは艶めかしい太ももがチラチラと顔をのぞかせる。
その踊るような仕草が異様に魂を刺激する……触っていいよね?
だが触れようとしてもスカッとすり抜けて触れない。
「ふふふ、踊り子にはお手を触れないようにお願いします。」
「エヴィアと…いい……お前と……いい、なんで…そんな……言葉……」
あれ? なんかおかしい。頭がボーっとする。意識が…………。
「コラー!」
――エヴィア!?
突然声がしたと思った瞬間、目の前を妖艶に飛んでいたルリアの後頭部に、絶妙な角度でエヴィアの回し蹴りが炸裂する。
さすが魔人だ、死霊にも触れるのか。ちょっと羨ましい。
蹴られたルリアは勢いよく壁面の中へと消えていったが、あれは大丈夫なのだろうか。
「魔王は馬鹿かな?」
はにかむような微笑みをしながら怒気をはらむ声で言い放つ。
怖いよエヴィア。
いきなりの言われようだが多分間違っていない。生きるか死ぬかのギリギリまで吸われた感じがするよ。死霊を甘く見過ぎていた……。
翌日、全ての魔人が魔王の居城に集まった。
俺の目の前には三人の魔人。
そして俺の横には立て看板。そこには“魔王反省会“と書かれている。
議題は昨日の一件と、俺自身が魔力をコントロールして過剰に吸われないようにするって事だ。
――すげーよ先代魔王! あんたの用意したもの結局全部使うことになったよ!!
血涙が出そうなほどに悔しい。
だが魔力のコントロールに関しては、付け焼刃ではあまり意味は無いという事で今後の課題として残ることになった。
戦いが終わったら、じっくり学んでいこう。
「それで、今回もこれで良いのか?」
前と同じように、柱に両手を当てて立つ。
「それでいいかな。今回も魔力の調節はエヴィアがやるね。それじゃ出すよ。」
横ではルリアが“反省中”と書かれた看板を首に掛け正座している。あれ誰が用意したんだろう? そんなことを考えながら炎の精霊たちに魔力を分け与える。
結局本来の待機時間に加え、魔力回復のため五日も余分に滞在することになってしまった。
食べ物が無いならないで済む不死者軍団だったからよかったが、食べ物が必要な生物を連れていたら危ないところだ。
ルリアにはもうしばらく反省してもらおう。
◇ ◇ ◇
夜、夢を見た。
目の前には小さな丸い窓。その向こうで俺が戦っている。
革の様な金属の様な、生物的な鎧を着て戦っている。
手には金属の様な、或いは生物の様な剣を持って戦っている。
全身が血に染まり、腰まで浸かる血の池の中を、必死に剣を振り戦っている。
後ろにも小さな丸い窓。そこから誰かが聞いてくる。
――幸せかい?
アレがか? どうかな。だけどあれで良いんだよ。ああやって進むしかないんだ。
それにさ、今の俺は幸せなんだ。心を許せる、命を預けられる仲間がいるんだ。
だから……頑張るよ。
振り向くと、そこには窓は無かった。
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