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IDEA of IDENTITY
魂/プシュケ 三章十節
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♰
「うわあああああ」
悲鳴が上がった時の反応は三者三様であった。
窓辺で微睡んでいたジュリアは椅子から転げ落ちたし、ソファに座っていた司祭は思わず本を投げ、隣の司教がそれをキャッチした。アルフさんの私室でのことである。彼はもう三日間、一度たりとも目を醒ますことなく滾々と眠り続けていて、最初こそはらはらと見守っていたジュリア達だったが、数時間もすれば思い思いに過ごすようになっていた。夜の間は司教が見張り、何かあればホテルに連絡を入れる取り決めをしていた。
日差し麗らかな昼下がりのことである。
前兆はまるでなかった。皆、完全に弛緩していた。そんな折の、突然の絶叫である。ジュリアなんかは本気で心臓が止まるかと思った。
それはどうやら、夢魔も同様だったようだ。
「あ、あれ? あれ?」
彼は動揺していた。辺りを忙しなく見渡したかと思うと、薄手のシーツをひっくり返して中を確かめた。何かを探しているふうだ。
「あれ? あれ……?」
「どうした」
一早く正気に返ったのは司祭である。彼はベッド脇に移動した。
アルフさんは全身にびっしょりと汗をかいていた。
「あ、あの子は? え? 何で?」
「落ち着け。おい」
「お、お、おれ、こわくて、あああの子は? おれまさか、置いて、」
「アルフ!」
一喝する。
古本屋の揺れた瞳に、ようやく意志の光が宿った。
「あ……神父さん……」
「し。静かに。オレの目を見ろ。できるな?」
「はい、はい」
「そうだ。そのまま何も考えるな。オレの質問に答えるだけでいい。それもゆっくりで構わない。――何を見た?」
「か――影」
震える声で、夢魔は言った。
「真っ黒で、恐ろしい」
「そうか。もういい。もういいよ」震える彼の肩を司祭は優しく宥める。「あの子とは誰だ。イッシュを見つけたのか?」
「ち、違う」アルフさんは手で顔を覆い、頭を振った。「あ、れは……いっさんなのに、いっさんじゃ、なかった……誰だったんだ。あ、あの子は無事ですか。神父さん」
「一緒にいたのか」
「逃げたんです。追いかけられて。それで――それで――おれ、わけわかんなくなって。どうしよう。神父さん、おれ、あの子を置いて」
「待て」
神父様と司教様が、同時に面を上げた。
天上を睨むようにする。
「――天啓が下った」
気付いたか、と司祭が訊く。
司教は頷いた。
床にへたり込んでいたジュリアは、ようやく下半身に力を取り戻し、椅子を頼りに立ち上がる。
「ど……どう、されたんですか」
ジュリアはこわくなった。二人の聖職者が険しい顔をしていたからだ。
「ジュリア、帰るぞ」
「え?」
「世話になった。養生しろ」
素早く立ち上がった司祭が、コート掛けに掛けられていたハットを拾い、ジュリアへと放った。その腕をアルフさんが引き留める。
「ど、どういうことですか? いっさんは?」
「心配ない」
彼は言い切った。
「気になるならイェシュアに顔を見せろ」
「神父様。それって――」
「おいで」
言いかけたジュリアの腕を引いて、司祭は足早にアルフさんの部屋を出た。が、すぐに思い出したように引き返し、
「手土産を忘れるなよ!」
ジュリア達は急ぎ教会へと帰還した。
教会の前に車を止めると、エンジンも切らないまま、神父様は外へ出て行った。ジュリアも慌てて後から続く。司教は泰然としていたが、表情は普段より硬かった。
大扉が開かれる。
伽藍とした堂内が覗いた。
七色の光を振り払うように、長椅子を追い越していく。
司祭は最前列の先で立ち止まった。ジュリアは息を弾ませながら隣に並ぶ。
権威を示す十字架と、小さな祭壇の前。
――赤ん坊。
少女を見て、ジュリアはまずそう思った。
長い髪の巣の中で、その子は眠っていた。
ジュリアは司祭の横顔を窺う。彼は足を止めたのではなく、動けないでいるのだった。驚愕する彼に代わって、ジュリアはその子に近付いた。
よく似ている。
でも違う。
イッシュ様と顔立ちは瓜二つだ。手を組み合わせて眠る仕草もそのままである。美しい、寝顔だ――ジュリアは膝をつき、きめ細やかな肌に触れた。頬を撫でると、少女は目を覚ました。長い睫毛が羽のようにしなる。ふっくらした唇が僅か波打つ。一つ一つの所作に不思議な引力がある――瞬き一つとってすら、儚げで、どこか頽落的だ。
ジュリア達はしばし見つめ合っていた。
不思議と、呼吸のタイミングがシンクロしてくる。
少女はゆるりと身を起こした。
「君は……」
小首を傾げると。
絹のごとき髪が流れる。
「誰……?」
露わになった、豊かな肢体に――ジュリアはぎょっとした。
服を着ていない!
ジュリアは慌てて目を逸らした。夏場とはいえ、教会の床はひんやりとしている。何も持っていなかったから、シャツを脱いで、肩からかけてやった。嫌がるから胸の前でボタンを一つ留めた。立ち上がろうとするので押し留める。下も履いていないのだ。
「し、神父様」
「……」
助けを求めて振り返る。
彫像のようになってしまった彼は、怖い顔も、驚いた顔もしていなかった。
ただ、憐れむような表情で、少女を見た。
背後に従うように立つ司教に至っては、いつもと変わらぬ無表情だ。
「わっ!?」
押し倒される。少女の仕業であった。彼女はジュリアの上に寝そべると、実に機嫌が良さそうに首筋に頬ずりした。小動物めいた動作には照れも湧かない。覚えるのは戸惑いだけだ。
下から恨めし気に見上げると、司祭はようやくいつもの皮肉な笑みを浮かべていた。
「気に入られたようだな」
「何、言ってるんですか……」
正直、ほとほと困り果てているのだが。
この子は誰で、肝心のイッシュ様はどこにいるのだ。どうして二人はそんなに落ち着いていられるのだ。何かわかっているのなら説明してほしい。少女をこのままにしておくわけにもいかないだろう。
司教様が踵を返した。帰るのか、と司祭が訊ねた。
「ひとまず。また様子を見に参ります」
「来なくていい。電話を入れる」
「そうおっしゃらずに。仔羊の炙り焼きをご馳走しますよ」
好物でございましょう、と肩を揺らして笑う。
うむ、と司祭は気まずそうに口ごもる。
「い、行っちゃうんですか」ジュリアはなんとか身を起こした。少女は変わらずジュリアの胴にしがみついている。わけがわからなかった。何も解決していないのに、この空気。これではまるで――。
まるで。
この子が。
「ジュリアくん」司教様の瞳が光った。潤んだせいで、陽光を反射したのだ。「どうか、その子の傍にいてあげてくださいね」
うんともすんとも返せなかった。
司教は去っていった。
ジュリアは床に目を落とした。埃が溜まっている。もう何日もモップをかけていないからだ。誰も足を踏み入れていないからだ。ならばこの子はどうやって。
この場所に。
――頭が痛い。
もはや、混乱から叫び出す寸前である。
無性に喉が渇いていた。
「神父様」
助けて――。
司祭は目を伏せて、次いで少女を見た。無邪気な笑顔を悲し気な瞳に映していた。やがて喉を通った声は、ジュリア同様、干からびていた。
「イッシュだ」
「え?」
「その子はイッシュなんだよ、ジュリア」
ジュリアはにっこりと笑う少女に目を落とした。ジュリアの上で、彼女は楽しそうに剥き出しの脚を振っていた。彼女に問い質したかった。あなたの名前は? けれど彼女は答えないだろう。
少女は口がきけなかった。
「うわあああああ」
悲鳴が上がった時の反応は三者三様であった。
窓辺で微睡んでいたジュリアは椅子から転げ落ちたし、ソファに座っていた司祭は思わず本を投げ、隣の司教がそれをキャッチした。アルフさんの私室でのことである。彼はもう三日間、一度たりとも目を醒ますことなく滾々と眠り続けていて、最初こそはらはらと見守っていたジュリア達だったが、数時間もすれば思い思いに過ごすようになっていた。夜の間は司教が見張り、何かあればホテルに連絡を入れる取り決めをしていた。
日差し麗らかな昼下がりのことである。
前兆はまるでなかった。皆、完全に弛緩していた。そんな折の、突然の絶叫である。ジュリアなんかは本気で心臓が止まるかと思った。
それはどうやら、夢魔も同様だったようだ。
「あ、あれ? あれ?」
彼は動揺していた。辺りを忙しなく見渡したかと思うと、薄手のシーツをひっくり返して中を確かめた。何かを探しているふうだ。
「あれ? あれ……?」
「どうした」
一早く正気に返ったのは司祭である。彼はベッド脇に移動した。
アルフさんは全身にびっしょりと汗をかいていた。
「あ、あの子は? え? 何で?」
「落ち着け。おい」
「お、お、おれ、こわくて、あああの子は? おれまさか、置いて、」
「アルフ!」
一喝する。
古本屋の揺れた瞳に、ようやく意志の光が宿った。
「あ……神父さん……」
「し。静かに。オレの目を見ろ。できるな?」
「はい、はい」
「そうだ。そのまま何も考えるな。オレの質問に答えるだけでいい。それもゆっくりで構わない。――何を見た?」
「か――影」
震える声で、夢魔は言った。
「真っ黒で、恐ろしい」
「そうか。もういい。もういいよ」震える彼の肩を司祭は優しく宥める。「あの子とは誰だ。イッシュを見つけたのか?」
「ち、違う」アルフさんは手で顔を覆い、頭を振った。「あ、れは……いっさんなのに、いっさんじゃ、なかった……誰だったんだ。あ、あの子は無事ですか。神父さん」
「一緒にいたのか」
「逃げたんです。追いかけられて。それで――それで――おれ、わけわかんなくなって。どうしよう。神父さん、おれ、あの子を置いて」
「待て」
神父様と司教様が、同時に面を上げた。
天上を睨むようにする。
「――天啓が下った」
気付いたか、と司祭が訊く。
司教は頷いた。
床にへたり込んでいたジュリアは、ようやく下半身に力を取り戻し、椅子を頼りに立ち上がる。
「ど……どう、されたんですか」
ジュリアはこわくなった。二人の聖職者が険しい顔をしていたからだ。
「ジュリア、帰るぞ」
「え?」
「世話になった。養生しろ」
素早く立ち上がった司祭が、コート掛けに掛けられていたハットを拾い、ジュリアへと放った。その腕をアルフさんが引き留める。
「ど、どういうことですか? いっさんは?」
「心配ない」
彼は言い切った。
「気になるならイェシュアに顔を見せろ」
「神父様。それって――」
「おいで」
言いかけたジュリアの腕を引いて、司祭は足早にアルフさんの部屋を出た。が、すぐに思い出したように引き返し、
「手土産を忘れるなよ!」
ジュリア達は急ぎ教会へと帰還した。
教会の前に車を止めると、エンジンも切らないまま、神父様は外へ出て行った。ジュリアも慌てて後から続く。司教は泰然としていたが、表情は普段より硬かった。
大扉が開かれる。
伽藍とした堂内が覗いた。
七色の光を振り払うように、長椅子を追い越していく。
司祭は最前列の先で立ち止まった。ジュリアは息を弾ませながら隣に並ぶ。
権威を示す十字架と、小さな祭壇の前。
――赤ん坊。
少女を見て、ジュリアはまずそう思った。
長い髪の巣の中で、その子は眠っていた。
ジュリアは司祭の横顔を窺う。彼は足を止めたのではなく、動けないでいるのだった。驚愕する彼に代わって、ジュリアはその子に近付いた。
よく似ている。
でも違う。
イッシュ様と顔立ちは瓜二つだ。手を組み合わせて眠る仕草もそのままである。美しい、寝顔だ――ジュリアは膝をつき、きめ細やかな肌に触れた。頬を撫でると、少女は目を覚ました。長い睫毛が羽のようにしなる。ふっくらした唇が僅か波打つ。一つ一つの所作に不思議な引力がある――瞬き一つとってすら、儚げで、どこか頽落的だ。
ジュリア達はしばし見つめ合っていた。
不思議と、呼吸のタイミングがシンクロしてくる。
少女はゆるりと身を起こした。
「君は……」
小首を傾げると。
絹のごとき髪が流れる。
「誰……?」
露わになった、豊かな肢体に――ジュリアはぎょっとした。
服を着ていない!
ジュリアは慌てて目を逸らした。夏場とはいえ、教会の床はひんやりとしている。何も持っていなかったから、シャツを脱いで、肩からかけてやった。嫌がるから胸の前でボタンを一つ留めた。立ち上がろうとするので押し留める。下も履いていないのだ。
「し、神父様」
「……」
助けを求めて振り返る。
彫像のようになってしまった彼は、怖い顔も、驚いた顔もしていなかった。
ただ、憐れむような表情で、少女を見た。
背後に従うように立つ司教に至っては、いつもと変わらぬ無表情だ。
「わっ!?」
押し倒される。少女の仕業であった。彼女はジュリアの上に寝そべると、実に機嫌が良さそうに首筋に頬ずりした。小動物めいた動作には照れも湧かない。覚えるのは戸惑いだけだ。
下から恨めし気に見上げると、司祭はようやくいつもの皮肉な笑みを浮かべていた。
「気に入られたようだな」
「何、言ってるんですか……」
正直、ほとほと困り果てているのだが。
この子は誰で、肝心のイッシュ様はどこにいるのだ。どうして二人はそんなに落ち着いていられるのだ。何かわかっているのなら説明してほしい。少女をこのままにしておくわけにもいかないだろう。
司教様が踵を返した。帰るのか、と司祭が訊ねた。
「ひとまず。また様子を見に参ります」
「来なくていい。電話を入れる」
「そうおっしゃらずに。仔羊の炙り焼きをご馳走しますよ」
好物でございましょう、と肩を揺らして笑う。
うむ、と司祭は気まずそうに口ごもる。
「い、行っちゃうんですか」ジュリアはなんとか身を起こした。少女は変わらずジュリアの胴にしがみついている。わけがわからなかった。何も解決していないのに、この空気。これではまるで――。
まるで。
この子が。
「ジュリアくん」司教様の瞳が光った。潤んだせいで、陽光を反射したのだ。「どうか、その子の傍にいてあげてくださいね」
うんともすんとも返せなかった。
司教は去っていった。
ジュリアは床に目を落とした。埃が溜まっている。もう何日もモップをかけていないからだ。誰も足を踏み入れていないからだ。ならばこの子はどうやって。
この場所に。
――頭が痛い。
もはや、混乱から叫び出す寸前である。
無性に喉が渇いていた。
「神父様」
助けて――。
司祭は目を伏せて、次いで少女を見た。無邪気な笑顔を悲し気な瞳に映していた。やがて喉を通った声は、ジュリア同様、干からびていた。
「イッシュだ」
「え?」
「その子はイッシュなんだよ、ジュリア」
ジュリアはにっこりと笑う少女に目を落とした。ジュリアの上で、彼女は楽しそうに剥き出しの脚を振っていた。彼女に問い質したかった。あなたの名前は? けれど彼女は答えないだろう。
少女は口がきけなかった。
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