いつでもおいで

アスパラ

文字の大きさ
上 下
14 / 14
日常の欠片

たいへんだ

しおりを挟む



「あ・・・ごめんねパパ」

今にも泣きそうな父に手を伸ばすと父は私の横を通りリビングに走る

ま、まずい

「心弥ー?なんか父さん走ってったけど、どうしたの?」
「あ、麻灯ー」

麻灯に飛びつくとぎょっとしながらも頭を撫でてくれた
好き

「え、なになに」
「パパに汚い言葉を使っちゃったー」

そう言うと麻灯は撫でていた手を止め、両手で頭を掴み、頭を潰しにかかってくる
嫌い

「いででででででごめんごめんごめんなさーーーいーーーーー」

ジタバタともがくと手を離してくれた

「全く、ほら、早く母さんのところに行きな」

リビングの横に和室が繋がっており、そこに仏壇がある
母さんが家族を見ているところ

その前で熱心に何かを読んでいる父
[子供がぐれる理由]

父の周りにも本が積まれている
[立派な大人にするべきこと]
[思春期にするべき親の行動]
[親孝行する娘]
・・・etc

あーーーもーーーー

こうなって放置すると暫く本を読んで実践してまた読んでは実践
それが倒れるまで続ける
その中でも最悪なのは、ご飯なりお風呂なり散歩なりがあると、ご飯を食べた後であろうとやってくるし、お風呂については兄が引きずられていった事を見た事があるし、散歩は朝、といえるのか位の早朝に叩き起こされて行った事がある

だが、止めることは実はとっても簡単なのだが、たまに意地をはることもある

しかし、最近は意地を張ると疲れることを学んだので最近は見ていない

今回も早めに対処しないと

もう救急車にお世話にもなりたくない
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

Novels ピリオド

しゆん
青春
Period.という名前で音楽やっています。 6曲入りの音源を作りまして、その曲に1作ずつ小説を描きました。 テッテレー! 【HP】https://period10.wixsite.com/mysite

サブキャラは主人公!

林道二日
青春
 誰しも自分のことを主人公と思っている。いやそうだと確信している!だって俺がそうだったからっ!この物語はサブキャラと主人公のお話。

俺の学園生活

つなお
青春
初の作品 高校一年生 主人公、智也くん ごくごく普通の高校生の恋愛兼青春小説

【完結】おれたちはサクラ色の青春

藤香いつき
青春
国内一のエリート高校、桜統学園。その中でもトップクラスと呼ばれる『Bクラス』に、この春から転入した『ヒナ』。見た目も心も高2男子? 『おれは、この学園で青春する!』 新しい環境に飛び込んだヒナを待ち受けていたのは、天才教師と問題だらけのクラスメイトたち。 騒いだり、涙したり。それぞれの弱さや小さな秘密も抱えて。 桜統学園で繰り広げられる、青い高校生たちのお話。 《青春ボカロカップ参加》🌸 各チャプタータイトルはボカロ(※)曲をオマージュしております。 ボカロワードも詰め込みつつ、のちにバンドやアカペラなど、音楽のある作品にしていきます。 青い彼らと一緒に、青春をうたっていただけたら幸いです。 ※『VOCALOID』および『ボカロ』はヤマハ株式会社の登録商標ですが、本作では「合成音声を用いた楽曲群」との広義で遣わせていただきます。

妻がヌードモデルになる日

矢木羽研
大衆娯楽
男性画家のヌードモデルになりたい。妻にそう切り出された夫の動揺と受容を書いてみました。

産賀良助の普変なる日常

ちゃんきぃ
青春
高校へ入学したことをきっかけに産賀良助(うぶかりょうすけ)は日々の出来事を日記に付け始める。 彼の日々は変わらない人と変わろうとする人と変わっている人が出てくる至って普通の日常だった。

幾千の恋が煌めくこの世界で

詩季乃よる
青春
恋愛短編集です

暗闇を鳴らせ

羽田悠平
青春
 中学時代にチームを全国大会準優勝に導き、世代随一のバスケットボール選手として将来を嘱望される存在だった大石佑太。しかし何故かその全国の決勝以来バスケットボールの世界からは身を引き、明成高校に進学後も部活には入らず仲間たちと気ままな生活を謳歌していた。  明成高校の同じ新入生で男子バスケ部マネージャーの鈴村未央は、そんな佑太を根気強くバスケ部に勧誘する。男子バスケ部は今年中に全国大会に出場出来ねば廃部になることが決まっており、戦力の補強が急務だった。父・兄ともに明成バスケ部のOBである未央は、何とか男子バスケ部を守ろうと必死だった。  しかし佑太は、度重なる未央の誘いを頑なに断る。そして次第に、佑太が心に抱える傷が明らかになっていく。

処理中です...