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【 戦争 】
丘での商談
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その頃リッツェルネールはリアンヌの丘に来ていた。物資貸し付けの商談のためである。
周囲が自分の行動を監視し、思惑を探っているのは理解している。
元々の名声に加え二度の対魔王戦に参加し生き残った事が、自身の名声を必要以上に高めてしまった為に警戒されているのだ。
だからあえて彼は何の策謀も巡らせてはいない。
むしろ自分の行動に対して、リアクションを起こした者こそが敵であり味方なのだろう。
大体、貸付なんてものは焦げ付くまでは真っ白いものだ。いや、白い部分だけ見せるのだ。
「ここから先は歩くよ。ここで待機していてくれ」
まだ彼は車椅子に頼っている状態であったが、ここから先はそんな無様な姿では入れない。
そこは、このリアンヌの丘全軍を統括するユーディザード王国の庁舎。
車椅子とイリオンを残し、リッツェルネールは呼吸を整え入って行った。
「お久しぶりでございます、マリクカンドルフ・ファン・カルクーツ国王陛下。拝謁の名誉を承り、心から感謝いたします。此度は御用命の書類作成が終わりましたので、お届けに参上仕りました」
「堅苦しい挨拶は無用だ、リッツェルネール君。あまり堅苦しいと、ついつい君を卿と呼んでしまいそうになる。ここは商談の席だ。君の国の流儀で行こうじゃないか」
マリクカンドルフはその220センチの巨体を揺すり面白そうに言う。だが感じる印象は豪快ではなく静。この岩石の様な体と獅子の様に精悍な顔立ちに反して、この男は常に沈着冷静な静かな男であった。
「ケーバッハ、確認しろ」
王の言葉を受け、一人の男――マリクカンドルフより更に静を感じさせる男が進み出る。
“臆病者”のケーバッハ・ユンゲル子爵か。
通常、異名に悪口が付くことは無い。他者を貶すにはそれなりの代償が必要であり、相手が王侯貴族ともなれば、それは死という事になる。だがそれでも悪口が異名となったこの男――。
身長は173センチと高くも無く低くもなし。黒とグレーのメッシュ髪に生気を感じない水色の瞳。彫りが深く窪んだ半眼は病的にさえ見える。一見して影の薄い男。だがその身に纏う空気は、人間というより魔族の雰囲気すら感じさせる。
現在1727歳。現役武官としては世界最年長の男であり、マリクカンドルフの腹心中の腹心である。
「新型浮遊式輸送板のダルカンマン129式を600騎、食料医薬品37万7千トン、補給物資に整備器具18万8千トン。簡易浮遊式輸送板のニーバブル22式を430騎に飛甲騎兵イーゼンヴァッフェル233-1を42騎、それに例の新型が12騎と……」
「よく揃えたものだな。とても15日やそこらで用意できるものではあるまい。いつから準備していた?」
ケーバッハの報告を遮ってマリクカンドルフ王が口を挟む。
「元々は他の国に送る予定だったものです。残念ながら炎と石獣の領域では多くの犠牲者が出ました。それらの国が受け取れない状態になったため、たまたまお声かけ頂いた貴国に御買い上げ頂くことになった次第です」
リッツェルネールは深々と頭を下げて挨拶するが、ケーバッハ・ユンゲル子爵の出している妖怪じみた空気に冷や汗が出る。
――対策はしてあるが、今嘘ですと言われたら顔に出てしまうかもしれないな……。
「まあいい。余としても、喉から手が出るほどに欲しいものだ。買えると言うなら買うさ。だが中央に売れば、3倍の値が付いたのではないか? あそこは今、体面を保つ為に必死だろう?」
「中央ではそこから編成や分配などを行いますので、それでは時間がかかり過ぎます。今我々は未知の事態に突入しておりますれば、事は急を要するかと。これは魔族領駐屯軍全体の問題であると愚考致します」
元々、何の含みも無い商談だ。全て予定通りで何一つ問題はない……だが、突然幕僚席から長身の男が立ち上がると、大きな声を立てながらこちらへと向かってくる。
いかにも優男と言った顔に逞しい体。オレンジの長髪は後ろで一本で束ねられ、着ている軍服も周囲とは違う。
赤に青の二本線。2列に並べられた6つの金のボタン。下も上と同じ色彩の軍服を身に纏い、背には肩には左前で止める、左上腕を隠すマントを着用している。
ティランド連合王国に属するマリセルヌス王国のロイ・ハン・ケールオイオン王。
かつてコンセシール商国との戦いでは、リッツェルネールの防御陣を食い荒らし、逃げ回りながらも国土1200キロを縦断した。ついた異名は”逃避行”。リッツェルネールの天敵ともいえる男であった。
「それは商人としてではなく軍略家としての意見か、リッツェルネール。貴様は腹に何匹も蛇を飼っているからな!」
「勿論、軍略の観点から申し上げております、ロイ・ハン・ケールオイオン国王陛下。特にここリアンヌの丘は魔族領遠征軍の中核です。この地が完全に機能しなければ、他の駐屯地もまた大きな打撃を受けてしまいます。当然ながら、それは我々コンセシール商国の駐屯地にも及びましょう」
だが彼は冷静であり、これもまた事実であった。巨大山脈に遮られた北部方面軍、白き苔の領域で遮られた南部方面軍はそれぞれ別であるが、東部方面軍は全軍がリアンヌの丘を中心として活動している。
ここから更に西の領域を攻略する軍や物資の集積所であり、東部方面軍の心臓ともいえる場所である。間違いなく人類にとっての最重要拠点の一つ。その強化の必要性は、誰もが認識していたのだ。
「まあ良かろう。書類に不備などないし、商国が売るというなら期日に必ず届く。中央なんぞより、よほど頼りになるのは事実だ。なあケーバッハ」
マリクカンドルフ王の言葉に対し、ケーバッハは「左様で」――と答えたのみだった。
◇ ◇ ◇
庁舎を出たリッツェルネールは、すぐに鮮やかな緑の髪の男に呼び止められた。
彼とほぼ同じ176センチの身長で、体も同じように細い。少し臆病さを関させる橙の瞳からはあまり実践豊富といった感じはしなかった。
「中央はそれほどひどい状態ですか?」
――彼は確か……。
「どうもお久しぶりですチェムーゼさ……いや、伯爵となられたのですか」
水色の軍服に白銀と青で彩られたユーディザード王国の鎧。その右肩から胸元へはその国の爵位を表す紋章が刻まれている。絡み合う獅子と鷲。この国では確か伯爵だったはずだ。
さすがに全ての国の形式や紋章を覚えているわけではないが、商談に行く相手の国くらいは頭に入れている。
――さて、おめでとうと言っていいものだろうか……。
しかし目まぐるしく変わる人間関係までは全て把握できていない。
何せこの世界は、親が死んだから子が継ぐような簡単な構造ではないからだ。
メリオが居てくれたらと思うが、それを考えても仕方がない。
「先代のサウシーナ・コレンティア伯爵は、先日戦傷を苦に自害なされました。それで急遽お鉢が回ってきただけですよ」
そんなリッツェルネールの思惑を察してか、先に話を進めてくれる。気が利く男のようだ。
「それで中央の事なのですが――」
「ええ、正直まともに機能していない状態です。平和な頃なら良かったのでしょうが、魔族領侵攻が開始されてからは行動の遅さが際立っています。それでもここはまだ恵まれている方ですよ」
「ゼビア王国ですね……」
補給の失敗による12万人の兵員削減は、魔族領駐屯軍全体に衝撃を与えた。
誰もが死を覚悟して来ているが、それは無駄死にとは全く別の覚悟である。あくまで憎き魔族を倒すための聖戦であり、自殺しろと言われたら死ぬという訳ではないのだ。
「クランピッド大臣が出撃に際して仰られました。時代は変わった、戦力は温存するようにと……。中央がもっと現地の事を考えていればと思うと無念でならないと私は考えます。あの言葉を残して出撃した大臣の魂は、今どこを彷徨っているのか……」
「そうでしたか………我々も考えねばなりませんね。お体も良くないでしょうに、立ち話に付き合わせてしまって申し訳ありません」
「いえ、気にしないで下さい。お互い気を付けましょう」
リッツェルネールに気づいたイリオンが車椅子を押して走ってきたため、話はそこで終わりとなった。
周囲が自分の行動を監視し、思惑を探っているのは理解している。
元々の名声に加え二度の対魔王戦に参加し生き残った事が、自身の名声を必要以上に高めてしまった為に警戒されているのだ。
だからあえて彼は何の策謀も巡らせてはいない。
むしろ自分の行動に対して、リアクションを起こした者こそが敵であり味方なのだろう。
大体、貸付なんてものは焦げ付くまでは真っ白いものだ。いや、白い部分だけ見せるのだ。
「ここから先は歩くよ。ここで待機していてくれ」
まだ彼は車椅子に頼っている状態であったが、ここから先はそんな無様な姿では入れない。
そこは、このリアンヌの丘全軍を統括するユーディザード王国の庁舎。
車椅子とイリオンを残し、リッツェルネールは呼吸を整え入って行った。
「お久しぶりでございます、マリクカンドルフ・ファン・カルクーツ国王陛下。拝謁の名誉を承り、心から感謝いたします。此度は御用命の書類作成が終わりましたので、お届けに参上仕りました」
「堅苦しい挨拶は無用だ、リッツェルネール君。あまり堅苦しいと、ついつい君を卿と呼んでしまいそうになる。ここは商談の席だ。君の国の流儀で行こうじゃないか」
マリクカンドルフはその220センチの巨体を揺すり面白そうに言う。だが感じる印象は豪快ではなく静。この岩石の様な体と獅子の様に精悍な顔立ちに反して、この男は常に沈着冷静な静かな男であった。
「ケーバッハ、確認しろ」
王の言葉を受け、一人の男――マリクカンドルフより更に静を感じさせる男が進み出る。
“臆病者”のケーバッハ・ユンゲル子爵か。
通常、異名に悪口が付くことは無い。他者を貶すにはそれなりの代償が必要であり、相手が王侯貴族ともなれば、それは死という事になる。だがそれでも悪口が異名となったこの男――。
身長は173センチと高くも無く低くもなし。黒とグレーのメッシュ髪に生気を感じない水色の瞳。彫りが深く窪んだ半眼は病的にさえ見える。一見して影の薄い男。だがその身に纏う空気は、人間というより魔族の雰囲気すら感じさせる。
現在1727歳。現役武官としては世界最年長の男であり、マリクカンドルフの腹心中の腹心である。
「新型浮遊式輸送板のダルカンマン129式を600騎、食料医薬品37万7千トン、補給物資に整備器具18万8千トン。簡易浮遊式輸送板のニーバブル22式を430騎に飛甲騎兵イーゼンヴァッフェル233-1を42騎、それに例の新型が12騎と……」
「よく揃えたものだな。とても15日やそこらで用意できるものではあるまい。いつから準備していた?」
ケーバッハの報告を遮ってマリクカンドルフ王が口を挟む。
「元々は他の国に送る予定だったものです。残念ながら炎と石獣の領域では多くの犠牲者が出ました。それらの国が受け取れない状態になったため、たまたまお声かけ頂いた貴国に御買い上げ頂くことになった次第です」
リッツェルネールは深々と頭を下げて挨拶するが、ケーバッハ・ユンゲル子爵の出している妖怪じみた空気に冷や汗が出る。
――対策はしてあるが、今嘘ですと言われたら顔に出てしまうかもしれないな……。
「まあいい。余としても、喉から手が出るほどに欲しいものだ。買えると言うなら買うさ。だが中央に売れば、3倍の値が付いたのではないか? あそこは今、体面を保つ為に必死だろう?」
「中央ではそこから編成や分配などを行いますので、それでは時間がかかり過ぎます。今我々は未知の事態に突入しておりますれば、事は急を要するかと。これは魔族領駐屯軍全体の問題であると愚考致します」
元々、何の含みも無い商談だ。全て予定通りで何一つ問題はない……だが、突然幕僚席から長身の男が立ち上がると、大きな声を立てながらこちらへと向かってくる。
いかにも優男と言った顔に逞しい体。オレンジの長髪は後ろで一本で束ねられ、着ている軍服も周囲とは違う。
赤に青の二本線。2列に並べられた6つの金のボタン。下も上と同じ色彩の軍服を身に纏い、背には肩には左前で止める、左上腕を隠すマントを着用している。
ティランド連合王国に属するマリセルヌス王国のロイ・ハン・ケールオイオン王。
かつてコンセシール商国との戦いでは、リッツェルネールの防御陣を食い荒らし、逃げ回りながらも国土1200キロを縦断した。ついた異名は”逃避行”。リッツェルネールの天敵ともいえる男であった。
「それは商人としてではなく軍略家としての意見か、リッツェルネール。貴様は腹に何匹も蛇を飼っているからな!」
「勿論、軍略の観点から申し上げております、ロイ・ハン・ケールオイオン国王陛下。特にここリアンヌの丘は魔族領遠征軍の中核です。この地が完全に機能しなければ、他の駐屯地もまた大きな打撃を受けてしまいます。当然ながら、それは我々コンセシール商国の駐屯地にも及びましょう」
だが彼は冷静であり、これもまた事実であった。巨大山脈に遮られた北部方面軍、白き苔の領域で遮られた南部方面軍はそれぞれ別であるが、東部方面軍は全軍がリアンヌの丘を中心として活動している。
ここから更に西の領域を攻略する軍や物資の集積所であり、東部方面軍の心臓ともいえる場所である。間違いなく人類にとっての最重要拠点の一つ。その強化の必要性は、誰もが認識していたのだ。
「まあ良かろう。書類に不備などないし、商国が売るというなら期日に必ず届く。中央なんぞより、よほど頼りになるのは事実だ。なあケーバッハ」
マリクカンドルフ王の言葉に対し、ケーバッハは「左様で」――と答えたのみだった。
◇ ◇ ◇
庁舎を出たリッツェルネールは、すぐに鮮やかな緑の髪の男に呼び止められた。
彼とほぼ同じ176センチの身長で、体も同じように細い。少し臆病さを関させる橙の瞳からはあまり実践豊富といった感じはしなかった。
「中央はそれほどひどい状態ですか?」
――彼は確か……。
「どうもお久しぶりですチェムーゼさ……いや、伯爵となられたのですか」
水色の軍服に白銀と青で彩られたユーディザード王国の鎧。その右肩から胸元へはその国の爵位を表す紋章が刻まれている。絡み合う獅子と鷲。この国では確か伯爵だったはずだ。
さすがに全ての国の形式や紋章を覚えているわけではないが、商談に行く相手の国くらいは頭に入れている。
――さて、おめでとうと言っていいものだろうか……。
しかし目まぐるしく変わる人間関係までは全て把握できていない。
何せこの世界は、親が死んだから子が継ぐような簡単な構造ではないからだ。
メリオが居てくれたらと思うが、それを考えても仕方がない。
「先代のサウシーナ・コレンティア伯爵は、先日戦傷を苦に自害なされました。それで急遽お鉢が回ってきただけですよ」
そんなリッツェルネールの思惑を察してか、先に話を進めてくれる。気が利く男のようだ。
「それで中央の事なのですが――」
「ええ、正直まともに機能していない状態です。平和な頃なら良かったのでしょうが、魔族領侵攻が開始されてからは行動の遅さが際立っています。それでもここはまだ恵まれている方ですよ」
「ゼビア王国ですね……」
補給の失敗による12万人の兵員削減は、魔族領駐屯軍全体に衝撃を与えた。
誰もが死を覚悟して来ているが、それは無駄死にとは全く別の覚悟である。あくまで憎き魔族を倒すための聖戦であり、自殺しろと言われたら死ぬという訳ではないのだ。
「クランピッド大臣が出撃に際して仰られました。時代は変わった、戦力は温存するようにと……。中央がもっと現地の事を考えていればと思うと無念でならないと私は考えます。あの言葉を残して出撃した大臣の魂は、今どこを彷徨っているのか……」
「そうでしたか………我々も考えねばなりませんね。お体も良くないでしょうに、立ち話に付き合わせてしまって申し訳ありません」
「いえ、気にしないで下さい。お互い気を付けましょう」
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