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【 出会いと別れ 】
壁への旅路
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翌日の早朝、兵屯地は朝から慌ただしかった。
敵襲とかではなく、ただただひたすら訓練のためらしい。掛け声や、武器同士が当たる高音の響きが周囲に響く。
嫌でも起きてしまい、相和義輝はボーっと考え込んでいた。
――結局昨日も何も起きなかった……。
もしかしたら、魔王云々の話はもう無くなって、自分を呼んだだけで終わってしまったのだろうか。だとしたら、もはや用済み。あとは勝手に好きにしろという事なのか?
だが、いくら考えても答えは無い。
仕方が無いので鍛錬中の兵士に混ざっていると、オルコスが朝の兵鍛を終えて戻ってきた。
「これから帰還なのに休まないのか?」
「日課だからな。毎日の鍛錬こそが生き残る道なんだよ」
なるほど……あの筋肉は毎日の鍛錬の賜物か。
他の兵士達も、ひたすら走り、がむしゃらに武器を振る。
「なあオルコス。これだけやっても、やっぱり大勢死ぬのか?」
そんな鍛錬の姿と、白骨の群れが重なる。これ程に訓練しても、やはり人は簡単に死んでしまうのだろうか。
「ああ死ぬさ。魔族や領域ってのは、結局人間じゃどうやったって及ばないのさ。それでもな――」
オルコスは空を見上げながら続ける。
「一人一人は無力でも、どんなに小さくても、俺たちはこの空を手に入れたんだ」
その顔は、いつもより晴れやかだった。
――なら、もうそれで良いんじゃないのか?
魔王を倒し、世界は平和になった。これ以上、殺す事や殺される事に何の意味があるんだ?
だが、それを伝える事は出来なかった。
小さな硬いパンと豆のスープを飲んだ後、一行はいよいよ門とやらに向けて出発した。
昨日とは違う負傷兵、それに帰還兵を乗せての大所帯での旅路である。
とは言え、今日の夕方には到着するらしい短い旅であった。
「アンタ、夕べ来ると思って待ってたんだよ、まったく」
開口一発、そう言って下乳のお姉さんが自らのシャツを人差し指でグイっと広げると、ぼよよん、そういった擬音が付きそうなくらいはっきりとした上乳が露になる。
「あはははははは、いい顔だねぇ! その気があるなら今夜来な。あははははははは」
どこまで本気にしていいのだろうか。だが、挑戦する価値はありそうに思う。いや、挑戦する。必ず――
「そういえば、名乗っていませんでしたね。自分は相和義輝です。お姉さんはなんてお名前ですか?」
「ああ、あたしかい?あたしはノセリオ・コンベルディエント。敬語なんて使わないくていいよ、奴隷だしね。今年でまだ64歳さ。お姉さんとか言ってるが、多分アンタの方が年上だよ。あはははは」
へー奴隷………いや、奴隷!?
「奴隷って? お姉……いやノセリオさんが?なんで?」
そもそも奴隷ってここまで自由に移動させるものなのか? 後ろの二人のどちらかが主人というふうにも見えない。奴隷そのものに対する考え、いや意味が違うのだろうか。
「あたしの祖国はアッセルム工業都市同盟って言ってね、30年以上前にケルレイ公国に滅ぼされたのさ。で、その時から奴隷さね。国なんて言えないようなちっちゃな所の、まあ社長程度みたいなものだったんだけどね、うちの3代前がそんな立場だったんだよ。だから血族はみんな奴隷行き。家族は全員希望塚へ行っちまったけど、あたしだけには生きていてほしいってお願いされてね」
ノセリオは恥ずかしい過去を語るように話を続ける。実際、本当に恥ずかしいのだろう。
「あたしはそれなりに綺麗だったからまあ普通の奴隷だったんだけどね、やっぱ嫌でさー、自由が無いって。お国柄かねぇ。奴隷ってのは100年間の隷属か20年の兵役で免除されるんだよ。そんで18年前に元の国のつてでね、パトル商国って言う実際には100人位しかいない国の兵役に志願したってわけさ」
「苦労してきたんですね」
「いや、あたしは技術持ちだからね。こいつのおかげで何とか生き延びたよ」
そう言いながら、操縦席をポンポンと叩く。
レバー1本にぺダル1つ。どう見ても技術職的なシロモノではない。
「ああ、これも知らないんだねぇ。こいつを動かすには専門の魔術言葉が必要なのさ。武器や鎧を使ったり、ほら後ろ、ああいった動力への魔力供給は簡単なんだけど、こういった飛んでるやつを動かすにはそれなりの勉強ってのが必要なわけよ。どうだい、少しは惚れたかい? あははははははは」
言い終わるころにはいつものノセリオに戻っていた。
――そういえば。
「その魔力供給ってのと、風を出したりとかの魔法は違うんですか?」
これから覚える決心をした身としてはそれも重要だ。
「あっはっはっはっは、そりゃ違う。別次元の話だよ。アンタじゃ無理無理、あはははは」
いきなり思いっきり否定された。
ちょっと傷つく。
「魔道供給なんてのは、出せればいいんだよ。まあこいつみたいに特殊な出し方をしなきゃいけないようなモノもあるけど、基本的にはほれ、こいつならここ」
――と椅子の横にある丸い金属棒を差す。
「ここの魔道炉に専門の魔力を出せば吸い込んで動いてくれる。後ろもそうだよ。あくまで道具を動かすために自分の魔力を出すってだけさね。だけど自然に干渉するのは別もんだよ」
そう言うと中指と親指を限界まで広げ―――、
「大体このくらいの厚さの呪文書を暗記して、頭の中で再構成して、自然に干渉するように精錬した魔力を出すのさ。魔法の才能があって1つか2つ。天才が100年学んで3つってトコだね。あたしやアンタじゃ勉強するところにすら行けないよ」
なるほど……諦める気は無いが、先は長そうだ。
そんな事を考えているとノセリオさんは少し真面目な顔で――、
「魔法なんてものは元来魔族のモンさ。魔法魔術は魔族の範疇ってね。人間はそれの真似事をしているだけだよ。あまり、深く関わらない方がいい分野さね」
――そう付け加えた。
会話を弾ませながら空を見ていると、太陽が随分と傾いてきている。
相和義輝としては、朝の約束が本当に有効なのか、実際に行ったら凄い顔で罵られるのではないか、そもそも行ける勇気が本当に自分にあるのか、空とノセリオの胸をチラチラ見ながら落ち着かない時間を過ごしていた――そんな時。
「あれはなんです?」
空には変なものが飛行していた。
四角い長方形は浮遊式輸送板を思わせる。しかしそれよりは小さい。全長は8メートル程度だろうか。全体が装甲版で覆われた機体の先端にはランスの様な衝角、両横には翼の様なものが付いている。
何処からどう見ても戦闘機に近いというか……というか戦闘機が何なのか今一つよく分からないが。
「あれはランオルド王国の飛甲騎兵さね。哨戒中なんだろうさ。もう門が近いってことだよ。」
飛甲騎兵ねえ……。
記憶にある確かな形。だがそれは霞のように消え、ただ飛甲騎兵という存在だけが頭の中に残った。
敵襲とかではなく、ただただひたすら訓練のためらしい。掛け声や、武器同士が当たる高音の響きが周囲に響く。
嫌でも起きてしまい、相和義輝はボーっと考え込んでいた。
――結局昨日も何も起きなかった……。
もしかしたら、魔王云々の話はもう無くなって、自分を呼んだだけで終わってしまったのだろうか。だとしたら、もはや用済み。あとは勝手に好きにしろという事なのか?
だが、いくら考えても答えは無い。
仕方が無いので鍛錬中の兵士に混ざっていると、オルコスが朝の兵鍛を終えて戻ってきた。
「これから帰還なのに休まないのか?」
「日課だからな。毎日の鍛錬こそが生き残る道なんだよ」
なるほど……あの筋肉は毎日の鍛錬の賜物か。
他の兵士達も、ひたすら走り、がむしゃらに武器を振る。
「なあオルコス。これだけやっても、やっぱり大勢死ぬのか?」
そんな鍛錬の姿と、白骨の群れが重なる。これ程に訓練しても、やはり人は簡単に死んでしまうのだろうか。
「ああ死ぬさ。魔族や領域ってのは、結局人間じゃどうやったって及ばないのさ。それでもな――」
オルコスは空を見上げながら続ける。
「一人一人は無力でも、どんなに小さくても、俺たちはこの空を手に入れたんだ」
その顔は、いつもより晴れやかだった。
――なら、もうそれで良いんじゃないのか?
魔王を倒し、世界は平和になった。これ以上、殺す事や殺される事に何の意味があるんだ?
だが、それを伝える事は出来なかった。
小さな硬いパンと豆のスープを飲んだ後、一行はいよいよ門とやらに向けて出発した。
昨日とは違う負傷兵、それに帰還兵を乗せての大所帯での旅路である。
とは言え、今日の夕方には到着するらしい短い旅であった。
「アンタ、夕べ来ると思って待ってたんだよ、まったく」
開口一発、そう言って下乳のお姉さんが自らのシャツを人差し指でグイっと広げると、ぼよよん、そういった擬音が付きそうなくらいはっきりとした上乳が露になる。
「あはははははは、いい顔だねぇ! その気があるなら今夜来な。あははははははは」
どこまで本気にしていいのだろうか。だが、挑戦する価値はありそうに思う。いや、挑戦する。必ず――
「そういえば、名乗っていませんでしたね。自分は相和義輝です。お姉さんはなんてお名前ですか?」
「ああ、あたしかい?あたしはノセリオ・コンベルディエント。敬語なんて使わないくていいよ、奴隷だしね。今年でまだ64歳さ。お姉さんとか言ってるが、多分アンタの方が年上だよ。あはははは」
へー奴隷………いや、奴隷!?
「奴隷って? お姉……いやノセリオさんが?なんで?」
そもそも奴隷ってここまで自由に移動させるものなのか? 後ろの二人のどちらかが主人というふうにも見えない。奴隷そのものに対する考え、いや意味が違うのだろうか。
「あたしの祖国はアッセルム工業都市同盟って言ってね、30年以上前にケルレイ公国に滅ぼされたのさ。で、その時から奴隷さね。国なんて言えないようなちっちゃな所の、まあ社長程度みたいなものだったんだけどね、うちの3代前がそんな立場だったんだよ。だから血族はみんな奴隷行き。家族は全員希望塚へ行っちまったけど、あたしだけには生きていてほしいってお願いされてね」
ノセリオは恥ずかしい過去を語るように話を続ける。実際、本当に恥ずかしいのだろう。
「あたしはそれなりに綺麗だったからまあ普通の奴隷だったんだけどね、やっぱ嫌でさー、自由が無いって。お国柄かねぇ。奴隷ってのは100年間の隷属か20年の兵役で免除されるんだよ。そんで18年前に元の国のつてでね、パトル商国って言う実際には100人位しかいない国の兵役に志願したってわけさ」
「苦労してきたんですね」
「いや、あたしは技術持ちだからね。こいつのおかげで何とか生き延びたよ」
そう言いながら、操縦席をポンポンと叩く。
レバー1本にぺダル1つ。どう見ても技術職的なシロモノではない。
「ああ、これも知らないんだねぇ。こいつを動かすには専門の魔術言葉が必要なのさ。武器や鎧を使ったり、ほら後ろ、ああいった動力への魔力供給は簡単なんだけど、こういった飛んでるやつを動かすにはそれなりの勉強ってのが必要なわけよ。どうだい、少しは惚れたかい? あははははははは」
言い終わるころにはいつものノセリオに戻っていた。
――そういえば。
「その魔力供給ってのと、風を出したりとかの魔法は違うんですか?」
これから覚える決心をした身としてはそれも重要だ。
「あっはっはっはっは、そりゃ違う。別次元の話だよ。アンタじゃ無理無理、あはははは」
いきなり思いっきり否定された。
ちょっと傷つく。
「魔道供給なんてのは、出せればいいんだよ。まあこいつみたいに特殊な出し方をしなきゃいけないようなモノもあるけど、基本的にはほれ、こいつならここ」
――と椅子の横にある丸い金属棒を差す。
「ここの魔道炉に専門の魔力を出せば吸い込んで動いてくれる。後ろもそうだよ。あくまで道具を動かすために自分の魔力を出すってだけさね。だけど自然に干渉するのは別もんだよ」
そう言うと中指と親指を限界まで広げ―――、
「大体このくらいの厚さの呪文書を暗記して、頭の中で再構成して、自然に干渉するように精錬した魔力を出すのさ。魔法の才能があって1つか2つ。天才が100年学んで3つってトコだね。あたしやアンタじゃ勉強するところにすら行けないよ」
なるほど……諦める気は無いが、先は長そうだ。
そんな事を考えているとノセリオさんは少し真面目な顔で――、
「魔法なんてものは元来魔族のモンさ。魔法魔術は魔族の範疇ってね。人間はそれの真似事をしているだけだよ。あまり、深く関わらない方がいい分野さね」
――そう付け加えた。
会話を弾ませながら空を見ていると、太陽が随分と傾いてきている。
相和義輝としては、朝の約束が本当に有効なのか、実際に行ったら凄い顔で罵られるのではないか、そもそも行ける勇気が本当に自分にあるのか、空とノセリオの胸をチラチラ見ながら落ち着かない時間を過ごしていた――そんな時。
「あれはなんです?」
空には変なものが飛行していた。
四角い長方形は浮遊式輸送板を思わせる。しかしそれよりは小さい。全長は8メートル程度だろうか。全体が装甲版で覆われた機体の先端にはランスの様な衝角、両横には翼の様なものが付いている。
何処からどう見ても戦闘機に近いというか……というか戦闘機が何なのか今一つよく分からないが。
「あれはランオルド王国の飛甲騎兵さね。哨戒中なんだろうさ。もう門が近いってことだよ。」
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